花鳥・庭・生き物
コムクドリとヒヨドリが一緒に水浴び。
数日梅雨の晴れ間が続いている。最高気温は27度前後、朝夕は20度少々で過ごしやすい。
先週土曜日の午後に座った美術館のカフェからヒヨドリとコムクドリが一緒に水浴びをするのが見えた。
何かと威張っているヒヨドリと愛嬌のコムクドリが一緒の光景は平和だった。
鳥たちの合歓の木が枯れて。
2012、2013年と仕事場の二階から見える合歓の木でコムクドリが営巣、給餌し、ヒナの成長が観察された。
この木は小生が子どもの頃亡き父が林から採ってきて植えたものだ。
毎年夏に盛大で美しい花をつけた。
一昨年春、その木の二カ所のウロでコムクドリが営巣しているのを知った。
ウロは思ったより深くまで空洞となっていて、鳥には安全な巣だったと思われた。
それが昨年の台風でダメージを受け、冬を越すとまるごと枯れていた。
急遽コムクドリのためネットで巣箱を求め、近くに架けた。
2012年夏の合歓の木。A,Bにウロ(枯れ落ちた枝の根元に空いた穴)でコムクドリが営巣。
2013年春雀がBに営巣。この巣はほかのコムクドリから猛烈な攻撃を受けた。
しかしツガイは耐えてヒナを育てた。
2013年7月、ウロBで給餌を受けるヒナ。
運ばれたのは合歓の花の一すjじに見える。
ここに至るまで雀は巣を破壊されるなどコムクドリの群から陵辱され続けた。
2013年10月9日の写真。台風の後大きな枝が落ちていた。木は秋~冬の間にすっかり枯れた。
今年4月30日の写真。合歓を切り向こうに巣箱を架けた。
右下の合歓の切り株は中心部まで枯れていた。
今年5月上旬、切られた合歓の近くに来ていたコムクドリ(いずれもメス)。
架けた巣箱に興味を示す鳥もいたがだれも使わなかった。
昨日2014年6月13日の古い巣箱(2012年に設置)の様子。
親以外のコムクドリが来ていて下でヒナが顔を出している。
過去いずれも巣立ちが近づくと若鳥(独身鳥?)と思われる仲間が集まってきた。
巣立ちや集団への加入を促すのか、好奇心と喜びの印象を受ける。
今朝、巣のまわりに沢山コムクドリが来ていた。
仕事を終えた昼しばらく見ていたがあたりは静かで、巣立ち終えたと理解した。鳥たちはさらに北へ高地へ、涼しい所へ急ぐのだろうか。
さてコムクドリは実に愛らしい姿をしているが、昨年行われた雀への執拗な攻撃など十分な野性も所有している。
雀は耐え反撃し、同じ環境で巣の再構築、交尾、抱卵、給餌、そして巣立ちへ導き本当に逞しかった(いつかこの過程を掲載したい)。
掲載したいことの積み残しが多く日頃から多々失礼しております。
諦めていたコムクドリが仕事場の庭にいた。
降ったり止んだりの日中は風強く、夕刻には寒さのため長袖を着た。
面白い雲にも出会わなかったが(一日中空を見ているわけではありませんが)、
一つトピックがあった。
一昨年、昨年と熱心に観察し、当ブログにも頻繁に掲載した仕事場のコムクドリ。
それが、営巣に使っていた合歓の木が昨年の台風以後急に弱り、冬にはすっかり枯れ落ちた。
4月、泣く泣くその木を切った。
渡り鳥であるコムクドリは帰巣するに違いない。
がっかりするであろう鳥の為に近くの木に巣箱を取り付けた。
4月、鳥たちは巣があった付近に何度も現れたが、巣箱を使わなかった。
ところがここ数日、近くからコムクドリの雛の鳴き声が頻繁に聞こえるようになった。
実は以前、同じ庭のソメイヨシノに架けたが使われずに放置されたような古い巣箱があり、
そこに雛の姿があった。
初めてこの鳥をコムクドリと知って3年目になった。それまで目に止めたことが無かったし、今も知る人は少ないように思われる。
それが続けて仕事場の庭で営巣し、あまつさえ今年は美術館の水場にも飛来している。
何故か私はコムクドリと縁がありそうだ。
上掲の巣箱は駐車場のすぐそばで、かなり低い位置にある。
間もなく巣立ってしまうだろうが、カーポートの車内からよく見えるのでしばらく写真を撮りたい。
次回は合歓の木のことなを書いてみたいと思います。
庭と愛。
さほど降らない午後の定期休診日。
ある工場の産業医として巡視(保健的な工場診断)に行き、終わって美術館でお茶。
それから気になっていたソメイヨシノの丸まった葉先を観た。
開けてみるとアメシロの虫卵(又は極く小さな幼虫?)が疑われた。
アメシロは時期を逸すると非常に厄介になる。
二年続けて被害に遭っているため高枝バサミでかなり切った。
その後、南側の雑草のはびこりを草取り。
庭仕事(畑もそうらしい)はある種際限なさがあり、結局6時過ぎまで続けた。
終わったとは言えないが、費やした時間だけそれでもきれいになる。
明日夕刻、晴れ間を見て続きを行ってみたい。
本来庭は毎日の関わりや手入れを必要としている。
その意味では愛していなければ出来ないことの一つであろう。
そして雑草は微妙だ。
元気よくはびこりながら「取って」と言う。
トクサとイトススキ(写真のおよそ左半分の所)がぐんぐん伸びる。
マンテマの赤い道。明日は「陶齋の器でお寿司を食べる初夏の会」。
2009年の今頃、美術館裏の農道でマンテマの群生を見た。
数日来この花が、上越市土底浜の西の端で旧国道に沿って数十メートルの土手を赤く染めている。
近くで見ると白いふちどりのある小さな赤い丸紋が集っている。
外来種と言われるが愛らしい着物の小紋のようで和風な印象がある。
明日は暑い一日の模様。陶齋の器でお寿司を食べる初夏の会の初日。無事を願いたい。
鳥の水浴びを見ながらカフェで昼食。
本日昼食に美術館へ寄ると、やはり鳥たちの水浴びを目にした。
水浴びは大胆な行動ながら、無防備でもあるため落ち着かず、それがまた可愛い。
全てのカウンター席から見えますが、一番左の席が正面となりよく観察出来ます。
コムクドリ雌
(鳥の写真はCanonEOS60DにCANON EF70-300mm F4-5.6L IS USMEFでズームレンズで撮りました)
その昔、室内で傷ついた雀のヒナを育てた。
うまく育ち、ある日皿に水を張って置くと突然水浴びを初めた。
教えた者も居ないのに、けなげな姿にジーンと来たことがあった。
(その後砂浴びもしたのです)
水浴びは鳥達の特に愛らしい時間。
庭の奥にあった時、からすも訪れた。
しばし湯船につかる如く深く身を沈めた後、ダイナミックにしぶきを上げた。
今後の水場は、巣立った幼鳥や若鳥たちも加わって賑わうにちがいない。
どんな鳥のどんな光景が見られるか楽しみ。
皆様もご覧になってみてはいかがでしょうか。
山に白雲庭に花 水場に小鳥の夏は来にけり。
本日気温が30度近くまで上がった。関田山脈からむくむくと白雲が沸き立ちいよいよ夏。
庭の花々が満を持して開花を待っている。
ススキが葉を伸ばしトクサがぐんぐん大きくなっている。
待ちきれずに咲いたアスチルベ。これから緑が濃くなると余計白い花が目立つ。
カフェの遠い正面で水盤を乗せていた山桜の切り株が朽ちた。
皆で水盤を持ち上げてカフェの近く左手に置いた。
本日寄った時、何種類か鳥たちが来ては飛び去った。一羽の鳥を撮ったらコムクドリだった。
以前の半分より近い距離のため見やすく、これから大変楽しみ。
上掲二枚はカフェのガラス越しに撮りました。
一番左手のカウンターが最も見やすいようです。
夜、窓を開けますと、ひんやりした風が通りました。山の、あの何ともいえず気持ちの良い匂いがすーっと入ります。
この間まで春まだ寒し、などと言っていたのが嘘のようです。
終わって励み ああ、れんげ草。
本日拙展が終わりました。
皆様のお陰をもちまして無事であり、かつ大方の売り絵は完売され、絵はがきは1200枚ほど出ました。
(会期中失礼と思いましたが、品質に問題を感じた[「辛夷」の3Dキャンバス数点を押さえさせて頂きました)
皆様のご感想では水彩画への評価を多く耳にしました。
期間中水彩は難しいという話をよく聞き、私自身もそう振り返っています。
一方油彩に関して、新たな境地と指摘され勇気づけられました。
年齢と根気を考えますと、出来れば油彩による植・静物画を深めてみたい、という心境です。
さて本日昼休みが終わって会場から帰る道すがら樹下美術館へとさしかかる場所で、
美しいれんげ草の群生をみました。
なんと美しい光景だろう。これだけ爽やかなのは、管理をされているからだろうか。
終わって見ればあっという間でしたが、展覧会の会期中お訪ね下さった全ての皆様、
ご後援を頂いた新潟日報社、株式会社上越タイムス社、上越よみうり、
FM-J エフエム上越、公益社団法人上越市有線放送電話協会、高田文化協会、
上越美術協会、 主催の遊心堂の各位。
「有り難うございました」
「新たな励み」を得た事は何よりの収穫でした。
貴重な収益は樹下美術館の充実のために当てさせて頂きます。
その昔のつわり すがすがしい野草 何か恥ずかしい作品展。
あるおばあちゃんがつわりの話をした。
生まれを尋ねた時、頸城村から潟町へ嫁に来たという事から始まった。
自分は悪阻(つわり)がひどく、三人の子どもはみな辛かった。
いずれも時期は今頃から夏にかけてだった。
実家で大事にされたが、嫁ぎ先に戻ると途端にひどくなった。
ただいま、と戸を開けると家の中からカイコを飼う匂いがムッとした。
すぐに吐き気に襲われ、口に手をあてがって二階の部屋へ急いだ。
「つわりなんて病気じゃないんだからねえ」
ご近所とお茶飲みしていた姑の大きな声が下から聞こえた。
もうひとつ辛いことがあった。
昔の男達はみな髪にポマードを付けていた。
自分の夫もたっぷり塗っていて、甘ったるい匂いがぷんぷんしていた。
「来たかね」などと言ってそばに来ると途端に気持ち悪くなった。
以下は本日の在宅回りで車を止めて撮った路傍の草花です。
こんな草地を見るのはつわりによかったかもしれません。
マンテマではなかろうか。
(色が茶系、ガラガラした感じからスイバのようです(5月20日遅れて記載)
大きく強靱な夏草と違って今どきの野の花はさわやかだ。
「あまどころ」は明日からの作品展にあり、「あまどころ黄葉」もあります。
いよいよ迫りました拙展、明日の午後は定期の休診ですので1時過ぎから会場に居る予定です。
ところでこれまで3回の展覧会の中で、なぜか一番恥ずかしい気がするのです。
キジ(雄)が松の枯れ枝に 見てみない振りの顔。
日をまたいだが、本日午後仕事場の庭でキジ(雄)が松の枯れ枝に止まっていて驚いた。
どぎついほど鮮やかで、鶏ではなかったが若冲かくやありなむ、と感じそうだ。
キジはある種日常の鳥だが、近距離で長く枝に止まるのは初めて。
何度かケンケンと叫んで羽ばたき、時節がら婚活の真っ最中のようだった。
間もなく在宅回りの時間が来て外に出ると下りて立ち去った。
頭部を拡大してみると、反対向きに鳥の顔を付けて、向きをカモフラージュしているように見える。
つまり一年中「見てない振り」を通しているようではないか。
失礼だがかなり滑稽。しかしだましのような顔が赤で強調されていて、見ていると混乱てくる。
人前で小走りなど臆病なのに派手。見てみない振りの顔。大きくて目立つのに健在。
なにより痛々しいほど派手な容姿。。
一体如何ほど複雑な進化を経たのだろう。
近時いっそう人家に近づいているのは、里で狐や狸が増えているせいなのか。
明日は大切な憲法(お金にはなりませんが)の記念日で祝日。
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