地域の盛衰。
毎日、予報より幾分穏やかに推移している冬。
沿岸の雪は10㎝前後で一昨日は晴れ間が見えた。
そんな午後、ある所の写真を撮り同じ場所の昔と較べてみた。
去る15日の大潟区潟町は旭町から米山方面。
雪のお陰で風景がはっきりしている。
ほぼ同じ場所の1957年(昭和32年)3月28日の眺め。
60年ほど前のこの日は高校進学前の春休み中だった事になる。
道沿いに家は無く道は広大な松林を抜けて現吉川区長峰へと続く。
正面遠くの米山へ至るので「米山道」の道標が残っている。
上の写真の裏に記載された自分が記した日付。
朝日池まで行ったらしい。
私がカメラを持っていたのか、父のを使ったのか分からない。
この先の松林は当時穏やかで本当に気持ちが良かった。
同じ日に撮ったと考えられる途中の松林。
早春の陽が射し散歩日和だったに違いない。
40年前、故郷に戻ったのはこの風景が忘れられなかったのもある。
撮影した年の8月に潟町村は大潟町になり、
人口は8300人と載っている。
この後すぐ一帯に天然ガスと石油、そして温泉が出た。
一気に工場誘致が進み人口が増えていく。
昭和50年に1万86人、同60年は1万11086人とある。
隆盛は一に帝国石油(株)の地下資源開発の成功だった。
ある井戸のガス噴出はアメリカから技師を呼んで止めたほど猛烈だった。
大音響が一帯にとどろいていた。
その後資源は縮小し、近年メガソーラーに替わった。
同時に人口も昭和50年レベルまで戻った。
この間、バイパス、団地、高速道路、工場などの建設で
閑静な林は切り裂かれ有志の手による海岸の防風林と、
ほかにゴルフ場の一部に残るだけになった。
高度成長の波にぴたりと乗った地域の発展。
写真の家並みもこの間に自然に生まれた。
だがもう二度と過ぎし日の幸運は無いだろう。
昭和62年(1987年)に町制施行30周年を祝っている。
記念に大潟町民憲章が制定されていた。
「たがいに学びあい、文化の高い町にしましょう」
冒頭の一文が美しい。
憲章は今でも心に生きていると思いたい。
私たちは夢を見たのではなく良い経験をしたのだと思う。
介護に関心を持たざるを得なかった40年が過ぎて 暖かいマウス。
地域包括支援センター主催の会に参加した記事は同夜遅く記載した。
気がつけば日付が変わり本日15日版になっていた。
いつしか過ぎた町医者の40年。
単純ながら当初2才のお子さんは今42才。
15才の中学生は55才。
また、45才だった方は85才で、55才の方は95才になられる。
なにより33だった自分は73才になった。
開業当初から高齢者が多く、仕事は治すことと共に看取りも多かった。
最近は随分減ったがこれまで4,5百人の方を看取っているかもしれない。
しかし人生の最後にかかわる立場にいながら何を得たかは難しい。
ただある時期から「終わり良ければ全て良し」を思うようになった。
薬の代わりに昔の事を尋ね、今の季節や今日の天気を伝え、
時には触るだけが仕事の事もあった。
そんな中で、介護保険は過去の辛酸の克服に一定の成果を上げた。
だが今日長いベッド生活の深刻な側面を生んでいる。
これはすべての人の課題であろう。
如何に介護するか、それ以上に「如何に長く健康でいるか」が
古くも新たな問題だ。
最近では、備えはこども時代から始まっていると言われる。
望むなら「少しでも早いほうがいい」が正解であろう。
成果は「終わり良ければ全て良し」へと繋がると考えられる。
反省を含めて言わせて頂ければ、
およそ体作りの概念は人生の半ばから一新させる必要があるようだ。
話変わって本日暖かいマウスが届いた。
近頃マウスを扱っていると手が冷たく感じるようになった。
もしやと思い暖かいマウスを検索したら幾つかのタイプが本当にあった。
「USBであったかいマウス」(1980円)。
普通より大きく、クリック操作は少々固いが、暖かくてほっとする。
温度は二段階切り替わり、お尻に熱源があり青い光がきれいだ。
地域ケアマネージャーとの会。
作14日夕刻、上越市は頸北、名立地域のケアマネージャー
(CM)との会に参加した。
正式には在宅における医療連携を深めるための
地域CM研修会ということだった。
CMのほか薬剤師、歯科医師、医師、
地域包括支援センターから合計50名ほどの参加だった。
上越市から新鮮な情報の伝達と、
グループワークのあと懇親会へ移行した。
そもそも制度は目的に対する実効こそ全てである。
だが時には系統上の役や立場を名目か名誉職で捉え、
課題は消化会議レベルでお茶を濁す部分が少しく存在する。
多くが一生懸命携わり苦労している中で、
名ばかりで良しとするのは実に勿体ないことだ。
介護保険利用者さんに対する「多職・多機関の連携」。
これは一貫した制度の急所でありCMが負っている。
実際、CMの出現で複雑な現場の風通しがどれほど良くなった事か。
わずか15年の間に、画期的な大制度が回ったのである。
だがCMの苦労は尽きない。
介護の課題は十人十色で複雑きわまりなく、案件も日々新ただ。
その中で医療面の課題は事情をさらに複雑にする。
「医療は敷居が高い」
「忙しそう、叱られそう」は今も変わらぬCMの実感である。
急所でありながら双方の溝は埋まっていない。
こうなれば講演会も勉強会もない。
現場同士が顔を合わせ距離を縮めるのが最良である。
一方で、互いがPCで繋がり机上ネットワークを作り、キーボードを打てば
物事は美しく回るという観念が古来からある。
対病院の緊急用件に向けるなら話はわかる。
だが福祉・介護における旧市+13区に及ぶ広大な上越市の現実は
濃く地域性を帯びる。
ハードから地勢、経験則から人情まで異なり、
家族の価値観や利害も絡み、事情は刻々流動する。
ネットワークは関係者の新鮮な入力とモニタリングは欠かせない。
誰かが手を止めれば火急な案件も止まってしまう。
多因子が流動する事案ではタイムリーな調整が求められる。
当事者の一本の電話か3分の面談が遙かに突破力があろう。
本日の会合は15地域の中わずか関係4地域の集まりだった。
地域包括支援センター主催の、
いわば自発的かつ急所に関するインフォーマルな会である。
誕生して15年、いまやCMのマインドも知識も実ってきている。
長い課題「医療連携」の改善はいっそう現場に寄与することだろう。
数年前に同じ会合があったが、
皆でひとしく張り合いを確認しあった。
今後さらなる医療の参加が望まれる。
主催されたいつも熱心な地域包括支援センターの皆さん、
お世話になっているCMさん、本当にお疲れ様でした。
いつかもっと洗練された時代がくるかもしれない。
それまで当面機会があればまた参加させてください。
雪中で頑張る「ヘレボルス・ニゲル」というクリスマスローズ。
昨年11月末から蕾を膨らませ、
12月には開花した一株のクリスマスローズ。
ほかのほとんどが眠っている中で一人咲いている。
暖冬のせいもあろうが、そもそも原種に近い性質を持った株らしい。
原種とはニゲル(正式にはヘレボルス・ニゲル)と呼ばれていた花で、
ヨーロッパが原産、それも北海道、樺太級の緯度の生まれのようである。
開花期も12月前後で、寒さに強いわけだ。
さて昨日からの雪が15㎝ほど積もった。
かってこの花に雪や風を案じて袋を被せようとしたが、止めていた。
本日7、8個の花を雪面から顔を出して頑張っていた。
開花して一月半が経った。
傷みが出始めているが全体は自然な感じ。
あたりの雪を少し掻くと中からいくつかが顔を出した。
同じニゲルでも当庭のものは殆どが2、3月に開花し始める。
上掲のように本来の性質通り早く咲くのはこれまで経験がない。
もしかしたら昨年求めた株の最初の花かもしれない。
袋を被せたり心配したが、雪の中でも傷まずにいる。
むしろ雪の中の方が暖かくて風も当たらず、問題ないのか。
本日の樹下美術館です。
屋根の雪がカフェの所に集中して落ちるのです。
そこだけ板囲いをしています。
花ひと株でも色々心配しなければならない。
「早く明日がこないかなー」 「SL銀河」開始のCM。
また本日も「ああ早く明日がこないかなー」です。
実はこの言葉を検索しますと、JR東日本の釜石線・花
巻〜釜石間における、「SL銀河」号発車のCMに出会い
ます。
昨年春の始発に向けたものだったようです。
簡潔ですが希望への純粋な気持ちが伝わります。
最後に流れるナレーションも実にいいですね。
妻が見て涙が出そうになったと言いました。
いつとはなしに続きました「早く明日がこないかなー」
シリーズ?
もう無いかもしれませんが、一応カテゴリーを作って
入れてみました。
「青い鳥」「銀河鉄道の夜」、ジャコメッティ、「星の王子さま」 “雪がきれいなのはどこかに春をかくしているから”.
何度も書きましたが孫の一言、
「ああ、早く明日がこないかなー」は一種啓示的だった。
長年忘れていた言葉から始まった遅咲きの本巡り。
孫の言葉の午後、歯科医院で手に取った絵本が「青い
鳥」だった。
その先堀口大學訳の「青い鳥」を別に求めて読むと、
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の時空を感じ、本と共に双
方のDVDも観た。
両者とも自分をとりまく世界の秘密に触れるようで新
鮮だった。
ブログに書かなかったが宮沢賢治の感受性性と方向
が、いっそう特別なものに思えた。
銀河鉄道の夜:宮沢賢治著 新潮社 平成24年6月10日
第60刷
青い鳥:メーテルリンク著 堀口大學訳 新潮社 平成25年
11月10日 第57刷
そして希代の彫刻家、画家のアルベルト・ジャコメッティの
本は、秋に頂いたみすず飴からみすず書房に振られて読
むことになった。
文中図らずもジャコメッティは「早く明日になればいい」と述
べていた。
孫のつぶやきはこんな所へも繋がっていた。
アルバム ジャコメッティ:矢内原伊作著 みすず書房
1999年9月20発行
見る人:矢内原伊作著 みすず書房 1999年9月10日発行
さらに昨年12月、「青い鳥」「銀河鉄道の夜」を一緒に検
索すると、「星の王子さま」に関連するヒントがあった。
求めた芥川賞作家、池澤夏樹氏の翻訳絵本はとても
親しめた。
氏は弟の本「フォルテシモな豚飼い」の書評を書いて下
さっているので、いっそう有り難みを感じた。
星の王子さま:アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ著
池澤夏樹訳 集英社2015年11月18日第13刷
さて先の大戦で枢軸国への隠喩的な警告を含む本と言
われる同書。
汚れ無き王子は地上を問いあるいは詠う。
全編詩篇と言っても過言では無い本だった。
最後にさしかかると、物語は王子の遺言ではないのかと
思われ、せつなさと重みを増す。
それを若かりし日、自分は途中で中断していた。
このたび数々の言葉が心に響いた。
「砂漠がきれいなのは、どこかに井戸をかくしているから
だよ」
そして、「家でも、星でも、砂漠でも、きれいなものはみん
な何かをかくしている」
と続く。
かくれている大切なことにしっかり気付いて、
と言うメッセージなのだろう、立派な言葉だ。
この言葉を以前にある方から聞いたことがあった。
それがこの本からだったとは、巡り会いを喜んだ。
今夜たまたま、その方たちと食事をした。
「雪がきれいなのはどこかに春をかくしているから」
帰りの車中で呟いてみた。
言葉は王子に触発され、一昨日三和区の雪を見て
よぎった。
どかどか、ぐじゃぐじゃの雪はいやだが、
降り始めの雪や快晴の雪原はきれいだ。
それらに遠い春や近い春を思うこともあろう。
我ながら上出来の呟きも元はと言えば、
孫の一言から始まっている。
出初め式のはしご乗り。
本日は終日風が吹いたが雪にはならなかった日曜日。
午後近所で木遣りの歌声が聞こえ、出初め式と思われ、
祝儀持参で出てみた。
上越市大潟区内を回り西念寺境内が最後のようだった。
寒風の中、そこで地元消防隊の梯子乗りが披露された。
大勢の人が鉤ではしごを支え、声を掛けて乗り手を励まし
皆で心ひとつにして集中しているのが分かる。
自分が子どもの頃、はしご乗りを見るのがとても好きだった。
高い所の急所に足を掛けたり、ヒザで支えたりして乗る。
あんなところでやるなんて!ひやひやしながら見た。
「オラおっかあ見えたかな!」
「ああ見えた、見えた!」
こんな声が飛び交い、場を和ませていたと思う。
あるおばあさんの家を訪ねるが、
若かりしおじいさんのはしご乗りの写真が飾ってある。
白黒写真のご主人はとてもはつらつとしている。
予期せぬ好天 選んだ辞書 上越市三和区のため池と風趣。
本日午後から重い雲が切れて陽が射しはじめた。
セントラルセンターのムサシで園芸用の土と豚糞肥料を、
近くの蔦屋書店で英和辞典を買った。
庭の一角に木が肥らず肥料不足の場所があること。
パソコンや電子辞書で出ない単語があり、
大きな辞書もあるが扱いが億劫なための買い物だった。
辞書は見やすい事、一定の語意が網羅されていることを念頭に選んだ。
結局買ったのはデイリーコンサイス英和辞典だった。
手許に古い版はあるが、随分読みやすくなっていたので再び求めた。
陽が射してきた帰路、頸城平野の山沿いに低い雲が掛かっていた。
その雲をめざし農道を三和区に向かって走った。
ところどころ薄もやが掛かる道。
寒いが道中の雪はわずか。
走ってきた道を振り返る。
道中やや西方向の里の風景。
沿岸ではこのような景色を間近に見られない。
晴れた山高津地区のため池から望む妙高連山。。
池を南北に道路が横切り、実は向う側にも池がある。
池の三方を囲むように民家が連なっている。
桃源郷かもという絶景の場所で暮らす方達は幸せだ。
昨日新潟市のお茶人から届けられたチューリップ。
毎年一足早い春に心暖まる。
本日午後は風もなく予期せぬお天気に寒さも忘れた。
放射冷却というのだろうか、雲や靄は大変趣があった。
グループホームへ寄って。
夕方には一時雲間から陽が射したが、
現在23時を過ぎてバタバタとアラレが窓を叩き始めた。
昼の気象解説では強烈な寒波ではなさそうだが、
この先一週間はまともな陽は望めそうもない。
本日はあるグループホームへ回診に寄った。
長年みていると入居者さんの顔ぶれがゆっくり変わる。
疾病の悪化、ADLの自然低下などで入院や転所がそうさせる。
ここもついの住処ではないのだ。
本日伺うと東京から介護Iターンされて長いおじいさんと、
長年私が診て最近ここに来られた方たちが同じテーブルで待っていた。
私をみると三人そろってにこにこされた。
入居当初は戸惑っていてもいつしか穏やかな表情になっている。
そもそも女性の適応能力には偉大なものを感じる。
奉公や嫁で若いうちから遠くの見知らぬ家に入る。
戦争や疾病で夫を失えば寡婦のまま何人もの子を育てる。
認知症で独り暮らしに行き詰まるとここで知らない人たちと黙々と暮らす。
あまつさえ東京から来たおじいさんと一緒のテーブルにも座るのだ。
私などとても及びそうにない。
いつか皆さんはここを出て行かれる。
せめてそれまで精一杯させて頂きたい。
ここに居れば冬でも暖かく、介護の皆さんも一生懸命だ。
近年ややもすると終末への道のりは複雑になった。
ただ健康寿命の延伸だけが幾分でもそれらを単純化できる。
暖冬の雨。
寒波のようだが、さほど厳しくはならず雨降りが続いている。
あられが混じるわけでもなくシトシト、ザーザーと降る。
雨は“正月梅雨”?が浮かぶほど執拗な感じを受ける。
暖かで秋冬野菜が肥りすぎて困る話は晩秋から始まっていた。
樹下美術館では、いち早く開花した一株のクリスマスローズが盛りを終えつつある。
他のクリスマスローズでも蕾を膨らませるものが出てきた。
温暖化は蒸発を促しドカ雪や異常な低気圧をもたらす可能性がある。
余りの温暖、この先に何が待っているのか少々心配になる。
昨日のクリスマスローズ。
この種類は盛りを過ぎると次第に赤味を帯びる。
咲いた花は一途であるがちょっと困っているようにも見える。
当館のクリスマスローズは毎年2月後半から蕾を膨らませていた。
この株は今後どのように振る舞うだろう。
※追加です:夜更けて静かだなと思い、外を見ますと一面の雪でした(23時40分)。
こどもの言葉 仕事の新年が始まる。
終日雨降りの本日、私の正月休みが終わる。
休みの間、読書や図録に携わる時間が取れた。
一週間もの休みは初めてで、時間は普段の倍
以上もゆっくり長く感じられた。
患者さんには大変申し分けなかったが、心身は
助けられた。
ところで読書は何かとためになる。
だが現実の言葉、なかんずくこどものそれには
時に驚かされる。
一昨年秋のことだが、
遊びに来ていた二年生の孫の突然の一声が心
に響いた。
「ああ、早く明日がこないかなー」
呟きに似た声は隣室からで、とてもはっきり聞こ
えた。
なんと純粋で懐かしい言葉だろう。
昔々そんな呟きをしたかもしれないが、
いつどんな時だったのか、浮かぶはずもない。
孫の一言は母とゲームを買う約束をした直後に
出たものだったらしい。
ゲームでも何でも良い、喜び一心に明日を待ち
焦がれるのは子どもの、あるいはもしかしたら大
人にも起こる心境かもしれない。
だが大人では大声で呟くことなど先ずあり得な
いだろう。
こどもというものは凄いものだ。
こどもの言葉ですごいなあ、と思った事がほかに
もある。
「ママ、僕を褒めるのは本当に良い子の時だけに
して。
少しだけ良い子の時なんか褒めなくていいから」
かって園児だった時の別の孫の言葉で、これも
驚いた。
さらに先日のこと、父兄参観であまり手を上げな
かった最初の孫の言葉。
「国語や社会は答えがいっぱいあるようで中々手
を挙げれないよ。
だけど算数は答えが一つだから手を挙げられる
んだ」
これも実にもっともだと思った。
さて仕事の新年が始まる。
まず健康に留意し、時には神仏の助けも借りて
過ごしたい。
明日から寒波か、大雪でなければ良いが。
1月3日の寺社参り 瑞天寺の慈悲ただよう石仏群。
本日正月3日は高田で16℃まで上がり春のような一日だった。
昼食後天気に誘われて近隣の寺社へ赴いた。
お宮はその昔、同じように晴れた正月に参った柿崎区の圓田神社へ行った。
新年らしくさわやかな神社に、初々しい巫女さんが居て縁起物を買った。
それから車を走らせて買い物、帰路は大潟スマートインターで降り、
付近にある十二神社と瑞天寺を参った。
ともに賽銭箱も無くひっそりしていたが、そのぶん身近に神仏が感じられた。
わけても初めて目にした瑞天寺の石仏には驚かされた。
光背を有する観音菩薩群には素朴ながら十分な表情がみて取れる。
枯れ草の山で慈悲漂う天界の趣に包まれ、心洗われる思いだった。
ジョーシンでプリンタのインクと蛍光管を購入。
一帯は大変な賑い、ジョーシンの元旦は入場制限が必要だったという。
帰路大潟スマートインターで降り、作秋みつけた十二神社へ参った。
この後車で瑞天寺へ回る。
山から墓地、寺、蜘蛛が池集落、吉川区への眺望。
今日はどこへ行ってもうすモヤが掛かっていた。
瑞天寺に安置されている千手観音像(大潟町史 昭和63年5月30日発行より)
瑞天寺は数回寄ったことがあり、古い千手観音や聖観音を拝観したことがある。
また一度だけ同寺墓地の笠原大川の墓を参った。
ただ石仏群について、聞いてはいたが見たのは初めてだった。
墓地のある枯れ草の山を取り巻くように東西に安置された座像。
斯く鄙びた所に美しくも清らかなしつらえを施したのはどんな人だったのだろう。
貴重な遺産には損壊も見られ保全へ公の注力が望まれる。
とても長くなりました。
※追加
:瑞天寺の石仏は江戸時代後期の文化年間(1800年代初め頃)、
大潟区九戸浜の廻船問屋、小林六左衛門によって寄進された、
三十三所観音像ということです(1月4日記載)。
暖かな正月 突風の海 アルコール。
数ヶ月前の予報通り暖冬となっている。
正月も二日目、やはり暖かい。
いつぞやは正月元旦が晴れて、まだ元気だった母を坂田池の
散歩に誘ったことがあった。
弱りが見えていた母が杖を片手に地面に降り立った途端、
100歩も歩き非常に驚いた。
高齢者にとっていかに戸外が大切か、強く思い知らされた。
正月も二日目、十分な休みをもらっているせいか珍しく日がゆっくり
過ぎる。
昼に柿崎海岸を歩いた。
砂浜の千鳥。
この鳥に出会うと必ず母を思い出す。
どんな人間にも小鳥のような時代があったに違いない。
砂浜を歩いた本日6700ほどの歩数が出ていた。
19エクササイズあり私には十分な(過ぎる?)結果。
風も収まった夕刻、親戚の集まりに出た。
昨年3月、アルコールが自分に極めて強い発癌作用があることが分かり、
以来酒類を口にしない生活をしている。
やはり物足りないし同席の方に申し分けない気がする。
だがタクシーや代行の世話にもならず、無事帰宅しては、
ああこれでいいんだと一人で納得している。
明けましておめでとうございます 外出しなかった元旦の運動。
現在1月1日午前零時30分過ぎ。
拙ブログをご覧頂いている皆様、明けましておめでとうございます。
新たな年の幸せをお祈り申し上げます。
一昨年の作品展に出した油彩「ほおずき」を年賀状に使いました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて本日元旦は一歩も外出せず仕事場で図録編集や溜まった書類を書いた。
途中何度も机を離れて歩いたり階段昇降をした。
歩行は普通の倍くらいの歩幅で、かつ伸びやひねりを加えて歩き、
階段は足先を使い、しゃがんでは伸びる動作を加えて上る。
元来かなり外股なので、普段両足の内側に重心を乗せて内股気味に歩くようにしている。
本日室内のトータル2158歩は十分ではないかなと思った。
スマホを持ってから歩行や階段昇降が安定して増えた。
大晦日に大物の夢を見た。
今朝、かってない大物の夢をみた。
しかもほんの少し一緒に歌を歌ったのだ。
夢は深層心理が現れるので書き明かすのに躊躇する。
だがもうおじいさんなので気にせず書こう。
さて博物館のような建物を歩いて行くと奥に広い階段があり大きな扉があった。
楽しい気分がして階段を上り扉を開けた。
すると広い部屋の中に真っ白なバスが止まっていた。
キラキラした沢山の美しいグラスがテーブルに並んでいるのが窓から見える。
誰かが出てくる予感とともに、ボンネットを回って来た人こそエルヴィス・プレスリーだった。
咄嗟に何か歌わねばと思い♪Wise men say only fools rush in♪と出だしを歌った。
すると彼は隣に座り笑顔で続きを歌い始めた。
私は何故か鏡を見なければと思い途中で席を立った。
鏡にはすっかり白髪に変わった自分が映っていた。
何故だろうと、髪に手を当てながら戻るとエルヴィスが消えていた。
彼は私の娘のように色白だった。
そういえば今年は娘に会っていなかった。
大晦日にプレスリーになって現れたのか、小柄だが大物の娘らしい。
幸福な感じがして目が覚めた。
ところで私は特別エルヴィスのファンではないが、自分の世代では絶大な人物だ。
数日前、川船でメンフィスにあるエルヴィスの記念館を訪ねるツアーの番組を見ていた。
どんな夢判断をされても構わないが、歴史上の人物と夢の中で一緒に歌うなどめったにない事だろう。
夕刻、ある超高齢の二人暮らしのお宅から電話があった。
昼に数回嘔吐して微熱もあるという。
伺うと症状は治まっていて笑顔さえ見えた。
休暇の始まりにこのような事が時にある。
「海外旅行かもしれない、と思っていました」と仰った。
いえ、残念ながら私は開業して40年一度も海外へは行ったことがないのです。
行って見たい所は沢山ありますが、もうチャンスはないだろう、と思っています。
負け惜しみですが、今朝は大いなる人の夢を見ることが出来ました。
夕刻は不安にさいなまれていたおばあさんの所へも行かれたのです。
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