ほくほく線電車&乗り物

明日は良い日でありますように 「田舎」は貴重な観光資源。

2014年10月25日(土曜日)

明日日曜日は「陶齋の器でお寿司を食べる秋の会」最終回です。
陶齋の器で食事会は、昨年10月高田「京」さんの京懐石席から始まり、今年6月と10月は大潟区は都寿司さんのお寿司でした。

明日は新潟市から8名のご予約です。これまで9回述べ60余名様に参加参して頂きました。
器の数と部屋の都合により一回7,8席と小規模な催しですが、
当館にはこのくらいが丁度良く、今後も続けることに意味があろうと思っている次第です。

072今夕の茶室の丸障子にモミジの葉影。

071妻が行っていたお抹茶席のための灰作り。
私は拙いお点前係りですが、炭を置き釜を乗せる「風炉(ふろ)」の灰や五徳を整えるのはかなり大変な仕事です。


134米山の山影しか見えない時刻のほくほく線特急上り「はくたか」。

本日午後はくたかを撮っていると、東京から来たという若いサラリーマンさんとまたお会いしました。
田舎の農道に東京から若者が来ていることに驚きまた嬉しく思うのです。
本日の方には私の名刺をさしあげました。

「ああ、ええなー」
「ああ、いいなー」

テレビからも都会の人(若い人たちでも)が水田など田舎の風景を喜ぶのが伝わります。
上越市には美しい棚田や広大な水田と鄙びた村落があります。
誰もがほっとする風景ではないでしょうか。

上越市はどうしてこの貴重な「田舎」をアピールしないのでしょう、不思議です。
水田は農家の方が一生懸命に維持管理されていますし、特別な開発予算(本当はあればいいのですが)も要りません。
そして冬もまたいいと思うのです。

本日樹下美術館には横浜市から3回目というご夫婦と都内から若いカップルさんがお見えでした。
田圃や田舎のロケーションが良いと仰るのです。

深まる秋。

2014年10月23日(木曜日)

二日続きの雨が上がった本日午後の休診日。
秋は深まり陽は早くなった。

4数日前から妻が始めている栗の渋皮煮。アクを流していよいよ出来てきた。
来る日曜日、陶齋の器でお寿司の会に出る事と思われます。

2お客様が帰られ閉館まじかのカフェ。
夕陽が射して、壁の篠崎正喜さんの作品「午睡」とぴったりだった。

_MG_5373くびき駅の近く、ススキの盛り土を行くほくほく線特急「はくたか」。
はくたかを見ることが出来る期間は5ヶ月を切った。
本日も東京から来たという若いう鉄道ファンがやってきて立ち話が楽しかった。

SPコンサート
現在48名様にご予約頂いています。

連休初日 「はくたか」を撮りにきた東京と埼玉の若者。

2014年10月11日(土曜日)

トンネルの多いほくほく線は、くびき駅を出て直江津方面に向かうと一気に見晴らしがよくなる。

多くは高架線だが、くびき駅からしばらく盛土の部分がある。
稲田の黄金が終わり、いまススキが風情を漂わせている。

本日午後、そこへ行くと、くびき駅方面から線路沿いの農道を若者が歩いてきた。
あどけない顔は中高生だろうか、大きなリュックを背にカメラを下げ三脚を抱えている。

青空の「はくたか」を勇ましく撮ります、と言って先へテクテク歩いて行った。

すると今度は大学生か、メガネが似合う若者がやって来てここから撮りたいという。
たかだか数年という私と違って、長くはくたかを撮っているらしい。
失礼ですが、このような地方に時速160キロも出す特急が走るのは奇跡です、と目を輝かせた。

ちなみに午前中、六日町の坂戸山(650メートル近くあるらしい)から撮ったという写真をモニターで見せてくれた。
北越急行のカレンダーに良い写真があり、その撮影ポイントが分かったので撮ってきたという。
モニターには、水田地帯を横切る真っ白な「はくたか」が航空写真のように美しく収まっていた。

下りはくたかススキも良く似合うほくほく線くびき駅付近盛り土の「はくたか」。

遠景左下で先ほどの若者が撮影している。

上下二本の特急が行くとさっきの若者が戻って来た。
これからくびき駅から富山に向かい、夕焼けを撮って一泊、明日は金沢に行きます、と言って去った。

「よく歩きますね」と傍らの青年に言うと、
「私もそうですが、撮り鉄たちはみなよく歩きますよ」と言った。

時間が来たので先に失礼したが、
夕焼けの「はくたか」を撮り、自分も金沢に向かうということだった。

若者達はこんな風に身支度を整え時刻表を携えて、遠くからここへ来ていたんだ。
しかも彼らは概して一人で動いている印象があった。

一人は東京から、一人は埼玉からと言った。
ああなんていい青春だろう、旅情満点ではないか、嬉しい帰路だった。

真新しい除雪車 派手なETR-Rー01号。

2014年10月2日(木曜日)

本日は蒸し暑く日中は30℃に迫ろうかという一日だった。

その曇りの日、犀潟駅の引き込み線に真新しい除雪車(機械)が止まっていた。

IMG_3417赤と緑の調派手な車体。
除雪などの作業を行う車は車籍(車輌の扱い)はなく、正式には「機械」と呼ばれるようだ。
仕事の性格から派手な色彩を施されている。

IMG_3419前からの眺め。
がっちりとローターが付いている。

IMG_3425反対側も同じ構造。前の両翼を開いて雪を集めて飛ばす。

車体にはえちごトキめき鉄道 機械番号ETRーR-01 と書かれていた。
製造年月が平成26年9月とプレートにあり、まさにできたてのホヤホヤ。
新潟トランシス社(旧新潟鐵工所)製造と記されている。

一足早く冬の便りだが、冬場の在来線確保に新しく逞しい力を発揮してください。

緑陰の庭 花の二重唱 夕暮れのはくたか。

2014年9月14日(日曜日)

ベンチ本日、閉館直前の美術館うらのデッキ。

毎年夏今頃の庭は花の少ない時期です。その代わりと言って何ですが緑陰濃く涼しく感じられます。

庭の花に代わって「フラワー・デュエット」です


アンナ・ネトレプコ(ソプラノ・右)とエリーナ・ガランチャ(メゾソプラノ)の素晴らしい歌声。
レオ・ドリープ作歌劇「ラクメ」より。
ジャスミンの門をくぐって川辺に降りましょう、というようなことが歌われているようです。

今夕のはくたか21ほくほく線特急「はくたか」最後の秋を撮るために,、広い水田のあちらこちらにカメラを構える人が見えました。
連休の日中は晴れ間が多くはくたかを沢山撮っています。
撮るほどに難しいなあ、と思います。

秋の日 麗しい天然。

2014年9月13日(土曜日)

連休初日は半ドンの午後から休みとなった。
夜降っては日中晴れることが多く、この所雲も美しい。

午後はカメラを持って近隣のあちらこちらで写真を撮った。
以下、一部載せました。

メヒシバメヒシバと秋空。

マルバルコウソウマルバルコウソウ
南米などから江戸時代に観賞用として渡来したという。
縷紅草(るこうそう)という赤花の蔓草もあるらしい。
国立環境研究所の植生地図では中部以南の植生が示されている。
当地ではまだ珍しいのだろうか、うっかりしていたのか初めて見ました。

055尾神岳と水田。ほくほく線の高架線の影も美しい。

潟川夕暮れの潟川。

はくたか21はくたか21号。はくたかはもはや自然の一部のようだ。

雑草も空も尾神岳や水田、そして夕暮れの川も「はくたか」も麗しかった。

素晴らしい満月。

2014年9月9日(火曜日)

連日の月で夕刻は落ち着かない。
昨日は仲秋の名月、そして今夜はついに満月、それもスーパームーンだった。
スーパームーンに当たることは午後の往診で看護士から聞いた。
この数日、お天気にも恵まれたが月は本当にきれいだった。

014 - コピー (2)「はくたか20号」金沢行き特急とスーパームーン。

18時15分頃に現れる「はくたか21号」の通過時間に残念ながら月は無かった。
(21号の方が先に来ます)

待つことしばし、雲間から大きな赤い満月が出ると、いきなり上手から「はくたか20号」が現れた。
偉大な?二つの存在の突然の符丁に慌てしまい、思うようにシャッターが押せなかった。
満月には満月の、はくたかにははくたかの都合があるのだ、と自分に言い聞かせた。

027帰り路に寄った中谷内池の月。

032池面の月。

〝名月や池をめぐりて夜もすがら〟(松尾芭蕉)

確かに中谷内池は去りがたかったです。
華の稽古から帰った妻が「見たことがないような凄い月だった」と言いました。
次回のスーパームーンは来年9月、その先しばらく無いとも聞きます。
このたびはしっかり晴れて本当にラッキーでしたね。

 


懐かしいカーメン・キャヴァレロの「Shine on Harvest Moon」
Harvest Moon(刈り入れ時の月、満月の輝き、仲秋の名月etc.)
映画「愛情物語」のサウンドトラックです。

古い曲ですが、学生時代の先輩にこの演奏をそっくりコピーして弾く人がいました。

秋 傷んだ蝶 名月と特急「はくたか」。

2014年9月8日(月曜日)

今年の9月はしのぎやすくいつもより秋のおもむきを感じる。

068 樹下美術館の昼、羽を傷めているヒョウモンチョウ。
ひるむ事無く羽を広げた。

秋蝶の傷みし羽を広げたり

今夜は仲秋の名月、空は連日晴れて月の出番を歓迎している。
別れを告げながらひた走るほくほく線特急「はくたか」にとって、仲秋の名月は最後となった。

感情移入もあって、あっという間に遠ざかる特急自身に名残惜しさが漂って見える。

以下は暗がりですが、今夕の「はくたか」と名月です。

はくたか21号はくたか21号越後湯沢行きを見送る仲秋の名月。はくたかは右手に進んでます。

はくたか20号はくたか20号金沢行き。

 

名月はおほきく登りてはくたかの 頸城の秋に名残惜しけれ

実る頸城野、几帳面なほくほく線特急「はくたか」。

2014年9月6日(土曜日)

雲涼しい一日、あたりの水田は刈り入れの盛り。
美術館のデッキに隣接する田ではドードーと幾つものコンバインが鳴り、
受け取るトラックが忙しそうだった。

ご来場頂き熱心に展示をご覧になりカフェに降りられた皆様、有り難うございました。

コブシその2 070頸城野の水田と本日の雲。

コブシその2 037実りの頸城野を行くほくほく線特急「くはくたか」。
最後の秋を几帳面に走る姿の立派なこと。

こうして秋は深まっていくのだろう。

さらば夏の「はくたか」 幸せなヒメアカタテハ。

2014年8月31日(日曜日)

最後の夏の日、美術館で昼食をしました。
午後お客様が続き、昨日のサブリーユのプレーヤーさんやお客様だった方のご家族も見えられた。

さらに外人さんを交えた皆様、一家5人さん、先輩ご夫婦ほか皆様有り難うございました。
鑑賞とおくつろぎの様子はとても張り合いでした。

はくたか今日で「はくたか」は最後の夏を終える。

 チョウ幸せなヒメアカタテハのつがい。
後ろの個体がよく見えませんがこれ以上邪魔もできません。

さて田圃へ出るとはくたかがやってくる。本日で夏の走行が終わり、明日から最後の秋冬へと向かう。
これまではくたかに大きな事故はなかった。どうか最後まで無事に走って欲しい。

拙歌)
はくたかの夏は終はりぬ白雲の 頸城の田なかを風のごと往く

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