2020年8月17日

前髪のこと、おでこを見せる見せない。

2020年8月17日(月曜日)

何か観たり読んだりすると、それを長くネタに使う。私の良くない癖であるが、狭い日常を生きているためどうしてもそうなる。
本日は連日の材料であるDVD「にごりえ」から、三作品それぞれに主演した女優さんの髪に興味を持ち、そのことを書いてみたい。

まず場面写真から。

十三夜の若奥様おせき、丹阿弥谷津子。
丸いおでこがとても可愛い。

 

「大つごもり」の女中おみね、久我美子。
病気の叔父一家のために借金をしたいが、その工面が出来ない。

 

 

「にごりえ」の酌婦お力(りき)、淡島千景。

 

それぞれヒロインの立場は異なり、詳しくはないがしきたりに準じて髪型も異なっていた。
日本髪は非常に装飾的で、迫力がある。各部は前後左右どの視線にも美しく耐えることが意識され、すれ違って振り返えられた場合の、後ろ姿にも非常に気を使ったやに思われる。

さてこのたびの映画の三者三様の髪型に共通だったのは、前髪であり、みな揃えて上げている。
そのことで額がよく見え、これは日本髪の基本の一つにちがいない。

私は前髪を上げている(あるいはおでこを出している)のをいいな、と思うくせがある。
賢そう、涼しそう、大人っぽいうえ、個性がちゃんと表れるようだ。
前髪を下ろす上げるは、勿論好き好きであるが、
「王子さまが来るのを待っている」のと「王子さまを探しに行く」イメージの違いが何となく浮かぶ。
※追加です、王子さまを幸福と言い換えても良いかと思います。

親からもらった可愛いく個性的な「おでこ・額」。
この夏、お嬢さんたちも髪を上げ、涼しい額を見せてはいかがでしょうか。

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