雨上がりは雲の王国 軟らかに成長する樹下美術館。 

2017年9月8日(金曜日)

二日間にわたってしっかり降った後、本日爽やかに陽が射した。
青空を背景に積雲が様々な形になって地上を囲んでいた。

1
↑四ツ屋浜の雲は白くふわふわして、おびただしいオモチャのよう
だった。

2
水田の向こうの山々は吸い込んだ雨を雲に換え、次々大放出。

水田脇の小屋に赤い花が咲いていて、キアゲハが訪ねていた。

3
↑懐かしい花はホウセンカであろう。

4
ベンチで過ごしている男性たちの奥様は館内で作品の鑑賞中。
ピクニックのように3時間以も上ゆっくり過ごされたという。

5
↑陶芸ホールのテーブル&椅子席で四人の方がくつろいでいる。
設置したばかりで、来場された方に座って頂けるか心配したが、
ごく自然に過ごされ一安心。

建設当初、小なりといえども樹下美術館はさほど気軽な場所で
はないように見えていた。
それが十年経って、多くの方に思い思い自由にお過ごし頂く場所
として成長しはじめたように感じる。

お客様二題

2017年9月7日(木曜日)

春雨、梅雨、秋雨、時雨、、、同じ雨も季節で名が異なり、
風情も異なる。

昨日からの雨で急に気温が下がり、袖の長さが気になる。
暑い盛りのある日、北海道某所の最高気温が22度とあり、
この時期こんなに寒いのか、と驚いたことがあった。
それが一ヶ月後の今夜、車の車外温度が22度を示してい
る。
雨の夜も虫は鳴き、庭で花ホトトギスの茎がしゃんとして
立ち上がり、今年も秋が巡ってきた。

そんな空の下、昨日東京からお客様が訪ねてこられた。
そもそもは二年前、偶々指揮者汐澤安彦さんの記事を読
まれて以来、当ブログをご覧になっているという女性だった。

私はお会い出来なかったが、在館していた妻によれば、か
ねて尊敬していた汐澤氏の記事を縁に、ブログを通して当
館と上越市に興味を抱かれてこの度の訪問になったという
こと。
スルテンを食べ、樹下美術館を訪ね、泊まりは鵜の浜温
、翌日は髙田の朝市云々」と詳しく調べて来られた。

館内のノートに好意的なメモを残され、片田舎で小館を営
む者として心から嬉しく思った。
無事ご帰還されましたか、お疲れではなかったでしょうか。
本当に有り難うございました。

 

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今夜の雨の樹下美術館入り口。

そして午後は休診の本日、4時半過ぎに美術館に寄った
所、去るジャコメッティ展のショップ品である「歩く男」がプリ
ントされたTシャツを着たお客様にお会いした。

何度も来館されている方と聞いていたが、お話するのは初
めて。
Tシャツだけで十分な上、美術、音楽とも造詣深く、話は幾
つもの分野を行き交い時間を忘れた。

気がつけば4時間もご一緒していた。
これも秋なればこそ、雨降りなればこそ,樹下美術館なれば
こその良い時間だった。

霧の春日山 葛の問題。

2017年9月6日(水曜日)

午後、特養に出向いた後髙田に用件があって出かけた。
帰路、春日山の山並みが霧にけぶっている。
本日往診、在宅訪問ともなく春日山山麓へ足を伸ばした。

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春日山神社前の謙信公立像。

向こうに昨年7月の雨で崩落したカ所の復旧工事が進んでい
た。

 

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足許のモミジが色づき始めていた。

一帯はよく手入れされていて爽やかであるが、春日山神社の
杉の状態に胸が痛んだ。

 

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神社の杉に葛が覆い被さっている。
何匹ものモンスターが取りついて木をむさぼっているように
見える。

今日このような景観は平地、里山の至る所で目にする。
目に付きやすい道路脇や河川敷などの中低木がことごとく
むしばまれ、跡形も無く葛に取って変わられているのは本当
に無残なことだ。
私たちを囲むこのような風景の病は、人の生活習慣病と同
じようにすっかり日常化しているように思われる。

これらはしかし、歴史上かって無かった事実ではないだろう
か。
先人達が保全してきたさわやかな環境を、成長を自負する
現代の人間が病むに任せているのは、恥ずかしい事にちが
いない。

国、地域に有り余る課題があるのは分かる。
だがクズによる残酷な環境破壊を見慣れたものとして看過
するなら、人間の心の問題としても深刻な予感がする。

一日でも早く全面的な課題として具体的に挙がるよう、願わ
ずにはいられない。

雲の魚 秋は本番へ。

2017年9月4日(月曜日)

現在樹下美術館の倉石隆は「カリカチュア風な倉石隆」
タイトルで人物5点、鳥が一点、さかな一点が展示されていま
す。

いたずら描きあるいは漫画の風合いを持つ作品ですが、小
さなお子さんたちは「さかな」が気に入ったとよく仰います。

倉石隆の魚
倉石隆の「(さかな)」 1955~60年 24,2×33,3㎝。

 

ところで最近夕暮れの空で魚の形をした雲を二つ見ました。

 

8月30日雲の魚
去る8月29日、6時20分頃西の空に浮かんでいた雲。

 

9月3日目が月の魚
昨夕6時40分ころの雲には、ちょうど月が重なり、目が光っ
ているようでした。

いつしかあたりにススキが穂を広げ、夜は月が明るくなり虫の
音が盛んに聞こえるようになりました。

昨日土曜日午後は二回目のジャコメッティを観た4時間の東京旅行。

2017年9月3日(日曜日)

一昨日9月1日、国立新美術館へジャコメッティ展を
観に行ったことを書かせていただいた。
一人で行ったがとても良かったので妻に話すと、行っ
てみたいという。
近づいた9月4日の終了と、忙しい妻の日程を考えれ
ば昨日土曜午後しかなく、急遽前回と同じ北陸新幹
線で一緒に上京した。
東京での余裕をみて帰りは一時間遅い電車にした。

開催期間最終の週末とあって、会場は混雑していた。

入場してすぐ一体の細い女性立像「レオーニ」によっ
て迎えられる。二回目ながら観るなり笑みが浮かび、
高ぶりを覚える。

古典主義と印象派の作品展示が素早く終わると、キュ
ビズムからシュルレアリズムへ、確固として時代通過
すると独自に花開いていくジャコメッティの過程が分か
りやすく示される。

苦悩から生え出たような細い大小の人物が林立する
広場シリーズ、9体の細い女性立像が三角形を作って
堂々と居並ぶ並ぶ「ヴェネツィアの女Ⅰ~Ⅸ」など、や
はり圧巻である。

そしてマッチ箱に入れて持ち歩いたという極小の作品。
愛すべき作者の人柄が偲ばれて誠に微笑ましい。
(本人は苦しんで作ったのですが、何故か観ると自然に
可笑しみが湧くのです)

 

1

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千秋楽が近づいて来場者は一昨日よりも遙かに多い。
大勢の人を前に、ますます元気だった「歩く男」。

見終わり、晴れ晴れとして出ると台風去った爽快な大気。
正面の六本木ヒルズに行ってみよう、ということになった。

 

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白い雲を背景に美しい初秋のビル。

 

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途中で在宅訪問中のクリニックの車に出合った。
南青山の八木クリニックのスタッフが六本木で仕事中だった。
東京は人口稠密なうえ駐車に難渋しよう、そのため訪問専門
の運転手さんが付いていて、診療中の医師とスタッフを待って
いる。
土曜午後、都会のど真ん中で熱心に診て回られる同業の皆
様に胸熱くなり、強いシンパシーを覚えた。

 

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ヒルズの前庭に咲いていたうリュウノヒゲヤブランの薄紫が爽や
かだった。

 

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おのぼりさんよろしく、初めての展望台は地上52階で250㍍、
360度の眺め。
今夏東京は歴史的な降雨に見舞われたという。
初秋の午後の日射しのなか、雨に洗われた壮大な街がいっそ
う美しい陰影をもって佇んでいた。

 

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北の方面だろうか、さきほどまで居た美術館が見える。
こんな風に全体を見るのは初めてだが、とても良い。
樹下美術館はこの何百分の一、あるいは何千分の一の大き
にちがいない。

 

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ビルを一周する展望台の一角に少し静かな場所があった。
モダンな各部のなかで、ここは1950~60年代の映画の場
面を彷彿とさせる。

たまたま流れていた「テイクファイブ」の音色が、短い時間だ
ったが心地良く当時の気分へといざなってくれた。
1960年代前半はジャコメッティ晩年の活躍の時代に相当し
ている。


デイヴ・ブルーベックカルテットによる「テイクファイブ」。

 

 

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タワー前にあるメトロハットは地下鉄六本木駅の入り口。
何とも大胆な派手さでタペストリー(巨大ポスター?)が囲んで
いた。中央黄色の矢印は人物。

地下鉄で日比谷駅に降り、丸の内仲通りを歩いた。
この並木道は本当に静かできれいだ。

 

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仲通りを歩いて東京駅に着いたが時間があったのでステー
ションホテルでお茶をのんだ。
ハープを弾く女性の近くに座り、本日のケーキの中から手前
のイチジクのタルトを選んで分け、熱い珈琲を飲んだ。

土曜日午後の8時間余、往復4時間の北陸新幹線で行った
首都東京は4時間の滞在だったが、さして慌ただしくも無く、道
中を楽しめた。

長くなりました。

現実の人間よりも生き生きとしているジャコメッティの細い人。

2017年9月1日(金曜日)

アルベルト・ジャコメッティ展が国立新美術館で開催され
ていて、今月4日(月曜日)に終わる。
是非是非観たいと考えていたがチャンスが無かった。

昨日午後休診を捉えて12時58分上越妙高発はくたか
に飛び乗って出かけ、20:14着はくたかで帰ってきた。
慌ただしい行程だったが、長い憧れの実物を目の当たり
にして深い感銘を受けた。

広い最終室は大作3作品が待っていた。
わけても例の「歩く男Ⅰ」はあんなに細いのに、威厳と生
命力に満ち、大勢の来館者に囲まれながら溌剌として存
在し、かつ私たちを圧倒していた。
(何という事だろう、渾身の制作によって作者の魂が乗り
移るのだろうか!)

 

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歩く男Ⅰ(1960年制作)ほかチェースマンハッタン財団
の大作三体が置かれた最終室。
驚いた事にこだけフラッシュ無しの撮影が許されていて
誠にありがたかった!

ジャコメッティの作品は英米オークションの彫刻分野で
次々過去最高値を更新している。

人気作家となった後も、掘っ立て小屋の如き小さな家を
アトリエとして40年近く質素に暮らし、石膏まみれになっ
て作っては壊しをひたすら繰り返したジャコメッティ。

女性に人気があるのか、館内はかすかに甘い香水の香
が漂っている。
来館者は黙して歩くが、何か同士的な雰囲気が漂うのを
感じた。
難しい芸術論を越えて、ジャコメッティを愛している一点で
連帯しているのかもしれない。

機会があればもっと観てみたい。
ちなみにハロプロのリーダー和田彩花さんも同じコメント
をしている。
近時大きな展覧会で一部撮影が許可され始めたようであ
り、本当に良いことだと思う。

夏の終わりにシーグラスペンダント。

2017年8月29日(火曜日)

本日29日(火)、8月が終わろうとしているが、何故か
ほかの月に較べて長く感じられる。

昼休みにおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に小四の女
の子さんが、夏休み最後の日の記念といって見えた。

カフェに居ると、展示を観終わった三人がやってきた。
女の子が胸に当館の数少ないショップ品、シーグラスの
ペンダントを下げている。
気に入ってお小遣いで買ったという。

 

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赤の革紐に水色のシーグラス、とても似合っていました。
夏休みの良い記念になりましたね。

 

おばあちゃんからお茶を習い始めたということ、がんばっ
てください、応援しています。

有り難うございました、2017年上半期のお声。

2017年8月27日(日曜日)

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2017年3月15日開館から7月31日まで樹下美術館上半期
「お声」を樹下美術館ホームページに掲載させて頂きました。

皆様に自由にお書き頂いている館内各所のノートに今期も沢
山のコメントを残して頂き本当に有り難うございました。

母と二人、彼と、家族で、お一人で、お友達と、親子三代でetc。
ボランティアの帰りに、介護の合間に、誕生日に、入籍して、い
つものように、姪の入学式でetc。

優しい作品を、心に問いかける作品を、目を射抜かれて、年代
を超えた作品をetc。

カフェで庭と小鳥とティーカップと軽食などを気に入って頂き、
ほっとして、癒やされて、真っ白な気持ちに、時間が止まって
etc。
などなど樹下美術館を思い思いにお使い頂き、喜んでいます。

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昨日見た子ども達のような、兄弟姉妹のような雲。

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本日見た子ども達のような弟姉妹のような、こぶりなカノコユリ。

この先も、身の丈にそって何時までも新鮮で、何かしら成長して
行きたいと願っています。

もっと休みを、はブーメラン?

2017年8月26日(土曜日)

はや8月も下旬、学童の夏休みもわずか、宿題はどうなっ
ているのだろう、人ごとながら心配してしまう。
かっての自分の夏休みを思うと、一生懸命遊びながらふと
宿題が気になっては残りの日数を数えていた記憶が蘇る。

今でも休みの過ごし方が上手く行かないような気がしてい
る。
何かしらいつも用事が溜まっていて、それをするのが休日、
いやいや用事など忘れてのんびり過ごせばいい、とせめぎ
合う。
現実の正月やお盆には5,6日休みを取らせて頂いている
が、図録などの宿題から逃れられなかった。
図録だけではない、重症者を抱えたままの休みというのも
ままあった。
いずれにしても、自分には休みが足りていないと思っている。

だが待てよ、では一家の主婦という人はどうなのか。
週末、盆暮れ、、、むしろ忙しいのでは。
休みは自分または男だけのものではなかろう。

ブーメラン、批判不満をぶつけるとそれが自分に跳ね返って
くる、という現象語が流行って?いる。
もっと休みを、はブーメランなのか。

 

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暑さを風を反映したような雲。

2017年8月24日(木曜日)

晴れて焙られるような暑さのなか、男性スタッフが芝刈りを
してくれた。
風があるのでそれでも助かります、という顔には大汗がし
たたっていた。

そんな日の午後の空に暑さと風を反映したような雲が見ら
れて興味深かった。

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東の方面、尾神岳の方向にかかった雲は、大きなハンカチを
浮かせたようだった。

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西方面は妙高連山の方向から、一斉に放たれたような雲が
北の方角を目指して飛んでいるように見えた。
形状は飛ぶように見えるが、実際はおおむねじっとしている。

夕刻になると妙高連山の上空にレンズ雲に準ずるような扁平
な雲がいつまでも出ていた。

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火打山、焼山上空の雲


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妙高山の上空にかかっていた雲は渦を巻いているように見えた。
高度があるらしく、暮れても陽を受けてしばらく輝いていた。

明日金曜は雨と曇りのマークが見られ、気温は数度低くなるら
しい。

地上に暑さ空に秋雲 美味しかった熊本産マンゴー。

2017年8月23日(水曜日)

時に晴れ間が覗き、雲は多かったが暑かった日。
雨が続くと低温を心配するが一旦晴れれば直ちに暑さ効く。
東京の雨続きも一種異常な感じで伝えられていたが、本日
は晴れて34℃近くまで気温が上昇したらしい。

当地の週末はぐずつくが、以後残暑が待っている模様。

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本日午後の空に涼しそうな雲が現れていた。

過日熊本から訪ねてくださった方からお礼と言って西瓜とマンゴー
が届けられていた。

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マンゴーは動画で切り方を確認し、キューブに盛り上げて食べた。

一日冷やした熊本産マンゴーは文句なしの熟し加減。喉が痛くなる
ほどの甘みと、独特の南国の香りを堪能させてもらった。

先生、本当に美味しかったです、ごちそうさまでした。

ブルック・ベントンの雨の歌。

2017年8月22日(火曜日)

いっときの晴れ間もあったが時に激しく雷も交えて降った日。
今夏はよく降るので家庭の畑をしている方達は諦め顔で、
仕方がないから秋の仕度をはじめました、と仰る人もいた。

いつか過去にはもっと降り、文字どおり梅雨のまま夏が終わ
ったような年があったやに思う。
9月になれば秋雨前線云々と、また雨が話題になろう。
たとえは悪いが、これは便秘などと同じように天地の「都合」
だからどうしょうも無い。

雨と言えばR&B、「One Rainy Night In Georgia」が浮かぶ。

 


ブルック・ベントンの「ワン・レイニー・ナイト・イン・ジョージア」
世界中で雨が降っているような夜だ、と歌われる失恋の歌。

1970年に発表された曲だというが、自分がレコードを買って
聴いたのは1980年代初め頃だった。
何かと辛いことがあった時期で、彼の歌を聴くと慰められた。

辛さから必死で脱却を試みる日々で、ふと慰められる歌と出合
う事があるのは、多くの人が経験しているのではないだろうか。
それが明るい調子でなく、暗く悲しい歌であることも。

ブルース調の上掲の歌の最後は、
〝孤独を経験したことがありますか、孤独な男の世界では
何処も雨が降っているように感じるはずです〟と歌われている。

 

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聴くアンプは無くなったがレコードだけ手許にある。

佐渡島って人が住んでいるの? 石田三成 鬼平犯科帳 仙台育英の長谷川投手 平富の料理 ポルケッタ・ボーノ・モルト ラ・ペントラッチャ。

2017年8月20日(日曜日)

世の中には変わった家族がいて、そんな一家と昨日食
事をした。

行きの車で佐渡の話になった。
「え!佐渡って人が住んでいるの?」と一家の中学生の
妹が言った。
順徳天皇が佐渡島に流されたのは習ったけど、いま佐
渡に人が住んでるなんて習ってない、というのだ。
「そんなこと言ったら佐渡の人に怒られるよ」
「いいよいいよ、Fちゃんは天然だから」
周りの誰かがフォローする。

その妹はいま小栗旬に夢中だ。
一家の家にはテレビはあるが一切放送番組を見ない。
何十年来見るのはビデオ、DVDだけで、現在「天地人」を
全巻見終わった所だという。
そこで石田三成を演じている小栗旬が好きになったらしい。
「そんな役者知らないと言ったら本当に馬鹿にされたよ」と
父親が嘆く。
父親とはこの度宮城県から来訪した私の弟だ。

彼は何十年も前一時期スペインで暮らし、その後イタリア
へも行った。
私と違って昔から猛烈に食にこだわる。
スペインでは豚を、イタリアでは鶏を研究し、宮城県でそれ
らの生産を仕事にしている。

昨夜イタリア料理の「ラ・ペントラッチャ」へ一家を誘った。

 

1
↑中高生の姉妹が飲んだレモネードとオレンジジュース。

2
前菜のチーズと生ハム。

 

4
食事が始まると地元の仙台育英が勝った知らせが入った。
中高生の姉妹はハイタッチをして喜んだ。、育英の長谷川
投手が特に好き、と姉が言う。
なぜなら、一家はDVDの鬼平犯科帳が大好きで、中村吉右
衛門演ずる鬼平の苗字が長谷川だから余計好き、ということ
だった。

鬼平犯科帳といえば、しばしば劇中登場する「平富」の料理、
わけても鯉の皮の酢の物にうす焼き玉子の千切りと針生姜
をあしらった料理などは本当に美味そうだ、日本料理も素晴
らしいと父親。

 

3
ピザ。

テナガエビの生パスタなど次々美味しく食しながら弟は店員
をからかい食や仕事への情熱を促す。
オーナーも弟に興味を持ったのか、品のたびに顔を出し、な
にやらイタリア語を交えて話をする。

「ポルケッタ、ボーノ、モルト!」と突然弟が口走ったのは以下
の料理の時だった。

5
ポルケッタはローストした豚肉。
香辛料や香草が巧みに仕込まれ非常に濃厚な肉料理。

弟は口にするなり、しばらく黙りこみ涙を浮かべた。

「ポルケッタ、ボーノ、モルト!」
オーナーが厨房のスタッフ達に大声で叫んだ。
スタッフも声を上げて応えた。

ああこういう世界のために弟は苦労してきたんだ、幸せ
ではないのか、とこちらも目頭が熱くなった。

それから二本目のワインを飲んだ。

6
ラベルに買い付け主のオーナーの名が入ったワイン。
イタリアの土と情熱が高く香った逸品。

 

9
ビスケッタは一緒に出された貴腐ワインに漬けて食べる。

これをかけると余計おいしいもんね、と姉妹はデザートの
アイスクリームとジェラードにバルサミコ酢を一杯掛けて
食べた。

弟はポルケッタを一切れ残し、オーナが来ると持って帰って
もいいか、と尋ねて包んでもらった。

ああそれにしても我が佐渡島を無人島とは。

この家族は料理上手な奥さん以外みな天然で、時代遅れ
で、のどかで真剣だ。

雷雨に見舞われた上越市大潟区 陶芸ホールのテーブル。

2017年8月18日(金曜日)

昨日、雨の予報が外れ晴れたと記載したが、同夜半から
本日午前まで仕事場の上越市大潟区は猛烈な雷雨に見
舞われた。
一日118ミリの降雨量は昨日全国4位だったという。

雷も賑やかで鳴ってはしばらく止むというものではなく、
朝方などは四方八方からドカン、ゴロゴロと鳴り続ける有
様だった。

そんな午前にも拘わらず来館されたと聞いたご家族の皆
様有り難うございました。

 

1
午後に陽が射し、ほっとした表情でキキョウが咲いていた。

 

ところで過日館内に8席のテーブル席を設けてみている事
を書かせて頂いた。

やや奥まった感じの陶芸ホールで齋藤三郎の焼き物に囲ま
れて座っていると想像以上に落ち着く。

昨日はお訪ねされた前新潟県立近代美術館長で今年から県
博物館協議会顧問をされている徳永様とこのテーブルでお話
したが、とても話しやすく感じた。
あるいは過日、ここで小学生さんが宿題をしたという。

今のところ座る人作品を観る人とも違和感はなく過ぎていて、
今後期待が持てそうだ。

夏と秋が入り交じっている。

2017年8月17日(木曜日)

前日の予報は雨だったはずだが、明けてみれば晴れて暑かった。
よく当たる予報が珍しく外れた。

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ファインダーをはみ出すほどの稲と雲

 

2
食べれる時に際限なく食べるのは野性の本能であろう。
この若い雀の腹はもう丸くなっているが、まだ食べている。
胃袋のサイズを大きくしておくことも成長過程の一つ?

 

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夕暮れの電車が晩夏を運んでる

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