2012年6月1日

トキ親子のひと安心 鳥が緩和するマイナスイメージ そして未来。

2012年6月1日(金曜日)

今日から暦の夏となった。災害が無いことを祈るばかりだ。

 

昨日トキ幼鳥の映像を心配したが、今日のテレビは親子の給餌風景をしっかりと写した。 昨日とは一転、美しいトキの行動はダイナミックで見応えがあった。

 

餌をねだる幼鳥
餌をねだるヒナ(TeNY/テレビ新潟のニュース画面より)。

 

本日二羽がそろって巣離れしたという。天敵だらけの中、まずここまで成功させるとは素晴らしい親であろう。これから各所の餌場へ子を連れて回り、翼を強化させ、給餌し、探餌や危険への教育をするだろう。

 

鳥は子育てのためなら相当大胆になる(人もそうだが)。餌を求めて驚くほど人や民家に近づくかもしれない。人工的な環境で始まったが、共生が成立すれば佐渡を“命の島”“優しさの島”へと再生させる可能性を秘めている。

 

多発する災害や世界一大きな原発施設など新潟県のマイナスイメージを鳥たちが緩和する。

 

群れてトキが飛ぶ将来、善光寺参りのあと「佐渡のトキ参り」も夢ではなかろう。新・新幹線駅と佐渡汽船も救うこことになるのか。地域作りとは何か、深く考えさせられる。

 

まだまだヒナは後に控えている。何より豊かな餌に恵まれますように。

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