2025年11月24日

樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。

2025年11月24日(月曜日)

長く暑かった今夏は紅葉には良くないと聴いていた。けれども頑丈な自然はしっかり秋の彩りをもたらしている。

本日東京からお客様が見えた。お茶の趣きが染み込んだ人なので木村茶道美術館をご一緒した。一昨日に続いて2回目の同館紅葉茶会。同じ催しを複数回か訪れるのは悪くない。

前回から二日経ってどんな花が生けてあるか、先回楽茶碗だったのを替えてみたい、利休の茶杓と水指の切り口を撮り忘れたので撮りたいなど、具体的な目的もあった。

同館が優れているのは私達に今日はどんなお茶碗で飲みたいですか、と聞いてくださるなど、対応が窮屈でない点が本当に有り難い。客人は西岡小十の唐津井戸、妻は三代徳田八十吉の色絵茶碗を、私は河井寛次郎の笹絵茶碗を所望させてもらった。

 

例年よりも色濃い樹下美術館の紅葉。

 

暖かな日で沢山ご来館頂いた。

さて柏崎は木村茶道美術館再訪です。

間もなく茶室という場所。
青々した竹と山茶花の木が爽やか。

以下サザンカ2種。

 

以下は茶室の話題。

 本日のお花は「スハマギク」と「ウメモドキ」だった。
スタッフさんらが持ち寄っていると聞いた。

千利休の茶杓と筒。左は寛次郎の茶碗。
茶杓は手に取ることが出来、
普通は出来ないことと、客人が驚いた。

白釉の李朝水指は鶴首の大徳利の首を切ってしつらえたと聞いた。切り口は金で整えられている。徳利の首を切って水指にするなど昔人の気の入れようには驚かされる。

帰路、庭に照明が点いた。

家に着くと、前日妻が興奮気味に話した唐椿(からづばき、とうづばき)が玄関に生かっていた。初めて目にする花は長くしっかりした葉を沢山まとい、実に存在感がある。
出先でたまたまお会いした直江津のお茶人S夫人から頂いたという。才媛の夫人は茶道の真髄を理解され、分けても花への精通と活かし方は別次元な方。

一輪目。

 

別に貴重なつぼみが二つ。
必ず咲きますよと仰ったそう。

ああ唐椿という花があるとは、やはり長生きはしなければならない。特に凡人ならなおさらだと思った。

2025年11月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

▲ このページのTOPへ