樹下だより
仏にお線香
昨日に続いてお地蔵さんのことです。およそ20年前、求めた時の目鼻はもう少し柔らかな感じでした。
本日スタッフと水洗いをさせて頂きました(うーん、言葉遣いが難しい)。
清めた後の顔に昔のような和みが現れました。
そしてみなでお線香。
さっぱりしましたね、ずっと居てください。
もう少し馴染みのいいお線香立てにします。
放っていた仏像を急にあがめたり、節操なく大変恥ずかしく思います。東北(北東)への祈り、亡きA氏の偲びほか、このお地蔵さんを大切にしていきたいと思っています。
春らしくなってきました。
新潟県上越地域(上越市・妙高市・糸魚川市)は桜の開花を迎えて春が勢いを増しています。大災害に心沈みますが、時には樹下美術館などをお訪ねいただき、しばし心安んじていただければと思っています。
本日は直江津茶屋さんからcasa secoのせいこさんがお見えになっていました。電車と春風に乗っていらしたせいこさん、ゆっくりしていただけたでしょうか。お会い出来て嬉しかったです。
御礼 拙画展の終了 水仙
ご報告が遅くなりましたが、2月18日からの拙画展が一昨日3月30日に終了いたしました。
主催いただいた新潟市・知足美術館様の知らせでは697名のご入場者ということ。皆様には大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。
夕方の冷気とともに自分たちの香りも下りてきてみな満足そうでした。
日暮れても素顔の気品水仙花
堀口すみれ子さん ふたたび。
「来年やまざくらの咲く頃にまたお越し頂けますか」。昨年6月樹下美術館で堀口すみれ子さんに、“父・堀口大学を語る”をお話しいただいたあと、そうお尋ねした。「分かりました、喜んで」とお返事くださった。なんとも言えない光栄と幸福に包まれた。
昨年は堀口大学とご一家のご紹介を中心にとても丁寧にお話しいただいた。今年は大學の高田における話題に加えて湘南(葉山)に移られてからのことまで及ぶ予定。
すずやかなお声と気品の堀口すみれ子さん。講演会と花の季節はそこまで近づいた。再び興味尽きないご講演を待って胸がときめく。
講演会参加ご希望の方は直接樹下美術館の受付か予めお電話でお申し込み下さい。参加費お一人様1000円は当日の窓口でお受け致します。
電話 025-530-4155 樹下美術館
(火曜休館日)
テレビ新潟、弥生寒波の取材
吹きつける雪、縮かむ体、文字通り寒の戻りの一日。テレビ新潟のクルーが見えて取材があった。「夕方ワイド新潟一番」の木曜日特集「いい旅にいがた」で放映予定の取材だった。「上越市の旅」の中でほかいくつかの施設とともに紹介される。
思慮される藤井ディレクター、見慣れたすっきりな内田アナウンサーはじめ、クルーには丁寧に撮って頂いた。
雪は続くらしいが、大雪でなければ予報で言う“弥生寒波”を情緒としたい。雪中、何組かお客様もお見えくださって心から感謝致します。
カフェ 食器のラインナップ
2011年樹下美術館の初日、常連さんのお顔などで静かに始まったようでした。早い年ならもうクリスマスローズの蕾が顔を出しますが、今少々残雪の中の我慢です。
カフェのお抹茶茶碗は7碗減らし、新たに3碗加えて10碗に整えました。
カフェのアンティーク&ヴィンテージの食器もワイルマンを減らし、ドイツ・ババリアのアールデコと英国シェリー社の三角ハンドル・アールデコを加えました。
このたびのドイツ食器の形状や絵柄には独特の鋭さと明るさを感じます。
上掲④のミントンシノワズリ(中国趣味)以外の器はアールデコ調を思わせます。アールデコはおよそ1910~30年代を中心に世界を席捲した様式です。直線と曲線の妙味、軽々としたフラット感が印象的です。
2011年度倉石隆展示作品についてのご案内
3月2日から開館致しました樹下美術館の絵画ホールの倉石隆作品は今年いっぱい以下のような展示を行います。
倉石隆は太平洋戦争に応召され昭和20年実家の高田市に復員しました。困窮の時代にあって再上京までの間、実家で用済みになった様々な伝票、書類に多くのデッサンが残されました。
このたびはホール正面に「赤い布を巻いた女」「琢也」の大きな油絵を二枚架け、この左右に高田時代のデッサンを配置しました。空腹の自分、愛する家族、小品ながら画家の深い眼差しが伝わります。
デッサンは上掲のほか、さらに「自画像」、「笑う女の子」、「ビンの群に文」、「クルミのデッサンに文」が加わります。
なお陶芸ホールに「妙高山」「画室」「朱色のチューブ」の油彩を、
カフェには「眠る児」「椅子の婦人」のデッサンを架けました。
※デッサンのタイトルは、いずれも当館で付けさせていただいた仮題です。
2011年齋藤三郎(陶齋)展示作品についてのご案内
3月2日から開館致しました樹下美術館の陶芸ホールの齋藤三郎作品は、今年いっぱい以下のような展示を行います。氏の色絵、染附、鉄絵、金彩、辰砂などの代表的な作品を展示。親しみの中に漂う穏やかな気品や変化をお楽しみください。
芸術の起伏の中で一貫されたのは、人と草花(自然)への優しい心(雪国の人の心)ではないでしょうか。
展示作品は上掲のほか、色絵籠に柚子文飾皿、白磁彫椿文鉢、金彩陶箱3種、手桶花生2種、色絵色紙芍薬文鉢、鉄絵柳文大皿、鉄絵蝋抜き四弁花文鉢、赤絵掻落し柘榴文壺、染附辛夷文壺、鉄絵蝋抜き草文角瓶、雪花文金彩香合、染附香合、鉄絵柿文手付鉢、鉄絵急須4種および鉄絵湯呑各種、白磁および染附の急須に染附ざくろ文湯呑5客がございます。
はじめての日曜日
個展はじめての日曜日、午後になると切れ目なくお客様が見えられた。
新聞の記事を見て来た、という方が多くてその影響を実感させられる。NHK新潟放送局が3月1日の情報番組で放送するという。スタジオの出演を乞われたが、平日なのと恥ずかしいのでお断りした。作品の紹介などはちゃんと放映して頂けるということで有り難い。
個展とはいえ、上越代表で頑張るぞ、樹下美術館は頑張るぞ、という気持ちがしてきた。あと38日、作品も頑張れ。
厳冬の樹下美術館 高田の人は雪の道踏みがうまい。
一息入れながら雪は降り続く。今夕,冬期休館中の樹下美術館に用事があって入った。屋根の雪は下に落ちるようになっているが、それがカフェの窓をすっかり覆っている。
あたりはおよそ80㎝余りの積雪。私が行く前に妻が雪を踏んで道を付けてくれた。高田の生まれだから道つけは平気、いやむしろ好きかもという。長靴を履いて横向きに5回ずつ踏むとちょうどいいということだった。
新雪につけた道は踏み外すとズボッと腰まで埋まる。しかしさすが高田の人、うまく歩けるように踏んであった。
いよいよ明後日に印刷屋さんが齋藤三郎の図録原稿を取りにくる。写真部分で50ページあったのを何とか48pにした。それでも114葉あった。
各作品のサイズ、時代、作品名、ほかに挨拶、作家年表、作品一覧など繰り返し見ているがやはりミスが見つかる。校正はよほど念を入れなければ,,,。
図録の質は美術館そのものの質、すこしでも良い物にしたい。そう、まだ表紙もあった。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
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- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 長野市からの団体さんと倉石隆の作品。
- 加齢で不自由になる生活を「老化ゲーム」で。
- 昨日のオーケストラアンサンブル上越公演 ピアノとティンパニーのスリリングな即興演奏。
- 柿のカラス対策、お彼岸のオハギ、今日の食事。
- 遅くなりましたが上越市長の三田発言から「三田青磁」。
- 2025年、樹下美術館秋の催し三題
- 「小3の凄まじい体罰」をお読みいただいて。
- 上越市八千浦中学校の皆さま。
- 小3の凄まじい体罰 その3 終章。
- 小3の凄まじい体罰 その2。
- 小3の凄まじい体罰 その1。
- 小学校に上がるまでジャンケンを知らなかったAちゃん。
- 台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る その2。
- 今朝方の雷雨 その昔、台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る。
- 厳しい残暑のなか頸城野の稲刈り。
- ほくほく線のポストカードで。
- 気に入って頂いたほくほく線電車の写真。
- 今年初めての赤倉CC 仕事上の最年長になっている。
- 今年前半の「お声」から 刈り入れ前の田んぼの雀。
- 週末の上京 小5の築地と叔母の周辺そして「横浜事件」。
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