新しい万年筆とインク。

2012年11月8日(木曜日)

個人的な依頼状や礼状など手紙類のほとんどは万年筆で書いてきた。ずっと外国のカートリッジ式のものだったが、ペンの走りにやや抵抗感がありかつインク切れは早かった。

 

高かったが、思い切ってパイロット万年筆カスタム743の吸引式に替えた。驚くほどスムースな書き味、生涯の文房具となることを約束させてくれた。

 

万年筆とインクインクは沢山ある色彩雫(いろしずく)シリーズからasa-gaoを選んだ。
インクビンは「日本パッケージデザイン大賞2011」で家庭用品・一般雑貨部門の金賞を受賞したという。すっきりしたデザインだ。

 

振り返れば初めて学生服の胸ポケットに万年筆を入れたのは高校時代ではなかったか。昭和31年から数年間の、途切れ途切れの日記は多く万年筆で書かれている。きっと髙田の本町商店街の文房具屋さんで買ったものだろう。

 

キーボードで書くことは多いが、筆記には昔の人々の意気が伝わるようで情緒が感じられる。

 

万年筆はキャップ取り外しなどの「キャッポッ」という音も、ならではの味だ。母の喪で一年休んだ年賀状、今年は新しい万年筆で楽しめれば。

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