年末旅行3日目の備中高梁(びっちゅうたかはし)駅周辺。

2026年1月4日(日曜日)

思いがけない正月大雪になりました。しかし美術館は20㎝前後の積雪、風雨が強かった沿岸の仕事場ではせいぜい10㎝ほどに減りました。

さて戻って年末旅行3日目の記事です。
12月30日、岡山市から伯備線で備中高梁市へ、そこからバスでべんがら屋根の街、吹屋(ふきや)へ行きました。吹屋で長かったため、本日は午前の高梁駅周辺だけ記載いたしました。

伯備線は岡山駅から先ず西に行き倉敷を経ると高梁川に沿って北上、中国山地走り鳥取へと続くJR線です。
かって大学病院時代、米子で行われた糖尿病学会と、津山で後輩の結婚式に参加し、当線は2回乗車経験がありました。しかし昭和40年代後半のこと、長々と山間を走った記憶しかありません。

このたび岡山発9:13特急「やくも」で35分で備中高梁へ(普通列車55分)。

「やくも」の入線。
「やくもブロンズ」と呼ばれる褐色カラー。

やくもブロンズは沿線が関係する銅や鉄及び弁柄(ベンガラ)のふる里、宍道(しんじ)湖の夕日などから独自のカラーが出来たということです。

高梁川に沿って山が続く。
山頂部分はいずれも濃い霧がかかっていた。

 

備中高梁駅前。ここでも山に霧。

 

「トマト銀行」

トマト銀行は1989年、山陽相互銀行が改名して生まれたそうです。同銀行は改名により世界で話題となり、国内各地から預金が集まったとありました。

べんがら色の街、吹屋行きのバスまで1時間少々余裕があり、タクシーで天台宗「頼久寺」へ。
案外近い寺院は清々しく、小堀遠州作の庭は大規模ではありませんがさすがに想像以上の造形美でした。

「頼久寺」前景。

 

冬でも色鮮やか。

色彩と形状のほか動きにも目を奪われる。
非常に良く手入れされている。

楽しい丸窓の変化。

頼久寺から駅への途中、山田方谷(ほうこく)記念館を外から眺めました。

ここにも「義」がありました。

山田方谷は藩政と財政に苦しむ備中松山藩を生涯改革した偉人。諸国の藩士にも影響を与え、佐久間象山はじめ後に明治政府で太政官から東京大学教授になる会津藩の南摩綱紀や越後長岡藩から河井継之助らも方谷を訪ね薫陶を受けています。

館長宅に伝わる南摩綱紀(羽峰)書屏風

一昨年倉敷市で継之助が投宿した宿跡を案内してもらいました。一帯では大河ドラマに山田方谷をという運動が熱心に行われているのを知りました。

駅前で見た岡山牛の自販機。

備中高梁に着いたころ、近隣の山はみな雲海が掛かっていました。駅をお掃除する小母さんから、一帯はこの時期毎日のように霧が掛かり雲海が発生すると聞きました。
気温が上がれば松山城が見えるかも知れませんよ、という言葉通りバス発車間が来ると山頂の城が見えました。

10:55吹屋行きのバスの乗客は私達のほかにおばあさんが一人、それも間もなく降車されました。
終点吹屋まで1時間、高梁川に沿う38カ所のバス亭はみな通過です。貸し切り状態となった車は何度も山中を曲がり吹屋へと入りました。

12月29日午後は岡山市池田動物園へ。

2026年1月3日(土曜日)

仕事に忙しかった時代、いわゆる観光旅行はほとんど出来なかった。それが年取って出かけるようになった。
およそ5年前から熊本・阿蘇・長崎、京都・奈良、東京・鎌倉、熱海・鎌倉、京都・倉敷・髙松、京都・滋賀、名古屋・豊田へそして今春は山形・秋田に出かけ、今年末旅行に続いた。

旅は縁遠かったので何処へ出かけても楽しいが、行く先の一つに幼少に憧れた場所というのがある。錦帯橋や宇治平等院は小学時代の観光切手だった。

小5の頃に昭和天皇の四女、厚子様が岡山藩主、池田家16代当主、池田隆政氏と結婚された。
陛下のお子が農場主で動物好きの地方の有力者と結婚される。当時平和憲法のもと世の中が明るく活気を帯びるのは小学生にも伝わった。そのころ少年朝日年鑑を毎年購読していたが、厚子様の婚礼記事は心に残る一つだった。

そんな訳で今回の岡山行きでは真っ先に池田動物園が決まった。

キリン「サンタロウ」。
大きさと形はやはり感動的。

「サンタロウ」を支援する企業、個人のプレートが並ぶ。

 

オウゴンキンケイチョウ。

 

インドクジャク。

 

ショウジョウトキ。

 

モモイロペリカン。

 

ホオジロカンムリツル。

 

タンチョウ。

 

ベニイロフラミンゴ。

 

ヨーロッパフラミンゴ。

16:30閉園まで主に鳥を観た。時間が来てインコとフクロウは諦めた。全体にケージ飼育の辛さはあったが民間(現在は株式会社)経営には資金限界はあろう。
しかし戦後の明るいニュースの一つだった動物園への訪問はよき時代を彷彿とさせ、末長くと祈る気持がした。

ホテルに戻ると近くの岡山料理「八文字」で食事した。

付き出し

ばら寿司

 

ホテルを出てすぐのイルミネーション。
川面に掛かるので反射が美しい。

翌日、旅は3日目。伯備線で備中高梁(たかはし)へ、頼久寺(らいきゅうじ)を参拝後、バスで遠路山間のべんがらの街、吹屋地区を訪ねました。

12月28日滋賀のご夫婦と夕食、翌日は青蓮院と長楽館。

2026年1月2日(金曜日)

年末や年始に旅行することはかってある親族が行っていましたので、一昨年から私達も自然にするようになりました。
但し在宅患者さんの良し悪しと雪国ならではの駅周辺の天気予報は肝心です。今年の年内は双方大丈夫と踏み、出かけた次第です。

1日目、28日は正月休みの2日目、午後から京都へ。京都のごった返しはさらに凄いものがありました。
夕食はかって当地で勤務された滋賀県のご夫婦と一緒(実は昨年も)。店も同じ青冥(ちんみん)でした。

有名企業の要職だった人が無事仕事を終えられ第三の人生に向かわれる。来し方行く末の話を沢山しました。

翌29日、2日目は午前、青蓮院(しょうれんいん)で再度合流。

庭の寒牡丹。

貴人の籠や長持。
さすが島津家も混じっている。

 

鮮やかな障壁画。

丹精込められた庭。

当寺の参拝を選んだのはかって同級生で僧籍、A君の“雨の日の風情が良かった”の一言だった。天台宗の同寺は皇族方ゆかりの門跡(もんぜき)寺院ならではの静かさと品格がある。

参拝の後、かねて予約の長楽館まで散策。浅めに射す京都の冬陽のなかゆっくり歩いて到着。
長楽館は国指定重要文化財です。
50数年前に初めて来て以来何度も寄りました。今は変わりましたがかって緑色の椅子がとても印象的でした。

重厚な入り口。

男性は大きなモンブラン、女性はガレット・デ・ロワでお茶。
モンブランはクラシック・モンブランと言うらしい。
最早一食分、お茶セットで2800円でした。

上からみたモンブラン(同伴氏からの写真)。
皿にはリキュール風味のベースが添えられ、
それも美味しかったのです。

ケーキのショップ。

この日、岡山市へ行けば池田動物園の今年最終営業が16:30まであるので、長楽館でご夫婦とお別れ、駅へとタクシーに乗車しました。

一緒頂いたご夫妻、二年続けて年末の多忙時にお付き合い下さり本当にあり難うございました。どの道にも試練はあることでしょう。それも楽しみつつ今年も頑張りましょう。

池田動物園のことは次回に書かせてください。

新たな年が明けました。

2026年1月1日(木曜日)

明けましておめでとうございます。

年末に以下の様な旅行をしました。
・12月28日午後、京都着、旧知のご夫婦と食事後京都泊まり。
・12月29日、同夫婦と京都市内東山散策のち岡山市へ、同市池田動物園の後岡山市泊まり。
・12月30日、岡山県高梁(たかはし)市へ。頼久寺参拝のち吹屋地区のべんがら通りと吹屋小学校を見て岡山市泊まり。
・12月31日、後楽園、岡山城観光のち備前市の閑谷(しずたに)学校を見学して帰郷。

旅行の報告はこの先順次掲載させてください。
今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

今年下半期(8月以後)の皆さまのお声から一部を掲載致しました。

2025年12月30日(火曜日)

樹下美術館では館内に何冊かノートを置き、気の向くまま皆さまにメッセージをお書き頂いてています。
今年も沢山書いていただきました。
樹下美術館ホームページ「お声」の欄に今年8月以後、下半期分を掲載致しました。

当欄ではその一部を載せました。
皆さまには心が伝わる温かなメッセージを沢山お書き頂き、心から嬉しく思い、深く感謝しています。
来たる年も精一杯励みますのでどうか宜しくお願い申し上げます。

●メッセージの一部(2025年8月以後の分から)

・産後2か月経ちました。子どもが大きくなったらまた来ます。

・落ち着いた雰囲気が心地良かったです。また大人になったら来ます。

・初代陶齋の美術館と聞いてやって来ました。二代目とは違って感じ入るものがあり心に響きました。

・齋藤三郎の作品、いつ来ても新しい感動と発見があります。この地ならではの美しいやきもの、次の世代にも必ず伝えていきたいです。いつもすばらしい作品を見せていただき、本当にありがとうございます。

・何度も通りがかって気になっていました。静かで涼しくて良い場所。「男(O氏の像)」が好きです。

・断水になりませんように!節水忘れそうです。ゆっくりしました。ありがとうございました。

・樹の下のとっても身近な美術館。

・よく来ます。一人でも、お友達とも…私のいこいの場所です。

・子供が無事に生まれてきますように。沢山お出かけしよう。ケーキ美味しかったです。

・岡山県から来ました。ひっそりと佇む美術館。ゆっくりと心地良い時間を過ごせました。

・秋分の日、水と森公園をたっぷり散歩してからランチに伺いました。春は娘ときましたが、今日は夫とです。暑い暑い夏は終わるのでしょうか。すこし秋めいてきました。

・人类应该尊重自然 敬畏 一篇在日本各地巡回的随笔。
人間は自然を尊重すべきです。畏怖の念を抱いて。日本各地を旅したエッセイ。

・初めて来ました。ゆったりと過ごせて私のお気に入りの場所になりそうです。少し悩んでいたのですが、リラックスできました。また来ます。

・山に行った時と同じ位のいやし空間をありがとうございます。場所、自然、お店の方のステキさ、今日もいい日になりました。かわいいカップありがとう。

・富本の絵手紙たのし石榴の実

・抹茶って美味しいですね!家でも飲んでみます

・主人の仕事の参考にさせていただきたいと思い初めて来ました。展示品の一つ一つにも愛着を感じ、じっくり楽しませていただきました。仕事に関わって丁寧なご対応もしていただきとてもありがたかったです。長野県中野市にも、こんな憩いの場ができるようがんばります。

・はじめて来ました。静かでおだやかな所で頭痛が軽くなりました。雨が降っていましたが紅葉がきれいで心がいやされました。天気の良い日にまた来たいと思います。

・平日の昼下がり、私は安息の地を求め、ここへ来た。今季の営業は終了したかと思ったが、駆け込みセーフ。春の足音が聞こえる頃、きっと私はまたここへ来るだろう。

・またあなたと一緒に来られますように。

・大切な人と、今日みたいな幸せな時間をもっとずっと過ごせますように。

来たる年の幸運を願って
コウノトリの再掲です。

長い夏の暑さは秋まで続きましたね。

二つの話題 「ブルーカラービリオネア」とローラさんが農業。

2025年12月26日(金曜日)

●話題1

この所「ブルーカラービリオネア」という言葉が目に付くようになっている。主にアメリカで起こっているAI拡大による雇用傾向の変化を指しているようだ。
以下Yahoo!ニュースから引用です。

日本では、介護や工事現場などで深刻な人手不足が続く中、アメリカでは、肉体労働者の給与が高騰する『ブルーカラービリオネア』と呼ばれる現象が起きています。経理から配管工に転職して給与が3倍になったケースもあります。 日本でも将来、同じような現象が起きるのでしょうか。
※ビリオネア:億万長者

このような記事は多数みられ、日本に於けるAIの浸透はまだ米国ほどではないようだが、ブルーカラーが有利な状況はすてにシニアの転職者で起こっているという。

かって三密が厳格だったコロナ時代、密閉密着する事務職が受ける極端な制限を見て、一定のチームワークのもと、一人の手仕事が基本の職人や肉体労働伸がびるのではと話したことがあった。
このさき日本でもAIの伸びによって業種、労働別の給与評価が変わる節目があるのかもしれない。

●話題2
もう一つはタレント「ローラ」さんに関する記事。彼女はこのたびインスタグラムで本名を「佐藤えり」と明らかにしたうえで佐藤家の先祖が眠る新潟県で農業を行うことを表明したようです。

頭がよさそうな彼女が示した言葉などから、「農」や「土」の生産性と精神性への理解は本物ではないかと信じたくなりました。
県内の拠点は分かりませんが、新潟県としても有意義なニュースではないでしょうか。
インフルエンサーとしてアイコンとして、当然個人として粘り強く頑張って欲しいですね。
それにしてもあのローラが佐藤さんとは、急に近所の人になったようではありませんか。

遅くなってしまいほぼ鳥の写真です。

2025年12月25日(木曜日)

昨夜は昔ながらのクリスマス。

昔と違うのはケーキが小さくなったことと
家内ともども年取ったことでしょうか。

本日休診の木曜日はやはり鳥でした。

潟田の雀です。

朝日池周辺にいた二羽のコウノトリ。
吉川区で育つ若鳥だと思います。
幸運を感じました。

朝日池のタゲリ。数年前、初めて見てから
しばしば目にするようになりました。

夕刻、朝日池のハクガン。
雪降るようにねぐら入り。

本日はニュースを見て二つの事に興味を持ちました。いずれも新たな傾向と個人の出来事で密かな頼もしさを感じました。
いずれも政治がもたらすようなものではなく、社会や個人の現象と考えられましたので余計にジンときました。

出てきた紛失携帯。

2025年12月23日(火曜日)

昨日の当欄で先週末の上京の記事を書いた。
実は20日土曜日の上京で、ホテルに到着すると携帯を新幹線の車内に置き忘れたことに気がついた。

置き忘れた場所は明瞭で、座席の窓側、座面と壁の堺目にくっつけるように置いた。妙な場所だが置いたのには訳があった。
数日前ボロボロになったカバーを取り外した携帯はツルツルして、ともすると滑ったり落ちたりした。当日車内で調べものをしながら本を読んだところ、何度か床に携帯を落とした。それで前述のような場所に置いたのだが、東京駅で急いだため忘れて降りた。

妻の携帯を借りてホテルから東京駅に電話したが届けられていないという。持ち去られを心配して通信もとのドコモに連絡。
すると通信機能を止め、最後の位置を調べてくれた。直近は埼玉県上尾が同定され、東京から戻った新幹線車内にそのままあるのかもしれません、と言われた。終点を敦賀駅と想定して同駅の遺失係にも届け出た。

以来2日目の昨日、どこからも連絡は無く午後から購入先の柿崎のドコモショップへ行った。予約無しだったがスタッフはすぐ対応してくれ、待つ事しばし、携帯は金沢駅を含むエリアにあることが分かった。

戻った列車の行く先は敦賀ではなく金沢だった。
飛んで帰り駅の忘れ物センターに電話すると、ハイ、ハイ、ハイ、と聞いて下さり、
「その携帯ならありますよ」と仰った。
「すぐ着払いで届けます」と言われ、住所氏名を告げた。

そして本日昼前、早くも小包が届きいた。

迅速丁寧な対応だった

誰にも持ち帰られず、東京駅手前から東京、そこから金沢まで新幹線の目立たない所で壁にくっついたままだった携帯。使いこなせなてない機械だが申しわけ無く思った。

携帯の紛失では、思い当たる駅、警察への届けも必要であろうが回線会社、よしんば購入店での助言や探索は最も現実的ではないかと実感した。

いきさつは以上ですが、対応頂いた機関の皆さま、特に柿崎ドコモショップ、金沢わすれ物センターのスタッフさん、本当に有り難うございました。

週末の上京 カーヴ・デ・ランパール 「良寛の書簡」特別展。

2025年12月22日(月曜日)

先週末展覧会を観に上京した。20日土曜日、夕食は妻の兄さんと一緒だった。氏は発達心理学分野で、長くある女子大の教授をされた人。

場所はかって長男が案内した「カーヴ・デ・ランパール」。ワインリストは超一級で、食事は見た目お洒落なフランス料理とは異なり、プロが作る本格的な家庭料理。

私は飲まないので妻、義兄で白1本と赤のグラスワインを飲んだ。ここには基本「ノンアルという飲み物」は無いため、「水」を勧められるが、10ミリリットルばかりの乾杯ワインを4時間掛けて舐めた。

前菜のテリーヌに続いて、
茹でキャベツと桜エビの料理。
栃木のキャベツは青く驚くほど柔らかだった。

「牛モツのオニオングラタンスープ」
美味しさがあふれ出ている。

デザートの「ほうじ茶のフロマージュ」
確かにほうじ茶の香り。
乗っていた「わさび塩」が素晴らしい。

女子大の止まらない入学者減による規模縮小や共学が進んでいる現状を聴き、旅などの話に花が咲いた。
4時間近く居て三人の会計は税込み4万480円だった。

翌日日曜日午前はまず「良寛の書簡」特別展を観に行った。会場は東中野の「東京黎明アートルーム」。周辺は学生時代に友人がいた懐かしい所。少し若返った気持がしてホテルの新橋から電車で向かった。

会場のアプローチ。
徹底して磨かれている。

会場は閑静な東中野の住宅地にあった。受付で入場券を渡すと、招待券ですね、どなたからのものですか、と訊かれた。小島正芳先生からです、と言うと喜ばれ、万事丁寧に応対して頂いた。

美術館は2階建てで、外観に比しはるかに十分なスペースがある。小島先生が企画・展示・解説にと、中心的な役割をされている「特別展」だった。

書簡は良寛の父母兄弟あるいは知人恩人たちとのやり取りで、いずれの書面もこまやかな愛情に加え気品と教養にあふれていた。

二階にあったさわやかな茶室。

床は「天満大自在天神」の軸。
良寛ならではの楷書は、「在」に
関して逸話が残る名作。

軸は唯一撮影許可されていた。

茶室前に革張りのソファー。
茶会の待合を兼ねているのだろうか。

誠意が尽くされた展示会場には絶え間なく来場者さんがあった。観終わり、受け付けを通る時に、感想を聞かれ、「心洗われました」とお答えした。

昨夕食はヘビーだったため朝食を抜いていた。当日は電車に乗り、良い展覧会をじっくり観たのでお腹が空いた。駅近くで昼食のカレーを美味しく摂った。出先で昼食するのは珍しいことだった。

駅前の環六(明治通り)も懐かしい。
建物は変わったが雰囲気は同じ。

美味しくカレーを食べた店内。

もう一件別の展覧会を観る予定だったが、良寛を堪能後これで十分と判断、帰路に着くことにして駅ビルに寄った。

駅ビルのカフェスペース。
生活への密着感がある。

駅ビルは大規模ではないが、カフェのほか書店・文房具、食品、菓子店などが有機的に配置され、賑わっていた。
カフェで読書する人達をみて、東京はいいなあ、近くにこんな場所があって、雪国では何ヶ月もこもりっ切りになりかねない、と思った。

さて実は前日、東京への新幹線で携帯を車内に置き忘れました。
それが二日後の本日午後、有り難いことに所在が分かりましたので、後日その顛末を書かせてください。

ハリハリ漬け 今夕の食事。

2025年12月19日(金曜日)

廊下で匂っていた干し大根が昨日ハリハリ漬けになった。

夜間自室にいると隣からトントンと音がする。行くと妻が細くシワシワになった干し大根を切っていた。次いでスルメとコンブを切り、瓶に醤油、ミリン、タカノツメ少しのダシに漬けてハリハリが完了した。

大根はお客様から頂いていた。

暮から食べられそう。

かって未経験だった九州の母は髙田の祖母にならって作っていた。妻も髙田なので同じものになる。神奈川県では干し大根メインで常食的に食されるらしい。

今夕食は買ったピザと妻製の鶏肉のトマト煮
及びカボチャのスープでした。

かなり寒かったのですが終日よく晴れた金曜日。

過日「唐椿」の枝を挿し木してみました。しかし数日前ついに葉が枯れ落ちて中止しました。駄目もとの試みでしたが生気が落ちる冬期の挿し木はやはり無理でした。

荒天後の海岸 戦中生まれのさが カワラヒワの水浴び 初々しいモズ ハクガンの飛来。 

2025年12月18日(木曜日)

休診の午後柿崎海を歩き、新井柿崎線を走って帰った。荒海や冬鳥を見るつもりで出かけた。

柿崎海岸で車を停めるとカワラヒワが前の水溜まりで水浴びするのを見た。私はホッカロンを背中や腰に貼っているのに冷たい水溜まりを浴びるとは、野性は本当に謎だらけだ。

次々と水溜まりで浴びるカワラヒワ。

柿崎川の小さな突堤までシーグラス見つけながら歩いた。

シーグラスは色、形の良いものがあった。
染め付けの陶片も。

突堤から撮った波浪。

数日続いた悪天候は静まったが海はまだ荒れている。遠くに釣り人だろうか、小さな影が見えていた。
このような厳しい冬の光景を見ていると「異国の丘」の歌を思いだし、頭にメロディーが流れた。
“今日も暮れゆく異国の丘に 友よ辛かろ切なかろ”

昭和17年生まれは少年時代にこんな歌を覚え、日常はメザシとタクアンに親しみ、三輪車を買って貰った弟を羨ましく見ていた。
だれが何と言おうと生涯の信条や感覚はこんな時代の事象が基になっているのでは。

帰路の農道で見たモズ。
新鮮な印象だった。

お天気は次第に良くなり美しい夕焼け空となった。朝日池の白鳥を撮りに再度出かけた。
池の遠くに白い鳥の列が見えた。撮ってモニターをみるとハクガンだった。

100羽ほどだろうか。
ハクガンらしく真っ直ぐ並んでいる。

このところ年が明けて飛来するのを見てきたが年内に来たとは。鳥たちはカレンダーを見ないのは知っているが、それにしても早かった。

来年3月なかばまで留まるのだろう。
あまり邪魔にならなにようにしますので、今冬もどうか宜しくお付き合いさせて下さい。

ラベンダーの雪囲い。

2025年12月17日(水曜日)

本日冬休み休館2日目水曜日、在宅訪問も無い日で午後はラベンダーの雪囲いをした。

今夏はじめカフェの窓下に植え、可憐な紫花は好評だった。しかしすぐにそこは窓の雪囲いの下、屋根から落雪が集中する場所だったことに気づいた。

あるお宅の立派なラベンダーは長年何もしないと聞いていたけれど、ここはそうは行きそうもなく囲うことにした次第。
やや温かめの午後、小一時間、妻と取り組んでみた。

 

防雪板の下に並んだラベンダー。
3分の1ほど先ずカットした。

 

支柱を3本立てヒモで縛っていく。

 

奥の方はやや大きめ。

一応の予定仕事は終わったが、何しろここの雪は尋常ではなく、大きな屋根からドサドサと何回も何回も集中して落ちる場所。
あらためて見ると少々心細い。真ん中にもう1本太めの支柱を立て、さらにグルグルまき付けなければならないのではないだろうか。
およそ2,30㎝の高さにカットしたので、丈夫なアクリルバケツを被せようかとも話している。
しかし雪の力は強い。それすら壊すかもしれない。

傍らでひっそり咲いていた名残のバラ。

本日樹下美術館の後片付けの日 ラヴェルの名曲がポピュラーやジャズに。

2025年12月16日(火曜日)

本日は後片付けの日、5人のスタッフで手際よく今年度の展示や庭の冬支度が終わりました。
来春まで美術館は庭の木々と共に静かな眠りに就きました。

二つあるベンチも囲われました。
ブルーシートは感じが寒々としますので
いずれ色を変えようと考えています。

来年度の展示予定はほぼ決まっていますので年が明けましたら掲載致します。

厳冬に向けカフェの前のラベンダーが屋根からの落雪にどう耐えるか唯一の懸案です。対策の道具が揃う来週に手を付ける予定です。
今夏好評だっただけにラベンダーには是非とも無事に雪を乗り越えて欲しいと願っています。

以下1930年代後半に流行したという古い曲「The lamp is low」です。ほの暗い灯り、小さな灯りという意味でしょうか。歌詞に高い月の深夜、低い灯りのそばで貴方と一緒に居て幸せという風に歌われています。


昨日同様ノーマン・ルボフのコーラス。


スウイングするテンポで。

「The lamp is law」は以下のラベルの名曲「亡き女王のためのパヴァーヌ」を原曲としたものです。後に交響曲にもなりましたがラヴェルがはじめに書いたのは1899年のピアノ曲だったようです。
ちなみにこれは、亡くなった人への葬送曲ではなく、ベラスケスの名画「王女マルガリータ」の肖像画(ルーブル美術館所蔵)にインスピレーションを得て書れたということです。
疲れが鎮まるような曲ですね。


ラベルのピアノ曲で。

時折小雨が混じった時間、美術館と庭の一年の片付け、本当にご苦労さまでした。

本日2025年度の最終日。

2025年12月15日(月曜日)

本日で2025年度の樹下美術館が終わりました。3月15日から開館以後皆さまには沢山のご来館、ご協力を頂き本当に有り難うございました。お陰様で19年目が無事に終了しました。

さて昨日は少し触れましたが、アリゾナ州からのALTさんが友人と来られ、展示やカフェのパウル・クレーの画集をご覧になりノートに可愛いメモを残されました。

スイスのパウル・クレーセンター
クレー作品の60%、4000点を所蔵しているという。
(スイス政府観光局のホームペー-ジから)

 

細長いメモには以下のように書かれていました。

Thank you for a wonderful visit. I could visit here thanks to my coworker,on a windy winter’s day ,with a rainbow in the sly. I hope to visit again in the spring. The matcha set was delicious ,and the art was lovely to see. Thanks very much! K from Arizona R712/14.
素敵な訪問ありがとうございました。虹が掛かる風強い冬の日、同僚のお陰で来ることが出来ました。春になったらまた来ます。抹茶セットは美味しく、展示は素敵でした。とても感謝しています、アリゾナからのK R7 12/14。
というような内容でした。
Matcha:抹茶は外国人さんにも人気だと聞いています。Kさん有り難うございました、どうかまたいらして下さい。
今年後半のノートには他に何筆かの英語メモがありましたので、折々紹介させてください。

以下は「Days of Wine And Roses 酒とバラの日々」をYouTubeから引いてきました。


ノーマン・ルボフ合唱団。

私は普段飲みませんが、こんな昔の曲を聴いていると少し飲んだような気分になります。

本日お客様から妻と私にと頂いた靴下。

毎年靴下をプレゼント頂くお二人さん、今年も大変有り難うございました。来年春の開館まで色々と宿題があり、ある意味あっという間かもしれません。
皆さまとともに風邪に気を付けまたお目に掛かりましょう。

冬休みあいだもブログは続けます、館長。

今年最終日曜日,午後のひと時。

2025年12月14日(日曜日)

樹下美術館2025年の営業は明日12月15日までで、今日は最終の日曜日でした。風強く時折雨が吹き付け、午後の給油の帰りに大きな虹が掛かっていました。
いつもはこの季節にしばしば虹を観るのですが、今期は初めて。慌ただしかった一年を思いだし虹を眺めて行く先の幸運を祈りました。

美術館は賑やかでカフェには何組ものお馴染みさんがお見えでした。中高同級生のA君夫妻、ALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)さんをお連れしたB先生、お茶仲間のCさん親子の皆さまにご挨拶ををさせてもらいました。

Aさんご夫婦からは、先日来2回続けました当欄の「お婆さんのようなお爺さん」は良かった事、私(館長)はそのようなお爺さんになりそう(既になっている?)と褒められました?

Aご夫婦がよく飲まれるクリームソーダー。
室内が暖かく、私も頂きました。

クリームソーダーは私達のこども時代に、滅多に無い髙田、直江津行きでようやく飲めたあこがれの飲み物です。そういったものへの好みは生涯に渡って続くのですね。

初めてお会いした米国からいらしてるALTの先生は本棚からパウル・クレーの画集を出しておられ、明るいページを指差して嬉しそうな表情をされました。喜んで頂き嬉しかったです。

Cさん親子には開館の2006年来訪ねて頂き、もうすぐの冬休み閉館は寂しいと重ねて訴えられました。
来年度や懐かしい話などを沢山しました。

私が出向いた頃の駐車場風景。

美術館にいた時間に時折陽がさしましたが、夕方から雨風が強まり、当地らしい悪天候に変わりました。

本日ご来館の皆さま真に有り難うございました。

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