間もなく平成時代が終わる 強靱な陛下。

2019年4月27日(土曜日)

あと三日で平成が終わる。
いまだ傷跡癒えぬ幾つもの大災害に見舞われた30年間だったが、陛下は先日のお言葉で「日本は国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちました」と述べられた。
一貫して平和を願われた陛下に相応しいお言葉だと思った。

また都市中心に回りかねない社会にあって、行脚によって常に地方を大切にされ、「国民と共にある」ことを体現されたことも貴重なことだった。
しかるにメディアや人々の一部には、「平和」とその礎たる「民主主義」「友好」などの言葉や感覚を嫌う言説が常に存在したやに思う。
おそらく陛下はそのような事を知っておられ、昭和天皇から引き継いだ「民と共にある平和の象徴」を貫くため、長くこれらの現象と闘われたのではないだろうか。
昨年8月のお言葉はじめ、年と共に陛下には希有な品格のなか、ますます強靱なお考えと意志が感じられるようになった。

 

手許の「皇太子さま」 著者田中徳 大日本雄弁講談社昭和24年11月15日発行。

小学校低学年時代、大きな行事があると地元の分校から本校へ行列して行った。
本校には図書館があり、そこで陛下の皇太子時代の絵本を何度か手に取った。遠泳やヴァイニング夫人との美しいカラー挿絵を見て、その都度子供なのに凄い人だなあ、と驚嘆した記憶がある。

いっときも時間と経験を無駄に出来ないお立場と日常は、想像を超えるご苦労があるに違い無い。
くわえて幾つかの病を越えられ、健康でおられることも貴重なことであり、年とともに遠くから学ばせて頂きたい事の一つになった。
さらに美智子妃殿下との間に滲む愛情は、象徴に相応しい姿として強く印象に残る。

 

本日の庭は落花によりますます美しかった。
来館された東京のお客様がこの落花にカメラを向けられたと、聞いた。

落花の日幾千万の花びらはいつか根などへ帰らむと喜びて散る土に緑に

 

寒い一日だったが、明日はとにかく晴れるらしい。

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