頂いた椿を挿し木してみた。

2025年12月9日(火曜日)

去る11月24日の当欄にある方から頂いた珍しい唐椿の事を書きました。気品があって力強い花をとても気に入りました。
今から1週間ほど前、およそ花が終わるころ、この花が美術館の庭に咲いたならと夢見て挿し木を試みました。

一般に椿は挿し木に適していますが、私は初心者であること、冬は挿し木に全く適さないことから無謀とお叱りを受けることでしょう。しかしダメモトでもいい、出来るだけのことをやってみようと試みた次第です。

最先端の最も若い枝の切り口に発根剤を塗って清潔な用土に挿し、光を控えた室内で僅かに温かめの水を切らさないように保つだけ。
ちょうど1週間が経ちました。三分の一に切った三枚の葉のうち既に2枚は落ちてしまい、1枚の葉と小さな芽は最後の力を振り絞っているように見えます。

これが6月か7月はじめ、芽や枝の生育が旺盛な時期だったらどんなに良いことでしょう。知識も何もない者がモ冬にモヤシでも育てるような事を椿の細枝に強いているのですからまるでイジメです。ですから失敗したら花の王から厳罰を受けかねません。

 

 

 

明るくならないよう薄い被せものをかけている。

葉が落ちても尖った芽が残っている限り続けたいと思っているところです。
何とか2月まで持ちこたえて、切り口にチョロチョロと細い根が出てこないかなあ。

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