篠崎正喜さんの「追想」と細部。

2023年9月6日(水曜日)

現在好評開催中の篠崎正喜展。
氏の作品は大変カラフルで、しかもその色彩は外見される色の成分が明暗とともに緻密に構成されているよに観察されます。一種の点描でしょうか、10月12日来館されますが、その折にぜひお聞きしてみたいことの一つです。

さらに作品の細部にはテーマを補完するように小さな場面が描かれます。照明などの関係でよく見ないと分からないことがありますので、前回の「海辺の街」や「六月の花嫁」同様大きくして掲げてみました。

今回は作品「追想」です。

鮮やかな夕暮れの「追想」

かっての恋人が在りし日の自分たちを思い出しているロマンティックな作品。爽やかな夕べの海辺で、美しい女性がの周囲に以下の様な場面が描かれています。

野外の小さなバーカウンターに一人の男性が座っている。

 

そのそばの丸テーブルにも似た男性が一人飲んでいる。隣の猫が可愛い。ダンスをするのはかっての自分たちのようだ。夕暮れの良い時刻、テーブルの灯りがとてもきれいだ。

暮れた岬の先に三つの島影
島や岬の景観は憧れ。

「追想」は鮮やかな女性とは対照的に少々切な気な男性がそっと描かれている。私は男なので、むしろ男性が「追想」として女性との事を想い出している作品として写りますが、皆さんは如何でしょうか。

月が上り始めた戸外の情景をどうしてこんなに鮮やかに描けるのでしょう。

10月12日(木曜日15時から篠崎正喜さんの「生成ITと美術」のギャラリートークを致します。35席ほどの予定で、入場は無料です。
美術の最も新しく切実なテーマではないでしょうか。お暇をみておいで下されば有り難く思います。

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