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「紅(くれない)」アジサイ ルビー ジャッキー・グリーソン。

2016年6月16日(木曜日)

薄いピンクで始まるアジサイ「紅(くれない)」がますます濃くなった。

 

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6月7日の紅。

 

6-9
6月9日。

 

紅アジサイ
↑昨日の様子、赤い額として花の周りを可憐に囲んでいる。
このような色になると毎年ルビーのような花、という印象を持つ。
これからさらに紅色を濃くしていく。

昔の曲にルビーというのがあった。
学生時代の初めころ、ザ・プラターズの歌がラジオから流れた。

今ユーチューブにジャッキー・グリーソン楽団のルビーがある。
彼の音楽はいつも懐かし気で私のような人間には聞きやすい。

 


ジャッキー・グリーソン楽団の「ルビー」
本職の俳優としてジャッキー・グリーソンは映画ハスラーで、
ポール・ニューマンとビリヤードの真剣勝負を演じる役どころ
で出演している。

方や自分の楽団はロマンティックな音楽を得意としていた。
編曲もこなし、50~60年代にかけ1億数千万枚のレコード
セールスの実績があるらしい。

もう一つルビーに関して、自分の子供時代に母と次のような
話をした覚えがある。
「うちに宝石ってあるの」
「いーや、何も無いの。昔ルビーの指輪をお父さんに買って
もらったことがあるけど、引き揚げの時に取られちゃった」

私が晩年の母を好きになったのは、清潔以外装飾というも
のに興味が無かったような人だったせいもある。

瞽女ミュージアム高田 鵜の浜温泉の夕陽。

2016年6月12日(日曜日)

昨日土曜日午後は長く間懸案だった場所を訪ねた。
瞽女ミュージアム高田(麻屋高野 上越市東本町1-2-33)」へ行った。
懐かしげな旅情を漂わせる一角で、すっかり楽しませてもらった。

 

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雰囲気良く活かされている町並み。

 

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瞽女ミュージアム高田」はかって染物屋さんのだった町屋が
巧みに利用されている。

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先人たちの生活感が伝わる。

 

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杉本キクイさん(館内の紹介映像から)。
この人がいなかったら文化としての「高田瞽女」の名実は
残らなかったかもしれない。
最後の瞽女(ごぜ)の覚悟を胸に昇華した美しい人だと思った。
とても強靱で聡明な印象を受ける。

瞽女さんには厳しいハンディキャップと芸が深く一体化されている

 

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↑齋藤真一氏の装丁による本の数々。
(齋藤画伯の油絵を観たかったのだが)

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↑館内のしつらえ。

 

以下は昨夕出会った鵜の浜温泉の夕景です。

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夕陽を眺めていた若者達。

雨に咲く花 芝の雨太宰案じてめくる本。

2016年6月9日(木曜日)

午後から雨降りとなり気温が下がった。
昨日半袖になったばかりのところでまた長袖に後戻り。

午後は休診の木曜日午後、樹下美術館の庭はヒメタイ
サンボクが香り、アジサイまで匂う気配だった。

 

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↑雨で重そうなヒメタイサンボク。

 

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↑濃い青のアジサイ。

 

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近頃愛読の太宰治の本、繰り返し読んでも飽きない。

芝の雨太宰案じてめくる本

可哀想な氏の命日が近づいている。

楽しかった蓄音機でSPレコードを聴く会。

2016年5月14日(土曜日)

裏手の水田にすっかり水が入った穏やかな土曜日。
一昨年から数えて第三回目のSPレコードコンサートが終わった。
広い告知をしなかったが,ほどよく50名様の来場者さんをお迎え
できた。

前半7曲のクラシック、後半にポピュラー、歌謡曲と童謡で7曲。
3回目だったのでお陰様でリラックスして主催できました。

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アヤメが咲いていた本日日中の樹下美術館。

 

【プログラム前半の部】
アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)
「弦楽四重奏曲第一番より」  フリッツ・クライスラー(Vn)
エチュードOp10 No3(ショパン) アルフレッド・コルトー(Pf)
プレリュードOp28 No15(ショパン) イグナツィ・パデレフスキー(Pf)
菩提樹「冬の旅」より(シューベルト) リヒャルト・タウバー(Tn)
“恋とはどんなものかしら“「フィガロの結婚」より(モーツァルト)
エリザベート・シューマン(Sp)
楽興の時 Op94 No1(シューベルト)   エトヴィン・フィッシャー(Pf)
鳥の歌(カタロニア地方のキャロル)  パブロ・カザルス(Vc)
  【後半の部】
映画「道」のテーマ スリー・サンズ
映画「汚れ無き悪戯」のテーマ  サウンドトラック
「キェン・セラ」  フランシスコ・チャヴェス
「リンゴ追分」   美空ひばり
「青いカナリア」   雪村いづみ
「テネシーワルツ」  江利チエミ
「月の沙漠」 川田孝子/安西愛子

ご協力頂いているA氏に心から感謝申し上げます。
ご来場の皆様、楽しい時間にして頂き誠に有り難
うございました。

 

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いつも頑張るスタッフによって準備整った会場。


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お話をしながら。

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休憩時間。

いずれ4回目を致したいと考えています。

雨の午後のSPレコード プログラムが決まってきた。

2016年4月21日(木曜日)

予報通りに午後しばらくして雨になった木曜日。
来る5月14日の「蓄音機でSPレコードを聴く会」でご協力頂いている方が
来館され、ご持参のクラシックレコードからプログラムの一部を聴いてみました。

_MG_9381

加工の無いSPレコードの音は森の泉のように優しく心に響きました。

 

 当日クラシック音楽のプログラムです。

アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)
「弦楽四重奏曲第一番より」  フリッツ・クライスラー(Vn)

エチュードOp10 No3(ショパン) アルフレッド・コルトー(Pf)

プレリュードOp28 No15(ショパン) イグナツィ・パデレフスキー(Pf)

菩提樹「冬の旅」より(シューベルト) リヒャルト・タウバー(Tn)

“恋とはどんなものかしら“「フィガロの結婚」より(モーツァルト)
エリザベート・シューマン(Sp)

楽興の時 Op94 No1(シューベルト)   エトヴィン・フィッシャー(Pf)

鳥の歌(カタロニア地方のキャロル)  パブロ・カザルス(Vc)

 

IMG_9125 本日午後の雨降りのカフェ。

 

以下は小生のレコードから2部のポピュラー、歌謡曲です。

映画「道」のテーマ

映画「汚れ無き悪戯」のテーマ

・美空ひばり「越後獅子」

雪村いづみ「青いカナリア」

江利チエミ「テネシーワルツ」

ビリー・メイ楽団「オール オブ ミー」
ほか

※誠に申し分けありませんが1,2部ともに当日一部変更があるかもしれません。

期日は来る5月14日(土曜日)午後6時30分はじまり

場所は樹下美術館、陶芸ホール

参加費:大人お一人500円、中高生お一人300円

お申し込み樹下美術館窓口、あるいは
お電話025-530-4155でどうぞ。
(現在30名様を少し過ぎました、あと10席ほど余裕があります)

浮かぶような入り陽 .陽は昇り陽は沈む。

2016年4月9日(土曜日)

本日穏やかに夕陽が沈んだ。
水平線のモヤに沈みながら球体のような影が付き
軽々と浮いてるようだった。

 

1本日入り陽のころ(四ツ屋浜で)。

 

2浮いてるような太陽

 

3
陽が沈み雲が茜に染まる。

 


ペリー・コモの「Sunrise Sunset」

Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
おさな子たちに時が過ぎ
こんなに美しくなったり
いつの間にか大きくなっている
これが本当にあの子たちなのか
昨日まであんなに小さかったのに
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
歳月は飛ぶように移ろい
小苗は一夜にして花をつけ
みるみる開いていく
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
歳月は飛ぶにように移ろい
季節は追いかけっこをしながら
幸せと涙を運ぶ

季節は追いかけっこをしながら
幸せと涙を運ぶ
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset

(拙い端折りの意訳です)

市村幸恵さんとペトル・ノウゾウフスキーさんの音楽会 ユーモア。

2016年4月3日(日曜日)

本日夜当市大潟区のコミュニティープラザで「魂の響き~チェコの哀愁を
音にのせて~」という音楽会があった。
ペテル・ノウゾウフスキー(チェロ)と市村幸恵(ピアノ)による音楽会で、
「夢をかなえる会」と「大潟音楽協会OB会」の共同主催だった。

ドヴォジャーク、ベートーベン、ヤナーチェク、ドビゥッシー、マルティヌー
と3人のチェコの作曲家をメインにドラマティックなプログラムだった。

繊細さと豪胆さを縦横に行き交うチェロ、織物のようにチェロと歌い合う
ピアノ。
感情と精神のほぼ全域が刺激され,胃腸まで活発に動きとてもおなかが
空いた。

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市川さんは上越市吉川区のご出身。1997年国際芸術連盟新人オー
ディションに合格。
1998年プラハ音楽院に留学された。

本日演奏後の見送りに立っておられた市村さんとお会いした。
「私の義兄の関根日出男先生が、、、」
とご挨拶しようとすると、、
「ああー覚えていますよ、佐藤さんのコンサートでしたね!」
と仰った。
1998年の市村さんのチェコ留学を前にして、柿崎区上下浜の佐藤
宅に100人近く集まって壮行リサイタルがあった。

私の義兄に耳鼻科医関根日出男氏がいる。
氏はチェコ文化研究家で音楽研究家、ヤナーチェク友の会顧問もされ、
日チェコ友好協会から表彰されている。
かって佐藤宅の壮行音楽会でお会いした時、市村さんは留学の助言を
受けるべく関根氏を訪ねたと仰った。
東京の親族と市村さんの間に接点があったことにその時驚いた。
そして今夜、18年前の壮行の場面を即座に思い出された音楽家の脳
に驚いた。

遠い国で学び今チェコを中心にヨーロッパで演奏活動されている。
どんなにご苦労されたことだろう、「よく頑張りましたね」、とお伝えする
と、少し目を潤ませられたように見えた。

今日のプログラムにヤナーチェクの「おとぎ話」というリリカルな演目が
あった。
彼女はヤナーチェクに影響を受けてチェコ留学を決めたと聞いている。
ヤナーチェク-市村さん-関根日出男氏がきれいな線で繋がっている。

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本日の会場。

ところでチェロのペトル氏は毎年150回ものコンサートをされ、ご自身の
「ヴィヴァ・タンゴ-チェロ」は2014年ニューヨークで最も人気のあるCDに選ばれ
ている。

本日チェコの国民性として“ユーモア”を挙げ、2部冒頭「だんだんどーも」と
言って登場された。
そういえば関根日出男氏の翻訳本にミラン・クンデラの「冗談」がある。
最近世間がとんどんきつくなり、ユーモアという言葉自身遠くへ行ってしまった。

寒いと冷たい You Must Believe in Spring。

2016年3月25日(金曜日)

このところ寒のもどりが続いて挨拶は「寒いですね」や「風が
冷たい」になっている。
同じ気温のもとで表現が「寒かった」り[冷たかったり]する。

風は冷たく心は寒い。
外部の現象に対しては冷たいと言い、
自身の現象は寒いと言うのだろうか?

水が冷たい、貴方は冷たい、、、。
心が寒い、懐が寒い、、、、。

だが「手足が冷たい」と「「手足が寒い」は両方ありそうなので
難しい。
しかし相手の手足を触って「寒い」とは言わず「冷たい」と言う
にちがいない。

それがなぜ自分の手足は冷たかったり寒かったりするのだろう。
どっちかが間違いなのだろうか。
もしかしたら冷たい時は「他者のものの如く感覚させられ」てい
て寒い時は自分のものとして実感している、という理屈が成立し
ているのか。

自分を自らとするのは勿論、他者のように感じたり、人間は忙
しい。
時間があればもう少し考えてみたいところだ。

 

雲
日射しが強くなり雲も白さを増したように見える。

 


「You Must Believe in Spring」
シェルブールの雨傘のミシェル・ルグランの曲で、
1967年の映画『ロシュフォールの恋人たち』の挿入歌だという。
春はちゃんと来ると、かみしめるように歌われています。

早春の庭を見ながらSPレコード パガニーニの課題曲。

2016年3月24日(木曜日)

全国的にインフルエンザは収束したと、昨日のニュース
が伝えていた。
しかし数日再びA型が盛り返すなど発症が続いている。
本日積もるほどではなかったが、雪が混じる寒い日と
なり、まだ気を許せない気がする。

そんな午後友人がSPレコードを抱えてやってきて、K氏
を交えてたっぷり2時間、蓄音機を聴いた。
コルトーのピアノ、ジンバリストのバイオリン、カザルスの
チェロ等々次々と早春の館内に響いた。

大家が天から降りてきて聴かせてくれる。
SPレコードにはそんな幸せ感がある。

 

 

2

人の悪口などまずしない人たちとの時間は爽やかだった。

3
「手回し蓄音機でSPレコードを聴く会」 5月14日(土曜日)
午後6時からから樹下美術館で催します。
大人お一人様500円、樹下美術館窓口あるいは
お電話025-530-4155でお気軽にお申し込み下さい。

 

 

3
館内の花は赤い侘び助としぼりの椿。

 

 

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帰りに見た米山の頂上は雪雲か。

 


ユリア・フィッシャーの「パガニーニ奇想曲13番。
「悪魔の微笑み」と呼ばれる3度重音の連続下降が難関。
今年、孫の一人がこの課題曲を弾いてある音大に合格した。

しっかり表情を付けなければ音楽にならない。
大勢の教官の前で緊張したが、心込めて弾けたという。
いつか当館のホールでぜひ彼女の演奏を聴きたいと思う。

冬の終わりを告げる雪か。

2016年2月25日(木曜日)

このところ冬型の気圧配置ということで寒さが戻っている。
零下何度も下がるほどでは無いが、昨夜からの雪が10
センチ近く積もっていた。

 

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午後いつもの四ツ屋浜から西の直江津方面。

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上掲と反対、柿崎の方角。

冬の天気予報で日本海側の雪マークは本当に目立つ。
今週なども週末までずらりと続いていた。
それでも今年は少し降っては止むを繰り返し全体として
少ない。

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