明日から今年の開館です。

2023年3月14日(火曜日)

昨年12月15日が同年度の最終日だった樹下美術館。以来冬期休館の三ヶ月が過ぎ明日2023年度の開館になりました。創立17年目を迎え、休館の三ヶ月は諸般忙しくあっという間でした。

展示は常設の齋藤三郎「壺展」と倉石隆「お嬢さん展」から始まり、「洋食器展」「館長の絵画写真展」「篠崎正喜展」「絵付け陶芸三人展」「A氏のコレクション展」と5つの企画展を予定しました。企画は例年よりずっと多く、準備に忙しかったのですが、楽しみな一年を予感しました。

本日は常設展のご案内。入って直ぐは「お嬢さん展」です。

 

中央の6点のうち4点が初展示のデッサン。

 

右パネルの2点は倉石氏1980年代の個展パンフレットです。表紙を少女が愛らしく飾っています。ほかに版画、石版画など若い女性の16点です。モデルの個性と年代を的確に表現した倉石隆の目と力量をご覧下さい。

絵画の先の陶芸ホールは「壺展」です。

 

 

壺のみの展示は初めての試み。様々な草花のモチーフ、陶器に磁器、色絵に染め付け、面取りや掻き落としの技法など齋藤三郎の多彩さをご覧ください。
固有の容積と口を持ち呼吸する21点の器、壺。それぞれの表情と全体の迫力にあらためて驚かされました。

そして庭。

 

例年より早くクリスマスローズとヒュウガミズキが咲きはじめました。

展示をご覧になる場合、入館料は200円→300円に上げさせて頂きました。ただし入館無料のカフェのメニュー料金は昨年のまま据え置くことに致しました。

コロナ対応です。
スタッフはマスク着用、お客様はご自分の意向にお任せ致します。当分戸惑いはあろうと思われますが、着ける着けないはあっても互いを尊重し、静かに認め合うならばそれもまた幸せではないかと考えています。

またお客様間と受付のアクリルパーティションを取り去りました。但し入口ドア、雨の日以外の天井の排煙孔、カフェの1カ所における一定程度の開放を継続し換気に留意、場内二基の空気清浄機の運転は続けることに致しました。
いずれにしましても今後の動向によって柔軟な対応が必要とも考えられますので、どうか宜しくお願い申し上げます。

当地は例年に無く小雪の冬、そして3月は晴れ間に恵まれています。
何かと忙しくなりそうな一年ですが、スタッフ一同心からお待ち致しております。

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