樹下だより
4年に一度の選挙はフナ釣りと桜の季節。
自分の小学生は低学年のころからよく大潟区の池に行って釣りをした。
JRの潟町駅のすぐ東にある小さな御手洗池か、遠くて大きな朝日池へ行った。
長い竹の一本竿を覚えたばかりの自転車にくくりつけ、
下水脇などでミミズを掘って空き缶に入れて出かけた。
近所の友達と一緒だったり、一人でもよく行った。
時経て昭和50年代、喘息で通ってこられた小学生の患者さんからヘラブラ釣りが面白いです、
と聞いて何年か再び朝日池に通ったことがある。
ちょうど今頃からフナやコイの浅場への乗っ込み(産卵)が始まり、よく釣れる。
雑木林のヘリで釣っていると、遠くの田んぼを走る選挙カーの音声が池面を伝わって
次々と聞こえてきたことがあった。
統一地方選挙は4年に一度4月に行われる。
本日、ある候補者の一行十数人の方が、樹下美術館に寄ってお茶を飲まれたと聞いた。
寒い日だったのでほっと一息つかれたことだろう。
候補者の皆さん体に気を付けてどうか最後まで頑張って下さい。
釣りを勧めてくれた小学生の患者さんはすっかり丈夫になり、後年スポーツインストラクターとして一家をなした。
立派なお孫さんもいるらしい。
(現在大手スポーツ用具販売会社で東日本本部のCEOをされているようです)
明日はお天気が回復する模様だ。
暖かな春の雨は良い雨。
昨夜から風が吹き始め、本日は雨も伴った。
風は予報通り南風で木がしなるほど強くは吹かなかった。
そのため心配した植えたばかりのモミジやクリスマスローズは無事だった。
無事どころか、ほこりも立たず暖かな雨hは耕された田畑の発酵を促し、
草木の芽吹きや開花を促す恵みの雨だったと思う。
明暗の段になった穏やかな雨雲。
すぐれない日の雲にも見所がある。
お申し込みは予めのご来館時の窓口か お電話 025-530-4155 でどうぞ、
会費は当日受付で頂戴致します。
本日雨風の日にご来館頂いた皆様有り難うございました。
新幹線は〝第三潮流〟 観光客と旅人 そして樹下美術館。
北陸新幹線が開業して一週間、一昨日は上越妙高駅とはくたか号を見た。
列車外観と駅はかつて見た新幹線のどれよりもはるかに洗練されていた。
そのため輸出用のモデルにもなっているのでは、とまで思った。
あまりに立派で自分が恥ずかしくなったほどだった。
これで好むと好まざるを問わず当地も文化、文明の最先端と関わることになった。
乗るのも、迎えるのも相応の理解と認識が求められよう。
間違いなく信越、北陸地方に〝第三潮流〟(最後ののうねりが)が来たのだ。
(※最終潮流→第三潮流 3月22日に変更。新幹線の延伸を、戦後復興→高度経済成長期に次ぐ第三の文化経済潮流としました)
それに付いて行けるか押し流されて終わるか、北陸新幹線の第2ラウンドが始まる。
通勤のほかに新たな人の出入りも考えられる。
旅行者と言えば観光客と旅人の二つのニュアンスがあろう。
観光客は大小のツアーでメジャーなスポットを回る。
旅人はおもに一人旅、あるいは二人などで旅情に任せて気ままに歩く。
観光客は目立つが旅人も無視できないカテゴリーにちがいない。
当地においても場所によって訪ね方に違いを生じるような気がする。
妙高市の山並みの風光は旅人、巨大リゾートやスキーは観光。
上越市の町並みと里は旅人、花見・蓮・謙信公・佐渡は観光と言う風に。
当然これらは一概に分けられるものではないし、ミックスもあろう。
それでも伝え方や迎え方に違いと工夫が必要ではないだろうか。
ちなみに樹下美術館は上越妙高駅から遠隔の田園に位置している。
越後トキメキ鉄道やほくほく線、あるいは在来の信越線の乗り継ぎは旅人向きだ。
いつかそれらを利用してやって来られる人を迎えることが出来れば、とても嬉しい。
早春の庭 上越に新幹線が走るとは未だ信じられない。
うっかりストーブを消したままで急に寒さに気づく。
風邪に気を付けなくては。
そんな寒暖の季節、以下のような樹下美術館の花はみなけなげです。
先日は庭だけご覧になった方がいらっしゃいました。
歓迎です、是非可愛いクリスマスローズやトサミズキを見てやってください。
さて、まったく追いつけない我が家の北陸新幹線ブーム。
先日電気屋さんから頂いた富山のお菓子屋さんのパッケージは良く出来ていました。
実は開業の日に、発車チャイムくらい聞こうと新駅に向かってみたのですが駐車場にも入れずに帰って来ました。
本来の目的と少々違うような気もしましたが、イベントというのは凄いものですね。
明日午後の休診を利用して駅と列車を見て、ぜひとも「夏は来ぬ」のチャイムを聴いてみたいと思っています。
その前に、ちゃんとホームまで行けるか心配です。
出来れば轟音と共に通過するであろう「かがやき」の迫力とスピード感も期待しています。
新幹線が、それもピカピカの最新型が上越を走るとはいまだに信じられない感じです。
何気ない夕暮れの贈り物 佐々木忠さんのギター演奏会。
本日火曜日は樹下美術館の休館日。
晴天、無風、20℃にもなった暖かさ、三拍子揃った良い日の休館は勿体なかった。
すっかり日が長くなり夕陽が楽しめるようになった。
一見何もない夕暮れの四ツ屋浜。
しかし、夕もやの光があり、果てしない大気があり、ゆっくり過ぎる時間があり、
なんだかんだといいながら自分がいる。
ふとした時間でも中身は十分だ。
ルネッサンス、バッハ、佐々木氏への献呈曲、そして浜辺の歌まで。
ドイツの音楽大学教授として多くの演奏者を育てられた佐々木氏。
ギター本場の音色が樹下美術館のすみずみまで美しく響くことでしょう。
〝お申し込みはお電話 025-530-4155 でお待ち致しています〟
どうか良い明日でありますように。
今年の始まりは晴天に恵まれた。
今日今年の開館日は良く晴れました。
およそ閑散で始まる樹下美術館ですが、本日30数名のお客様は近年の記録でした。
窓外の水盤には雀の群も飛来して遊んで行きました。
展示やお渡ししている短い作品解説も好評で、皆様には賑やかにして頂きました。
明日、樹下美術館は本年の開館です。
長らくお待たせ致してましたが、樹下美術館は明日から今年の開館です。
今年の倉石隆は「倉石隆の男性」、齋藤三郎(陶齋)は「陶齋の鉄絵と色絵」の展示です。
●「倉石隆の男性」:氏の描く男性は老人や子ども以外はおよそもじもじしたり、沈黙したり、寂しそうだったり、ともすれば滑稽です。美しく描くより本物を描きたい、という倉石氏。このような描き方は氏の骨頂でありましょう。「自画自賛」を嫌った氏独特のダンディズムを感じますが、如何でしょうか。
●「陶齋の鉄絵と色絵」:鉄を主成分とするうわぐすりや顔料を用いて製作されるのが鉄絵です。窯炊きの条件や鉄の濃度などで黒、茶、緑、黄色、赤などに発色します。一見地味ですが、器は落ち着いた風合いを見せます。一方色絵は多色を用いて絵付けをしますが、陶齋の色絵は華美に走らず上品です。氏は様々な技法を自在に駆使しました。
展示作業を終え皆様に差し上げる資料を刷り、カフェや庭はすっかり整いました。
カフェだけのご利用もOKです。
クリスマスローズの「ニゲル」という種類です。初めは真っ白ですが、次第に赤っぽく色が変わります。
この種類だけの庭もいいだろうなあ、と思っています。
雪が溶けたばかりですが早くも庭のヤブコウジの端でイチゲが咲き始めました。
カフェの正面の木立の中にクリスマスローズを移植したり新たに植えたりしました。
まだ寒い庭ながら、きっと目を楽しませてくれることでしょう。
どうか本年もお楽しみに。
何卒宜しくお願い申し上げます。
悩ましい芝生の苔。
樹下美術館を取り巻く近景としての芝生は目に優しい。
特にカフェでは芝越しに草花や樹木を見るので目が休まるように感じられる。
ところで建物を囲む北側の芝生に随分苔(主にハエゴケ)が進出してきている。
特に樹木がある場所は芝の下の地面が殆ど苔で被われる状態になっている。
庭全体に言えることだが、今冬雪が少なかったのも苔拡大の一因ではないだろうか。
そこで本日、試しにピンセットを持ち出して芝生の苔をつまみ取ってみた。
取れるのだが40分行ってこの程度。
散らばって残った苔はすぐにまた広がりそうだ。
ピンセット作業は少しもはかどらず、また殆ど動かないので体が冷えて中止した。
知り合いの園芸屋さんに電話で助言を求めた所、水はけを良くするために樹木の回りに土を盛ることも方法だとお聞きした。
確かに苔は木の周囲ほど多く、しかも木の回りは幾分へこんでいる。
十分な肥料を与えることも良いようだが、まず土を盛ることから試してみたい。
所変わって、カフェ前の芝生は西南向きで樹木も無く、かつ傾斜が付いていて一切苔は無い。
苔の場所はカフェと正反対の条件になっている。
つまり苔に適しているとばしょと言える。
いっそうここだけ苔にしようか?悩ましい。
ピンセットのあと草花の移植と施肥を行った。
本日、男性スタッフがすっかり雪囲いを取り去り、分厚い落ち葉を処理してくれた。
間もなく今年の開館!
健診を受けた ああ旅情であれば。
本日、毎年妻共に受けているドック健診があった。
詳しい結果は後日になるが体型に関する数値はさらに改善されていた。
BMI20,2、体脂肪率16%台は3年前には22,2と21,1%だった。
階段昇降に加え、昨年夏から自分なりの筋トレや軽めのダンベル(1㎏)体操を続けていたのが良かったようだ。
これらは健康のため、同じ服を着るため、時折のゴルフの成績向上を願ってのこと。
ちなみに、昨年秋練習もしないのに最後のゴルフで突然100を切ったのはダンベルのお陰だと思った。
さて健診の帰りに早い夕食を回り寿司で食べた。
それから写真を撮りながら帰って来た。
以下はその写真です。
ホームセンターで展示備品、歯ブラシ、クルマユリの球根を買った。
人生は色々な事がある。出来れば〝ああ無情〟ではなく〝ああ旅情〟であれば。
2015年の開館に向けて。
本日午後、来る15日の開館を前に予定作品の取り出しと庭仕事がありました。
寒くはないが暖かくもなかった曇り空、5名の女性達が出てはかどりました。
また、くびき野NPOサポートセンターからお二人が来られ、今年の予定などのインタビューがありました。
3年前のことを覚えておられ、「あの時も図録を出すので機関誌への投稿はできない、とおっしゃいましたね」と非常に鋭い突っ込みを頂戴しました。
本当に今年こそなので、どうかどうかお許しください。
いつもくびき野NPOサポートセンターさんの熱意には心動かされるのです。
「いまあるものをいっそう磨く」
「お客様には、お迎え以上に丁寧な見送りを」
の目標と意味などをお話してみた次第です。
さて今年の展示です。
齋藤三郎(陶芸)は「鉄絵と色絵」、倉石隆(絵画)は「倉石隆の男性」です。
陶芸はこれまでの作品に幾つかの新たなものを交えて「鉄絵と色絵」を半々ずつ展示致します。
20作品で44ピース(食器などは一作品で5,6点のピースがありますため)展示です。
「落ち着きVS華やぎ」、「渋さVS明るさ」の対比や用途などを思い巡らせながら、どうぞお楽しみください。
絵画はこれまでの作品の中から男性を描いたものを7点架けます。
倉石氏の男性は子供と老人以外は、大抵もじもじしたり、押し黙ったり、滑稽だったりしています。
「美しさより本物」を意識し、「自画自賛を嫌った」倉石氏ならではの骨頂とダンディズムではないでしょうか。
4月末にに倉石氏の縁者さんが「油彩 男の像」を運んで来られ、5月から展示の予定です。
カリカチュア風(漫画的)なとても面白い作品です、どうぞそちらもご期待下さい。
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