花鳥・庭・生き物
新潟県立大潟水と森公園の春。
午後1時間ほど大潟水と森公園を歩いた。まだ早いかも、と思ったが、庭と足並みを揃えるようにしっかり春のスタートを切っていた。こちらも足が速い。
オオイヌフグリもヒメオドリコソウもスミレも、土手で幸せを隠そうとしなかった。
約束に遅れてカフェへ。A氏とB氏夫妻がカフェに見えていてA氏のSPレコードを聴いた。かっての名手達の演奏は現代の超絶技巧とは異質の格調や精神性などが漂う。しかもすぐそこで演奏しているように感じられるから不思議。
いつものように最後にカザルスの「鳥の歌」を聴いた。いつも最後に聴いているが心に沁みる。平和はいくら願っても足りるということはない。
年末にまたSPコンサートをしましょうと話した。その時コロナは?戦争は?どうなっているのだろうか、と顔を見合わせた。
百花の春が慌ただしく始まる 静かだった冬が恋しい?
四月になったが終日肌寒い。梅も桜も、いえ寒さのため花全体の開花が遅れているらしい。
美術館左手前のコブシが開花直前になっている。
毛皮をまとった花芽と葉芽は小さな動物のようだ。
陽当たりの良いところでは毛皮を脱いで開花が始まろうとしている。
辛夷が咲くと次々と花が開き庭は賑やかになる。
東北大地震の後、主が越した福島県のあるお宅から来たショウジョウバカマ。
数ヶ月間じっとして春を待っていた自分が、今度は慌ただしく春に追いかけられる。
こうなると寒かったが静かだった冬がどこか恋しい。
嵐の翌日。
昨日の嵐は当地沿岸ばかりではなく上越市一体に相当な被害をもたらした。
知り合いの畑の小屋は飛ばされ、ある営業所の壁の一部が剥がれたと聞いた。樹下美術館では庭の大きな松の枝が折れて落ちた。数メートルはあるので人が居なくてほっとした。
だが一夜明けて今日は青々とした青空が覗き清々しいお天気になった。鳥や植物に安堵の表情があった。
ひどい嵐から一日経っただけなのに花が咲き鳥が鳴く。春というのは不思議なものだ。
ヤブツバキの成長。
北側の庭にヤブツバキが咲いている。先日まで固い蕾だったのがいつの間にか開花している。
ヤブツバキは最後まで開ききることなく大事そうにしべを抱えて咲く。
真紅の花が揃って葉の中に隠れるように咲くので、そんなに遠慮しなくてもいいのに、と声を掛けたくなる。
椿の成長はとても遅い。
まことに遅いのでこの場所は合わないのだろうかと心配になる。かと思えば20年近く経って急に花数が増えるのもある。その木も背丈は伸びず、まだ私の背ほどなので特に遅いと思う。
一つ植木屋さんが言うことに、カンカン日が照る所は絶対だめ、というのはその通りで、少しくらいの暗がりがちょうど良いらしい。
以下何本かある中で特に色形が良いと思っているヤブツバキで、丈は1,8メートルくらいです。
かってあるお宅に二階の屋根を越えるほど大きなヤブツバキがあった。まっ赤な花を非常に沢山付け、毎年楽しみだったがある日切られて小さくなってしまった。
ところで最近訪ね始めたお宅に見上げるほど大きな木がある。90過ぎのお爺さんが、“私の爺さんが植えた木らしい”と仰った。植えて100数十年は経っていると考えられるが、今まだ蕾は小さい。この先どんな花が咲くのだろう。
南の庭の土手近く、フキノトウが伸びていた。
柔らかい色がとてもうぶうぶしい。
テンプラにすると美味しいと、お客さんから聞いた。
今年始めての週末日曜日 美味しそうな厨房 ホオジロ 水仙。
今年の開館後初めての週末日曜日、ほど良く皆様に来て頂きました。カフェだけの方も大歓迎なのですが、今年の展示が湯呑と盃、絵画は新蔵品と裸婦で見やすいせいでしょうか、展示もよく見て頂き感謝しています。
昼に行ってみますと厨房が美味しそうでした。
甥が営む自家製粉の健康なパン屋さん「ハレノヒi」のベーグル。
今年からメニューになった「白玉アズキアイス」
450円です。
夕刻犀潟海岸で鳴いていたホオジロ。
澄んだ声で短いメロディを歌っていました。
懐かしい1960年代のフォークソング「七つの水仙」。
当時、カレッジ・フォークソングというジャンルがあり、ブラザーズ・フォーは人気でした。彼らの曲はほぼ毎日ラジオから聞こえてきました。
当時の(今でもそうかもしれませんが)洋楽は歌詞の意味がよく分からなくとも、雰囲気だけで十分にヒットしました。
木曜午後の断り書き ぐにゃぐにゃになったトンプン 妹。
木曜日のブログは殆どこのような書き出しで始まっている。その日の記事は鳥を撮ったり庭仕事や海岸の散歩が多いので、こう書かないと遊んでばかりいるように取られるかも、、、と今更ながらの自己弁護。この年になれば何をしようと誰も文句は言わないと思いつつ、意地だか見栄を張ってしまう。悲しい性というほかない。本日午後は寒かった。
夕方閉館前に来館者さんの足が止まったのを見て庭に施肥をした。それもとうに時期を過ぎてぐにゃぐにゃになったトンプンの処理を兼ねて肥料が効いていない一角にくべた。
樹木だけの場所。
小さなスコップで何十カ所も穴を掘ってはベチャ、ベチャと臭いトンプンをくべ、上から土をかけた。こんなに濃い肥やしで果たして良いのだろうかと思ったが、痩せた砂地なので良いことにした。
ミッシェル・ルグランの曲、エディ・ヒギンズのピアノ。
「You Must Beieve in Spring」
おひな様の発表会、受験の付き添い、見舞い、葬式、、、。寒さが残る季節にふと私よりも先に亡くなった妹を思い出す。
歴史の果てがこれでは これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
砲弾に蹂躙される豊かそうな国土と善良そうな人々
創造と破壊、成熟と未熟、洗練と野蛮、健康と病が今日諍う
努力の果ての現実なら歴史とは何なのだろう
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
※健康と病→人格の健康と病です
午後から庭仕事をした
心弾むべき仕事も没頭できず胸騒ぎが収まらない
痛ましい国との時差は7時間だという
22時を回ったキエフはいま15時過ぎだ
狙われた人々を思い蛮行への憎しみがつのる
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
庭で鳥たちがさえずり巣作りをしていた。
春の歩み。
3月の足の速いこと、もう9日になりました。
二月が降ったり止んだりの繰り返し。そのため足踏みをしているように感じられました。このところの暖かさもあって今月の足は速く、どんどん進むようです。
以下は本日の庭と海です。
毎春、今ごろはここに雪が残ります。
ちなみに昨年は以下のようでした。
本日鵜の浜温泉に近い駐車場の夕暮れです。
左の山陰に沈んでいた陽が海の上へと出て来ました。
先にはまだ寒い日や雨の日があり、雪さえ降るかもしれません。変わりやすい空に花や鳥を混ぜながら温かく賑やか春へとなるのでしょう。
早春の黄色 静まりかえる水田 「おはなし」。
午後から予報通りに晴れて来た本日。
在宅訪問のお宅の庭でロウバイが満開だった。
キブシ、アブラチャン、マンサク、そしてサンシュユやロウバイ。まだ雪が残ろうという野や庭の花は黄色が多い。いきなりまっ赤な花を咲かせるなら、見る者がびっくりするので柔らかな黄色から始まるのか。そう言えば春早く咲くフキノトウや水仙、トサミズキなども黄色だった。季節は色の調子を知っている。
アブラチャンは近隣で見たことはないが、ある先輩が良く知っていて驚いたことがある。2012年春、母の故郷を訪ねて九州を旅したとき、大きな木を何度か目にして感激した。
2012年3月下旬、唐津の先の峠のアブラチャン。こんな盛大に咲くとは。
1969年の曲「おはなし」。
一両日、昼休みに近隣を走りましたが、雁、白鳥、もちろんハクガンも姿がありませんでした。鳴き声ひとつ聞こえず田や池は静まりかえり、淋しい眺めでした。一斉に北へ帰ったのでしょう。
12月中旬からおよそ2ヶ月半。何のもてなしもせず色々写真を撮らせてもらい、有り難うございました。当地の冬が気に入ってくれたなら来年はさらに沢山で来てください。
当分良いお天気が続きそうです、開館まであと7日となりました。
春陽の海と花 沈みがちな気持を樹下美術館で癒やして。
三月になって最初の日本晴れとなった本日。柿崎海岸を歩いた。
風が収まった海は濃く青く時にエメラルドグリーンに染まっていた。
これは昨日吉川区の溜め池で見たミコアイサ。
白黒が雄、左端の茶の頭は雌。
カモの一種ですが雄はサングラス風の目とヘアスタイルが生意気。
昼の美術館で春陽のなか雪囲いが外され片づけられていました。来週は気温が上がり晴れ間が続くようですから、15日の開館はかなりクリスマスローズの開花が見込めそうです。
このたびだけは遠くで行われている戦争がぐっと身近に感じられます。
コロナと戦争、、、。
沈みがちな気持を樹下美術館で少しでも癒やして頂ければ、と願っています。
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