空・海・気象

聴いてみないと分からない 分校小学校クラス会 発電所の夕暮れ。

2018年3月10日(土曜日)

今夕小学校3年まで通った分校のクラス会があった。
毎年ノートに書かせて頂いたいるクラス会は旧潟町村
(現上越市大潟区潟町)で昭和23年に分校の1年生
になった者たちの会で、延々と続いている。

本日幹事の報告では現在26名が残っているという。
入学時に50名はいたので、70年経って半分だけ残
ったことになる。
そのまた半分の12人が集まった。
生きながらえたのは、ひとえに運が良かったのと親の
産み方のお陰以外無い。
そしてF君、Mさん、T君、、、ら早世した同級生の顔
が必ず浮かぶ。

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今夕、ある方から聞いた話から、あらためて人と家族に
歴史あり、を思わずにはいられなかった。

祖父は神奈川県で特高、それを嫌った父は終戦後、共産
党員になり、こちらの地元で新聞を発行した。
その夫を早く亡くた母は失業対策事業に出るようになった。
ある日、母が道路工事をする現場を見て涙があふれた。
ある夜は窓を開けて星を見ながら泣いた、と。
後に私はそのお母さんを看取っていたが、そのような話
など全く知らなかった。96才まで認知症もなく、しゃ
んと生きられたお母さんだった。

いつも明るい人からこんな話を聞き、ああ分校小学校のク
ラスに歴史ありを思った。

またT君は、俺たちのメシなんて、サツマイモの回りにち
ょびっとご飯つぶがくっついているだけだった、と話した。
細かく切ったサツマイモがおかゆに浮いていたのは自分も
食べた。
今思えば悲しいが、当時はそれで嬉しかったのではと思
う。
いえ、思えば大勢でかゆをすすったのが、なにか幸せな
光景としてよみがりさえする。

だれ一人自己責任だのマキャベリズムだのポピュリズムだ
のと、生意気を言う人もいない、幼少において裸足で駆け
ていただけの者たちが集まる、どこか愛おしいクラス会だ
った。

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集まりの前に撮った火力発電所の夕暮れ。
そばで若い女性がシャッターを切っていた。
うまく撮れましたか、私は大した写真になりませんでした。

 

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本日朝日池はマガモの雌の意外な落ち着き。

南風の午後、トクサ刈り 雲の猫。

2018年3月8日(木曜日)

季節風に代わって南風になった本日、雲は怪しい
形状を見せた。

1
西方の妙高連峰。滑らかな波を描いたモノトーンの雲。
ビュービュー吹く西寄りの季節風ではこうならないようだ。

今月15日の開館が迫ってきた。庭の雪は大方片づき、本
日午後、気になっていたトクサを刈った。
例年、雪による倒伏に備えて短く刈っていたが、今冬はサ
ボって様子を見ることにした。
それがドカ雪に見舞われバラバラになってしまった。

 

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刈る前の様子。

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途中から妻が加わり、一時間少々の格闘でスッキリして
きた。手前と左に刈った草。トクサは庭の大切なアクセン
トなのでひと安心。

作業を終えて見上げた雲はやはり怪しい雰囲気。

 

4

 

中央に猫か子供に見えなくもない模様があった。

 

5

以前行ったようにそれらしい部分をなぞって猫を描いてみた。

6
少々無理もあるが猫風になり、右目がハートに見えるので
イタズラを加えた。

開館を前に南風が可愛い“招き猫”をプレゼントしてくれた、
ということにさせてもらった。

南風さん、雲さん、ありがとう、猫さんまでも。

雪消えと鳥たち。

2018年2月28日(水曜日)

晴れたり曇ったり、昨日に続いてやや温かった日。
一月半ばのどか雪以来、何度となく鳥たちが餌に不自
由しているのではないか、と書かせて頂いた。
それで雪の少ない道路や人家に鳥が近づく様子なども
載せてみた。

雪解けがすすんだ本日午後、特養の回診の帰り道に美
術館に近い田んぼを走り、鳥の影を探した。

 

1
早速目に入ったサギは高速道路下のフェンスで餌を探し
ている風だった。何があるのだろう、人の気配が近いこん
な場所にいるとは。

 

 

2
一部の田んぼではかなり雪解けが進み、餌場が戻っ
て来た。

 

3
その田の一角、道路のすぐそばで餌をあさるコハクチョウ。
顔と長い首を泥だらけにして、食餌している。手前の鳥な
どはひどく痩せて見えた。

 

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白鳥と一緒にマガモも食餌していた。人に敏感なこの鳥
が道路のそばにいるのも驚きだった。稲の株根などを食
べているのか。

短時間、車での鳥探しだったが、やはり普段と違うよう
に感じた。
サギが高速道路の土手下の道に、マガモが県道脇に、比
較的人と距離が近い白鳥にしても、車から数メートルの所
まで来ていた。

明日から3月、北への移動が次第に近づき、のんびりして
いると渡り鳥にとって苦手な暖気が来てしまう。
豪雪のため空腹だったであろう鳥たちは、食べるために人
など恐れていられない。
明日からひどい低気圧が近づき次第に嵐になるという。
気温は10度を越えるらしく、風雨が吹き付ければ雪はさら
に消えるだろう。

上下浜の野外造形は風が仕上げた?

2018年2月27日(火曜日)

このところ雪は止んでいて、樹下美術館の頸城区で最
大113㎝、仕事場の大潟区で100㎝だったのがそれぞ
れ58㎝と34㎝に減った。(各区総合事務所の計測)

本日たまたま上下浜で見た捨てられた雪が、面白い形
状になっていた。

 

1
西側から見た雪の山。砂が付いて真っ黒状態。

2
東側からみると真っ白。

横である南側から見ると、、、

3
きれいなツートン。
当初はごつごつ凸凹していたであろう塊が解けて、次
第に滑らかな形状になったと思われる。

ツートンの色分けは季節風の西風が砂を飛ばし、西側
部分だけに砂を付けた結果であろう。
それにしても、きれいに色分けされていて驚いた。

雪解けで全体が小さくなり、砂が密集したため色が濃く
なっていることもツートンを引き立てているかもしれな
い。
このおしゃれなアートは人が仕度をし、季節風が仕上げ
たという事で良いのではないだろうか。

この先また荒れ模様となるらしいが、風雨が主なら雪消
えが加速しよう。

免状拝受の茶会 春の夕の海。

2018年2月25日(日曜日)

本日、長年の稽古によって茶道裏千家の准教授免
状を戴いた方達が師を招いてお礼の茶会をされた。
不肖私も参席させて頂いた。
お炭の後に食事、お茶は続き薄茶の流れで進められ
た。

1
白酒には桃の花びらが散らされていた。

2
手まり寿司は大潟区土底浜は都寿司さんのお世話。

3
解良正敏さんの三彩の器に漬け物。

4
お菓子は上越市黒井「さかづめ」さんの引千切り。

 

5
何とも滑らかだった濃茶。

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春を飲む趣がした薄茶。

 

床は「春入千林所々鶯」の一行書から椿とトサミズキの
蕾へと変った。

雑木が混じる庭の雪は50㎝ほどに縮まったのか、陽光
色を増し、雪解けの雨だれがずっと聞こえていた。
暖かな窯の湯気、桃、鶯、さわらび、春風、おひな様な
ど春の趣向に包まれて上気するのを覚えた。

温かな先生の眼差しと、お弟子さんの一生懸命さが一番
のご馳走だった。

本日お茶と厨房に精魂こめられたお二人様、お目出度う
ございました。そして本当にお疲れ様でした。個々隅々
楽しませて頂き、有り難うございました。

 

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お茶を終えて今日も海へ行った。おぼろ風な夕陽が波と
遊ぶのを飽かず眺めた。

 

春の海 私なりのロコモティブ対応。

2018年2月24日(土曜日)

午後は9度ほどになり、暖かく感じられた昨日、い
つものように柿崎海岸を歩いた。
なぜ柿崎かと言えば、広い砂浜が残っているのと、
砂浜歩きは脚、私の場合右股関節のために良いから
と思っている。
もともと歩行の際、右足を出す時に痛みを感じていた
が、砂浜で敢えて右を大きく振り出して歩いた後には
楽になることが分かった。

関節や筋の痛みは休めるか、使うか(ストレッチやト
レーニング)の判断は原因によって別れる。
私のは加令現象で、休めると固まり、朝方の歩き始
めに痛みを伴うものだった。
それで砂浜では特に右股関節を支える筋と腱を伸ば
すよう意識して歩くようにした。
今の所1800~3000歩(風の有無で変わる)く
らいが、ちょうど合っていると感じている。

いずれにしても、少なくとも数年前には何の問題も無
かったことだった。

 

1
変化のある潮だまりが殺風景な砂浜を楽しくしてくれる。

 

2
波には強弱があり、時折大きな波がやってきて、潮だまり
に海水を補給する。西の方角は日射しによって銀色に輝き、
とてもきれいだった。

 

3
駐車場の東端が雪捨て場になっている。

 

4
どんどん解けていた。

 

さて老人の円滑な動作にはアキレス腱の柔軟さも重要で
あり、室内で十分だが、ストレッチは大切だ。
続ければ初めのころよりも痛み無く伸ばせるようになる。
中腰や前屈も制限されてくるので、屈伸や軽めのスクワ
ットは効果がある(軽いダンベルも役立つ)。
自分の各動作は、20回が過不足ないように感じている。

屋内の歩行はなるべく平均台を歩くように中心を決めて行
い、後ろ向き、斜め向きなどは階段昇降とともに役立つ。
やってみて少しでも痛みを感じる動作は、止めるのではな
く、体がストレッチの必要箇所を教えていると考え、そこ
の強化に取り組むと良いのではないだろうか。

但しいずれも疾患ではない老化を主因と仮定した対応なの
で一概に勧められるものではない。またそれぞれ年令によ
っても工夫が必要だと思われます。
私の場合、目的は少しでも仕事を続けたいのと、庭いじり
やゴルフができれば、ということで行っています。

こうなると自分の年令が問題になりますが、本意ではあり
ませんが、2月1日に76才になりました。

火力発電所の蒸気。

2018年2月22日(木曜日)

良く晴れた日、気温は4度までだったようだが雪解け
が進んだ。
昨朝ふんわりと積もったが、それも大方解けている。

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本日午後、火力発電所から上っていた蒸気の迫力。
特段に寒かった訳でもなく、どんなことがあるとこの
ように大きな白煙になるのだろう。
まだエネルギーを沢山内包しているように見え、温
室などに利用できればいいのだが。

田んぼはまだ厚い雪の下。雁や白鳥たちを見ないが、
餌付けが行われている瓢湖へでも行ったのだろうか。

誰が何と言おうと春はそう遠くない。

2018年2月15日(木曜日)

晴れ間の無い日だったが雪も降らなかった。
この一両日で雪は急に減り一時の半分近くにまでなった。
各戸では家まわりの雪を掻いて辺りをきれいにし始めた。

まだ降るかも知れないが、それぞれの暦と勘で一種春を
迎える仕度をしているように見える。

私も老腰(ろうよう、造語です)にむち打って、除雪機
がうず高く積んだ診療所駐車場の片隅の雪を崩してみた。
一定の感じが出たので、無理は禁物、後日の楽しみとし
た。

午後休診の本日の歩行のためいつもの柿崎海岸へ。

 

1
↑表面は砂だが踏むとわずかな雪が現れた。

2
風紋がきれいだった。

4
↑水平線上の空が赤味を帯び、寄せる波に色が映ってい
る。

3
波打ち際に前後が無い不思議?な足跡。
渚を帰る時に見た私の行きの足跡。15分ほどの間に波が
上手に前後を消していました。
本日の海岸には私の足跡だけしかありませんでした。

帰りの時計が4時50になろうとしていた。
冬至から間もなく二ヶ月になる。
明るい。
空と海に覗いた色と私の時計から春はそう遠くはない。
いえ、誰が何と言おうと、お天気にどんな都合があろうと、
冬は終わろうとしている、と考えながら帰った。

暖かかった日 空腹の鳥たち フードロス。

2018年2月10日(土曜日)

気温が10度を少し越えた本日、雪消えが進んでいた。
午後の海は柿崎を40分ほど歩いた。

海を離れ、新-柿線の周囲で鳥を探した。

1
海は穏やかだったが、時折強い波が来てはこの様に砂浜
に上がってくる。

2
おすのキジが道路を横切った。

3
道路で餌をあさっていたホオジロ。

4
水田の鳥マガンが舗装した農道に集まっているとは、と
ても驚いた。近くに農場の作業所があり、そこの人が鳥
の空腹を見かねて飼料などを撒いたものか。

5
白鳥の群がじっとしていた。

6
電柱はタカたちに人気がある。可愛い目のこの鳥はチョウ
ゲンボウでしょうか、私にはノスリなどと区別が付きませ
ん。この距離なら飛び立ってもいいのに、じっとしていま
した。

8
道路に近づこうとして立ち止まったキジの雌。

水田も野も林も深い雪に被われてしまい、鳥たちは餌を
探せず困っている。
空腹の彼らが地面が露われている道路や家の周囲に向か
おうとするのは仕方がないことだ。
おしなべて動作や反応が鈍く感じられたり、細く見えたり
するのも食べていないからであろう。

一方で、売れ残った恵方巻きを前に、もうこんなことは止
めよう、と言った業者の呟きは色々な意味で聴くに値する。

諸事情により、ピント外れが多くて申し分けありません。
キジは直近でしたので、かなりピントが合いました。全てコ
ンパクトデジカメ(いつものパワーショット)でした。

あのトキはどこに居るのでしょうか。

雪空かし、さすが旧源(みなもと)村の人 福井県の大渋滞とヘリ。

2018年2月7日(水曜日)

現在除雪,雪かきが一般的だと思うが、以前家庭で
は「雪空かし」や「雪どかし(退かし)」などの呼
び名で行われていたことが思い出される。
地域によってはまた別の言い方があるかもしれない。

本日在宅訪問で伺った先は旧源村から来られて長い
お宅だった。
驚くほどきれいに除雪され、出入りは本当に楽だった。

 

1
前後左右とも十分な余裕。
向こうの坂道を行く車はデイサービスの送迎車。

2
久し振りに履いたというカンジキ。これで脇道からゴミ収
集場まで奥さん(おばあさん)が道を付けたという。「なに、
これくらい普通ですわ」と仰った。

3
美術館の近く、雑木林のニセアカシアに付いた雪が淡
い桜色に見えたのが不思議だった。

さて、越後の雪は寒を過ぎてから本番、とは古老の話。
だが越後ではなく、越前福井県の大渋滞など、現状は
深刻だ。
大渋滞は先頭や要所要所にスリップや転倒などを起こし
た車輌が原因していることが多くあろう。
無理かと思うが、自衛隊の大型ヘリで要所の車輌を次々
に吊り上げて退かし、前後に余裕を作り、そこへ大型除
雪車を下ろすなどすれば半分以下の処理時間で解消さ
れるもしれない。

長期化した閉じ込めは、ドライバーに思わぬ事故が危惧
される。
食品、医薬品はじめ物流、通勤も深刻な状況のようだ。
こんがらがった糸のように一度手がかりがつけば、混乱は
一気に解消されるのではないか。まず半日でも良い、まと
まった作業が出来る晴れ間と大規模な救援が待たれる。

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