空・海・気象
海上に発生して迫ってきた竜巻。
さて昨日のノートの後段で書きましたように本日は昨日
の竜巻の事を書かせて頂きます。
昨日日中から夕刻までは概ね晴れて、午後から柿崎海
岸を歩いた。
風は強かったが、一種滑稽なカモメの様子などを見て帰
った。
柿崎海岸を離れる時に以下のような写真を撮った。
明度を下げコントラストを上げると、雲はやはりただならぬ顔
つきをしていた。
美術館に帰って二時間ほどすると周囲に雲が広がり、雨が
ぱらついてきた。
時折陽が射すなど荒れ模様となり、虹が出そうな予感。
虹またはダイナミックな雲とマリンホテルハマナスの写真が撮
れるのかもしれないと思い、上下浜に向かった。
16:48の同所、 上掲の雲の北よりの雲が暗く重く広がって
くる。スーパーセルならもっとスケールが大きいのだろう。
17:23の上下浜、ひとしきり雨が降り小さな虹も出た後の帰路。
帰路、潟町方面に向かっていると、先ほど厚い雲が消えずに残っ
ている。
気になって鵜の浜の先、上越市は大潟区の夕陽の森公園駐車場
に車を停めた。
17:41の同所、突起が伸び先端が海面に接触している。
竜巻であろう。
吸い上げられている灰色の水柱?がこちらに向かってくる。
17:42の同所、望遠で拡大、水面にしぶきが上がっている。
竜巻に中空構造の部分があるのが分かる。
17:43、さらに接近して来た。海水面のしぶきが肉眼でも
見える。
17:43、望遠レンズ見た陸地に接近した水煙。
150㍍ほど離れているように感じた。
17:44、海面を離れ陸地に接触すると急に水柱が途切れた。
撚った糸がほどける感じだった。
私が居た駐車場は十数メートルほどの高さがある崖の
上で、すぐ下は海だった。
飛ばされたらどうしよう、という気持ちと怖い物見たさでフ
ァインダーを覗いた。
雨は激しく降ったが、幸いさほど強風を感じる事なく現象
は収まった。
雲の突起が水面に繋がったのはあっという間、そして消
えるまではおよそ4分間という出来事だったが、長く感じた。
子供時代の海で沖に竜巻が見え、皆で走って帰った記
憶がある。
海は広いうえ障害物が無く、竜巻が発生しやすく、見つ
けやすいのではないだろうか。
しかし沖の漁船やプレジャーボートなどの小型の舶が遭
難した話をあまり聞かないのは何故だろう。
それにしても、かなりひやっとしました。
誰もいない海の楽しさ。
本日午後胃カメラの日。
1年前の予約なのだが、再診用の器械に診察券を入れ
ると、日付と時間が約束通りにプリントされて出て、病院
のシステムの円滑さにはいつも感心する。
朝から寒いうえ雨模様だった空が、検査を終えて出ると上
がり始めた。
9月も下旬となりすでに日は短い。
さすが雨上がりの海は誰もいないだろう、と考え柿崎海岸
へ向かい5時少し前に着いた。
一人二人は必ず居る海だが本当に誰も居なかった。
歩き始めのころの灰色の空と海が、日暮れにつれて明るく
なり、あまつさえ赤々としてきた。
暮れた広い海に一人居る開放感は素晴らしい。
なんだか心が軽くなり、走り出してしまった。
歩数を数えながら800歩走ったが、少し膝に来たものの
息の辛さはまったく無かった。
昨年の正月明けの散歩中に走り出した事を思い出した。
季節の色、秋。
2連休を前に白い雲と青空がやりとりをした日。
美術館の周りを走行して目にとまったものを写した。
彼岸花にキタモンキチョウがやって来て、先日の手袋と同じ
ように周りをくるくる飛んでいる。
彼岸花は細い雄しべ伸ばしておいで、おいでをしているのにい
ざ近づくと花芯はとても奥にあり、吸うまでが大変そうである。
頸城区のコスモス。ことしはどんなコスモスが見られるのだろう。
夕刻のいっときため息が出そうな夕焼けが現れた。遠くから
佐渡汽船が近づいて来た。
秋はあたりを優しい色から暖色、そして輝く色まで美しく染める。
晩年期である自分もこのような色あいを映し出すことが出来れ
ばいいのに。
まだ先のことだが、、枯れて朽ちたものを真っ白に包む冬の雪は
特別な色彩作用を有している。
台風一過 急な老人のうつとプチシュー。
本日台風は朝がたの風雨を残して北東へ去った。
上越地方には甚大な被害がなかった模様だった。
日中雲が多く時折雨も降ったが夕刻には青空が覗いた。
さて本日は敬老の日、以前ドーナツではないがこんなこと
があった。
ショートステイを利用されているある女性が、帰宅後いつも
と様子が違う。
めそめそと涙をこぼし、笑顔も消え、うつむいてばかりいる。
こんなことは初めてで、直前の施設では元気だったという。
脳梗塞の方で会話が出来ないが、普段話しかけるとニコ
ニコと反応される人なので信じがたかった。
急に生じた感情変化はふとした事で治る事があるかもしれ
ない。
「何かお菓子をあげたらどうでしょう、プチシューで良いと
思いますが、買って帰り、すぐにお茶と一緒にお出してみ
ませんか」
「プチシューですか」
「はい、いいと思います、上手く行ったらそれで終わりにし
て、出来れば続けるのは避けてみてください」という事にな
った。
何日かして相談されたお嫁さんから電話があった。
買って帰った日、お菓子を見た途端パッと笑顔になった。
以来めそめも、うつむくこともまったく無くもとの人に戻り、
菓子の催促もなかったと、声を弾ませて仰った、
これには自分も驚いたが、以下の理由が考えられた。
一つは単に甘くて美味しいものが突然出たこと。
(甘みは幸福中枢を刺激する)
もう一つは,お嫁さんを「良い人」として再確認出来たこと。
その時はかなり長期の施設利用だった。
現在おしなべて施設のスタッフは優しく、接遇が上手い。
居場所やスケジュールにもすっかり馴れ、そこは心地良い
場所だったに違いない。
それがあれほど好きだった自宅に帰ってみると、見慣れな
い家に人(お嫁さん)がポツンと居て、悲しくなっていた事
が考えられる。
なによりも美味しいお菓子を出してくれた人がとても良い人
で、それがうちのお嫁さんだったことを思い出したことは大
きい。またそこが自宅であることが分かったことも。
老人の忘れっぽさは善し悪し二面がある。
意味の無いことにこだわり、同じ話を繰り返す老人に、
「今、雨ふっているかね?孫の○○ちゃんは傘を持って行っ
たかねえ」
と言うだけで、こだわっていた話から離れることを経験する。
高齢の老人たちは安心が何よりの薬である。
それらを見た目、雰囲気、直感で区別している。
意地を抑え笑顔を作る、時には突然の甘いお菓子も必要か
もしれない。
およそだが80才半ばをすぎると、お年寄りは半年、一年で
変化することが少なくない。
こどもも複雑だがお年寄りもそうだ。
台風を反映した奇妙な雲。
台風18号は今深夜~明日昼にやってくるらしい。
本日日中風があったが夜になってぴたりと止み、虫が様
子を窺うように鳴いている。
文字通り嵐の前の静けさ、という感じになった。
台風直前の気配を反映して夕方の雲は一種不気味な様
相をていしていた。
上掲写真の右下の雲は30分あまりの間に以下のように様々に
形を変えた。
この雲の上に以下の雲も見られました。
今夜は早く休みたい。
台風を前に爽やかな日だった。
非常に強い、と表現されている台風18号は本州を向いて
進んでいる。
当地は二日後17,18日の大切な連休が圏内に入る予報。
その台風を控えた本日は爽やかな空だった。
美術館の前の水田を歩いて出て米山、尾神岳を眺める。
雲がとても爽やかだった。
数年来リンドウはこの株から花をつける(一昨日撮影)。
今年も数十のリンドウがトクサの際で開花を待っている。
妙高山が見える日に大洞原へ行ってみたいが、明日あたりは
無理だろうか。
低気圧の日。
低気圧移動の予報どおりに荒れ模様だった一日。
本日美術館のカフェで、妻の煮物が昼食。
番茶の湯呑は二代陶齋・齋藤尚明氏作。
巻昆布、オクラ、ニンジン、大根、シイタケ、ミートボールの一
皿。
これのみで昼食とすることも多いが、本日お客様と話をしな
がらショートケーキを食べた。
そのお客様が持参された秋の花。
時節のお花は重宝しています、いつも有り難うございます。
大きな被害もなく夜遅く風雨が止み、静かになった。
曇天の柿崎海岸 低気圧が接近している。
二日続いた晴天の後、本日曇りの日の午後柿崎海岸を歩い
た。
釣り人が二人だけの淋しい眺め、そのうちの一人も竿をたた
んで帰って行った。
そんな海岸で草花がひっそりと、しかし元気に咲いている。
名残になってきたハマゴウ。
おしなべて明るい紫だが、一輪赤味の強い花があった。
(どうしてもピントが合わず間に合いませんでした)
明るい黄色のハマニガナも随所に咲いている。
茎をちぎると出る乳液は非常に苦いらしい。
少々高い所に群生しているケカモノハシ。
賑やかに風に揺れ、沖を貨物船がゆっくり通過して行く。
本日30度に届いた気温のため、蒸し暑かった海岸。
秋の足は少し遠くで思案中と言えば良いのか。
今夜から明日は列島に沿って低気圧が進むという。
23時になってひゆー、と風の音がしはじめた。
嵐の後はどんな雲が見られるのだろう。
雨上がりは雲の王国 軟らかに成長する樹下美術館。
二日間にわたってしっかり降った後、本日爽やかに陽が射した。
青空を背景に積雲が様々な形になって地上を囲んでいた。
↑四ツ屋浜の雲は白くふわふわして、おびただしいオモチャのよう
だった。
水田脇の小屋に赤い花が咲いていて、キアゲハが訪ねていた。
ベンチで過ごしている男性たちの奥様は館内で作品の鑑賞中。
ピクニックのように3時間以も上ゆっくり過ごされたという。
↑陶芸ホールのテーブル&椅子席で四人の方がくつろいでいる。
設置したばかりで、来場された方に座って頂けるか心配したが、
ごく自然に過ごされ一安心。
建設当初、小なりといえども樹下美術館はさほど気軽な場所で
はないように見えていた。
それが十年経って、多くの方に思い思い自由にお過ごし頂く場所
として成長しはじめたように感じる。
雲の魚 秋は本番へ。
現在樹下美術館の倉石隆は「カリカチュア風な倉石隆」の
タイトルで人物5点、鳥が一点、さかな一点が展示されていま
す。
いたずら描きあるいは漫画の風合いを持つ作品ですが、小
さなお子さんたちは「さかな」が気に入ったとよく仰います。
倉石隆の「(さかな)」 1955~60年 24,2×33,3㎝。
ところで最近夕暮れの空で魚の形をした雲を二つ見ました。
昨夕6時40分ころの雲には、ちょうど月が重なり、目が光っ
ているようでした。
いつしかあたりにススキが穂を広げ、夜は月が明るくなり虫の
音が盛んに聞こえるようになりました。
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