樹下だより
小生の植物画(ボタニカルアート)展のお知らせです
恥ずかしながら来月18日から新潟市で小生の植物画(ボタニカルアート)展が行われます。所蔵されている方からも一部お借りして50点ほどの予定となりました。
主催者さんが作成されたポスターやDMなどが届きましたので宣伝させていただきました。春を迎える1ページになればと存じます。
“花の命を描く” 杉田玄ボタニカルアート展
●とき:2月18日(金)~3月30日(水)
●ところ:新潟市「知足美術館(ちそく美術館)」
新潟市中央区新光町10番地2
技術士センタービル別棟2F
TEL 025-281-2001
●開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
●入館料300円
●休館日:会期中は無休です
※会場は県庁の左側(西側)4,5百メートルほど、
うす紫色のビルが二つその間になります。
41日間の長期展示です。お近くお越しの方、ご興味の方は
お気軽にお寄り下さい。
伝票や書類に描かれた倉石隆の素描自画像
●当時までの倉石隆
1916年(大正5年)新潟県高田市(現上越市)に生まれる。
1933年(昭和8年)高田中学(現高田高等学校)を卒業後、上京。
1936年(昭和11年)太平洋美術学校に入学、1939年卒業。
1941年(昭和16年)画家を志して森永製菓の宣伝部を退職。
1942年(昭和17年)文部省美術展覧会(東京府美術館)に「台所」が入選。
1943年(昭和18年)高田に疎開後応召、看護兵として病院船に乗り組む。
1945年(昭和20年)敗戦により高田に復員。
1947年(昭和22年)新潟県立北城高等学校の美術教師を始める。
第一回前衛美術展に「行水」「粥をすする児」「燈火の家族」を出品。
1948年、自由美術家協会に入会。
1950年(昭和25年)再び上京。
以上の年譜は
「新潟市美術館企画展示図録 郷土作家シリーズ 倉石隆展」
編集:新潟市美術館 松沢寿重 発行:新潟市美術館©1995年9月14日
を参照しました。
明けましてお目出度うございます そして「お声」の追加
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
樹下美術館のこともどうか宜しくお願い申し上げます。
ホームページ「お声」に平成21年後半に皆様からいただいた館内ノートへのコメントを追加して、掲載させて頂きました。
Till We Meet Again
パティ・ペイジ「Till We Meet Again」
今日、樹下美術館は皆様のおかげで無事に今年の営業を終えました。開館以来4年大賑わいというわけではありませんが、コンスタントにお訪ねいただいていて喜んでおります。
来年の開館は3月2日(水曜日)です。何とか齋藤三郎、倉石隆両氏の図録二冊を仕上げて美術館らしくしなければと思っております。
また、2月18日から3月30日まで小生の拙ボタニカル作品の個展が新潟市・知足美術館であります。お近くにお越しの際にはどうかお寄り下さい(大雪でなければいいのですが)。
最後に今年一年、素敵な皆様にお訪ねいただきました。また多くのブロガーの方々に樹下美術館をお書きいただきました。心からの感謝をこめまして“有り難うございました”を申し上げます。
※ノートは今後も書いて行きたいと思っています。
※書き忘れる所でした。シーグラスのチョーカーは季節外れでしたが、15個売
れました。
おだやかな日曜日と感謝
今年最後の日曜日、思ってもみない穏やかなお天気でした。
足許の悪い中、大勢お見えくださって、本当に有り難うございました。
皆様にはゆっくりくしていただいてとても幸せでした。
セリーヌ・ディオン“ラヴィアン・ローズ”
樹下美術館は明日で今年度を終了致します。
マッシュルーム・けやき
ちょうど一年前のノートに名作椅子「マッシュルームスツール」のことを書かせていただきました。記事で当椅子が2008年12月パリにおける「日本の感性展」で好評を博し、09年10月にパリ装飾芸術美術館のパーマネントコレクションに選らばれた事を記しました。
この秋、デザインした山中グループは装飾美術館の選定記念に限定100脚のマッシュルームを制作しました。これまではマホガニーとクスでしたが、記念スツールはケヤキで制作されました。
樹下美術館に加わった「マッシュルーム・けやき」(左手前)、フレッシュです。
その昔1961年に家具メーカー天童木工は家具コンペを行いました。3人の学生、山中グループがデザインしたスツールが入賞を果たします。しかし作品は2003年の商品化まで41年間も眠り続けました。眠りを覚したのは昨今のミッドセンチュリーへの人気でした。マッシュルームは復刻後一気にパリ装飾芸術美術館の永久収蔵まで登りました。
2007年、樹下美術館開館の際に絵画ホールの椅子にと天童木工のスツールからマッシュルーム二脚を選びました。後で山中グループのお一人が当館収蔵作家・倉石隆氏のご長女と知って大変驚きました。
「マッシュルームスツール・けやき」には和やかな味わいがあります。どうぞご興味のある方は以下からご覧ください。 山中康廣建築設計事務所&YAMANAKA DESIGN OFFICE
今日から上越市一帯も今年初めての寒波に入り、降雪に見舞わました。
サントリーの限定ワインCENTURYのサプライズ
本日昼、岩の原葡萄園社長・坂田敏さんが貴重なワインを携えて訪ねて下さった。サントリーが営む「登美の丘」におけるぶどうづくり100周年の記念醸造ワインで、1200本の限定「CENTURY」。サントリーからの贈り物だった。何ページもの資料が付いていて、ほんの先だって12月1日発売とあった。
シャトー ラフィット ロートシルトで知られるドメーヌ バロン ド ロートシルト社との提携25周年の祝いも込められ、両社共同で開発醸造されている。
ぶどうは、日本で摘んだカベルネ・ソービニオン、プチ・ヴェルド、メルロを主力に川上善兵衛が確立したマスカットベリーAも入る。 「伝統的なボルドースタイルでありながら、日本をイメージするエレガントなワイン」を目指したと謳われていて、非常に楽しみだ。
それにしてもサントリーホールディングス社から樹下美術館はいつも心に掛けて頂いて感謝に堪えない。2007年の開館に際して副社長・鳥井信吾氏からシャトー・ラグランジュの珍しい白を二本お届けいただいた。また今年7月の岩の原葡萄園120周年では氏みずから来館され1200mlの記念マグナムボトルを頂戴した。このたびは小生の県知事表彰の祝いということ、思ってもみなかった。深く痛み入り言葉もない。有り難うございました。
夕食は岩の原スパークリングワイン「ブラン・ド・ブラン ローズ・シオター」で
牡蛎など
頂いたワインはみな取ってある。齋藤三郎のいにしえの縁とはいえ、ささやかな当施設を気に掛けて下さるサントリーさんには心から勇気づけられる。樹下美術館もさらに先へ向かって成熟を果たして行きたい。
サプライズと、良いお天気に恵まれた1日だった。
12月、イルミネーションとマジック
ちょっと待って、と叫んでも暦は聞いてくれない。そっけなくさっさと行ってしまうので走って追いつくより仕方がない。今、昨夕のことを3日午前0時過ぎに書かせていただいています。
さて先週末から樹下美術館でもクリスマスイルミネーションを点けた。4年目になり痛んだ部分もあって少々追加した。静かな所のせいか暗くなると止まって見てくださる車もあると聞いた。来年はもう少し足してみようかなと思った。
ブロガー「シャッターチャンスは今」さんには小生の写真よりもずっときれいに紹介頂き感謝しています。
ところで昨夕刻、ある納会があった。幹事の知り合いということで今大活躍のMagician KAZさんがゲストでこられた。各テーブルを回って楽しいマジックを見せてくださった。それぞれ趣向を変えて文字どおりあっと驚くパフォーマンスを披露された。
ルックスも表情も良く手もきれいで手品は非常に魅力的だった。来る12月17日(金)にはデュオセレッソで世界的なジャグリングのパフォーマーたちを交えて氏がプロデュースするショウがある。クリスマスに相応しい楽しいステージが目に浮かぶ。
きっと彼は世代を超えて愛されることだろう。膨らむ期待と楽しい時間を有り難うございました。
あふれる詩心ー版画と陶芸ー 川上澄生/棟方志功/齋藤三郎 展
長岡市の新潟県立近代美術館で「あふれる詩心」展を観てきた。二人の版画家川上澄生と棟方志功、それに陶芸家、齋藤三郎(陶齋)の作品が堪能できる充実した企画展だった。
広い館内いっぱいに質の高い作品群。親切でわかりやすいキャプションが付いてとても楽しめた。心惹かれたのは三人の作家を貫く柔らかなキーワードで、上越との関わりだった。それは祖父母の故郷だったり、開けた愛好家の縁結びだったり、恩師の知己などだった。
齋藤三郎(陶齋)は彼らを上越に迎える役割を大いに果たしている。高田を訪れて陶齋窯で絵付けする川上澄生の写真は非常に新鮮だった。また、戦前における若き陶齋と棟方志功の出会いも興味深い。
実は昭和30年前後、陶齋の案内で棟方志功が我が家でお茶を飲んでいる。母はその時の事を覚えていて、志功は面白い事を言っては皆を笑わせたという。
「私が家に帰るとね、知らない人が居るのでコンニチワ、と言うのです。するとその人は、ボク、ボクだよお父さん、と言うんだ。息子だったんだね、ワッ、ハ、ハー」、と。志功は笑いながら自ら不自由な眼のことを、話したということだ。
樹下美術館が収蔵している米大舟頌(べいだいしゅうしょう)
陶齋とともに棟方が当地大潟区を訪ねた時のこと。とある祭の境内で一帯に伝わる米大舟という踊りを見てとても喜び、上機嫌で踊りの輪に加わった。その折に米大舟頌という小ぶりな作品を残した。しぐさもお腹も溌剌として可愛い作品だ。
最後に、陶齋は戦争で応召されるまでのひと時を、神奈川県の鵠沼(くげぬま)で作陶した。今回、当時の貴重な壺が展示されていた。明るい瑠璃色の地に釘で描かれたのは芍薬だろうか。澄んだ青に引き締まった造形、素早い描線。信じがたいほどの完成度だった。
若い時の陶齋には神がかりと思われる作品がある。
館内の説明パネルと図録に樹下美術館が紹介されていた。
樹下美術館で齋藤三郎を飾れることを幸せに思った。
展覧会は来年1月24日(日曜日)まで開催です、ぜひご覧下さい。
何とか陶齋分の図録原稿が
樹下美術館の図録について年頭の予定では、まず齋藤三郎氏の分が7月上旬に出来るはずだった。これが超ペースダウンをして現在11月下旬にしてようやく原稿的なものが出来てきた。
A4サイズのエクセルシートに写真とキャプションを割り付けて、元版となる大きな写真をディスクに取る。あくまで素人仕事、一応挨拶文も仕上がり、これからプロの目が入る。
壺、飾皿(25P、写真75枚)・食器類(17P、40枚)・茶道具(4P、18枚)・絵と書(4P、24枚)・紋様集とサイン集(3P、小サイズで68枚)。合計53P、大小写真225枚ほどのボリュームになった。予定よりも5Pオーバーとなったが削れなかった。
印刷屋さんに、これでは全然ダメですね、と言われればやり直しだろう。図録は大きな公的美術館の展覧会で2年前後かかるとも聞いている。挑戦してみて如何にタフな仕事かが分かった。出来上がりには、必ずや批判もあろう。それを最小限にすることが課題のような気がする。
これまで完成の予定を書いてはきたが、大幅に遅れるだけで全く当たらなかった。このたび齋藤三郎氏分が通れば倉石隆氏分にとりかかって両者来年3月いっぱいまでに何とかと、楽観が顔を出す。その楽観の裏で少々胃が痛んでいる。
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