上越市最近の話題から その2厚生産業会館

2011年9月28日(水曜日)

日頃ぼんやりしていても時には気になる上越市の話題があります。最近では仮称・厚生産業会館でしょうか。予算規模は知りませんが“相当な額”にちがいありません。
厳しい社会情勢の中、貴重な地域事業費をある種犠牲として建設される施設が、削られるものを越える福音を有するのでしょうか。僭越ながらいくばくかの疑問、および何時かはと、拙い提案を記させて頂きました。

疑問:予定施設の建設場所について、高田駅を含めた中心市街地あるいは公園などが候補として挙げられているようです。そもそも建物は目的ごとに相応しい場所があるはずですが、公園と駅近くの市街地では随分と環境に違いがあります。これは、今もって施設の目的や内容が曖昧であることを伺わせます。濃度の薄いものを果たして公約と呼べるのでしょうか。「何処かに何かをつくらせて」という流れに見えて悲しくなります。
また仮称にしても厚生産業会館は如何にも時代遅れ、夢なき名前ですね。しかし案外実体を現わしているのかも知れません。

 

建物といえばその昔
サンルームとカフェが付いた植物園:年令に関係なく、戸外は何ものにも代え難く、生きることと両輪のような関係があります。それが上越地域では冬期の何ヶ月も雪に閉ざされ外が遠のきます。
降雪の日、整備された道路から暖かな植物園へ入る。全市民に開かれた園内はランニングもよし車椅子も安心、緑と花に憩いましょう。
夏の冷房は貯雪を利用し冬期の暖房費をカバーする。おそらく維持管理は建設よりも大変でしょう。しかしそれだけの価値がありませんか。この夢を7,8年前の同業誌に載せたことがありました。

プロジェクトなら
トータルな企業誘致:避難を続けられる福島県の方々はまだ多いと聞いています。また離県も真剣な課題だと想像されます。そんな皆さんに「上越へいらっしゃい」と大声で呼び掛けるのはどうでしょう。
用意するのは懇切な職業訓練と住宅、企業に対しては税やインフラ、土地提供など思い切った優遇措置です。もちろん地元にも呼びかけます。
順次火力発電所の完成に合わせ「クリーン都市・上越構想」などを。本気なら試みは国・企業の注目を集め、補助のボーナスや全日本レベルの話題も夢ではないかもしれません。
雑草の管理もして足許もクリーンに。

 

多くの為政者は自らの足跡を記すが如く税を用いて建物を作りました。明晰な現市長はそんな古い方ではありませんので賢明な税配分が期待されます。

 

 上越の水田
手入れの行き届いた上越地域の水田

ある下越の海岸旧中条町の海岸 イメージとして用いました

 

 以上夢見る納税者の不明不遜をお許し下さい。
 上越市最近の話題から その1新幹線に続けて記しました。

 

 司修氏講演会

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