2019年10月19日

上越市の長瀬邸に於ける素晴らしい「長瀬コレクション 齋藤三郎 内田邦夫 展」

2019年10月19日(土曜日)

本日から二日間、上越市は桜町の長瀬邸で「長瀬コレクション 齋藤三郎 内田邦夫 展」が開かれている。午後から妻と出かけた。

齋藤三郎の初期から晩年まで、十分に吟味された優品が四部屋を取り払って展示されていた。絵付けを主に器種は壺、絵皿、茶道具(煎茶道具も)、湯飲みから文房具まで満遍なく網羅され、青磁、白磁、色絵、染め付け、鉄絵と揃い、飛鉄から織部まであった。また随所に配された力作の書画にも目を奪われた。
さらに展示台やケースは自作を含め、蔵扉の見立てなど本当に良く工夫され、手作り感あふれる素晴らしい展覧会だった。

長瀬氏は長くウランガラスや漆器、古陶磁を蒐集されておられたが、10数年来齋藤三郎にしぼって集めていらっしゃる。集められた膨大な数からコレクションの夢中振りが手に取るように伝わる。齋藤三郎の作品には人を夢中にさせずにはいられない特別な力がある。
“まだ見ぬものがあるはず、次はどんなものと出合うだろう”というわくわく感は、私にも分かりすぎるほど良く分かる。

 

 

 

 

これがお店なら持って帰りたい作品が沢山あり、そのうちから以下数点を掲載しました。

 

お得意のドクダミ更紗文の中に椿の窓絵。
肩から胴まで張った形が穏やか。黄釉の窓地も効いている。

 

 

上掲の2器とも口が開いた大らかな花器。
呉須アザミ文(上)、鉄釉草文(下)ともに素早く彫られた線が非常に素晴らしい。
磁器と陶器双方の味わいも見事に表現された名器だと思った。

蓋付の鉄絵飯椀。セットで揃った貴重な作品。
高い高台は手が入りやすく、蓋は逆さにして菜皿にすべく高いつまみが付いている。
ざっくりした鉄の風合い、葉文窓絵など民芸調が誠に和やか。

奥の間に7,80点の内田作品。こんなに沢山見たのは初めて。
輝かしい受賞歴の氏は上越市出身。
後年日用される器を目指してクラフト運動を推進。
クラフト全体の質の向上に深く寄与された。

長瀬さん、有り難うございました。手に取り、写真まで撮らせて頂き失礼致しました。
こんなに開示され、素晴らしいことだと思いました。
大勢の方がこられていて良かったですね。

どうか健康に気を付けて、この先も共に楽しみながら頑張りましょう。
会場でお呈茶など催事に協力されている皆様、本日は誠に有り難うございました。

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