本日午後「蓄音機でSPレコードを聴く会」が終わって。

2019年11月9日(土曜日)

本日午後「蓄音機でSPレコードを聴く会」が皆様のお陰で無事終了した。
いつもながら無事とは有り難いこと、とつくづく感じさせられる。

エディット・ピアフ「バラ色の人生」と「三つの鐘」から始まった会。リュシェンヌ・ホワイエは名曲「聴かせてよ愛の言葉を」、シャルル・トレネは「パリに帰りて」「ラメール」、高英夫の後はイヴ・モンタンで同じ「枯葉」、エレナ・ゲルハルでシュ-ベルトの「冬の旅から「辻音楽師」、最後はエンリコ・カルーソーでビゼーのオペラから「真珠採り」の9曲を聴きました。
レコードを持参されたS氏はとても趣味が良く、「真珠採りなど涙がこぼれた」という声が聞かれました。

休憩では十六茶に飴とクッキーをお出ししました。

 

セッティングを終えた場内。

その後次々お客様が来られ20客近く追加しました。
(この写真はお客様からお借りしました)

後半は拙生のレコード。米国のミルドレッド・ベイリーやダイナ・ショアによる「ザ・ロンサム・ロード」「ソー・イン・ラブ」「アニヴァーサリー・ソング」、続いて戦後の暁テル子の歌、美空ひばり「あの丘こえて」、伊藤久男「あざみの歌」、フランク永井に続き、川田孝子と安西愛子の「月の砂漠」、最後に絵入りのテイチクレコードで「ジングルベル」を掛けて終了しました。

お若いカップルさんにも来て頂き、喜んでいる次第です。
シャープなCDと異なり、SPレコードの音は柔らかく、聴いていて疲れないというお声を聞き、なるほどと思いました。皆様にはそれぞれ思い出の歌があり、ハミングが聞こえたり、目頭を熱くされるなど、心打つ会ではなかったでしょうか。
電気、電子を用いない自然な再生音は今や新鮮、また歌を通して洋の東西と時代背景を体験出来たことも有意義だったと振り返っています。

今回で樹下美術館主催の今年のイベントは全て完了。ご協力頂いた方々、ご参加下さった皆様に厚くお礼申し上げます。

今年の樹下美術館は12月20日までの営館です。
あと40日余。晩秋初冬にも良い日があります。どうかお暇をみてお寄りください。

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