頸城野点景

大池の森・秋の植物 岩の原葡萄園から神田氏 サブリーユ。

2018年10月25日(木曜日)

爽やかに晴れた木曜日、定期休診の午後は近隣の大池
こいの森公園
を小一時間歩いた。
上を見たり下を見たり植物を探索しながら誠にゆっくり歩
いた。

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ビジターセンターから橋を渡る。

 

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早速のオヤマボクチ。先日訪問の際は殆どが手前のように緑
色の蕾だった。

 

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花三つのオヤマボクチ。

 

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垂れ下がるほど沢山の花。この花はどこか近未来的な形
をしている。
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ちなみに二週間前にはみなこのような蕾でした。

 

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ツクバネ。変わった実であるが、カエデと同じように、羽状
の部分がプロペラになって落ちて行くのだろうか。

 

5'
木漏れ陽の径。

 

5''

 

5'''
食用の可否に拘わらずキノコは見て楽しい。ウォル・トデ
ィズニーのアニメに愛すべきキャラクターとしてよく登場
し、格好のアールヌーボーモチーフとしてガレのランプに
もよく見られている。

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リンドウ。ここで咲く花はキズや傷みが少なく、とても良い。
風と虫は慎ましく遠慮しているようだ。

 

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幸せな景観。パチパチと乾いたどんぐりを踏みながら歩く。
時たま高い所からピシーッと音を立ててどんぐりが落ちてく
る。

 

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切り株を被う苔。

帰りがけにビジターセンターで同園に見られる植物の冊子を
求めた。

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「里山・四季の花 頸城区実践センターとその周辺」48ペ
ージ、130種の草花が収載されている。巻末に植物用語の解
説があり親切が伝わる。

月ごとに見られる花がしっかり網羅されていてとても為にな
りそう。まだ見ぬものも沢山掲載されていて楽しみだ。

さて午後2時少々過ぎて美術館に戻った。すでに友人が集ま
っていてSPレコードを回して頂いた。
プリムローズ、ハイフェッツ、リパッティ、エルマンそして
カザルスなどを聞いた。
良い蓄音機で奏でられるSPレコードの再現性は優れている。
曲調は心と秋陽の庭に麗しくしみ込む。
1920~4,50年代は、演奏家は勿論、当時の聴衆、さらに社
会全体が技術を越えて深い陰影と優れた感受性を有していた
のでは、と思わずにはいられなかった。

夕刻に岩の原葡萄園の神田氏が来館された。サントリーの方
だけあって、熱心に齋藤三郎、倉石隆をご覧頂いた。
日が暮れて近所の野菜フレンチ「サブリーユ」で皆で食事を
した。料理、器、同席者、話題、みな楽しかった。

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ここのオーナーシェフは数学を学んだ人で絵画も上手い。
優しい人柄と、数学、絵画のエッセンスが一体となり、一貫し
たオリジナリティが料理に込められていた。

アケビを食べて大池憩いの森を歩いた。

2018年10月7日(日曜日)

日曜日の本日、ご近所の方がアケビを沢山下さった。
館内に飾ったり、食べたりした。

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アケビの紫色は独特で暖かい。

 

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口が開いているものの実を食べた。甘い粥のような味だ
が、黒光りする種も美しい。
このように魅力的なアケビを見ると再び絵を描いてみたく
なります

 

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あけびを食べたところどうした訳か野を歩きたくなり、近
くの新潟県立大池憩いの森公園に出かけた。樹下美術館か
ら車で15分もあれば着く。

小雨が降ったり止んだりの空の下、コウモリを持って遊歩
道を歩いた。

 

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広大で複雑な形をした池は夏の渇水のせいか水が少ない。
対岸の雑木林へと橋を渡る。

 

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以前もここで見たツクバネの実と出合う。この実を見ると
なぜか心温まる。

 

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雨に濡れた美しいシダ(シシガシラ)。

 

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ゆるい起伏の径。

 

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ツルアリドオシの実。

 

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暗がりで目を引くスギヒラタケ。食べてはいけない事になっ
ている。

 

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こちらは黒いアマガエル。黒いのは珍しいようだ。

 

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所々に栗が落ちている。

 

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イワカガミの実?赤いのが普通だと思われるがこんな色も
あるのか?

 

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葉が大きいけれど蕾はリンドウを思わせた。一体何の花だろう。
如何にも品の良い花を咲かせそうな雰囲気を漂わせていた。

 

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沢山落ちていたコナラの実。

 

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紅葉したツタの赤ちゃん。

 

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コローの絵のような水辺の径。

 

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懐かしいアキノキリンソウ。お茶の稽古に通っていた30年
も前、茶室にこの花が出ていた。そそとして良いなあと思
った。

 

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至る所で見たオヤマボクチ。変わった形の蕾の口のような
所から間もなくアザミに似た花が吹き出してくるはず。

 

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最初に渡った橋に戻ってくる。

小雨の野も悪くない。この先オヤマボクチやリンドウに似た
花は1週間から10日も経てば咲くことだろう、その頃にま
た来てみたい。

同じ県立自然公園でも生まれ育った大潟区の水と森公園のこ
とばかり書いてきた。本日の大池は樹下美術館がある頸城区
の公園。3,40分だったが植生が幾分異なり大変興味深く
歩いた。

 

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樹下美術館に戻り抹茶を飲んだ。

長くなりました。

忙しかった木曜日 望郷の流木たち。

2018年8月9日(木曜日)

庭に面したカウンターにずらりとお客様が並ぶ時間が
何度かあり、賑やかにして頂いた木曜日。
カフェでお休みして庭の作品へ、あるいは庭からカフェ
へ、皆様には思い思いに過ごして頂いた。

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前山忠さん、関根哲男さんは堀川紀夫さんのご友人。
熱い気骨を漂わせる作家の皆さん。

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午後遅くSPレコードを持参された方と蓄音機を聴いた。

シューマンのオーボエソナタ、ハイフェッツはサンサーン
スのロンドとカプリチョーソ、男性の歌などを楽しんだ。
戦前の名手たちの演奏は端整そのものであり、曲ととも
に聴く人を如何に大切にしていたかが分かる。分けても
カフェに響いたオーボエの音色は抜群だった。

夕暮れはすぐ近くの渋柿浜へ。

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浜の流木たちは揃って望郷の念に駆られている風だった。
いずれもかなり大きく、一体いつ漂着したのだろう。

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早くも砂浜でノブドウが色づいていた。

台風が去り、再び暑さに晒されている。例えはおかしい
が、激しい気象の前に私たちはマナ板の鯉のようだ。

今日の夕暮れ 母の声。

2018年8月8日(水曜日)

台風が関東の沿岸に近づいている。
当地の夕刻は水田にサーチライトのような陽が射し、田は
先日の雨を吸って一息ついていた。

 

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ほくほく線の電車が上る。

 

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上越市は大潟区蜘蛛ケ池集落の夕焼け。

 

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同じく潟川の夕暮れ。
仕事の後でこんな風に写真を撮っていると段々と落ち着
かなくなる。
記憶に間違いが無ければ、子供の頃、とにかく遅くまで
外で遊んだ。
するとしばしば母が家から出て「ご飯よー!」と呼んだよ
うに思う。
いや確かに呼んだ、表で、大声で。

夕方の落ちつかない気分の原因の一つは母の声なのか。
晩年とは早晩子に帰り、赤ちゃんのようになり、最後は何
も無かった世界(現象的に)に戻るのであろう。
お年寄り達をみていてその通りだと思っていたが、いま自
分にもそれが起こり始めている。

 


このコーラスはとても良い。
ハーモニーの理解が共有され、譜面を持たないので十分に
心も込められている。

心と眼と感覚のリフレッシュ&成長の場所、ロッテアライリゾート。

2018年8月6日(月曜日)

本日午前、約一ヶ月ぶりに乾ききった当地に雨が降った。
忘れかけていた雨音がして水田、畑、庭が息を繋いだ。

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7月26日の展示以来初めて雨が降った。曇り空ながら展示
中の堀川紀夫さんのテンセグリティも一段と清々しく映る。

 

さて、一昨日夕刻、当県(新潟県)は妙高市のロッテアライリ
ゾートへ出かけて一泊した。
CEOの方にご案内して頂き驚き、また心から楽しんた。

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妙高山を背にしたエリアに入って行く。

 

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周囲に芝が植栽され美しい眺め。

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わずか秋めいた雲の下のアライ棟、ロッジ棟、クラブ棟。

 

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空につながりそうなブール。

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大人も試したくなるツリーハウスなど空中アクティビティ施設。
支援スタッフが付き、ハーネスにガードされる。

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山道の随所に咲いていたヤマアジサイ。

 

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ゴンドラ終点から見た眼下の眺め。高速道路の橋桁が印象的。

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美味しかったジュースとアイスクリーム。

そして夕食のイタリアンは地元食材の絶妙なアレンジ。いくつか
をかいつまんでみました。

 

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オリーブオイルがあしらわれた矢代豆腐のムース。

 

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コシヒカリはまさかのお焦げ料理で、愛おしい風味と歯ごたえ。

食事の後に膨大な写真集のコレクションがあるエリアへ。

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ここで座りお茶も飲んだ。

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野鳥や蝶。

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その建築物が世界遺産になったル・コルビジェのコーナー。

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樹下美術館を設計された大橋氏敬愛の建築家・安藤忠雄。

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建築家・磯崎新(あらた)。

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彫刻家イサム・ノグチ。

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マリリン・モンロー、ブリジット・バルドー。

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写真家マグナム集団の作品集。左にモンローとクラークゲーブ
ルらが映る表紙の本。両人が共演した映画「荒馬と女」の撮影
に於ける一コマか。

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ネフェルティティの像が見える古代文明。

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樹皮図鑑などが見える植物コーナー。

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私も少々携わったボタニカルアート。

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懐かしいデビッド・ホックニー。

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バスキア。最近日本の若手実業家が大金を投じてこの作家の
作品を落札し、世界の話題をさらった。

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鳥類。

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野生動物や猫。
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オフロード、地勢。

 

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篠山紀信による歌舞伎の世界。

ここに来れば好みの分野の本に出会えるし、今後の趣味や興味
の対象にしてみたいもの、まだ見た事もない分野に出会えるかも
しれない。
写真集中心なため大変気楽に読む(眺める)ことが出来る。

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本に囲まれガラスの器で珈琲を飲んだ。

この日、もっとも驚いたのは屋内の一角で息づいていた巨大な
竹の造形物だった。

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作品は乾燥し、枝がこまやかな網目を作り出し何とも軽々とし
ている。向こうに人が歩いている。

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内部の明かり、左隅は暖炉か。
アート展、パフォーマンス、舞踊、音楽会、ファッションショー、
あるいは茶会、、、。
ここはどんな事も素敵にし、また新たな息吹を与えそうだった。

さて構内はリーズナブルからゴージャスまでそれぞれ宝箱のよ
うに丁寧にあしらわれていた。
家具、オブジェ、絵画、みな足をとめてみたい。
貴重な本のエリアは誰もが入館できるという。

良いものに触れることは豊かな成長の歩みを約束する。
若者から高齢者まで人はいつまでも成長できるという。
実直な日々を送り、時にはここを訪ねて心と眼と感覚を楽しませ、
そして磨いてみたい。

当日、大変丁寧にご案内いただき本当に有り難うございました。
子供から大人まで、一人からグループや家族まで楽しめる貴重な
近隣施設。
懸命に傾注されているリゾート文化への挑戦を継続され、顧客の
裾野拡大と成功を心から願っています。

ロッテアライリゾート TEL:0255-75-1100

日本一高かった当地の昼さがりの気温 異常に暑く長い夏?

2018年7月29日(日曜日)

上越市大潟が三条市とならび本日午後の最高気温は全国一位
だった模様。
昼過ぎ、むっとする暑さを感じながら陽陰となった所の撒水
をしていた。
すると来館された常連さんが、大潟が39,5度で日本一位ら
しいですよ、と教えてくれた。
ついに来たか、しかし40度近い気温はこんなものか、と思
った。
少々むっとするものの普段とそれほど強い異常を感じなかっ
た。
年のせいで鈍感になってしまったのでは、と思ったが、動き
回っていた妻も普段より少々暑い程度くらい、と言う。
妻も年なのか。

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鉄砲百合→カサブランカと終わってカノコユリが咲き出した。
例年の順序だが、遅くなってゴメンネと謝っているように見え
る。下向きで咲く花は詫びている風情が共通している。
謝らなくても、みな素敵で歓迎されているのに。

およそ南風が吹いていた午後、直江津のスーパーセンターへ
買い物に行った。随所にヴェール状の大きな高い雲が見られた。

 

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イルカに似た雲が浮かんで消えた。

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花のテンセグリティに水を遣っているのではなく、作品を避け
ながら芝に撒水。

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近隣の道で早くもススキが穂を出していた。

美術館の周囲からキリギリスの鳴き声も聞こえてくる。
これだけの暑さ続きなら普段正確な自然時計も狂ってこよう。
そういえば早春から草花の移ろいは急ぎ足で、早く咲いては
急いで散ることを続けてきた。
結局これらはみな夏を長くするために行われていたのか。
なるほど梅雨もあっさり上がってしまったではなかったか。
ススキが慌てて穂を出したが、秋が早く来るのではなく、異常
に暑い夏の兆しがそうさせているのだろう。

 

上越市は節水を呼びかけるほど水不足にならない、と公言して
いる。
但しお盆までは、ということ、本当に大丈夫なのだろうか。
美術館は地下水のくみ上げポンプがあるが、かってあった診療
所の井戸はとうの昔に潰した。
今夏各地で井戸掘りが盛んだと、テレビが伝えている。

所で夜遅く異常に喉が渇き、スポーツ飲料を700ミリリットル
ほど次々と飲んで、ようやく収まった。
こんな事は初めてであり、やはり日本一39,5度の威力なのか。

暑さのため不要不急の外出は控えて、とメディアが伝えている。
美術館へ行くのは該当するのだろうか、本日来館された20名の
お客様、本当に有り難うございました。

ラ・バルカ(小舟)とバルカローレ(舟歌)。

2018年7月15日(日曜日)

樹下美術館のこじんまりしたカフェ。当初それに名を付けよ
うとした事を以前に書かせて頂いた。
二つの候補があり、一つはかって記載の「カミニート」、ス
ペイン語で小径、もう一つは「ラ・バルカ」で小舟の意味だ
った。
双方に曲があり小の字は樹下美術館に相応しいと思っていた。
本日は近隣の写真とともに、もしかしたらカフェの名になった
「小舟」と、イメージが近い「舟歌」の曲をYouTubeから引か
せて頂きました。

 

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本日の近隣は上越市吉川区の長峰池。

 


ラテンの歌からロス・トレス・カバジェロスの「小舟(ラ・
バルカ)」。

 

 


リヒテルのピアノでチャイコフスキーの「バルカローレ(舟
歌」。

以前にも書きましたが、結局カフェに名を付けることはしま
せんでした。
決めかねているうち、特別な名は要らない、皆様の呼び方に
まかせよう、ということにした次第です。
「樹下」「樹下さん」などとご自由に呼んで頂いており、有り
難いと思っています。

夏雲の日、最後に現れた巨大な王冠?

2018年6月30日(土曜日)

今日で好きな6月が終わる。
6月の晴れ間に相応しく雲が活発だった一日。昼過ぎ、西風
に乗って様々に変化をしながら移動する積乱雲を水田から眺
めることが出来た。
夕刻まで髙田で二つの用を済ませ、再び水田に戻り電車を
撮ると、その帰路に素晴らしい雲と出会った。

 

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12;40頃の四ツ屋浜。

 

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夏雲を背景にほくほく線の電車を撮るべく田んぼへ。南の方角
に積乱雲がずらりと並んでいる。

 

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13:26頃、上り電車が大きな雲に向かって通過した。

 

1337
13:33頃,先ほどの雲が東へ移動して尾神岳の上にやっ
て来る。

 

1337’
雲の中ほどからモクモクと子あるいは核のような雲の塊が次
々と現れる。

 

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13;38頃,子の雲は前に出ていた雲を抜き、高く発達して
いく。

 

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13;39頃、更に右脇から現れた子(雲核といえばいいの
か)の雲が力強く発達してくる。

 

1354
13:50頃、その雲の頂に笠雲風のベールが掛かった。

ここで時間が来たため美術館へと向かった。

 

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すると西の方角に低い扇状の雲が現れている。こちらへ来れば
雨が予想され、美術館へ着くと遠雷が聞こえた。

 

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14;08頃、美術館から見た東方の積乱雲。矢印のように大
気の流れが雲を乗り越えているのが見える。
乗り越えていると言えるが、雲が抑えられていると言えるかも
しれない。

美術館で昼食とお茶をして上越市髙田は上越教育大学前の美術
店・深見美術へ行く。
途中夕立なのか激しい雨が始まり、先ほどの低い黒雲(積乱雲
の底?)に入ったと思われた。
深見さんでは修理をお願いしていた扁額を受け取り、美味しい
冷茶を頂き少々の世間話をし、陶齋の絵皿を見た。絵皿は大変
に良いものだったが、約定されていた。陶齋にはまだまだ出合っ
ていない良い品があることをあらためて知り、明日の希望とした。

お店の後、近くの新潟トヨペットへ。新車の一ヶ月点検を受けた。
14年間世話になったプログレと別れた後、4駆のプレミオに替
えていた。
3ナンバーから5ナンバーに、少し小さくなった車。色々と新し
いシステムが加わて戸惑ったものの一ヶ月を迎えて少しずつ
馴れてきた。
ディーラーさんの担当は良い人で親切、迅速。点検もスムースに
終了した。

 

1638
16:34頃、ディーラーさんのショールームで。激しい雨が上
がり、陽が射してくる。

雨降りの中、急いでおいとましたため深見美術に忘れ物をして
いた。取りに戻り再びお茶を頂いた。

 

1727
雨上がりの上越教育大学前の道。

 

1746
帰路の水田で尾神岳の左方にかすかな虹。

 

1806
18:02頃、尾神岳の西に大きな積乱雲。扇状に広がるカナ
トコ雲の形状になっている。

最初のほくほく線の場所へ戻る。

 

1823
18:19頃、下り電車。

 

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愛車と西方の雲。

 

1844
18;40頃の帰路の寄り道。南の方角に真っ白な王冠のよう
な、巨大な高坏か円卓を思わせる、いや形容し難い激しさと
一種神秘的な姿の積乱雲が現れていた。高さは1万メートル
に達していよう。

上掲18:02頃に見た雲の究極の形であろうか。
愛する6月の最後の日に異常なほど迫力ある雲を初めて見て、
一種自然への畏敬と感謝を禁じ得なかった。

色々なことがあるが、出来れば一日でも元気で長生きをすれば、
雲と言わず貴重な人や生物や、その出来事、現象に出会えるこ
とを知された一日だった。

一昨日は頸城区の玄僧を抜け、吉川区の朔日峠(ついたちとうげ)を越え、浦川原区の顕聖寺で火頭窓を見て二十三夜塔と出合った。

2018年6月25日(月曜日)

かって石垣、とくにボタモチ石を興味深く見ていた時期が
あった。
ボタモチ石は終わったが、時として私にはマイブームとい
うような事が起きる。

茶花、クリスマスローズ、芝生、ガクアジサイ、ユリ、モミ
ジなど植物、あるいは焼き物や絵画や本そして雲などもあっ
た。
それぞれは数年で終わったものから何十年と続いているもの
まで色々だ。

ところで最も新しいのは火頭窓で、始まったばかりというと
ころ。
過日上越市黒井の大慈院と寺町の久晶寺で見た事を書い
その後ネットで近隣を検索すると浦川原の顕聖寺で見られる
ことが分かった。
室町時代からの名刹だという。
一昨日土曜日の夕刻、思い立って出かけてみた。

IMG_1288
ニラ、ニンニクの臭気と酒気をおびて入山してはいけない、と書
かれている。寺は高台にあり石段を上る。

 

2
親切なことに所々平らな石版が敷いてある。その左側を小さな
流れが涼しい音を立てて下っている。

 

1
石段右側の一角に真っ白なユキノシタが咲いていた。

 

4
現れた大きな本堂の正面にくっきり火頭窓。

 

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左にお堂がある。

 

6
そこにも火頭窓。

 

 

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禅宗様式を取り入れたという 手入れの良い庭。龍神伝説が伝
わる竜神清水と呼ばれる池と流れがすがすがしい。樹齢数百年
の立派な杉も見た。
建物には興味をそそられる文字や装飾が見られ、知る人の話を
聞いてみたいと思った。

 

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帰り道、寺を下って出合った石塔。
「廿三夜(にじゅうさんや)」と読んで調べてみた。
すると塔は二十三夜月の夕から一晩、主に女性たちが集い(講
あるいは社中として)、経を読み飲食をともにして語り過ごす
「月待ち」行事を行った記念碑だとあった。

古くは室町時代から一部で行われ、江戸時代の中後期で最も盛
んだったという。
月に関係する集まりはほかに十三夜、十五夜、十九夜などがあ
った模様だが、二十三夜は全国あまねく行われ、特に1,3,5,
11月が選ばれている。

二十三夜は下弦の月であり、それは智恵を授けることで邪を払
い幸せをもたらす勢至菩薩(せいしぼさつ)の化身として人々に
親愛され、行事は教えに従い恩恵に浴する特別な晩だったらしい。

250px-Museum_für_Ostasiatische_Kunst_Dahlem_Berlin_Mai_2006_008
Wikipediaより勢至菩薩(ケルン市東洋美術館蔵)。

夜半に出て明け方まで西の夜空で煌々と輝く半月は、仏として
女性を惹きつけ心酔させる力を有していたのか。
世間と月と信仰。特に江戸時代の庶民の寄る辺なさと心映えを
思わずには居られない。

盛んだった月待ちも、明治期の急な文明開化の中で迷信とされ、
また旧歴から新暦に変わったことなどから行われなくなったよう
だ。

振り返れば去る午後遅く、玄僧という頸城区の不思議な地名の
村落を抜け、新月を意味する峠である朔日(ついたち)峠を越え
て浦川原に出、火頭窓を見ながら顕聖寺境内を巡り、「二十三
夜の月待ちの塔」と出合って帰ったほんの1時間半。
そういえば寺のずーと向こう側、川を挟んだ遠い所に月影という
村落もあったなと、思った。

偶々その日は新暦ながら6月23日だった。

久晶寺にもあった立派な火頭窓(かとうまど)。

2018年6月18日(月曜日)

去る6月12日の当ブログ(ノート)に火頭窓のある寺院
出合ったことを書いた。
後で上越市日ノ出町の曹洞宗の寺大慈院と知った。
曲線が用いられ炎のイメージがある火頭窓は明るく爽やか
で目を引く。

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過日掲載した大慈院の火頭窓。
不思議な事に頭がもやもやしていたが火頭窓を目にしたら
すーっとしてきた。

そこで昨日妙高市への用事のあと、上越市寺町通りへ入り、
短時間であるが、火頭窓のお寺を探してみた。
曹洞宗なのであるかも知れない、と期待した寺町二丁目の
久晶寺はドキドキしながら山門をくぐった。

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右手に齋藤三郎(陶齋)の記念詩文碑を見ながら進む。

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ありました。玄関両脇の火頭窓は期待以上に立派。
かって訪ねたはずなのに窓は気づいていなかった。
寺を現す卍も堂々としていて窓とバランスが取れている。

久晶寺は陶芸家齋藤三郎(陶齋)が中国から復員後、身を寄
せた所。兄泰全が同寺の住職だった。
陶齋はここを根拠に活動を始め、昭和23年隣接地に登り窯を
築き本格的な活動をはじめた。
陶齋亡き後、境内に友人、ファンによって詩文碑「此の男」が
建立されている。

火頭窓は上越市内および近隣でまだまだ沢山出合えそうだ。
何処にどんな窓があるのだろう、今後楽しみにしたい。

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