ゴルフ、プロ一年目20才の渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝。
4日間の全英オープンゴルフ選手権でプロテスト合格一年目、国内2勝、弱冠20才の渋野日向子選手が優勝した。
世界五大メジャー大会であり、厳格に選び抜かれた強豪選手に混じり、常に上位を維持した優勝は本当に素晴らしい。
昨日に続き、ワンストローク差で選手がひしめき合う中、何度も首位が入れ替わる。駄目かも知れないと思いつつ夜中中TVを観た。しかし後半でじわじわ追い上げ、2打差を逆転し劇的な結果で終わった。
最終ホールの第二打。臆することなく振り切ってグリーンに乗せる。
最後の最後、18ホール目のパットを一打で決め優勝に届いた。
公式スコアにサイン後、表彰式に臨む。
周囲への反応の良さは抜群。
笑顔が印象的だが、平静さを取り戻すためトイレに駆け込むことがあった、という。
以下若干のつたない感想です。
●ボールを遠目に置き、前傾ぎみに構えて振り抜くスウイングは近時珍しい。
→小柄な日本人には向いているかも知れない。また如何に鍛えられているかも分かる。
●四日間上位を争った選手たちはいずれも70代を出す日があった。
→渋野選手は全て60代で回ったはず、さすがの安定感。
●競技中、常に上位を維持するメンタルコントロールは並大抵な事ではない。
→モチベーション維持とリラクゼーションをこまやかに工夫していることが窺われ、賢い人なのだろうと想像した。
●日本の国内女子ツアーは選手の服装・化粧がまことに華美。
→全英の参加選手たちは渋野を始め一様にシンプル。ドレスコードがあったのだろうか、爽やかな印象だった。
(日本国内では見た目、外見を重視しすぎ)
●優勝トロフィーは小さく地味に見える。
→しかし賞金7400万円はさすが質実の国、英国らしい。
(ついでに、EU離脱などしなければ良かったのに)
●表彰式のスピーチは紙を見ながらだったが、仕方が無い。
→彼女なら今後英語力も身につけるに違いない。
●目立ちたがり屋が総出で引っ張る吉本事情などに比べ、何と良いニュースだったことか。
昨日はお点前 今日はゴルフ 怖い熱中症。
毎週土曜日午後、陶齋親子展にちなんだ呈茶を拙茶室で行っている。
昨日三回目の茶席を無事終えた。
これまで23人のお客様をお迎えし、残り3回にも予約が入っている。さして宣伝をしていないが毎回参加を頂き有り難いと思っている。
昨日三組五人のお客様。お抹茶をお飲み頂いた後、茶杓と薄茶器拝見の様子。
茶室の西の窓。
本日長野県は信濃ゴルフ倶楽部で5組のコンペがあった。ダブルペリア方式で争い、98の成績にも拘わらず沢山ハンディが付いて幸運にも優勝した。このところ100を切れるようになり、喜んでいる次第。
コース内の道すがら見たオオバギボウシとキキョウ。
30数年前吉川区で自生と思われる一本のキキョウを見た。
その昔妙高カントリーの路傍にも咲いていたと聞いたことがある。
自生のキキョウなどもう見ることはない、と思っていたが、
本日出合って一瞬胸が一杯になった。
現在開催中の全英オープンで若干20才の渋野日向子が昨日同組の選手を逆転し、2打差をつけて首位に立った。ワンプレーごとに拍手や称賛が贈られている。本日は最終日、果たして首位を守って優勝できるだろうか。
海外で頑張っている人は多い。
比べて何かとぎくしゃくする外交。互いの国は果たしてちゃんとしたプロフェッションが確立されているのだろうか。合意に向けてやりとりや取引の手管が仕事なのに、互いに攻撃と批難に終始するばかり。遠くの国とは蜜月、隣国とは喧嘩。こどもじみていて情け無く涙が出てくる。
うんざりするような尊大と優越の争い。少しくらい良いプレーをして若干20才の選手のように拍手称賛を受けることが出来ないものだろうか。
ところで昨日は朝から次々熱中症の患者さんが来院し点滴が必要だった。場所が間に合わず最後の方は地続きの自宅居間を使った。
屋根職人さん、トマト畑のバイトの方、疲労が続く主婦、畑と釣りが日課の方などだった。食欲減退、吐き気、頭痛、強い倦怠等が共通の症状。しかも突然ではなく、数日次第にだるくなり、もう駄目、という経過が共通していた。亜急性熱中症という概念が必要かもしれない。
夕暮れは。
仕事が終わると庭の撒水をして、暮れかかると近くへ電車を撮りに行く。
夕暮れ症候群?
どこか認知症の症状に見えなくもないが、自分では貴重な夏のひと時だと思っている。
以下は本日の夕暮れ時のひとコマです。
拙詩)
夕暮れは 見知らぬ雲が湧いてきて短い祭をして消える
夕暮れは 可愛い電車がやってきて私を乗せずに去って行く
夕暮れは 小さな川に凪ぎがきて赤い寝間着に着替えする
夕暮れは いつしか帰る時がきて黙って家へと走らせる
本日は新潟市から和悠の皆様。
かつて大変お世話になりました、懐かしかったです。
また、と仰って頂き、有り難うございました。
夜行電車 麗しい大伴家持と万葉びと、そして中西進さん。
このところ仕事後の黄昏時に、美術館の水やりが日課のようになった。
日没にかかる頃で、見上げると空が思いもよらぬ色をしている時がある。
昨日はまさにそのような夕空になり、短時間だが美しく軟らかな茜を見上げた。
本日は雲厚く、たいした眺めにはならないだろうと思っていたところ、西方の空は赤く色づいた。
夕焼けの空は短時間で変わる。
ほくほく線の田へ急ぐと、目指す電車は通過した後だった。
次の電車までおよそ40分、庭で撒水をして再び田んぼへ。
くびき駅発19時16分の上り電車を待った。
4、5年前の「はくたか」なら、待ちに待った信号が黄から青に変わると、遠くに小さいが強い明かりが見えるや、轟音と共にたちまちやって来て、長い車列がゴーッとかシャーッと言って去って行った。地を揺るがす迫力に胸は高鳴り、どきどきしながらモニターを覗いた。
今どんなに待っても「はくたか」は来ない。
替わって小さな明かりがくびき駅あたりでわずかに動いた後、普通電車がゆっくり向かってくる。
空との配分や構図など考えて待ち構えていると、はやり電車だ、それなりに速い。
あっという間にファインダーの中を移動して小さくなり、あわててズームで大きくしてみるが間に合わない。
本日すでに空は暗く色褪せた時間になっていたが、その分電車の明かりが写り込んだ。
暗がりの中、黄色味を帯びた明かりは何とも言えぬ旅情をかもしだしていた。
さて今夜NHKEテレで2時間スペシャル、「英雄たちの選択スペシャル▽そして万葉集が生まれた~大伴家持が残した日本人の心」を見た。
家持の由緒ある家柄と要職、特別な地太宰府時代の暮らし、越中における風土への目ざめ、防衛の職務と和歌の関わり、万葉仮名と文化立国の使命など、時代背景と密接に関わりながら編纂された万葉集の特異性と家持の人柄に興味尽きなかった。
番組中、磯田道史さんが万葉集の第一人者で令和の命名者、中西進さんと対談した。場所は中西先生が館長をされる富山市、高志の国文学館だった。
中西先生とは去る5月6日、たまたま富山市のテルでお会いした。お会いして、ああ生きていて良かった、と感じたほど嬉しかった。令和の最も良い点は中西先生が名付け親だったことではないか、と思っている。
それにしても4500首。詠み人知らずの民や防人や役人、貴族から天皇まで歌を詠み、それを広く蒐集し編纂する。
郵便も電話も無い時代の話である、なんてすごいことだろう。
しかも漢字から話し言葉の表記へ一音一漢字を充て、独自の国語大系を確立してゆく。
農民が話し言葉で詠んだ歌を、万葉仮名に直す役人のような人が各地にいたのだろうか。
立国は文化から、文化は文字・言葉・歌から。
必死に自らの命題を遂行した大伴家持の偉大さが2時間に亘って多面的に掘り下げられた。
私たちは電子機器を持ち、電化製品に囲まれ、豊かに食べ装い、なにがしかの書物などを読む。くらべて大和・奈良時代の人は、それら無しで機微に優れ、何かにつけて情を込め歌を詠み交わした。
原歌: 多麻河伯爾 左良須弖豆久利 佐良左良爾 奈仁曾許能兒乃 己許太可奈之伎
読み: 多摩川に さらす手作り さらさらに なにぞこの児(こ)の ここだかなしき
武蔵野国の詠み人による一首。多摩川は麻布の産地だったという。
多摩川で手作りの布をさらしているとそれがあまりに美しく、我が子(娘?)のようにとても愛おしく感じる、という意味らしい。
今私は多くの便利なものをまといながら半人前の感性と教養しか持ち合わせていない。
万葉の人々は簡素な暮らしをしながら、身ひとつで十分麗しかった!
番組では当時の人々に対して“人間の底力”という言葉が使われていた。
恥ずかしさの埋め合わせに、再び富山市へ行き高志の国文学館を訪ねようと思った。
夏らしくなっている。
夏休みになり樹下美術館もお子さん連れの方を目にする。
小学の高学年?かなという女の子さん三人がおばあちゃんと一緒にカフェに見えた。
沢山名刺をつくってあるので皆さんに配った。
二人は姉妹、もう一人は友達ということ。
あとで聞いたことだが、三人はケーキを食べた後、おばあちゃんのホットサンドをみて、みなでベーグルサンドも食べたという。
咲いたばかりの花の匂いがするようなお嬢さんたちだった。
往診で往き来する鵜の浜温泉と海岸も賑やかで地元としては嬉しい。
近くを走るほくほく線も夏のお客さんを一生懸命運んでいる。
長梅雨を終え夏雲がもくもくとふくらむようになった(去る7月27日)。
雲が多かった今夕、日没直前からその雲が茜に染まった。
二回目のお茶席を設けた日。
本日の土曜日午後は陶齋親子展にちなんだお茶席を設ける日。
午後2回だけのの茶席で、先週の初回は2名様の申し込みを頂いた。
今週は急に増え、二席で16名様のお客様だった。
そしてお点前は小生。にわか稽古で望んだため、特に一席目では随分冷や汗を掻いた。
午前の仕事で混雑する健診の事後対応、加うるに外国人の尿管結石や発熱の赤ちゃんの受診。
さらに急患の往診があったりと、慌ただしさの残る体で望み、着物もどこかぎこちなく、余裕のないお点前になってしまった。
花生は宗全籠から陶齋の緑釉花瓶に替え、後はすべて前回と同じ道具にした。
先代や二代の陶齋作品を中心に道具組みをしてお茶を点てる。お茶碗は高価な伝統ものや大家のそれなどは無いので、手許の比較的若い作家の現代風な作をお出ししている。このあたりが普段のお茶席と少々趣が異なるようであり、心配なことでもあった。しかしお正客様はじめ、皆様には面白がって頂き、また上手く私どもを乗せて下さり、拙い席を無事に終えることが出来た。
ご来席の皆様、本日はまことに有り難うございました。
あと4回、さらに稽古をし、落ち着いて臨みたい。
花たちのささやかな祭。
梅雨明け早々、台風が接近し今夜~週末に各地で影響を及ぼす予報が流されている。
当地も夏祭りの季節になった。
庭では花たちが自分たちなりの祭を次々に祝い、次の花へとバトンを渡していく。
過日に満開となった黄金オニユリは以下のカサブランカに花期をつなげた。
盛りのカサブランカは花が大きいので、深くお辞儀をするため、支柱で支えている。
拙ブログをみていると仰ったお嬢さん、本日はご来館あり難うございました。
館内のノート、スケッチ帳から皆様の絵。
本日ほぼ晴れて、昼の気温は30℃に届き梅雨開けということ、長い梅雨だった。
さて以前に館内ノートに描かれた皆様の絵を掲載させて頂きましたが、本日はその後の続きです。
どうかご覧下さい。
前を向いて風に吹かれるお嬢さんと、ヤマボウシの花は物語のワンシーン。
カラーボールペンを使って丸テーブルのマユビト(大地の芸術最のおみやげ)を描いたのですね、楽しくなりました。
舟と陸に別れて初めての釣り。舟ではマダイが、陸はキスが沢山釣れたと書いてありました。楽しかったことでしょう。
お連れ頂いたわんこちゃんでしょうか、可愛いですね。カフェのスイカは最高、と英語で書かれていました、すごいですね。
素早い線で、生き生きとして、今にも話しだしそうなお嬢さんが描かれていました。
みなさんすごいです。
お描きになった絵から、お過ごしいただいた楽しい時間が伝わりました。
ほかのお客様、美術館のスタッフ、館長、みんなで楽しませて頂いています。
有り難うございました、ぜひまた描いて下さい。
最近12色の色鉛筆を丸テーブルに置きました。
梅雨が明けるのか 鵜の浜温泉の夏が始まる。
夕刻から雲が小さくなってちらばり、青空が見え始めた。
鵜の浜温泉のCちゃんに言われた通り、昨日は新潟県立大潟水と森公園を撮った。
そして本日仕事が終わり、車で1分半の鵜の浜温泉で夕暮れを撮った。
小さな温泉ですが、長野、群馬、山梨など他県から沢山来て頂いて嬉しく思っています。
写真を撮っていると、群馬県から、というご夫婦に話し掛けられました。
群馬は海無し県ですから、と笑顔で仰った。
向こう一週間の予報は☂マークが消え、最後の方に☀マークが出始めた。
ようやく梅雨明けに向かっているように思われる。
どうか鵜の浜温泉にいらして、海や近くの大潟水と森公園の夏をお楽しみください。
夕刻近い新潟県立大潟水と森公園の夏 朝日池のショウジョウトンボ。
過日外来に来られた鵜の浜温泉のCさんから、先生の写真が好きなので、大潟水と森公園に行って白い蓮を撮って、と催促されていた。そこで一昨日夕刻、出かけてみた。まことに残念なことにすでに白蓮は終わっていた。
代わりに風が吹き抜ける散歩道を歩き、道沿いの草花やトンボを楽しみ、心慰められた。
左の建物は炊事棟。ちょうど何組かのご家族が後片付けをして帰る所だった。
鵜の池を中心とする多彩な池沼と古墳を活かして、広い県立公園になっている。
園内の湿地部分を行き交う手すり付きの木道(水上回廊)。
松枯れがあった場所を中心にしっかり赤松の苗が植えられていた。
若いクリがイガをつけている。
初めて見たヒヨドリバナ。説明札で名を知りました。
フジバカマに似た花が開いた部分は、淡く雪のような感じになっている。
ムシカリの実。白い花の後に赤い実がつき、秋に向かって黒く変わっていく。
西の駐車場すぐ下はクローバーが混じった芝生。
その昔、母校髙田高校のグランドもクローバーで一杯だった。
クローバーの上に大の字になって休み、わざと授業に遅れたことがあった。
この広場でボールを蹴ったりキャッチボールをする人をよく見かける。
Cさん、白蓮を撮れなくて済みませんでした。代わりに清々しい遊歩道と道すがらの草花やトンボを撮りました、いかがでしょうか。
そして本日昼、朝日池にショウジョウトンボを見たという東京から来ている親族の話を聞いて池へと行った。
水草の一角でトンボたちが夏を謳歌していた。
ショウジョウトンボは数匹が盛んに飛び交い、熱心な繁殖活動は頼もしかった。
いつでも見られるとは限らないショウジョウトンボ。真っ赤な色はインパクトがある。
日曜日とあって本日は来館者さんに恵まれ、熱心に作品を鑑賞して頂きました。
皆様にはカフェもご利用いただき、まことに有り難うございました。
陶齋親子展にちなんだお茶席 一昨日期日前投票をした。
雨の予報が曇りになり、いっときだけ霧雨が通過した土曜日。
陶齋親子展の催しに関連して隣接の茶室で呈茶を行った。客様は若い女性お二人で、私も末席に座り、妻が点前を、お友達が支援をして下さった。
床は小林古径筆「壽」が掛かり、ムクゲやヤハズススキなど庭の花が宗全籠に入っている。
お出ししたお茶碗。左に陶齋「弥彦鉄鉢茶碗」、中央阿牛「掛分釉幾何学茶碗」
右鈴木秀昭「色絵金銀彩綺羅星茶碗」
台風が近づいているらしく、蒸し暑かった本日。軽めにクーラーを点けた茶室に清々しい時間が流れた。
本日はお二人のお客様でしたが、たとえお一人でもお点前を致しますので、ご希望の方はご遠慮なく樹下美術館の窓口やお電話025-530-4155で申し込み下さい。
参院選挙の運動期間が本日で終了、明日投票日となりました。
「比較的近くにある恐ろしい柏崎原発を止めて欲しい」、「精神の拠り所である憲法を大切に守って欲しい」、「安心して自らの信条に従える社会であって欲しい」、と心から願っています。それで一昨日、期日前投票に行き、これらに叶う人がいましたので投票してきました。
後半が始まった樹下美術館館内。
本日7月18日は、陶芸の齋藤三郎・尚明、親子展の初日、そして上越小林古径記念美術館からお世話頂いている倉石隆作品の最終展示の初日。
当館の展示イベントは大抵静かに始まる。
本日も例に漏れず普段と変わりなく淡々と過ぎた。淡々としたなか、ご覧になった方から倉石隆の油彩の迫力、陶齋親子の白磁の世界の清々しさなど、良い反応を頂戴して手応えを感じた。
本日の絵画ホール。それにしても2メートル近い「さとうひさこの肖像」は迫力がある。
陶芸ホールに尚明さんの大きな鎬(しのぎ)壺を置いてみた。
絵画と陶芸作品が互いに引き立て合っているように感じられる。
以下は本日の陶芸ホール。
梅雨の候、館内の清々しさからあらためて白磁メインにして良かったと思った。
本日午後、在館中に古径記念美術館から宮崎館長さんがお見えになった。このたびの倉石作品貸借を通して館長さんにはとてもお世話になっている。また自己流を否めない私たちは、美術の専門職の氏に接するだけで色々勉強をになる。さらに氏の地域を耕そうとされる明るい姿を見るにつけ、元気を頂戴している。今後とも仲良くさせて頂ければ大変有り難い。
また本日10年ぶりの懐かしい人が見えた。昭和62年からともにお茶の稽古に通った亡き渡辺宗好先生門下のNさんだ。お話ししながら習いたてで、うぶうぶしかった頃の稽古、さらに庭の雨やお茶室を通った風の気配までふと蘇るように感じた。
カフェの向こうに女王カシワバアジサイ。
雨の中、臣下にキキョウ、さらに黄金オニユリが加わった。
昼は晴れ間もあったが夕刻からしとしとと雨になった。こんなによく降る梅雨も珍しい。
明日からの展示替えが終了した。
明日から樹下美術館では以下のように新たな二つの展示が始まります。本日休館日の水曜は明日からの準備に追われました。
●●●7月18日から8月27日まで、陶芸ホールは夏の特別展「齋藤三郎・尚明 陶齋親子展」です。
“麗しの白磁、親子の格調”と謳ったサブタイトル通り、端として爽やかな白磁作品が並びます。
亡き父三郎氏とその子息尚明氏という明らかな血統が、同一の芸術なかんずく同一の陶技「白磁」で饗宴する試みはとても貴重なことではないかと期待しているところです。
以上は展示の一部です。実際の展示は24点34ピースで、ともに青磁が1点ずつ加わります。
驚くほど大きな作品から手のひらに乗るものまで、どうか白い器に込められた親子の魂と渾身の技をご覧下さい。
●●●3月の開館以来、絵画ホールでは今年の特別展「倉石隆の大型油彩」として上越市立小林古径記念美術館のご協力を得てホール中央に迫力ある大きな作品を展示しています。
期間は半年に亘り、2ヶ月ずつ3回の展示更新でした。
このたびは最終回で7月18日(木)~9月10日(火)まで以下の三点を中央に架けます。
このほか樹下美術館収蔵作品で、かって新潟日報の文芸欄に掲載された応募「コント」の倉石氏による挿絵原画を展示しています。
「Kの肖像」 1973年 154,4×112,6㎝
上京後24年、57才の倉石氏ご本人の肖像と考えられます。
真っ直ぐ前を見る肖像から力に満ちた真剣な表情が伝わります。
この頃から人物画への取り組みが本格化するようです。
「奇術師」 1981年 98,2×78,2㎝
盛んに裸婦像を描いていた時期です。
若い女性をシンメトリーを効かせてバランス良く描いています。
モノクローム作品は黒いバックによって身体の白さをより際立たせています。
薄いヴェールを手に、無垢な女性は自らの人生に魔法を掛けようとしているのでしょうか。
「さとうひさこの像」 1965年 193,0×135,9㎝
ホールに架けますと、下端が床に着きそうなほど非常に大きな作品です。
佐藤久子は家政婦さんだったと聞いたことがあります。
彼女をモデルとしてとても気に入り、知る限り3点の油彩を残しています。
丁寧に白の地色を重ね、黒の明解な線で輪郭を描き切っています。
斜め向きの位置が彼女をより立体的に、より具体的に見せていると思います。
以下二葉は本日の準備の様子です。
小さな美術館ですが、精一杯の準備をいたしました。
どうか真夏のひとときを樹下美術館でお楽しみください。
夏の庭を眺めるカフェも気軽にお使いください(カフェだけのご利用もできます)。
忙しい蝶 交替する庭の花。
隣の空き地はブタナなどの野草が長々と粘っている。草刈りをして一旦見えなくなっても、いつしか茎を伸ばし再び花の海になる。
そこは絶好の蝶たちが食事?場で熱心に蜜を吸いに集まる。
樹下美術館の庭も花は絶えないが、数の上で空き地にはかなわない。
以下よく見る種類ですが、この数日上手く撮れた蝶を載せました。
花に止まると一度翅を広げて閉じ、蜜を吸いだす。
暗がりが好きなはずのジャノメチョウが、陽当たりの雑草地で忙しそうだった。
親指の先ほど小さなベニシジミが花の上を一周しながら丁寧に蜜を吸っていた。
気の毒なほど忙しそうに蜜を探して飛び回っていたモンシロチョウ。
美術館の花が次々に交替していく。
テッポウユリが終わり、カフェの正面でキキョウの隣に黄金オニユリが開花した。
百合は花びらがしっかりしているので上等なお菓子のようだ。
この後にはカノコユリたちが待っている。
長梅雨の空の下キキョウが咲き始めた 野菜料理。
たまの晴れ間を挟んで梅空が続く。たまに蒸し暑い日もあるが、およそ曇って降れば肌寒い。梅雨というのはこういう気候なのだと、お天気が念を押して教えてくれている感じがする。
そんな日頃を重ねていつしか七月は半ばに掛かり、暦の夏は半分終わることになる。梅雨明けが待たれるものの、向こう10日の当地の予報は曇りと傘のマークが並んでいる。当地ばかりでは無く、東京も雨がよく降り冷夏がつづいているという。江戸時代の大飢饉はいずれも冷夏の影響だった。今日餓死者が出るような時代ではないだろうが、どこかで持ち直してもらいたい。
カフェ正面のカシワバアジサイの隣で、霧雨の中キキョウが咲いている。
この先、長く楽しませてもらえそうだ。
人様から連日野菜を頂戴している。調理によってさらにカラフルになり美味しくなる。
先日草木に憧れる、と書いた。
しかし毎日野菜を食べそれを体内にいれているのだから、何処とは言えないが、心身の相当部分は草木(植物)の性質を帯びているに違い無い。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 庭の渇水対策は新たに井戸を掘らなくても間に合った。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2 ひと事ではない渇水。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 庭の井戸をもう一本追加 夏の食卓。
- 菓子工房caramelさんと樹下美術館のコラボレーション。
- 南の庭の花 今夕の食事。
- 逃れられない暑さ 高齢者の熱中症。
- 本日第21回卯の花音楽祭 被爆ピアノ。
- 夏祭り 政治家には何かしら趣味がある人を。
- 土用丑の日の庭 蜘蛛が池 期日前投票 ウナギ。
- 茶室開きに招かれて。
- 暑かった本日、外来でお天気の話など。
- ゑしんの里茶会が終わった。
- 言い訳出来ないお茶の点前 懐かしい風 となりのトトロ。
- 暑い昼、会場の「ゑしんの里記念館」へ下見に。
- 穂高のオアシス「岳沢(だけさわ)小屋」の姪 山が好きなS氏 宮城県を経由した「お乳盲腸」。
- 野イチゴの赤い実 「ゑしんの里茶会」。
- 本日の蝶とカエルと雲そしてピアノ。
- 「お乳盲腸」とは何だったのか。
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