頸城野点景
異常なセイタカアワダチソウの繁茂
今年のセイタカアワダチソウの勢いは異常に写る。先日の高田の行き帰り、至る所で見た一面真っ黄色な花の占拠は驚くばかりだった。
黄色は最も前に出る強い色。異常な酷暑をものともせず旺盛に咲き誇る様には趣でなくおののきを感じる。イネ科のススキや芦などの場所が好んでターゲットにされるという。特に今年は極端に減って青息吐息のススキなどの姿は哀れで心痛む。
秋の月、ススキこそ眺めに相応しかろう。デカデカとした真っ黄色の花ではぞっとする。ほかに初夏、芦や茅に巣をかけて喜び歌う大好きなヨシキリたちはどうすればいいのだろう。
いずれ旺盛な繁殖がピークを迎える可能性も一部想定されるようだ。しかしそれをも越えるようであれば植生の多様性、文学性の保全などでいい、本気のマターとして大規模な手入れが必要ではないだろうか。そうでもしないと、環境は江戸時代のほうがはるかに良かった、などと涙ながらに暮らさなければならない。
雨の祝日
今日は同業者のゴルフの予定日だったが、コースへ到着すると中止を知らされた。降り続く大雨に加えて落雷も心配されるという幹事の判断だった。残念だったが、思わぬ時間によって溜まった仕事が手に付き、それはそれでよかった。
二日続きの猛雨の中、樹下美術館の来館者は本日ゼロかなと思ったが、6名が見えられたということ。大きな施設でもがら空きの日が珍しくない話を聞けば、樹下美術館は毎日頑張っている方だと思う。
本日から販売のシーグラスのチョーカーが二つ出た。お買い下さったお二人に心からお礼を申し上げたい。可愛いオリジナルを置くことは思いのほか楽しい。
9月の長雨が浸みこんだのか米山が一回り大きく感じられ迫って見えた。
雲をみる日
今日はまじまじ雲を見た人が多かったのではないだろうか。大小変化に富み、スケールの大きい展開が眼を惹いた。
雲は形状を変えながら浮遊するなど、人知をこえる形態であるほか、環境を支配する壮大な機能まで有している。かく雲の造形美と様式は高尚だが、アートなどと自称することもなく、慎ましさはさすがである。
ひどかった夏のほんのお詫びに、とサービス満点だった今日の空。あすはどんな雲が見られるのだろう。
さて、本日テレビを占領していた人達の印象は相変わらずのアナクロ二ズム、加うるに芸人の趣まで。35年間、まじめに納税してきたが、彼らを見るより雲を見ている方がよほどいいと思った。
夕陽の四ツ屋浜でお弁当
台風は曲がってしまって新潟県は直撃を免れた。一日中、気温は30度に届かず、澄んだ空に雲がさわやかだった。
以前ノートに書いて以来、夕暮れの海で食事することが私たちの課題だった。午後から休診、雲も良く、急遽今夜は海で食べようということになった。
夕刻、家内は母の食事をチャッチャと作り、2人とも少しドキドキしながら近くの四ツ屋浜へ行った。食事はほか弁で、家内は缶ビール、私はノンアルコール缶だった。 雲が少いためダイナミックな夕焼けにはならなかったが、まるまる入り陽が見られた。開けたドアから海かぜが入り波の音が聞える。想像以上にリラックスしながら食べた。580円のお弁当はオカズが沢山でご飯もいっぱい。十分に楽しめた。
海のそばに住んでいるとこんな楽しいことがあるんだ、と家内。暗くなるまで50分間の海辺。お金も掛からず事故にも遭わず、手間も要らず、と喜びつつ車で3分足らずの家に帰ってきた。
午前中、50名様の団体でご来館頂いた北陸三県の浄土宗寺庭婦人会の皆様、ご不自由ございませんでしたか。ご訪問に心より御礼申し上げます。
少女が連れてくる秋
入り陽の海を小一時間歩いた
戻った車のそばで少女が赤い空を見ていた
一途なシルエットからぽつぽつと言葉が溶け出していて
金星が現れると愛らしい鼓動が聞こえるようだった
ところで、私が生きてきた時間はとても短く
少女が生きる時間は際限なく長かろう
際限ない時間を持つ人は魔法使いのようなものだから
この子が夏に別れを告げた時が秋の始まりらしい
鵜の浜の夕焼け
昨夕は、上越市大潟区鵜の浜温泉のホテルを会場にウツと不安障害の講演会があった。近時、多様な薬剤が開発され病に寄与している。一方で問題の背景に耳傾けることも大切なことであろう。
講演時間まで鵜の浜の海へ出て夕焼けを見た。
今日の鵜の浜の夕焼け。
昔懐かしいRoger WilliamsのDEAR HEART
(もう一度聞くときは左上のReplayを押してください)
行く夏
昨日から来ている姪たちと海へ行った。日曜の朝7時半の海など早くて普段見たことがない。しかし海は音もなく静かでとても良かった。何組かの若者たちがいて楽しんでいた。
ひとしきりシーグラスを拾って浜茶屋(海の家)でかき氷。この飲み物の最後はやはりコメカミが痛くなる。
空は澄み明らかに海はしみじみとし始めている。まもなく秋、いやもう初秋、たとえ猛暑でもそう決めてみた。
行く夏を小屋のレゲエが惜しんでる sousi
雨雲へ向かう草道土底浜
上越市大潟区の土底浜。海に沿った高台にすっぽり腰まで埋まる草の道がある。下に平行して車も通れる道があるのに、何のために使うのだろう。あたりに畑もなければ小屋もない。不思議な道だが誰かが通っている気配はある。
ここの夕焼けも良くてたまに来ますが、少々気になる道です。土底浜(どそこはま)は本当に変わった地名だと思います。ドソコはアイヌ語だったのかもしれません。写真は今夕でした。
雨雲へ向かう草道土底浜 たれの道かや今も道らし
見納めでもいいという夕焼け
今日は雨を待って空が気になっていた。夕食中、カーテンを開けると東の空に小さな虹が出ていた。以前、不安定なお天気の夕刻に虹が出て、素晴らしい夕焼けがあった。
「海へ行ってみよう」と妻に声を掛けて食事を中断した。車で着いた近くの四ツ屋浜はまあまあの夕焼けだった。それでも妻は喜んで、今度ここで夕焼けを見ながら食事をしたい、と言った。
日も沈んで、そろそろ帰ろうというころ、佐渡の方がきれい、という声で振り向いた。北側が赤々と染まっている。出て写真を撮り、車に戻ってカメラを片付けていた。
「凄くなってきたわ」、とまた妻。
見れば一面の群雲に鮮やかな陰影が付き、強くオレンジ色に輝やいている。わずか1,2分だろうか、息を飲むような夕焼けが展開された。
「これなら末期(まつご)の眺めでもいい」。
三人の老親の間で何かと多忙を極める妻は、まじまじと夕焼けなど見ることが無かったのだろう。食事を中断して見に来てよかった。
夕焼けならこれからもっと素晴らしい日があろう。そんな日にこの丘で食事をするのはいいかもしれない。私は飲めない口だが、その時は代行を頼もう。
帰って食卓に戻ったが、もう十分だった。
今日は小千谷からもお客さんがお見えになった。私の植物画やシーグラスの絵はがきが一週間で150枚ほど出たと聞いた。
入道雲と夕焼け、そして異常熱波の影響
夕暮れ時、樹下美術館のデッキからむくむくとした入道雲が見えた。雲は妙高山をすっぽり包み、そちらでは雨が降ったのだろうか。雲の見える所は涼しげに見えて羨ましい。
近くの潟川は童話的な夕焼けだった。直江津の関川河口などでは壮大な夕景が見られたかもしれない。
仕事方面で異常な熱波の影響が続いている。
昨日、今日と点滴をした方はまだ若い。一昨日午前、数時間の草刈りのあと焼却作業をしたという。昼食後急に変調して発熱され、この方も炎症反応が亢進していた。また本日の屋根職人さんもきわどかった。
疲労がかさみ、屋外労働の状況は深刻さを増している。ほかに生徒の部活そして甲子園。いずれも厳重な監視が求められ現実的な制限が必要になるかもしれない。
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- 庭の渇水対策は新たに井戸を掘らなくても間に合った。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2 ひと事ではない渇水。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 庭の井戸をもう一本追加 夏の食卓。
- 菓子工房caramelさんと樹下美術館のコラボレーション。
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