花鳥・庭・生き物
今日、風が吹いて百日紅が散り始めた
暑さを嘆くまいと前の晩に決めても、翌朝には又かと言って嘆いている。こんな日がどれだけ続いただろう。
今日は珍しく風が吹いた。頑張り続けた百日紅(さるすべり)が吹かれて散り始めた。あちこちに赤いコンペイトウのような花が落ちている。
庭の砂地で雀が二羽砂浴びをしていた。一羽が赤い花を口にした。暑い昼さがり、雀は楽しんでいるように見えた。暑さを嘆くばかりでなく、雀のように少しは楽しまないとせっかくの人生がもったいないかな、と少々思った。
踏まれても 刈られても花 庭石菖
今日は梅雨開けを思わせる一日だった。予報は遅くに雨とも聞いているがどうなるだろう。そしてイギリスでは石川遼が頑張っている。
庭石菖(ニワゼキショウ)。ほぼ実物大、背丈は15㎝くらいでしょうか。
この時期、何年も前から仕事場の草道の決まった場所に顔を出す愛らしい花がある。本日午後、気になって見に行くと一輪だけ咲いていた。
場所は妻が干し物をしに行く通り道であり、年に二三度は草を刈られる。
毎年、草刈りによって絶えたかなと思っていると、梅雨の終わりに顔を出す。多い時には3,4株で6つ7つと花を付ける。アメリカからの帰化植物とあるが、細い茎といいとても可憐だ。
踏まれても 刈られても花 庭石菖 sousi
母の七夕を描いてみた。
七夕の事を母から聞いてから少しずつ情景を想像して筆を動かしていた。母の実家については、4才になった頃の幻のような記憶しかない。昭和21年3月らしい時、旧満州から佐世保に引き揚げて、佐賀県の大村方(現鹿島市古枝大村方)の家に10日ばかり寄っただけだった。
母からはあまりに楽しそうに聞かされたのでイメージだけで描きやすいように描いた。描くことは好きなはずだが、泣きたいくらい稚拙のまま時期もあるので終了とした。塗り残しもあったりして、出来ればもう一度描いてみたい。
話変わって、去る日曜日のゴルフは15位で大波賞(61,53)だった。クッキーや缶ビールなど賞品二つをありがたく頂いて帰った。次回も腕の代わりに靴を磨いて参加しよう。
梅雨時の花は涼しげ
梅雨どきの美術館隣接の庭。この時期の花は涼しげで可憐だ。どこかはかなげでもあり、この時期ならではの姿だろう。
ところで不思議に思うのは、一般に花は受粉を促すために昆虫の気を惹いていると考えられる。なのに夏涼しげに咲くなどあたかも人の気も惹いてるように見えることだ。
昆虫たちにも花の明暗や色彩・形状から涼しさなどの季節感覚があるのだろうか。花の魅力に関して、昆虫などとヒトの感覚が一致しているようでいつも感心させられる。
いずれにしても花は基本的に昆虫・鳥たちが選ぶことで美しく進化してきた。それでは人間の登場に対応して、自然の側が美や洗練で何かを進化させたことがあったのだろうか。せいぜい犬や猫、それに何種類かの小動物や微生物が近づいてきたくらいで、それも進化といえるかどうか。
※人為的な品種改良は何と呼べばいいのだろう。
昆虫や花に比べて、私たちはまだ新参者にすぎない。しかも複雑かつ強引な参加のため、自然はどう反応していいのか分からないのだろう。それより、乱暴な我々を迎えて「全く困っている」のが自然の本音ではないだろうか。
何か少し恥ずかしくなってきた。
※後半の部分を大幅に追加しました。(7月5日深夜)。
紅白のマツモトセンノウ
足許のカワラナデシコ
賑やかな貴婦人テッポウユリ
自生のホタルブクロ
草取りして月
午後からの休診日で夕刻に庭の草取りをした。美術館を営んで3年、展示とともに大切なのは庭。庭に大切な作業は草取りだとなかば悟っている。
草取りは無心の時間という点で精神にもいい。またある種修行の感じもする。終えて手を洗うと庭も気持ちもさっぱり。
今夕の月、本当はもっと大きく見えるのに。
あまつさえ遅くなって月に気がつく時など、自分も花や草であるかのような気持ちがよぎる。
家に帰って昨日頂いたタケノコを食べた。下さった方が「ジャガイモやタマネギなどは入れないで」というタケノコ汁が美味しかった。桑取のタケノコ。この時期なのにとても柔らかく味も濃かった。
百合のような人
今日、堀口すみれ子さんは高田寺町の長養館で二代陶齋・齋藤尚明夫妻と昼食の後、遊心堂を訪ねておじいちゃんと旧交を温められた。
滞在中の彼女は、ゆかりの上越で父・堀口大學を語れることへの感謝を何度も口にされた。
今日衣食は足りている、それらと共に学芸をより身近に。このたびの来越ですみれ子さんが残されたエッセンスはそのようなことではなかったか、と思った。
午後も半ば、数々の出会いを残して直江津から帰途につかれた。すみれ子さん、本当にお疲れ様でした。そして有り難うございました、またぜひいらして下さい。
見送りをして樹下美術館に戻ると、梅雨空のもと庭の生気は旺盛だった。ナツシュウメイギクが静かに咲きそろい、キョウガノコとアスチルベは鮮やかで、アジサイは負けじと花足を早め、百合が出番を待っていた。
すらりとして気品があり、堀口さんは百合のような人だった。
芽が出る
気温は上がらなかったが晴れに恵まれました。昨日の庭の続きです。いま美術館隣接の庭は花の出芽の真っ最中です。小さくてもみなちゃんと個性があってなんとも愛らしい姿。芽出しの後は陽を受けようと精一杯葉を広げてます。植物にベビーシーズンと言う言葉があってもいいかな、と思いました。
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リンドウ | シラン(白花) |
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テッポウユリ | シダ |
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ハッカクレン(白花) |
エビネ |
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マツモトセンノウ | リュウノウギク |
毎年ながらクリスマスローズから
美術館隣接の庭で花が咲きはじめました。何度も襲われたドカ雪と三月から続く寒さで開花が遅くれました。ここにきてようやく花の季節が始まったようです。
イチゲがそろそろ終わり、大小のクリスマスローズが盛りで、白いブラシのようなヒトリシズカが数カ所で咲き始めました。明日は可愛らしい芽を載せようと思います。もう少しお天気が良くなりますように。
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見頃が続く地植えのクリスマスローズ60株。 | にぎやかなヒトリシズカ |
花鳥の時節
雨がちの一日だったが、春が根付いてきた感じになった。知り合いが席を持つということで妻は高田の花見会場の茶会へ行ってきた。
茶席に大勢外人さんが混じったという。観光バスで乗りつけるらしい。報道などを見ると近年ますます花見客が増えているようだ。「百万人、、、」のコピーも効いているように思われる。
「百万人観桜会」は奥ゆかしい上越にしては思い切った謳い文句だ。名付けばかりが先行して結果につながらないことが多い中で、希有な例ではないだろうか。だれが考えた文句だろう。
今日の仕事場の桜と椿です。この写真に花の密を吸う鳥が写っています、お分かりでしょうか。
以前に書いたヒヨドリだと思われます。このようにホバリングをして蜜を吸う動作はカラスやハトには出来ないことでしょう。メジロは出来るようですがスズメはどうでしょう。非常にエネルギーの要る飛翔法だそうです。餌づけの人慣れといい、体が大きいのに案外器用で驚かされます。
雨の日、ご来館いただいた皆様に感謝申し上げます。ちょうどお見えになったナイスブロガーのきむぶーさん、お世話になっているはるみさんご一行様、有り難うございました。
弥生は冬のお尻拭き
”さくらさくら 弥生の空は 見渡すかぎり 霞か雲か 匂いぞいづる いざやいざや 見に行かん”
歌の通りなら弥生三月は花咲く夢のような季節が期待できる。しかし残念ながら雪国ではそうは行かない。
この月、雪消えの里はいやが上にも汚れと傷みが目立つ。散乱するビニール片や発泡スチロール、黒々と固まった朽ち葉とうなだれた枯れ草、折れた枝が散乱し畑に傷んだ野菜、汚れた残雪の見え隠もあり、裏手のものが片付かない。みな雪が残した事象だ。
比べるまでもなく一見して冬の雪景色の方がはるかに清潔で情緒にまさる。ところが美しかった雪は手品のようにぱっとは消えてくれない。処々に汚れと傷みを残しながら沈むように消える。
それで三月は後片付けと修繕の月になる。弥生は冬のお尻拭き、、、。いつの頃からかそう思うようになった。
樹下美術館の外回りはもうすっかり片付いている。今日午後は暖かさに誘われて初めて庭いじりをした。雪と荒天でひと月おくれの感じがする。キンモクセイの苗木を三株植えて椿の若木を移植し、都忘れを6株株分けした。水を遣ったあと暗くなるまで草取り。つまんだり握ったり、初めの頃の庭いじりは深爪が痛む。遅くなって予報通りに荒れ模様となった。せっかく連休だというのに。
今日のクリスマスローズ。庭で無事に越冬した60株はこれからの楽しみ。
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