堀口すみれ子さんから届いた詩集「月あかり」。

2025年12月1日(月曜日)

先日湘南にお住まいの詩人・エッセイスト堀口すみれ子さんから詩集「月あかり」が届いた。
50篇が編まれたご本はこれまで月間「かまくら春秋」に掲載された詩篇から選び、第三詩集として出版されたものと、あとがきにあった。
その末尾に令和7年秋としるされているので最新の出版ということになる。

「月あかり」堀口すみれ子著
かまくら春秋社令和7年12月21日発行
頂いたのは発行前の本だった。

届いてから5日ほど、まず10数篇を読んだ。初めて目にする言葉が幾つも出てきて調べるのは楽しかった。

土地、草花、鳥、時節、生活など詩人を巡るモチーフが美しい言葉で編まれる。前両陛下が長年お忍びで食事に寄られたすみれ子さん宅。貴い詩は私みたいな者の心にも触れてくれる。
何時でも何処でも携行し何度も読みたい。

読んだ中から「夏野菜」を掲載させて頂きました。

つやつやと
ひかりを照り返す
なんと美しい茄子の皮
この紺色と
青白い果肉の対比は
案外だ
太陽に愛された
トマト、ピーマン、ズッキーニ
忘れてならない
玉ねぎ、にんにく
個性きわだつ
夏野菜たち

これらすべてを粗く切り
「ごめんね、煮るよ」と
炒めて 煮ること 三十分
とがった個性が融け合って
あまく やさしく 丸くなる
ラタトゥイユ 夏の逸品

すみれ子さんが初めて当館を訊ねて下さったのが2009年、以来5度の心打つ講演をして頂きました。

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