樹下だより

受賞しました

2008年5月26日(月曜日)

 既に報道されましたように、今年4月24日、関東甲信越建築士会ブロック会において樹下美術館が平成19年度新潟県の優良建築物として選定されました。
 今回は加盟11都県から5件が選ばれ、当館は新潟県における三年ぶりの対象となったようでした。このたび5月24日、受賞された上越市の一級建築士・大橋秀三氏(大潟区出身)が表彰状を携えて来館されました。氏は計図面・スケッチ図を23メートルにおよぶ巻物にされ大変驚かされました。
 「童謡のごとく」と大橋氏が述べられましたが、樹下美術館はふるさとの野辺にふさわしい穏やかさをもって周囲と調和をしていると思います。筆者は施工中の建物に「あたかも動物が和んで横たわっているような」印象を受けていました。また内部は平屋の小館でありながら方向、形状、高低、空間分量に楽しい変化の工夫がなされています。このため来館者様には作品鑑賞とあいまって密かな興奮をもたらしていることが実感されます。皆様のこのような心地良い高まりは、こんどは自然の外気に直面するようなカフェや外のベンチでゆっくりクーリングダウンされる印象があります。
 完成までの作業を通して、建築が五感と目的機能を計る高尚できわめて総合的、ある意味大変な芸術であることがよくわかりました。これまでいくつも受賞されている大橋氏は、空間への直感や絵画センスに優れ、今後のさらなる活躍が期待されます。
 大橋秀三さんおめでとうございました。とても気に入っています、有り難うございました。

 

受賞記事080425

 

設計図面の巻物

 

表彰状

嬉しい訪れ

2008年3月14日(金曜日)

 3月半ばに入ってようやく春の訪れを感じます。隣接の庭で大小30株のクリスマスローズが少しずつ咲きはじめ、南側の土手にふきのとうが顔を出しました。
  ところで去る暖かな午後、駐車場にタクシーが止まっていました。庭を見るとご高齢の婦人が右手に杖を、左手を中年の女性に引かれてゆっくり歩いておられました。婦人は2回目の来訪と述べられ、手を貸していたのは制服姿のタクシーの運転手さんでした。お二人は館内を回ってからカフェに下りて行かれました。この方とは相性が合います、と嬉しそうに運転手さんと並んでミルクティーを飲まれる婦人は93才ということでした。ショートめの白髪に優しいなまなざし、花にもまさる嬉しいお訪ねでした。

 

 

倉石作品「M夫人像」の背景人物について分かったこと

2008年2月12日(火曜日)

1985年10月9日新潟日報の新聞記事から。

 

 当ホームページ2月6日掲載の作品紹介で倉石隆の作品「M夫人像」にコメントさせていただきました。そこで背景に掲げられた男性の肖像を「ドストエフスキーかもしれません」と記しました。
 これまで当肖像には深い意味が込められていると考えていましたが、不勉強のせいでそれが誰なのか実は謎でした。しかし昨日、たまたま倉石氏が残されたスクラップブックの中に当人物を言及した新聞記事が見つかりました。
 記事は1985年9月東京銀座・美術ジャーナル画廊における倉石氏の個展を紹介した新潟日報のもの。文中M婦人像の背景人物を画家ブリューゲルと記してありました。
 不勉強ながら当館長はブリューゲルについて「あたかも神のような視点で昆虫を観る如く人間を俯瞰した画家」という感想を持っていました。あらためてM婦人像を見ますと、ブリューゲルの旁らで婦人と作者が強い視線で見つめあっています。見る者は見られそれもまた見られている…。あなたと私と神的な存在の三角関係が象徴的に表現されたより厳しい絵ではないかと感じました。
 個展が紹介されて2年後、倉石は脳梗塞で失語症と右半身の完全麻痺に陥ります。あまりに過酷な運命ではないでしょうか。

 本末尾に記事「物語性を与えた絵画」のコピーを掲載致しました。折り挟んで一面がスクラップブックに残されていました。他の記事も読みましたが当時の新潟日報の学芸充実に驚かされました。

 

倉石の個展を紹介した新潟日報

あけましておめでとうございます

2008年1月1日(火曜日)

旧年中のお訪ね、まことに有り難うございました。
今年もどうか宜しくお願い申し上げます。

 

ただ今降雪に備えて2月末日まで冬季休館をさせて頂いております。
なお休館中に、ウェブにおいて3月1日から展示予定の齋藤三郎、倉石隆両氏の作品の一部、および館長の拙い植物水彩画数点を掲載させて頂く予定です。

 

年末へ -クリスマスリース-

2007年12月18日(火曜日)

妻がリースを館内のコンソールテーブルに飾りました。

 

お知らせとお詫び

2007年12月17日(月曜日)

6月の開館からあっという間の7ヶ月、今年もわずかとなりました。
皆様には本当にお世話になりました。
なお冬季の休館はこれまで当ホームページで12月28日からとなっておりましたが、12月29日からと訂正させて頂きます。
また今月のゆかりを年内に更新せず深くお詫び申し上げます。来年3月1日の展示替えに合わせて更新致したく存じます。
スタッフに飾って頂いたクリスマスイルミネーションを掲載しました。

 

催し二題

2007年11月16日(金曜日)

樹下美術館館長は30数年の町医者を営む医師です。毎週木曜の午後は休診にしていますが、大抵色々と用事が入ります。このたび15日木曜午後は当地の小学校で来春就学する園児の健診がありました。みんな個性的で可愛いく、診ていてとても幸せでした。
終わってから60キロ先の長岡市へ急ぎました。当地で開催されている「第55回全国博物館大会」のパネルディスカッションを聴くためです。
テーマは博物館の災害時リスクマネージメント。震災における文化財保護の社会的な順位の低さが指摘され、複雑な気持ちで聴いてきました。
夕刻のレセプションで北方文化博物館館長とサントリー美術館支配人にお目にかかれて光栄でした。
個人的に何かと忙しくよちよち歩きの小館ですが、関係する協会などの入会も果たしていきたいと思っています。

 

去る6日(土曜)夕刻、チェンバロ演奏会を致しました

2007年10月10日(水曜日)

 

10月6日夕刻、樹下美術館陶芸ホールでチェンバロ演奏会が行われました。
大潟区の友人ご夫妻のご好意で企画され、お陰さまでささやかながら暖かな会となりました。
ホールが小さいので来年は2部でお知らせして出来ればと思いました。
東京から貴重なチェンバロをお運び頂いて演奏された加久間朋子様、梶山希代様、お客様、企画頂きましたお二人様、本当に有り難うございました。

秋・展示作品入れ替え

2007年8月29日(水曜日)

○9月20日から絵画、陶芸とも一部を残して多くの作品を入れ替えます。
○ホール展示の倉石隆氏絵画について簡単な説明文をお渡しします。
○館内「今月のゆかり」では「一枚の写真一冊の本」と題して、珍しく二人が一緒に写った写真を展示します。同時に芥川賞作家・小田獄夫(上越市出身)が著し、陶斉、倉石ほか童話作家・坪田譲治、写真家・濱谷浩、画家・賀川孝と彫刻家・岩野勇三など上越ゆかりの人々が関わって出版された書物「高陽草子(昭和48年出版)」をケースに展示して説明文をお渡しします。今後作家ゆかりの人々の書籍、小品、写真などをささやかながら順次ご紹介して参りたいと思います。
○すでに倉石の油彩と銅版画の小品5点をカフェ、廊下などに追加展示してあります。

残暑お見舞い申し上げます

2007年8月16日(木曜日)

 

夕刻過ぎ、暑さでやつれた庭に水まきをしました。
旁らの灯り近くにギンヤンマが飛来しました。しばし彼とともにすごしました。

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