2012年7月14日

素晴らしかった音楽会 斉藤雅俊とドイツの仲間たちVol .2。

2012年7月14日(土曜日)

昨日夕刻、上越市リージョンプラザで素晴らしい音楽会を聴いた。 ドイツで活躍する日本人音楽家四人と二人のドイツ人による室内楽アンサンブル「斉藤雅俊とドイツの仲間たちVol .2」だった。

 

編成はヴァイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦楽五重奏、三曲にゲストのオーボエが加わった。

 

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 数々の国際ヴァイオリンコンクールで輝かしい受賞歴の特別ゲスト、日下沙矢子さん。同じく特別ゲストはベルリン国立歌劇場の主席オーボエ奏者、ファービアン・シェーファーさんだった。

 

プログラム
 

プログラムは抜群で、モーツアルトとハイドンのディヴェルティメントで始まり、すぐに日下さんのヴァイオリンが歌った。一部の終演はJ.S.バッハ/オーボエ協奏曲 ニ短調。体力の要る曲を若き奏者は映え々えとした情感をもって演奏された。

 

圧巻は二部の一曲目、J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ  シャコンヌ。しなやかかつダイナミックな演奏は時に火の如く熱く、またいつしか鏡の如くに静かに丁寧かつ自在だった。
プログラムはそれぞれ日下さんのメリハリの利いたりードでスケールの大きな演奏が実現された。

 

特筆はコントラバスの斉藤雅俊さん。触るだけの柔らかさから格闘の強さまで豊かに低音を支え、アンサンブル全体を深く響かせられた。地元上越市出身で私の高校の後輩だそうで、もう30年もドイツで演奏活動をされている方だった。コントラバスが歌うことも印象的だった。

 

ヴァイオリンの斉藤史緒さん、ヴィオラの岩崎理子さん、チェロのインケン・エヴァーツェンさん。息のあった素晴らしい演奏を有り難うございました。

 

シューマンのロマンス イ短調を、オーボエと弦楽五重奏に編曲された三浦陽子さん、楽しませて頂きました。

 

アンコールはG線上のアリア。そして厳かな前奏からファービアンさんのオーボエが「髙田の四季」を奏でて終わった。

 

満員の会場から起こった耳が痛くなるような拍手は久しぶりだった。 主催されたまさゆう会の皆様、有り難うございました。ぜひまた聴きたいです。

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