姫川の白濁と蛇紋岩。

2017年6月13日(火曜日)

一昨日11日日曜日に糸魚川へゴルフに行った事を書いた。
帰路駒ヶ岳方面へ国道148号を南下したが道すがら姫川が見え
た。

普段川は水が澄み上流の小滝川でヒスイが産出することもあり、
美しい川のイメージがあった。

ところが当日の様子はおかしかった。水が濁っていているうえ、ブ
ルーが薄まり全体が白っぽく、何があったのだろう「普通の川」の
印象を受け少々がっかりした。

そして昨日のニュースで〝6月7日以来見られている小滝川、姫
川の白濁はまだ続いていて、県の調査ではカドミウム、鉛、ヒ素な
ど6種の法定有害物質は検出されなかったと報じられていた。

調べてみるとネットに上流の姫川支流小滝川の流れが乳のように
真っ白になっている映像があった。
小滝川がこんなになるとは、ショックを受けた。

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6月11日午後、白く濁っていた姫川の下流域。

ところでヒスイ産地などの断層地帯でよく見られる蛇紋岩帯が
糸魚川一帯にも随所にある。
蛇紋岩はヒスイと異なり不規則で柔らかな性質のため、崩落を
起こすことがあり、必要な土木工事などは難渋するらしい。

ニュースによると、この度の河川の白濁は上流の蛇紋岩帯でな
んらかの変動があって川を濁らせている可能性が示唆されてい
る。

国際的な地質価値を有する一帯だけにその原因や変動の規模
などが気になる(調査中と考えられるが)。
緑色系の蛇紋岩が関係するならなぜ川が白く濁るのだろうとい
う事も聞いてみたい。

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蛇紋岩(糸魚川ジオパークのおじさんのブログから)。

さて本日昼、カフェのお客様が蓄音機に眼を止められ、掛けてみ
ましょ うか、ということでクランクを回した。 ラックにあった中から
ウイリアムテル序曲と青い山脈をかけた。

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沢山写真も撮られて満足そうだった蓄音機。

二人の若者を交え4人のお客様は、電気無しで聞こえる鮮や
かな音に感 嘆された。

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