2013年2月21日

童謡「さかみち」

2013年2月21日(木曜日)

昨日は上越市柿崎区・上下浜の坂道を書かせて頂きました。その中で川田正子さんの童謡「さかみち」に触れました。

幼年時代、レコードでこの歌をよく聞きましたので、坂道に来るとはずむような歌声がよぎることがあります。

月の沙漠、みかんの花咲く丘、汽車ぽっぽ、鐘が鳴る丘、靴が鳴る、あの町この町、からすの赤ちゃん、あの子はだあれ、、、。父が高田から買ってきて、姉が聞き、自分が聞き、姉妹に聞かせましたので、歌は柔らかだった幼少の脳にしみこみました。

童謡歌手・川田正子さん(1934ー2006年)は私たちの大スターでした。当時のレコードはもちろんSP盤、歌手はよく通る声を張りあげて歌いましたので、針雑音にも負けず歌声が響きました。

後にミカンの花咲く丘などの童謡は、あまりに単純、情緒的と批判されたといいます。しかし辛い戦後は、単純かつ渾身の情緒こそ人を豊かにし、元気づけ、互いをつなげたのではないでしょうか。

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