花鳥・庭・生き物

冬の田 映画「北北西に進路を取れ」。

2014年1月10日(金曜日)

今冬初めて予報通りの寒波の日となった。しかし気温は下がったが当地、上越市沿岸の降雪は少なかった。

昼食を終えて近隣の水田に出向いて鳥の写真をと出かけた。遠くにマガンの小さな群れと枯れ穂の中にカワラヒワの群れを見た。

マガンは遠すぎて写真にならなかったが、随所に見られた枯れ草の淡い色合いは冬独特で美しかった。

2 - コピー雀の群だと思って撮り、モニターを見るとカワラヒワだった。
見た目では鳥の黄色が見えず、デジカメの威力に感心させられる。

以下は何とは無い冬の草です。風雪で濃淡だけになった枯れ草はこの季節ならではの見所ではないでしょうか。

 

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今夜映画「北北西に進路を取れ」を最初から全て見た。学生時代から劇場やテレビで何度も見た。それが何度見ても面白い。

俳優は立派、怒鳴り合いも無く、ストーリーはじめ風景やファッションも気が利いていて楽しめる。
国連ビルが出来てまだ間もない時代。建物や自動車、そしてしつらえにミッドセンチュリーの素朴な勢いがあり、ラストのル・コルビジェ風の山荘も見応えがあった。

過ぎた時代は二度と来ない。この時代に生まれて良かったと感じさせられる映画だった。

向き合う寒椿 部屋の水仙 雪国の健康管理。

2014年1月7日(火曜日)

本日風雪なく穏やかに陽が射す好日だった。急病が混じり往診外来とも忙しくなりはじめた。

運動不足に加え、お正月料理の塩分とカロリー余剰の影響が見られている。雪国で冬を上手に過ごすのは健康のために大切なことだと思う。

 

二つの椿ひなたで椿が二輪向き合っていた。手前の花は児をおんぶしているようで愛らしい。

 

水仙庭でわずかに咲いた水仙が部屋で満開になっている。
まことに濃厚な芳香。

椿な正月。

2014年1月2日(木曜日)

どこへも行かず絵ばかり描いている正月が2日となった。

大晦日に蕾のヤブツバキを切って部屋に置いたら元旦にきれいに咲いた。

12月31日大晦日の蕾。後ろに固いもう一つのつぼみが見える。

 

 

1月1日元旦に手前の蕾が開いた。
わずか一日の違いで、蕾とは別物と見紛うばかりの華やさ。

 

1月2日大晦日に見えていたもう一つの蕾が、本日真っ赤になりまさに咲かんとしている。
この蕾も明日開花するのでは。

植えて10年以上経ったヤブツバキがようやく次々花をつけるようになった。

本日は一歩も出ないで絵を描いた。描いているのは椿なので花が部屋で咲いてくれるのはとても有り難い。

初雪の樹下美術館 ペットロスのグリーフケア ストラスブールのクリスマス市。

2013年12月12日(木曜日)

本日樹下美術館でも初雪らしい雪が積もった。5㎝ほどのビシャビシャの雪だが昨年より遅いと思う。

本日の樹下美術館

こんな日に5人のお客様が見えた。なかに愛犬を亡くされたグリーフを癒やしに、友人と共にお寄りになった人がいた。15才のワンちゃんはとても長生きだが、幼犬から老犬までの生涯を見た飼い主さんの悲しみは傍目にも気の毒だったようだ。

クリスマスが近い初雪の日にお骨を抱いて樹下美術館へ。ワンちゃんはきっと清らかに旅立ったことでしょう。ふとフランダースの犬を思い出しました。

 

ヤブツバキ昨日樹下美術館の庭でひっそりと咲いていたやぶ椿を妻が切ってきた。

 

花をテレビの前に置いたところ、フランスはストラスブールのクリスマス市の美しい映像が流れた。写真を撮ると画面に馴染んだ。

ストラスブールのクリスマス市

クリスマス市

ストラスブールはドイツに近いアルザス地方の都市。この時期、フランス最大のクリスマス市が立ち、街中が美しいイルミネーションで飾られるらしい。子どもも大人も幸福そうだった。

敢えて冬に咲く花。

2013年12月9日(月曜日)

毎年ソメイヨシノよりも早く咲く桜の木が道路沿いにある。一週間ほど前からその桜が咲いているのを見ていた。

本日お宅の方が庭に出ていたので写真を撮らせてもらった。狂い咲きではなく毎年今頃と春の二回咲くという。春は他の桜に先駆けて満開になるのでとても目立っていたが、まさかこの時期も咲くとは気がつかなかった。

 

四季桜四季桜。何種類かあるらしいが、この小型でおちょぼ口の花は可愛い。
逆光にならない低い所のを撮った。

白玉仕事場の庭で満開を迎えた白椿。
この所風が止んでいるので傷つかず、雪のように真っ白。

冬は雪も降れば台風並みの寒風にも晒される。悪い時期に敢えて咲く花にはやはり励まされる。

初冬の庭で。

2013年12月7日(土曜日)

再び空がヒューと鳴って気温が下がってきた。あたりに冬本番の緊張感が漂っている。

以下の写真は一昨日の庭。まだ穏やかな陽が差していた。
真っ白になったススキの穂、雪囲いの中のバラ、木蓮の蕾、みなつかの間の陽を喜んでいた。

来週中にススキを切り、まだ青々しているトクサも切らなければ、いつ雪で倒されるかもしれない。

モクレン動物のような毛に身を包んだ白木蓮の蕾。

ススキまだ穂を付けているイトススキ。秋の赤い穂もきれいだった。

バラ雪囲いから顔を出しているバラ。こんな悪い時期にきれいで、けなげだ。

柿崎海岸の千鳥 絵葉書のコレクターさん トーストセットの昼食。

2013年12月1日(日曜日)

時に雨が混じったものの風もなく、穏やかな一日。午後柿崎海岸を歩いた。

ちーちーと小声で鳴く千鳥は久し振り。
皆して渚にいても、人が近づくとすぐに飛び立つ千鳥。散歩の人が多いので出たり戻ったり結構忙しい。
背が黒っぽく素早いため海上では波に同化して目立たないが、反転のとき群れが一瞬白い腹を見せるのでよく分かる。

海の後、遅い昼食をとりに美術館へ行った。道中の高速道路に沿った道で何種類か草の実を見た。降雪前のひととき、精一杯の色だった。

千鳥とても素早い海上の千鳥。
千鳥をみると母を思い出すので、浜千鳥→母千鳥のイメージ。

 

ノイバラとヤマブドウ前にノイバラ、後ろがヤマブドウ。ヤマイモゴージャスな山芋の実。
クリスマスリースに使えそうです。
ムラサキシキブわずかに残ったムラサキシキブ。ヒヨドリジョウゴ寒さと共に急に色づくヒヨドリジョウゴの実。
美味しそうだが食べてはいけないらしい。

絵はがき
トースト
本日、驚いたことに県央からの男性が、40種類ほどの絵葉書全てをお買いになったと聞いた。絵はがきやパンフレットのコレクターさんだったということでした。コレクター恐るべし、有り難うございました。

昼食のこんがり焼けたトーストは美味しく、ハムと自家製のピックルスも良い味でした。およそ100年前の英国のコーヒーカップ、60年前のアメリカのパン皿。約2杯分のポットコーヒーが付いて800円。宜しければ齋藤三郎の湯呑でお番茶サービスもOK,です。

お見受けした若い男女のお客様、いつもの若い美人さん、落ち着いた中年女性の皆様、おくつろぎ有り難うございました。

本日12月1日、師走を迎えた。
年を取ったら一日一日を大切に、という。しかし大切にするヒマもなく過ぎてしまう、早いなあ、、、。

強風の一日 昨日の雀とムクドリ。

2013年11月26日(火曜日)

昨日に続いて大荒れのお天気だった。仕事場の家は古く、一日中ガタガタヒューヒューと吹かれ、ザーザーと降られた。

 

潟田の午後午後遅くの在宅回りで潟田からほくほく線を見る。
時々青空を覗かせながら雲が流れた。
4件の訪問と往診。風雨のなか道路に留めた車からお宅へナースと走った。

 

ムクドリと雀昨日の仕事場の柿の木。雀の柿をムクドリが奪ったところ。
ムクドリは間もなく去り雀が再び食べはじめた。
鳥たちには厳しい季節だが、北から水鳥が飛来している。

連日の強風、長崎の方達はどうされただろう。

思わぬ尾神山の月 残照の妙高山。

2013年11月17日(日曜日)

今年最後のお天気、と誰かが言った。暖かく本当に良いお天気だった。何故か好天の樹下美術館は時に暇になる。

本日は貴重な9名のお客様だった。その暇に妻はチューリップを植え、スタッフは落ち葉を掃き、私は芝生に肥料と土を撒き、終わった草花を切り詰めた。

その後画材を買いに高田は本町の大島画廊へ。ここへ来ると楽しくてつい余計な物まで買ってしまう。

 

そして帰り道、素晴らしい月が昇るのを見た。尾神岳の右(南)から左(北)へ、赤く大きな月だった。里に秋のたなびき、これ以上何を望もう、ふるさとの詩情旅情がつのる忘我の眺めだった。

 

尾神岳の右肩の月

以下とほほの作です。

拙句) 名月に肩を貸したる尾神山

米山、・尾神の頸北二山の満月を眺める頸城野の田は、月の名所ではないでしょうか。

 

振り返れば残照の妙高山。妙高方面頸城区のポプラ並木から。

明日は再び荒天らしい。

秋深まる樹下美術館の好日。

2013年11月2日(土曜日)

11月に入って二日目、良いお天気でした。

本日開館直前から新潟市と村上市から6名の男性がお見えだったそうです。
いずれも茶道石州流の皆様でした。

つぶさに展示を見て頂き、カフェで早速のお抹茶。庭のことでは〝こんな庭はあまり見たことがない〟と仰ったそうです。
日本風でも洋風でもない、強いて言えば樹下風、野趣の庭であればと精一杯心がけています。

男性お茶人が6人とはさすが下越、さすが武士の茶道・石州流ですね。昨年は貴機関誌へ12回の拙連載、大変お世話になりました。

「帰ったら皆に伝えます、必ず人が来ますよ」とは別れ際のお言葉。
武士のような方達とは、スタッフの話でした。こちらこそいつかお席にお邪魔できれば、と願っています。

遠路まことに有り難うございました。

晩秋の花昨日の庭。

庭本日はよく晴れました。

手桶に菊館内の手桶花生けは菊づくし。ご近所からツルウメモドキを頂きました。

ホットサンドデッキのベンチで昼食のホットサンドイッチ。

あぜ道デッキから、好天で膨らんだような畦の草。

可愛い窓辺 可愛いお客様もいらっしゃったのです。

ご夫婦、お一人、お仲間、、、皆様有り難うございました。

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