上越市は寺町、浄興寺(歓喜踊躍山浄土真宗興行寺)さんの窓。

2019年1月19日(土曜日)

年6月に火頭窓から始まった二十三夜塔と庚申塔巡り。しばらく窓から離れていましたが、本日その変わり形と思われる窓を記してみたいと思います。

 

実は昨年秋に上越市寺町の浄興寺を訪ねていました。胸がすくような規模の大きい名刹ですが、拝堂と本堂、拝堂と宝物殿を結ぶ回廊に変わった窓の設えがあることに気がつきました。

 

矢印の窓です。拝堂向かって右の回廊にも見られます。

 

大きくしてみました。これまで見てきた火頭窓は上から二つ波を描いて下へ真っ直ぐ、あるいは広がって下がり、底は水平でした。
しかし上掲の窓は下部が曲線を描き、底の部分に変化を付けて、全体を丸く横長にしています。色々検索してみても、中々このような形が見当たりませんでしたが、とても上品な印象を受けました。

ところが過日の柏崎行きでは、二カ寺で少々似たような窓に出合いました。

 

大久保の西光寺山門。窓を以下に大きくしてみました。


左右が下に向かって丸くなり、底の部分に二つ返すようなた変化が付けられています。

さらにその後の市内西本町の専念寺で以下の窓に出合いました。

本堂左右の窓に注目して以下に拡大してみました。

装飾窓のようですが、上掲した二つと同じく左右は丸みをおび、下枠に二つの波のようなあしらいがあります。当寺院の宗派は浄土真宗浄興寺派とあり、本山である髙田寺町の浄興寺に少々ならったのかな、と当日思いました。

ネット検索の結果、ふとしたことから茨城県常陸太田市の古刹、佐竹寺本堂の両隅に以下のような窓があることが分かりました。

拙いスケッチで申し分けありません。前記した三つをまとめたような形状でした。

さて以上本日示しました窓は、いずれもてっぺんの宝珠を思わせる丸みに続き、以後の丸みが下ですぼまり、左右結ばれています。また下の枠部分に波のようなあしらいも共通し、一般的な火頭窓とは異なっていました。
何か名前があるのかと思いましたが、唯一見つかった佐竹寺では火頭窓と記されていました。
普通の火頭窓よりやや手が混み、かつ上品に見える窓はどこか雲をも思わせましたので、雲居窓などと読んでみたくなった次第です(もちろん雲居窓でググっても出てきません、、、)。

最後におまけですが、浄興寺さんの門前に久家堂という仏具屋さんがありました。

前と脇で形が異なりますが、いわゆる花頭窓風でしたので少し驚きました。

これまで話題にしてきました火頭窓ですが、火灯窓、花頭窓、華頭窓ほかいろいろな書き方があるようです。
次から花頭窓と記載したいと考えましたので、どうか宜しくお願い致します。

2019年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

▲ このページのTOPへ