2025年9月7日

小3の凄まじい体罰 その1。

2025年9月7日(日曜日)

時々ここに書いている小学校低学年の時に3年間通った分校時代。そのなかで特に記憶に残るのは体罰(教育?)事件です。もう75年も前ですし、時代は変わり私も年取り、不思議なことに関係する方たちはみな亡くなりました。もう書いても構わないかなと感じるようになりましたので本日机に向かった次第です。

小3になると担任は優しい佐藤先生から怖い顔の男性B先生に変わりました。B先生は軍隊上がりで図工が専門、浪花節が得意という方でした。

ある日、国語(読本)の授業でC君が当てられました。C君のことは皆知っていましたがかなり重度の吃音(きつおん:どもり)がありました。私達は固唾を飲んで見守りました。
C君は最初の字はおろか続く文もまともに読めません。ただ「ス、ス、ス、、、」などと顔を歪めて苦しそうにするばかりでした。
どうしたんだ!と先生が急かします。

しかし先生が手本を示そうが、落ち着け!と言おうがC君は進めません。
困った先生はショックを与えれば直ると考えたのでしょう、C君の胸や背中を叩きましたがそれで変わるのでしょうか。悪いまま事態は続きました。

すると先生はC君を階下にある小さな運動場へ連れて行きました。柔道で直してやるというのです。私達はゾロゾロと後に続きました。

運動場では凄まじい場面が始まり、みな唖然となりました。
背負い投げだ!と言って痩せたC君は床に叩きつけられ、巴投げだ!と言っては激しく投げ飛ばされました。柔道ワザは繰り返されワーワーと泣き叫ぶC君。
何度か「勘弁してくれ」と言ったような気がしましたが、もしかしたらそれはC君の代わりに皆が心の中で叫んだ声かも知れません。

普段は独特の楽しい雰囲気を醸し出しみんなにCちゃん、Cちゃんと親しまれる彼は嗚咽をもらしながら先生の足許にうずくまっていました。先生に帰るように言われたのか、残酷な出来事をみた後私達は三々五々家に帰りました。

しかし実はこの後もっと大変なことがあったというのです。それを語ったのは7年ほど前、東京から樹下美術館を訪ねてきた非常に優秀な級友D子さんでした。

続きは次回に、本日はここまでにさせてください。

去る9月5日、前々日の大雨の後の空。

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