花鳥・庭・生き物
マンテマの赤い道。明日は「陶齋の器でお寿司を食べる初夏の会」。
2009年の今頃、美術館裏の農道でマンテマの群生を見た。
数日来この花が、上越市土底浜の西の端で旧国道に沿って数十メートルの土手を赤く染めている。
近くで見ると白いふちどりのある小さな赤い丸紋が集っている。外来種と言われるが愛らしい着物の小紋のようで和風な印象がある。
明日は暑い一日の模様。陶齋の器でお寿司を食べる初夏の会の初日。無事を願いたい。
鳥の水浴びを見ながらカフェで昼食。
本日昼食に美術館へ寄ると、やはり鳥たちの水浴びを目にした。
水浴びは大胆な行動ながら、無防備でもあるため落ち着かず、それがまた可愛い。
全てのカウンター席から見えますが、一番左の席が正面となりよく観察出来ます。
コムクドリ雌
(鳥の写真はCanonEOS60DにCANON EF70-300mm F4-5.6L IS USMEFでズームレンズで撮りました)
その昔、室内で傷ついた雀のヒナを育てた。
うまく育ち、ある日皿に水を張って置くと突然水浴びを初めた。
教えた者も居ないのに、けなげな姿にジーンと来たことがあった。
(その後砂浴びもしたのです)
水浴びは鳥達の特に愛らしい時間。
庭の奥にあった時、からすも訪れた。
しばし湯船につかる如く深く身を沈めた後、ダイナミックにしぶきを上げた。
今後の水場は、巣立った幼鳥や若鳥たちも加わって賑わうにちがいない。
どんな鳥のどんな光景が見られるか楽しみ。
皆様もご覧になってみてはいかがでしょうか。
山に白雲庭に花 水場に小鳥の夏は来にけり。
本日気温が30度近くまで上がった。関田山脈からむくむくと白雲が沸き立ちいよいよ夏。
庭の花々が満を持して開花を待っている。
ススキが葉を伸ばしトクサがぐんぐん大きくなっている。
待ちきれずに咲いたアスチルベ。これから緑が濃くなると余計白い花が目立つ。
カフェの遠い正面で水盤を乗せていた山桜の切り株が朽ちた。
皆で水盤を持ち上げてカフェの近く左手に置いた。
本日寄った時、何種類か鳥たちが来ては飛び去った。一羽の鳥を撮ったらコムクドリだった。
以前の半分より近い距離のため見やすく、これから大変楽しみ。
上掲二枚はカフェのガラス越しに撮りました。
一番左手のカウンターが最も見やすいようです。
夜、窓を開けますと、ひんやりした風が通りました。山の、あの何ともいえず気持ちの良い匂いがすーっと入ります。
この間まで春まだ寒し、などと言っていたのが嘘のようです。
終わって励み ああ、れんげ草。
本日拙展が終わりました。
皆様のお陰をもちまして無事であり、かつ大方の売り絵は完売され、絵はがきは1200枚ほど出ました。
(会期中失礼と思いましたが、品質に問題を感じた[「辛夷」の3Dキャンバス数点を押さえさせて頂きました)
皆様のご感想では水彩画への評価を多く耳にしました。
期間中水彩は難しいという話をよく聞き、私自身もそう振り返っています。
一方油彩に関して、新たな境地と指摘され勇気づけられました。
年齢と根気を考えますと、出来れば油彩による植・静物画を深めてみたい、という心境です。
さて本日昼休みが終わって会場から帰る道すがら樹下美術館へとさしかかる場所で、
美しいれんげ草の群生をみました。
なんと美しい光景だろう。これだけ爽やかなのは、管理をされているからだろうか。
終わって見ればあっという間でしたが、展覧会の会期中お訪ね下さった全ての皆様、
ご後援を頂いた新潟日報社、株式会社上越タイムス社、上越よみうり、
FM-J エフエム上越、公益社団法人上越市有線放送電話協会、高田文化協会、
上越美術協会、 主催の遊心堂の各位。
「有り難うございました」
「新たな励み」を得た事は何よりの収穫でした。
貴重な収益は樹下美術館の充実のために当てさせて頂きます。
その昔のつわり すがすがしい野草 何か恥ずかしい作品展。
あるおばあちゃんがつわりの話をした。
生まれを尋ねた時、頸城村から潟町へ嫁に来たという事から始まった。
自分は悪阻(つわり)がひどく、三人の子どもはみな辛かった。
いずれも時期は今頃から夏にかけてだった。
実家で大事にされたが、嫁ぎ先に戻ると途端にひどくなった。
ただいま、と戸を開けると家の中からカイコを飼う匂いがムッとした。
すぐに吐き気に襲われ、口に手をあてがって二階の部屋へ急いだ。
「つわりなんて病気じゃないんだからねえ」
ご近所とお茶飲みしていた姑の大きな声が下から聞こえた。
もうひとつ辛いことがあった。
昔の男達はみな髪にポマードを付けていた。
自分の夫もたっぷり塗っていて、甘ったるい匂いがぷんぷんしていた。
「来たかね」などと言ってそばに来ると途端に気持ち悪くなった。
以下は本日の在宅回りで車を止めて撮った路傍の草花です。
こんな草地を見るのはつわりによかったかもしれません。
マンテマではなかろうか。
(色が茶系、ガラガラした感じからスイバのようです(5月20日遅れて記載)
大きく強靱な夏草と違って今どきの野の花はさわやかだ。
「あまどころ」は明日からの作品展にあり、「あまどころ黄葉」もあります。
いよいよ迫りました拙展、明日の午後は定期の休診ですので1時過ぎから会場に居る予定です。
ところでこれまで3回の展覧会の中で、なぜか一番恥ずかしい気がするのです。
キジ(雄)が松の枯れ枝に 見てみない振りの顔。
日をまたいだが、本日午後仕事場の庭でキジ(雄)が松の枯れ枝に止まっていて驚いた。
どぎついほど鮮やかで、鶏ではなかったが若冲かくやありなむ、と感じそうだ。
キジはある種日常の鳥だが、近距離で長く枝に止まるのは初めて。
何度かケンケンと叫んで羽ばたき、時節がら婚活の真っ最中のようだった。
間もなく在宅回りの時間が来て外に出ると下りて立ち去った。
頭部を拡大してみると、反対向きに鳥の顔を付けて、向きをカモフラージュしているように見える。
つまり一年中「見てない振り」を通しているようではないか。
失礼だがかなり滑稽。しかしだましのような顔が赤で強調されていて、見ていると混乱てくる。
人前で小走りなど臆病なのに派手。見てみない振りの顔。大きくて目立つのに健在。
なにより痛々しいほど派手な容姿。。
一体如何ほど複雑な進化を経たのだろう。
近時いっそう人家に近づいているのは、里で狐や狸が増えているせいなのか。
明日は大切な憲法(お金にはなりませんが)の記念日で祝日。
祝日朝寝の夢 行いの根拠 ユング ジューンベリーを植える。
28日月曜日の当ノートを書き終えた時間は午前0時01分でした。当日のつもりで書いていましたが日付の方は翌日29日火曜日になっていました。
記事はそのまま読みますと事実と日付が合わず混乱を否めません。
ブログは便利と言いますか、都合が良いと言いましょうか、日付を訂正出来ます。
そこで本日29日になって記事の日付を28日に修正させていただきました。
さて本日29日は昭和の日ということで祝日でした。
以前にも書きましたが、私はしばしば間近の祝日を知らずにいます。
前夜妻に言われ、突然休みのプレゼントを貰ったような気持ちになるのです。
それが頻回となりますと呑気を越えて働き過ぎあるいは実態は認知症、もしくわ精神の病かもと心配されます。
実は本日が祝日であることを、目覚めて初めて暦で知りました。
目覚めたのは午前10時半近く、妻は美術館の当番で既に居ませんでした。
寝ている間、何度か不十分な覚醒をして〝誰も起こさないのはまだ仕事の時間ではないからだろう〟
と思い、二度寝をくりかえしました。
どうもおかしいと実感し、時計を見ますと10時半、慌てて見た暦が祝日を告げていました。
寝てても良かったのだ、と深く安堵した次第です。
以前にも何度か似たようなことがあり、朝寝の間にしばしば夢を見るのです。
夢は同じような内容で、たいてい大勢でどこかに泊まりに来ています。
皆は自信に満ちた自然な表情で黙々と行動していますが、私は始終うろうろしています。
忘れ物か捜し物のため身が入らないという状態なのです。
捜し物は色々あるようですが、多くは靴です。
その場合、裸足なので余計落ち付きません。
探そうにも脱いだ場所が分からず、取りにも行けずずっと困っています。
そうこうするうち、帰りの列車の時間が近づいてきて焦りながら目が覚めるという案配です。
他人の夢など不興を買うばかりですが、上記の夢はもう起きろという信号とともに私自身を如実に物語るものと思っています。
〝日常の根拠の不明〟
私は日々色々な事に関わって暮らしていますが、
問われれば「根づいているものが曖昧」、もしくは「生きている意味が曖昧」という事かもしれません。
恐らくこのことは本当でしょう。
ところで本日午後、昨年の秋遅く買ったままになっていた「ジューンベリー」の樹を美術館の庭に植えました。
今朝の夢は樹が「植えて」と催促したのかもしれませんし、「私の根を見よ」と言ったのかもしれません。
こうなるとまるでユングの話のようですが、それもまた根拠が曖昧なのです。
連日の好天で庭は乾き、昨日は樹を植えるに適した状態ではありませんでした。
それが今夜半過ぎ、久し振りにしとしとと降り出して、良い雨になってきました。
ジューンベリーの苗木は2メートル少々の株立ちで雑木風です。
4月小花を散らし、6月に黒い実がなるという愛らしい樹です。
根拠に乏しい毎日ですが、上手く根着いてくれることを心から願っています。
27年目の桜 長男の中学校入学記念樹。
上越市高田の盛大な桜が半ばを過ぎた。仕事場の大潟区は数日遅れて満開を迎えている。
今、長男が中学校に入学した時に植えた桜が咲いている。
頼りないちびちゃんだった苗が27年経って連日の好天を謳歌している。
植栽した当時、ゲームばかりしていたのでそれを畑に埋めたら泣いた長男も、
いまや30代後半で子持ちだ。
樹下美術館や周辺の花。
昨日の晴天から一変して肌寒い一日。
高田の盛大な花見は時間が無くて行けないが、
樹下美術館の庭や近くの新堀川で静かな花を見ることが出来る。
犀潟駅近くの新堀川の伸びやかな桜。ここの桜は静かで沈静作用がある。
夕刻、いっとき陽が射しました。
樹下美術館の花樹はいずれもまだ若く成長過程です。
ラ・ペントラッチャ 落椿。
一日中荒れ模様の金曜日。春は突然の嵐が多い(最近一年中これに悩まされるようでもあります)。海辺のとても古い椿が落花していました.(落椿は見所でもありますが)。
今年退官された心理学の教授が東京からワインを持参された。それを身内4人で比較的近くの新鮮で美味しいラ・ペントラッチャの夕食で開けた。
店の白も美味しく、下戸ながら食事と話が良くて精一杯飲んでしまう。
長く親しんでいる上下浜の椿。ヤブツバキ系で色濃く、大きさ程よく、形が美しい。
樹径が30㎝を越える古い椿。もしかしたら江戸時代からあるのでしょうか。
ラ・ペントラッチャの店内の一角。イタリアワイン「カゼッタ」の金文字が雰囲気を作る。
いのちの電話茶会が今月13日に、堀口すみれ子さんの講演会が4月26日に、小生の拙個展が来月15日からと迫った。こんな時の本業はより丁寧を心がけることが大切だ。.
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う。
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