秋の大潟水と森公園、足元に花、空に雁行 折角の公園が、、、。

2021年10月15日(金曜日)

雲間から日射しが漏れた金曜日、昼休みに空を見て大潟水と森公園に行った。

今年もリンドウが沢山咲いていて嬉しかった。歴史ゾーンの道に入って直ぐの右側(池側)やや日陰の草地に花はある。
山道の路傍や林間、畦で、草刈りなど一定の手入れがされている場所では特に良く咲くように思われる。秋の野の花ランキングをすれば上位に入るにちがいない。

 

 

木漏れ日が当たるといっそう美しい。

 

愛らしいツリガネニンジン。

 

今年もまっ赤、ガマズミの実。

 

短めに背丈が揃っていた野菊。
ノコンギクかヨメナか私には判然としなかった。
次回葉っぱに触ってみよう。

 

アキノキリンソウ。
同じ黄色でもセイタカアワダチソウと異なり、小振りで楚々としている。
随分昔、お茶を習いたての頃、師である亡き渡辺宗好先生の茶室でこの花を見て、
いいなあ、と思った。

 

フトイの群生をバックにセイタカアワダチソウが珍しく整然とている。
今、あたり構わず黄色一色にしてしまう花が、こんなに周囲と調和しているとは。
管理の方が余計なものを取り除き、調整されているのだろうか。

 

鳴き声がして遠くから雁行が近づいた。
西の方角から現れたのは逗留する池を探してるのかもしれない。

ところで、

歴史ゾーンでこの像を見て悲しくなった。
利用者が馬鹿にされてるようでもあり、、、。
当公園を愛している人であれば、このような事をしない。
自然を愛している人であれば、このようなことはしない。

20周年ならいっそうの整備に傾注してほしかった。折角の自然が台無し、美しい風景が泣いているようだった。

当公園の主役(テーマ)は古代の歴史にえにしと美しい自然環境だったはず。たとえこどもたちであっても、根底においてその価値は同じだったはず。

自然や歴史は繊細で、日々慎重な手入れが欠かせない。そんな場所に無遠慮にも突然現れた異形はあたりを一気に変質させる力を有している。

こどもたちへの配慮であるのなら、設置はエントランスゾーンから芝生広場までで十分だったのではないだろうか。
公園を愛し自負さえしていた方達で、沈黙のなか、残念に思っている人は少なからずいると考えられる。

繰り返しになるが、公園は本質的に繊細な場所である。
多数のかっぱ像の設置は果たして主体者や利用者が望んだことだったのだろうか。
清々しいはずの自然公園が喜んで出かける場所でなくなったようでとても残念だ。

いやなら来なければよい、という話ではないと思う。

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