2019年5月6日

麗しかった富山市。

2019年5月6日(月曜日)

昨日こどもの日の5月5日、上越妙高駅発17:20の北陸新幹線で初めて富山市へ行った。
新幹線が開通して金沢市と高岡市にはすで出かけ、富山市が懸案のままだった。さらに知りあいから盛んに富山市の話を耳にするようになり、押し出されるように出かけた。今や新幹線のお陰で富山は思い立ったらすぐにでも行けるようになっている。

わずか40分で富山駅に着いた。城址通りを南下したが、道路は胸が空くように広く気持ちが良い。
両側のポールなどにボリュームある花がアレンジされ、驚いた事になま花だった。それがずっと続く。
スッキリしたデザインの電車が二両編成で颯爽と往来し、城址のダイナミックな石垣も現れた。

 

 

 

 

ガラスの街と謳う市。照明された作品が夕刻の通りに美しい。

広く清潔な道路と花、格好いい電車、歴史の香り、夕暮れと灯り、、、。いい町だなあ、一編に富山が好きになった。
運河や城址公園に寄り道してホテルに向かった。
一帯の手入れの良さは、喜んで人を迎えようとしている街の意識を感じ、嬉しかった。

 

翌日6日、訪ねる予定の4施設のうち「佐藤記念美術館」「森記念秋水美術館」「富山市ガラス美術館」の3館は互いが近いので歩いて回った。

以下は企画展として「インドネシアの染織 展」が行われていた佐藤記念美術館

 

石中心の外観は周囲にある石垣への配慮であろう。大変上手く調和している。

 

軽々として素朴なものから繊細かつ重厚なものまで、多彩さには驚かされる。
さらに島々ごとで染めと織りの方法が別れ、風合いが異なる。

 

人を迎えるための施設では常にガラス磨きが欠かせない。
樹下美術館もを熱心に励行している。
しかるに上越妙高駅のガラス管理は、他駅と比べ見劣りを否めない。

 

以下二点は森記念秋水美術館の「備前刀-用と美の系譜-」。

 

美しく展示された刀剣に初めて見応えを感じた。
想像以上に細身、そのことも優美の要素になっていた。
秋水は研ぎ澄まされた険の美しさを現すという。

以下は富山ガラス美術館。

 

ある種無機的な美しさのガラス作品を温めるようとする隈研吾氏の木による壮大な演出。

 

以下はガラス作品。

 

かって枯れ木に通っていた生命本質、水をイメージさせる。
また富山湾海底の埋没林を思い浮かべた。

 

舟からこぼれ落ちる鮮やかな球体のファンタジー。
豊かな漁業への祝辞かもしれない。

市内の予定を終え、ガラス美術館のレストランで昼食の後、タクシーで富山駅へ。そこからあいの風鉄道で福岡駅下車した。

 

旧北陸本線の在来線が名を変えていた。4両編成でかなり混み合う普通列車。

 

以下は高岡市福岡の「ミュゼふくおかカメラ館で開催中の猫写真家・関由香氏の「ねこうらら」展風景。

 

 

気配に敏感で、常に自らも気配を発する動物「猫」。
マニアでなくてもしぐさと表情は何とも魅力的だ。
館内では設計者の巨匠・安藤忠雄氏の世界に包まれる。

都合により富山県立美術館などを中止し、列車を早めて帰ることにした。富山駅の待ち時間に予報通り激しい雷雨が襲ってきた。

 

雨に見舞われる富山駅前。
落雷かと肝を冷やした稲妻と同時の大音響にも遭遇した。
それにしても天気予報は良く的中する。

中心部だけの見聞だったが富山市は想像以上に良かった。当座の外見や数にこだわることなく、長く質を重んじ実に配慮するのは県民性なのか。お金の使い方に堅実で上手な印象を受け、わが樹下美術館の参考にもなった。
当館には時折富山県からお客様が見える。お礼というわけでもないが、まだ見ぬ富山県美術館、高志の国文学館。樂翠亭美術館などを巡るため、近々再訪したい。

 

この日、朝のホテルで時代の最も先端におられるであろう方にお会いした。ふだん著名な方をお見受けしても声を掛けたりサインの所望などは謹んできた。しかし今朝ばかりは衝動に刈られ、咄嗟に自らを紹介し、サインのほか一緒の写真までお願いした。

思ってもみなかった方のことは次回記させてください。

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