花鳥・庭・生き物
春待ち椿
気温上昇と雨で中旬に降った雪は大方融けた。今日はみぞれ混じりの日。傷みながら椿が咲き、多くの蕾が開花を待っている。
みぞれの後の椿
恥ずかしながら先日の椿の絵が進んだ。分量が少ないせいかやや楽に感じた。いい加減なのかなあ。
その後の椿のボタニカルアート
描いていると、この花を愛した陶齋(齋藤三郎)の気持ちがよぎる。これから陰影・葉脈・汚れ落としなど細部を失敗しながら進んでみます。蕾が少々大き過ぎますが、葉が小さい椿ということで許して頂ければ。
雪止んで鳥、そして猫
雪降り続いた数日間は鳥の姿が途絶えていた。今日は晴れて、部屋から鳥たちが見えた。特に可愛いメジロがカメラに写って嬉しかった。現れた野良ちゃんも雪原の野性を思い出している様子だった。
|
|
|
|
|
|
鳥の動く姿は愛らしく、佇む姿は高尚に見える。明日はせっかくの日曜日。半日でもお天気が持ってくれますように。
新潟県立大潟水と森公園にリス
朝から特別に良いお天気に恵まれた。それで昼休みに近くの新潟県立大潟水と森公園へ行った。そこで嬉しい発見と撮影ができた。リスとの出会いだ。
あるゾーンに入ってすぐのこと、リスが地上からするすると木登りをする所を目にした。カメラを向けると高い所で隣の杉に移ったところだった。
枝かげになったがモニターに写っていた。目新しいことではないかも知れないと思いつつ、管理棟でパークレンジャーにお会いした。春にもお会いした彼はとても熱心なレンジャーだ。モニターを見て、驚いた様子でコピーをさせて欲しいと仰った。以前から入場者による目撃や松ぼっくりの食べ跡などからリスの生息が考えられていたという。しかし自分では見たことはなく、写真も初めてということだった。コピーはすぐに終わった。
ニホンリスであれば九州中国ではほぼ絶滅したといわれている。本州でも貴重な存在になりつつあるようだ。そもそも自然では一定の閉鎖した森林環境でしか生息しないらしい。建造物や芝生中心の「いわゆる公園」での野外生育はいずれも失敗に終わったという。
今日見たリスは今後、当公園の環境指標の一つになるだろう。リスがずっと無事で、公園が魚類・植物・鳥類だけでなく、小動物の生息でも豊かな場所であることを祈った。
ところで公園の一部である朝日池は、貴重なハクガンを始め多くの鳥たちの飛来地だ。今日も遠くは名古屋、京都、長野などからの車が並んでいた。彼らが構えるカメラが巨大で並大抵のものではないことに驚いた。
落ち葉と風の加減
閉館前の誰も居なくなった美術館でお茶を飲んだ。目の前の芝生一面にモミジが散っていた。落ち葉の元は北側にある高さわずか2メートル半くらいの株立ちの木だ。
それにしてもこんなにうまく平均して散っているのは珍しい。芝生は南向きに傾斜しているので、今頃は大抵南の風下に吹き溜まる。
それが今日は、あたかも手で置いて行ったように全体に散らばっている。赤みを帯びた芝生と、風の加減に感心しながら熱いお茶を飲んだ。今年の秋もあとわずか、名残を惜しんで一息ついた。
ブラッシングノックアウト フロリバンダ
この時期にしては珍しいほど良いお天気が続いている。しかし冬至が近づいているので、昼でも日差しは夕方のようだ。
短い陽の中で、仕事場の庭にバラが咲いていた。淡く薄い花びらの主は「ブラッシングノックアウト フ ロリバンダ」。長い名前のバラは、2000年にフランスで確立された品種だという。病虫害をノックアウトする大変強いバラなので、そのことも名前に加わっているらしい。
大丈夫かなと思うほどはかなげだが、芯が強いからこんな時期でも咲いていられるのだと思った。年末に向かいはじめたこの頃、目に優しい姿かたちだった。
押し縁(おしぶち)の下見板
上越市大潟区内の朝日池付近。民家の押し縁(おしぶち)の下見板が強い時雨で黒々と濡れていた。家影から灯りを点すようにサザンカが見えて、今時分の風情でした。
遠くの妙高山は裾まで雪を被り、今日一日はすっかり初冬の気配でした。
しゃんとした押し縁の板壁
白秋の庭
急速に日が短くなり、午後の陽は瞬く間に傾く。秋晴れの木漏れ陽のなか、樹下美術館の庭で白菊(竜脳菊)と野紺菊が盛りを迎えていた。見え隠れするリンドウもしゃんとした色を見せていた。
白菊は昨年、叔母が富士の庭から送ってくれた。それがとても増えて今年は、文字通り白秋の庭の趣となった。
そして古来のリンドウ。島倉千代子の歌に「りんどう峠」がある。「りんりんりんどう
シオン(紫苑)
仕事場の裏庭にシオン(紫苑)が沢山咲いている。背が高く、ゆうに2メートルに届くのもある。シオンは最も背が高い草花の一つではないだろうか。もしかしたらセイタカアワダチソウよりも。
シオンは沢山花を付けるのにどこか寂しげに見える。それでもわずかな風にゆっくりと揺れる様は、それはそれで秋の風情だ。
背高の紫苑が刻む秋の時 大き時計の振り子にも似て sousi
猫ちゃんの木登りデート
昼食直後、猫ちゃんたちの木登りを見ました。木は手前の土手から生えているので結構高いのです。
|
![]() |
| クロ君が木に登ったので | 私も登りました。 |
|
|
|
|
![]() |
| やっと降りてきて会えました。 | それからお散歩をして |
|
![]() |
| 帰り道、私はさっと降りましたが |
クロ君は少し手間取っていました。 |
私たちが登った木はねむ(合歓)の木です。
いい名前だなー。
館長の絵:アケビのボタニカルアート
私がボタニカルアート(植物画)を描き始めたのは1997年の春からです。教則本には簡単に描けるように書いてありましたが、とても苦労をしました。たった一枚の葉を描くのに画面上で泥(絵の具)と水のせめぎ合いが延々と続いたのです。
アケビは1997年秋の作品です。描くためには絵の具を塗るだけでなく、ぬぐうことも重要だと分かり始めたころの絵です。
根気の要る作業ゆえ、今では一年に一枚可能かどうか。また目も悪くなり、当時の細い線はもうダメかもしれません。しかしこの季節、アケビやザクロを見るとああ、描きたいと思います。
アケビ(32×41㎝)
後に厚いケント紙に描くようになりましたが、当時は画用紙に描いていました。全体の黄ばみは日焼けと汗によるものです。
明日から「白花デンドロビューム」に替えて樹下美術館トイレの鏡わきに架けさせて頂きます。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 高齢者、昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。
- 週末の種々。
- 盆と正月が一緒に来たようなお招き。
- 今夕も北海道の幸 懐かしい写真。
- 寒い日 思い出深い夕食と厚岸の牡蠣。
- 独居老人に便利なモニター 再度夕刻の朝日池。
- 昨日レコード、今日白鳥。
- 出たり消えたり手品のような毛糸(ニット)のチョッキ(ベスト) 樹下美術館のモミジ。
- 楽しかった週末 カーヴ・ド・ランパール 国立西洋美術館。
- 再び柿崎海岸を歩く 海の曲三つ。
- MLB,準優勝は無いが分配金 昨日の悪天
- 心臓によくなかったワールドシリーズ決勝戦 不思議な山本投手。
- 再三の美技、ベテランの守備 果物を描いてみたい。
- 晴天の柿崎海岸 新柿線のコハクチョウと親子散歩 いよいよ「神様山本様」と「運」のドジャース。
- 18回に及ぶワールドシリーズ 観客のストレッチタイム 両球団の呼称。
- 今季初めて見た白鳥の群 雀も沢山いた。
- 本日の良寛さん講演会 本日ワールドシリーズ第一戦。
- 菓子工房「キャラメル」さんとのコラボ 庭のホトトギスとリンドウ 吟醸酒「雪の五合庵」
- 長生きのお陰色々。
- ポストシーズンが後半戦 大谷選手のもの凄い活躍。
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月










