2026年2月3日

新たな倉石隆作品「節句」。

2026年2月3日(火曜日)

何度か触れていますように画家倉石隆は寡作の人です。去る1月20日の当欄で「少女」を昨年秋に収蔵できた事を紹介させて頂きました。
するとこの度ヤフーオークションで倉石氏の「節句」を落札できましたので追加して掲載致します。

オークションで見た「節句」はF3号で小さな作品でしたが、以下4点で不思議な印象を持ちました。
1:着物を着た和風の人物画であること 2:華やかな色使いであること 3::厚塗りであること 4:署名が漢字であること など比較的薄塗り、洋風でモノトーンが多い氏にしては本当に珍しく思われました。

しかしながら深く学んだ作家では一見多様な画風がみられますし、倉石氏にもそれが感じられていました。
当作品は私が知る限りぱっと見倉石氏らしくない作品でしたがオークション画面に一部の拡大がありました。
下の写真の下方の部分です。
そこには明瞭に氏らしいタッチがみとめられました。また華やかな色、特に下方の色づかいは氏が尊敬した人の一人、クリムトを思わせる色がちりばめられているのです。

描かれた女性のしっかり閉じた小さな口、強く意思が込められた眼。作品が放つ人物の存在感から画伯の特別な思いが伝わります。倉石隆に違い無いどころか、どうしても手に入れい作品だと思いました。

制作年は全く見当が付きません。
今後の楽しみな宿題です。

見たことがない漢字一文字のサイン「隆」。

 

キャンバス裏面の題名と署名。
明らかに倉石隆氏の文字です。

以上略々ですが驚きの小品「節句」のご紹介でした。
何故このように和風、多色の作品を描いたのか分かりません。今後氏を知る方達にお訊ねしてみたいと考えています。

明日は立春、ひと月すると「ひな祭り」です。
3月15日の今年度開館は先日の「少女」とともに真ん中に「節句」を並べて展示予定です。

小さな美術館の「樹下」にまた新たな家族が増え、喜んでいますし、皆さまにも見て頂ければなお有り難いと思っています。

※2月3日遅く一度ブログを書き上げましたところ、何か押し間違えて一瞬にして消してしまいました。もう一度書き直し、日付けを戻して投稿しました。

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