頸城野点景
2011年、上越地域の天気予報が外れた正月
大荒れという新潟県上越地域の天気予報が大きく外れました。2011年の年末年始は予想外の穏やかさとなり、近隣の海や池へ行くことも出来ました。
以下年末年始の写真で、海岸は柿崎区です。マガンは大潟区潟田、夕暮れのハクチョウやカモは大潟区朝日池でした。
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現在2011年1月4日午前0時を少し過ぎた所です。2011という文字も新鮮です。4日は医業の仕事始め。ひっそりとしている感じのインフルエンザはどう推移するのでしょう。在宅回りも始まりますが、雪が少ないのは助かります。
冬の雑木林 雀の群れ
今年いっぱい悪天候が続くようです。大雪が報じられていますが予報では上越地域の気温は数度のレベルということ。湿った雪かミゾレが続くのでしょうか、いよいよです。
ところで上越市大潟区・潟田という所へよく往きます。二通りの道があり、最近では岩野集落を回ります。岩野を下がって水田に出るきわのハンノキ林にほっとするからです。
私が高校生のころまで大潟区一帯はフラットで美しい松林が連なり、それに混ってコナラやハンノキ、クリ、ヤマザクラなどの雑木も沢山ありました。
当時結核に罹って、医師だった父に歩けと言われ毎日のように林を歩きました。長い時間歩いてもめったに人に会うことがないほど広大で美しい林でした。林を当時の映画「挽歌」のスチール写真の背景に似ていると感じたことがありましたが、勘違いかもしれません。
今日は往診の帰りに掲げた林の右端のところで雀の群れを見ました。昔から雀には特別なシンパシーを感じていますので、頑張れと心中叫びました。
群れは今年生まれた若い雀たちにちがいありません。夏以後に見られる若鳥の集団には種の保存を担保する意味が考えられているようです。しかしながら厳しい越冬や移動に際して多くが失われるといいます。
・唐沢孝一 スズメのお宿は街のなか 中公新書1989年11月25日発行
・佐野昌男 スズメ 人里の野鳥 信濃毎日新聞社 昭和63年12月7日発行
を参照。
祖母の姉の嫁ぎ先を訪ねた そして野口孝治のこと
午後の休診日、上越市頸城区森本の遠い親戚S宅を訪ねた。祖母トワの姉タイの嫁ぎ先で、ご当主とははとこ同志、これまでは門前へ伺っただけだった。今日お庭を公開されると聞いて訪問した。ありし日の地主のお宅で、豪勢な屋敷構えに驚かされた。
祖母姉妹の実家は旧津有村(現上越市新保古新田)の開田地主だった。姉妹の兄で明治5年生まれの孝治(こうじ)は生涯を高田平野の用水保全や野尻湖の貯水と発電事業などに捧げている。また護憲の犬養毅を敬愛して大正時代に立憲国民党から出て衆議院議員を務めたこともあった。
孝治は高田学校(現高田高等学校)を出て福沢諭吉が健在していた慶應義塾理財科へ進んでいる。その人生は諭吉と犬飼の思想を実直に反映したものといわれ、孝治の自室には二人の写真が掲げられていたという。ちなみに孝治の長男は高田市議会議長を、甥の小山元一(かずもと)は初代上越市長を務めた。
![]() 門から母屋へ続く通路 |
![]() 母屋 |
![]() 濠(ほり)に沿って築山の道 |
![]() 築山から母屋の東側を見る |
![]() 手水と庭下駄 |
![]() 周囲にめぐらされた濠(ほり) |
さて祖母の実家やほかの姉妹たちの嫁ぎ先も家が大きい。トワは医家の我が家に嫁ぐと木造二階建ての病棟のほかに10数部屋を有する住居が建った。本日尋ねた姉の嫁ぎ先が建って数年後の竣工は、姉に負けられない意識もあったのだろう。我が家の仏間は60畳(現在30畳)だった。
昭和28年、小生の小学6年時に亡くなったトワの通夜はその仏間で行われた。普段寡黙な父が座布団をくるんで背負い、赤城の子守歌を酔って歌って踊った。私は驚いて見ていたが、父には特別な日だったにちがいない。
実は祖父母は大きな家などで莫大な借財を作っていた。貸し主は祖父の叔母が嫁いでいた酒蔵だった。返済は医師になっていた父の肩に重くのしかかった。現金を求めて満州へ渡ることになる父。志していた大学での学問からの転換はまことに不本意なことだったろう。
勤務地の満鉄病院に佐賀県古枝(ふるえだ)村出身の看護婦・母がいた。
母によると、少々ふけた独身医師が病院にいたという。ある日、どうして結婚しないのかと尋ねると、
「僕には親の大きな借金があるから」と父が言ったらしい。
本日の見学は庭だけだった。是非とも屋内も拝見してみたい。外観を一見するだに貴重であり、調査や保護、利用を検討すべきではないかと思った。
上越市大潟区の自然 朝日池と新潟県立大潟水と森公園 そしてため池百選
昨日、水野行きまでの時間、上越市大潟区、朝日池は熱気に包まれていた。渡り鳥とそれを追う人々、夕刻になっても県外の車は去りがたく見えていた。皆さんの写真器材は驚くほど高い水準で、バンの荷台に満載の車もあった。
ほとんどのレンズがハクガンに向いていた。ハクガンの飛来地は朝日池を入れて日本で数カ所しかないという。様々な渡り鳥で埋め尽くされる湖面。真っ白な翼の先端を黒く染めたハクガンは遠目にも気品にあふれていた。限界ながら鳥たちを写せて満足だった。
ますます貴重な雁類の飛翔は力強く、元気づけられた。
甲府、水戸、岐阜、浜松などの車が並ぶ |
レンズ、カメラ、三脚、みなケタ違い |
着水するのはマガンらしい |
お尻を向けてるプリンセス、ハクガン |
青空の飛翔 |
今日の新潟県立大潟水と森公園 |
朝日池は全国ため池百選に選定されました。隣り合わせの鵜の池を中心とする新潟県立大潟水と森公園には密かにリスが生息しています。
新潟県でため池百選に四カ所が選ばれ、そのうち三カ所が上越市内にあります。
越後上越 米山山中(よねやまさんちゅう)の水野
知人夫婦8人で6,7年振りの上越市柿崎区水野に集まった。囲炉裏を囲んであっという間の2時間半だった。いわなに噛みつき、熱いのっぺを頂き、心ゆくまで新そばを楽しんだ。
囲炉裏のいわな |
そばがき |
いわなの卵(こ) |
新そば |
古時計 |
つるし柿? |
銚子屋さんのお父さんご夫婦、若夫婦も優しかった。米山薬師の旧宿場、水野の一夜を心に沈ませて帰ってきた。越後に鄙(ひな)あり、山水に田も海もある。
異常なセイタカアワダチソウの繁茂
今年のセイタカアワダチソウの勢いは異常に写る。先日の高田の行き帰り、至る所で見た一面真っ黄色な花の占拠は驚くばかりだった。
黄色は最も前に出る強い色。異常な酷暑をものともせず旺盛に咲き誇る様には趣でなくおののきを感じる。イネ科のススキや芦などの場所が好んでターゲットにされるという。特に今年は極端に減って青息吐息のススキなどの姿は哀れで心痛む。
秋の月、ススキこそ眺めに相応しかろう。デカデカとした真っ黄色の花ではぞっとする。ほかに初夏、芦や茅に巣をかけて喜び歌う大好きなヨシキリたちはどうすればいいのだろう。
いずれ旺盛な繁殖がピークを迎える可能性も一部想定されるようだ。しかしそれをも越えるようであれば植生の多様性、文学性の保全などでいい、本気のマターとして大規模な手入れが必要ではないだろうか。そうでもしないと、環境は江戸時代のほうがはるかに良かった、などと涙ながらに暮らさなければならない。
雨の祝日
今日は同業者のゴルフの予定日だったが、コースへ到着すると中止を知らされた。降り続く大雨に加えて落雷も心配されるという幹事の判断だった。残念だったが、思わぬ時間によって溜まった仕事が手に付き、それはそれでよかった。
二日続きの猛雨の中、樹下美術館の来館者は本日ゼロかなと思ったが、6名が見えられたということ。大きな施設でもがら空きの日が珍しくない話を聞けば、樹下美術館は毎日頑張っている方だと思う。
本日から販売のシーグラスのチョーカーが二つ出た。お買い下さったお二人に心からお礼を申し上げたい。可愛いオリジナルを置くことは思いのほか楽しい。
9月の長雨が浸みこんだのか米山が一回り大きく感じられ迫って見えた。
雲をみる日
今日はまじまじ雲を見た人が多かったのではないだろうか。大小変化に富み、スケールの大きい展開が眼を惹いた。
雲は形状を変えながら浮遊するなど、人知をこえる形態であるほか、環境を支配する壮大な機能まで有している。かく雲の造形美と様式は高尚だが、アートなどと自称することもなく、慎ましさはさすがである。
ひどかった夏のほんのお詫びに、とサービス満点だった今日の空。あすはどんな雲が見られるのだろう。
さて、本日テレビを占領していた人達の印象は相変わらずのアナクロ二ズム、加うるに芸人の趣まで。35年間、まじめに納税してきたが、彼らを見るより雲を見ている方がよほどいいと思った。
夕陽の四ツ屋浜でお弁当
台風は曲がってしまって新潟県は直撃を免れた。一日中、気温は30度に届かず、澄んだ空に雲がさわやかだった。
以前ノートに書いて以来、夕暮れの海で食事することが私たちの課題だった。午後から休診、雲も良く、急遽今夜は海で食べようということになった。
夕刻、家内は母の食事をチャッチャと作り、2人とも少しドキドキしながら近くの四ツ屋浜へ行った。食事はほか弁で、家内は缶ビール、私はノンアルコール缶だった。
雲が少いためダイナミックな夕焼けにはならなかったが、まるまる入り陽が見られた。開けたドアから海かぜが入り波の音が聞える。想像以上にリラックスしながら食べた。580円のお弁当はオカズが沢山でご飯もいっぱい。十分に楽しめた。
海のそばに住んでいるとこんな楽しいことがあるんだ、と家内。暗くなるまで50分間の海辺。お金も掛からず事故にも遭わず、手間も要らず、と喜びつつ車で3分足らずの家に帰ってきた。
午前中、50名様の団体でご来館頂いた北陸三県の浄土宗寺庭婦人会の皆様、ご不自由ございませんでしたか。ご訪問に心より御礼申し上げます。
少女が連れてくる秋
入り陽の海を小一時間歩いた
戻った車のそばで少女が赤い空を見ていた
一途なシルエットからぽつぽつと言葉が溶け出していて
金星が現れると愛らしい鼓動が聞こえるようだった
ところで、私が生きてきた時間はとても短く
少女が生きる時間は際限なく長かろう
際限ない時間を持つ人は魔法使いのようなものだから
この子が夏に別れを告げた時が秋の始まりらしい
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