花鳥・庭・生き物
嵐の後の草木。
本日の午後、まだ風が残っていたが一応嵐は去った。はがれたトタン屋根の音などで眠れなかったと仰る方が何人もいた。
午後の施設の往復の際、美術館の庭や新堀川の樹木{桜、ハクモクレン)を見た。美術館では移植した若い松は頑張り、芍薬の芽もしゃんとしていた。
上越市大潟区は犀潟の新堀川に沿って咲く大きなハクモクレンや桜に、嵐の痕が見られた。
毎年みごとな花をつけるハクモクレン。本日上部は茶枯れし、北向きに揃うはずの花はばらけている。近くでは桜の大きな枝がぼっきり折れていた。
樹木や花はひどい環境変化にも対応できるように進化している。しかし容赦ない嵐が去った後にはやはり痛々しい爪痕が見られた。満開の前だったので多くの桜は助かったのでは。
嵐の前の庭。
明日から明後日にかけて爆弾低気圧という嵐の予報が出ている。一昨日あたりから大々的に報道されていて台風なみだという。
名前からして威圧的であり近海で生まれた若い嵐という印象から、相当な荒れ方をする予感がする。
本日すでに朝から雨交じりの生暖かな風が吹き始めた。
東日本大震災のころ、たまたま震源地を向いていたとして掲載させて頂いた愛らしいお地蔵さん。ヒュウガミズキと若いヤブツバキの間にたたずんでいる。
マメザクラと言うらしい桜で、高原から来た品種のようだ。かつて寒い季節に富士のすそ野を走った時、同行の人からフジザクラと教えてもらった。
ソメイヨシノより小型の花はより下を向いて咲くという。移植後いっとき弱ったが、次第に元気が出てきた。庭の入り口で咲く風情はしおらしい。
午後美術館に寄っ.た。上掲のように隣接の庭は予報も知らぬげに静かだった。嵐は来てみないとなかなか実感しにくい。
幼い松を移植した。
樹下美術館隣接の庭に実生で育った小さな松が沢山ある。数本の古い松から落ちた松ぼっくりから育っている。落ち葉が積もる自然な環境は悪くないが日当たりが悪い。
それで一昨日、美術館の東側の草地(雑草地)へ移した。
元あったところで撮影した若木。子どもが遊んでいるような無邪気さ。
70歳を過ぎて松を植える、、、いつまで見届けられるのかと思う。しかしこの年になれば何をしてもみな同じ、良いと思うことを行えばいい。
9本移したが、大きなものは胸の高さくらいで、チビちゃんは膝くらい。
今夕仕事を終えて支柱を添えた。始まって20年は経つのか、松枯れの病は絶えない。新たな楽しみであるが無事な成長を祈るばかりだ。
枯れボクチくびきの四季に切れ目なし。
時々小雪が降る寒い日曜日。頸城区から吉川区の山沿いの道を走った。
冬を越え秋から春へ、季節は切れ目なく繋がっているようです。
いつしか竹の秋(春、地下のタケノコに栄養を渡し、自分は黄葉する)。
白鳥は優雅ばかりでない。
悪天候が続いた2月最後の昨日は気持ちよく晴れた。上越市大潟区の朝日池とその周辺で冬鳥を見るのは楽しみの一つになっている。比較的雪が少なくい田は広大で静か。大型の冬鳥たちのえさ場として好地らしい。
昨日木曜午後は休診、鳥を見に行った。
田に居た白鳥の群れは大きく実に活発だった。湖沼に休む優雅なイメージとは大違い、田に首まで浸かって稲の根をあさる姿は旺盛で動物そのもの。そして賑やかだったこと。群れはコハクチョウが主でオオハクチョウが混ざっていたと思われました。
春が、好天が鳥を活気づかせるのだろう。北帰行を前に日本の最後の冬を満喫する風だった。この日別の田で50羽のハクガンの食餌も見ることが出来た。
昨日、一昨日の夜間、悪化した往診先のお年よりを入院させてくださった二カ所の病院さん、ご親切な対応に心から感謝致しております。
乱雑のようでも便利 お菓子のようなロウバイ。
今まで出来ていたことが出来ない、やる気が起きない。お年寄りからしばしば聞かされる不満です。読書、書字、趣味、家事、外出などいろいろあります。聞いた私はお返事しなければなりません。
「調子の波というのではないでしょうか」
「時間は沢山ありますからあせらずゆっくりやりましょう」
「一生懸命やったのですからここで少し休んでは」
などと嘆きを否定しないように何とかお返事しています。
本日の訪問で、移動に障害があるおばあさんが乱雑になった自室のことを嘆かれました。
かつて多趣味だった方で確かにいろいろなもので混み合っています。
実際私と看護師はストーブをずらして座るスペースを作りました。
「こんなになっちゃって」,と元気がありません。
見渡すと一見乱雑そうでしたが、物の位置関係などどことなく理にかなったようにも思われました。
「いえいえ、ほかのお年寄りもみな同じです、散らかっているようでも便利ではないですか」
「ああ本当なんです、便利なんです!」
お顔が明るくなりました。
花びらが厚く、艶やかで半透明な花はまさしく蝋で作ったようだ。
お宅の玄関で見事に咲いたロウバイの大きな鉢を見ました。鼻をつけると何ともすっきり甘い香りです。
「外に出しておくと鳥が食べてしまいますから」と、若いおばあちゃん。
なるほど、お菓子のような花は鳥が好むかも。
その昔お茶の稽古に通っていた頃、寒中突然のようにこの花が茶室に登場しました。
遠いと思っていた春がいきなり飛び込んで来たような印象を受けたのを思い出します。
春は近いか 雀も軒端にやってきた。
大荒れの週末から本日は晴れ間が見えた。日差しの中のカモメ、冬木立の先の青空、春の気配だろうか。
例年のように軒下で数羽の雀が夜を過ごすようになった。繁殖を控えて、雀(鳥たち)は春に敏感にちがいない。
冬のスターハクガン/Snow Gooseに出会う。
このノートを書くようになっていくつか行動の変化があった。そのうちの一つに鳥を見ること(撮影する)ことがある。
大きなレンズではないので限界があるが、初めて知る世界は胸躍る。この週末飛翔と食餌どきのハクガンを初めて見た。ようやくマガンとヒシクイの区別がわかってきたばかり、ハクガンとの遭遇は幸運だった。
飛翔するハクガン。上越市大潟区の朝日池付近から東へ向かっていた。
23羽が写っている。
飛翔は、聞いていた以上に優美で、一瞬夢心地になった。
柿崎方面に向かうと田に数百羽であろうマガン、ヒシクイの群れがいた。そこへ21羽のハクガンがヒシクイなどに混じって降りたった。雪の下の草や根にどんな栄養があるのか、みなまるまるとしている。それがまた飛ぶとは。
ハクガンに灰色のまだら模様の個体が混じっていたが幼鳥であろう。
地味な雪国の自然に、彩りと活気を与えてくれる鳥たちは神聖な感じさえする。
大潟水と森公園によると去る1月25日には昨年の41羽を超えて89羽が訪れたという。15年以上も前のこと、ハクガンが一羽来ていると言って愛鳥家の知人が興奮していた。日・米・ロによる忍耐づよい保護活動があったとのこと。
絶滅危惧種の上位にいる鳥であるが、上越市大潟区の朝日池は八郎潟などとともに数少ない日本の飛来地。毎年、文字通り全国各地から愛鳥家が集まる。ハクガン/Snow Gooseはあたかも冬のスターのようだ。
雪中のツバキ。
風が止み静かだなと思っていたら雪が降った。
春になってすぐ咲くわけでもないのに蕾は赤味を帯る。
ツバキは気長で本当に辛抱強い。
厚い葉に守られて花は風雪に耐えるが、大量に積もった雪で枝がぽっきり折れることがある。大切な若い木はやはり雪囲いが欠かせない。
ツバキの成長はとてもゆっくりだ。見事に仕立てられた植木屋さんの大きな椿にはほとほと感心する。
また古い屋敷の庭に、お爺さんのまたお爺さんが植えたような見事な大木をみることがある。それが切られたりすると真に残念を禁じ得ない。
とびきりの晴天。
今日で終わる1月、晴れ渡り暖かな一日だった。小春日和にちがいないが春よりも明るい感じがした。
首まで田に顔を突っ込んでおそらく稲の根を食べている。かなり賑やか。
まだ遠いところにいたヘリコプターの音にマガンは一斉に飛び立った。
動じる気配の無いハクチョウに比べて雁は非常に神経質。
このヘリを見ておや?と思った。二枚羽は珍しいのでは。二枚羽ヘリの騒音はバタバタと独特で大きい。事実見えないほど遠くなのに、大きな音がはっきり聞こえてきた。現在、取材や救難、そしてドクターへりなどほとんどが四枚羽のようだ。
上越市吉川区は長峰近くの田に数百羽のマガンと60~70羽のオオハクチョウがいた。人家の近くに多数の大型の野鳥が過ごしている。よい環境ではないだろうか。
2月になるとこのような素晴らしい晴れ間と出会うが、今年の春は早いのか。
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