打って変わって快晴の日 頑張れ中学生ボランティア。

2014年10月29日(水曜日)

昨日の荒天と打って変って本日カラッと晴れた。
女心と秋の空、、、、。
ほとんど聞かれなくなった言葉だが、私が知っている限りお天気ではしっかり生きている。

庭樹下美術館午後の庭。
荒天後の本日、スタッフの落ち葉掃きはきっと大変だったはず。

リュウノウギクリュウノウギクと紅葉が始まったマユミ。
スズラン、シュウメイギクなどと並んでリュウノウギクの白さは美しい。

特養の駐車場午後出務した近くの特養ホーム「しおさいの里」。
大勢の中学生ボランティアが楽器などを抱えて到着した。
窓から手を振るお年寄りに向かって笑顔で手を振る生徒さん達。

決して恵まれているとは言えない現高齢者福祉制度。
このような光景が明るい明日の根っ子になってくれることを切に祈った。

厳しい制度下でこの施設には実直さが感じられる。

季節風の一日 育つ野菜 ひと安心のバラ。

2014年10月28日(火曜日)

気温が下がった強風の日、雨が降らない分だけ助かった。
沿岸の空はひゅーひゅーと鳴りゴーという海鳴りが続いた。

気温は下がってきたが、一帯で夏の終わりに除草し耕し肥料を入れ、種を撒いた家庭菜園で野菜が育っている。

1荒天の海岸。

2白菜。
ニケ月ほどで立派に育った。
腰や膝が痛くても畑に行くと気分がすっきりするので止められない、という皆さんの気持ちが分かる。

3荒天の日、花瓶に入ってひと安心のバラ。

明日のお天気は回復に向かうようだ。

「ああ、早くあしたが来ないかな-」 幸せの「青い鳥」。

2014年10月27日(月曜日)

本日、妙高市の外孫が昼食に母子して寄った。
小さかった背が大きくなり、話によどみなく活発な一年生になっていた。

妻の焼きそばを食べ話をした後私は自室に引っ込んだ。
すると次のような言葉が隣室から聞こえてきた。

「ああ、早く明日が来ないかなー」
つぶやきは衝撃的で、こんな言葉を近頃聞いたことがない。
私は部屋を飛び出した。

「どうしたの、どうしたのKちゃん」
「だめ、だめなんです」と母親が言う。
「ゲーム、うふふ」ニンマリするKちゃん。
何か無理矢理ゲームを買う約束が出来上がったらしい。

ああしかし、ゲームでも何でもいい。
「早く明日が来ないかなー」なんて最後につぶやいたのは何時だったろう。
70才を過ぎた今一種あり得ないもの、すっかり忘れられた心境だった。

ただ一心に待ち遠しい明日。
これは子供か青春の貴重な特権ではないだろうか。

青い鳥「青い鳥」
文と絵いもと ようこ 金の星出版 2007年9月1日発行

それから間もなく歯科の受診時間となった。
歯科の待合室でチルチルミチルの絵本を手に取った。
ばらばらな記憶の童話は象徴と寓意あふれる物語だった。

さっそくamazonnで待合室のと違う上掲の一冊を注文した。
表紙が気に入ったこの本で、幸福とともに生と死はどのように語られるのだろうか。
Kちゃんではないが、早く本が来ないかなー。

秋晴れの日曜日、陶齋の器でお寿司を食べる秋の会が無事終わりました。

2014年10月26日(日曜日)

晴れが続く本日10月最後の日曜日。
月日は早い、としばしばと愚痴を言いたくなります。
しかしそれが言えるのは何という贅沢、何という幸せ、と思うことにしました。

本日、今月最後の「陶齋の器でお寿司を食べる秋の会」が正午から始まり午後2時半に無事に終了しました。
お客様は新潟市の「和道楽 和悠」のIさんが市内の方のほか五泉市、村松町の皆様をお連れして見えました。
Iさんはかって弥彦の「ロマンの泉美術館」に関係されたお元気な方なのです。

秋の草花庭に秋の草花がいっぱい。

 以下は若干の本日の様子です。

盛りつけ都寿司さんによる盛りつけの様子。

取り回し鉢陶齋の「秋収冬藏」の鉢に子持ち鮎の山椒煮。
このほかにお寿司、南瓜のスープ、ウニとイクラのミニ丼、イチジクのワイン煮などが出ました。

076食後の茶室。
妻が苦労した灰も炭の具合もよく、良い湯加減となりました。
温かな陽が射す午後、茶室の窓を開け放ち清々しいお茶を服しました。

多くの美術館の器はケースに収まり、「見るだけ」の相互関係です。
しかし樹下美術館は昨年から陶齋の花瓶に花を活け、湯呑はカフェのお番茶に用い、食事会で鉢や皿を実用することにしました。
このことで美術館がいっそう生きているのを実感しますし、小さな施設ならではの楽しさであろうと思っています。

作者の陶齋も天国で喜んでいるのではないでしょうか。
鬼に笑われるかもしれませんが、来年もまた食事会を予定をしていますので何卒宜しくお願い致します。

明日は良い日でありますように 「田舎」は貴重な観光資源。

2014年10月25日(土曜日)

明日日曜日は「陶齋の器でお寿司を食べる秋の会」最終回です。
陶齋の器で食事会は、昨年10月高田「京」さんの京懐石席から始まり、今年6月と10月は大潟区は都寿司さんのお寿司でした。

明日は新潟市から8名のご予約です。これまで9回述べ60余名様に参加参して頂きました。
器の数と部屋の都合により一回7,8席と小規模な催しですが、
当館にはこのくらいが丁度良く、今後も続けることに意味があろうと思っている次第です。

072今夕の茶室の丸障子にモミジの葉影。

071妻が行っていたお抹茶席のための灰作り。
私は拙いお点前係りですが、炭を置き釜を乗せる「風炉(ふろ)」の灰や五徳を整えるのはかなり大変な仕事です。


134米山の山影しか見えない時刻のほくほく線特急上り「はくたか」。

本日午後はくたかを撮っていると、東京から来たという若いサラリーマンさんとまたお会いしました。
田舎の農道に東京から若者が来ていることに驚きまた嬉しく思うのです。
本日の方には私の名刺をさしあげました。

「ああ、ええなー」
「ああ、いいなー」

テレビからも都会の人(若い人たちでも)が水田など田舎の風景を喜ぶのが伝わります。
上越市には美しい棚田や広大な水田と鄙びた村落があります。
誰もがほっとする風景ではないでしょうか。

上越市はどうしてこの貴重な「田舎」をアピールしないのでしょう、不思議です。
水田は農家の方が一生懸命に維持管理されていますし、特別な開発予算(本当はあればいいのですが)も要りません。
そして冬もまたいいと思うのです。

本日樹下美術館には横浜市から3回目というご夫婦と都内から若いカップルさんがお見えでした。
田圃や田舎のロケーションが良いと仰るのです。

深まる秋。

2014年10月23日(木曜日)

二日続きの雨が上がった本日午後の休診日。
秋は深まり陽は早くなった。

4数日前から妻が始めている栗の渋皮煮。アクを流していよいよ出来てきた。
来る日曜日、陶齋の器でお寿司の会に出る事と思われます。

2お客様が帰られ閉館まじかのカフェ。
夕陽が射して、壁の篠崎正喜さんの作品「午睡」とぴったりだった。

_MG_5373くびき駅の近く、ススキの盛り土を行くほくほく線特急「はくたか」。
はくたかを見ることが出来る期間は5ヶ月を切った。
本日も東京から来たという若いう鉄道ファンがやってきて立ち話が楽しかった。

SPコンサート
現在48名様にご予約頂いています。

追加されているカフェの図書のご案内。

2014年10月22日(水曜日)

本日付で樹下美術館のホームページ「本」の追加を掲載致しました。
この数年カフェの図書は少しずつ追加されていましたが、ホームページの案内が追いつきませんでした。

本日これまでお知らせしてなかった分37冊全てを掲載いたしました。
数えましたところ現在の図書は102冊です。
どうかホームページの案内をご参考に手にとってみてください。

以下追加分の幾つかをご紹介致します。

 

1主体美術 創立50周年記念誌
発行:主体美術協会 2014年9月2日
樹下美術館の常設展示作家・倉石隆氏らが創立から関わった美術団体「主体美術協会」は
今年満50周年。本誌の〝礎の作家たちを語る〟に倉石氏と樹下美術館収蔵の
作品「琢也」の写真があり、上越市出身で同時代の矢野利隆氏が文を添えている。

2富本憲吉の絵手紙
編者:辻本勇・海藤中吉
発行:(株)二玄社 2007年3月30日
樹下美術館展示の齋藤三郎の偉大な師・人間国宝の陶芸家・富本憲吉は早くから
建築やデザインを学んだ人。その絵手紙の筆は自在で利発さとユーモアに溢れている。

3街の中の會津八一 東日本編
発行:新潟市會津八一記念館 平成25年10月5日
気むずかしい八一だったが、気に入ると宿や商店などの看板に揮毫した。
味わい深い墨跡と旅先のエピソードが丁寧に記された解説と旅情の一冊。

4髙陽草子
著者:小田嶽夫
発行(株)さ・さ・ら書房 昭和48年12月発行
上越出身の第回芥川賞作家が故郷に於ける幼少からの思い出と見聞を書いた随筆集。
懐かしさと雪国の風土感が漂う好書。題字・坪田譲治、扉・齋藤三郎、挿絵・岩野勇三、
倉石隆、賀川孝ら上越ゆかりの人々が賑やかに参加している。

5好きな歌、嫌いな歌
著者:團伊玖磨
発行:読売新聞社 昭和52年1月20日
平均、人は何曲くらいの歌を知っているものだろうか、から始まる一冊。
歌は人間の共通の感覚を是認し生きていることを確認する述べられる。「さくら さくら」
「港が見える丘」「ひこうき雲」「真夜中のギター」など60余曲の要所が解説され、
わが小山作之助の「夏は来ぬ」が取り上げられているのも嬉しい。

6ボクの満州 漫画家達の敗戦体験
著者:赤塚二士夫、ちばてつや ほか
発行:亜紀書房2010年第6刷発行
後に漫画家となる少年達の満州の実体験が各自秀逸な絵とともにリアリティをもって迫る。

 

カフェの本どうぞ「本」をお気軽にご覧下さい。

保育園の健診 恵まれた保育園。

2014年10月21日(火曜日)

本日雨がちの一日の午後、近くの保育園で秋の健診をした。
感染症の流行はなく心身すこやかだった。

春秋の年二回、ここへくるとおとぎの国へ来たような錯覚に陥る。
1~2才児は小鳥か天使のようであり、年長に近づくにつれ可愛くも頼もしくなる。
早生まれはいずれもあどけなさが残り、私は2月だが3月生まれの長男を思い出した。

1外観3厨房との境界ガラス5延長保育の持ち物入れ7室内プール9大きなホール 2アプローチのベンチ4可愛い椅子6遊具8広い階段10AED

上越市大潟区は人口1万人少々で、
小中学校とも1校ずつ市立保育園は2カ所で、養教育システムはシンプル化されている。
本日の保育園は東西二つの広場と砂場を有し、ゆとり十分の立体的構造は大人でもわくわくする。

中央のホールおよび階段も大変広く、園児は活発に動き回りることが出来る。
毎年6月から使用する室内温水プールを初めて見たが、暖房、シャワー、トイレ、前室、ほかに2基のミニプールなど驚くほどの設備だった。

ここで午前7時からの早朝保育、夕刻7時までの延長保育の取り組みは早かった。
保母さんたちは優しく、張り合い、とは園長さんの言葉。

11懐かしい旧大潟町の町章と1999年の竣工表示。

園内は充実し環境は恵まれている。
すこやかな子育て環境は地域の大切な基盤だ。

お天気とお客様 織部茶碗を選んだ生徒さん デッキの坊やと若いご夫婦。

2014年10月20日(月曜日)

お天気が良い日にとても暇だったり、雨降りが忙しかったり美術館やカフェのお客様は一様ではありません。
本日は雨降りでしたが、昼のカフェは12人のお客様が次々とホットサンドウイッチの注文をされ、忙しかったそうです。

そんな日に小学生の男子生徒さんがおばあちゃんと一緒に来られ、お抹茶を飲んだと妻から聞きました。
抹茶を飲みたいというので連れてきてもらったそうです。

カフェでは10個の茶碗からお好きなものを選んで頂くようにしていますが、生徒さんが選んだのは以下の茶碗でした。

織部茶碗潔いへら削りと緑が静かな塚本治彦作「織部茶碗」

当茶碗は現代作家の作品ですが、カフェで最も人気の器の一つです。
室町時代の大茶人古田織部はかつて無い斬新な織部様式の器を作り、今もって高い人気を博しています。

無言のうちに人を魅了する器。
それを選んだ生徒さんを頼もしくまた嬉しく思いました。

さて本日は生徒さんでしたが、昨日晴天のデッキには小さな坊やとお母さんを写そうとされる若いご主人の姿がありました。
ご夫婦に座って頂きお借りしたカメラで三人を撮らせていただきました。

90才のご常連から坊やまで、日和を越えて感謝しています。

陶齋の器でお寿司を食べる秋の会、2回目が無事終わりました。

2014年10月19日(日曜日)

昨日に続いて穏やかな日和、陶齋の器でお寿司を食べる秋の会2回目が無事終わりました。

3組8人さんの満席で、男性がお二人でした。
自己紹介後、秋の味覚に舌鼓をうち話はずんだ充実の食事会。
茶席も和やかで、拙い小生の点前は少々まごつきましたがなんとか無事でした。

1色づき始めたニシキギ。

2廊下の飾り。上に絵、下に手紙の屏風、前に蝋抜きの皿、いずれも陶齋作。

3待合室に架けた倉石隆の胴版画「茶会」。

4昭和24年、陶齋の初窯で焼かれた染め付け皿に手まり寿司が盛られていく。

5和気藹々の時間が流れる。
お寿司が2皿のほか、和え物、黒バイの旨煮、子持ち鮎の山椒煮、澄まし汁、小ぶりなウニ・イクラ丼、果物が出ました。

ご参加の皆様、厨房の都寿司さん、感謝しています、誠に有り難うございました。

庭の花はホトトギス、ノコンギク、リュウノウギク、リンドウが盛りになりました。

快適だった柿崎海岸の夕刻。

2014年10月18日(土曜日)

良く晴れた週末の夕刻近く柿崎海岸へ行った。
砂浜は快適で、台風が色々なものを残していた。

1緑色のシーグラス。

2瀬戸物のかけら。

3美しい貝を見つけた。

4ダンスのつもり。

5台風が残した彫刻。

6見事な湾曲、ぜいたくな背景。

7世界を独り占め。

8暮れる妙高連峰 上下浜の高速道路高架橋から。

 

中学1年生に高祖父・杉田玄作の話をした。

2014年10月17日(金曜日)

本日午後、地元の上越市立大潟町中学校で一年生を対象に地域の先人を学ぶグル-プ授業があった。
昌平校に学んだ学者で大肝煎・笠原文右衞門、北海道で鮭・鱒のふ化事業を成功させた小池仁郎、そして小生の高祖父・医師杉田玄作が取り上げられた。

玄作は文政元年1818年生まれの蘭学医。開国~明治維新に向かって騒然としていく時代の人だった。
授業では玄作の時代背景を主に吉村昭著小説・「長英逃亡」と当家に残っていた玄作の「上京日記」を資料にした。
※「長英逃亡」には数ページに亘り玄作が取り調べを受けるくだりがあります。

以下は「上京日記」(縦12,5㎝、横30㎝)の一部です。

1「上京日記」表紙、縦横12,5×30,0㎝で25ページ。主に金沢から京都滞在まで書かれている。

2福井県今庄から栃の木峠越えの日。
秀吉が陣中に持ち込んだという茶釜と出会い、寸法、状態、文様などを細かに書いている。

以下に京都滞在中に起こった石部宿の天誅事件(文久2年1862年9月23日発生)が記されている。3京都粟田口(あわたぐち)刑場に晒された三つの生首の素性が中央赤線(私がコピー後に引きました)に記されている。
殺された三人は京都から江戸へ向かった渡辺某ら京都の与力や同心で、追っていた志士に石部宿で暗殺された。
安政の大獄が引き金であり、左方赤線の長野某ら三人も大獄を断行した井伊直弼の腹心として天誅に遭っている。

※滞在終盤の夜、数人と共に祇園で妓十蝶、小菊らと歌舞を見た、とありほっとさせられる。
最終ページは多種の薬、紙類、土産の巾着などを買い出納を記し、送付の荷造りをしたことが書かれていた。、

長く家にあった日記はざっと見、途中の風景や信長公廟の図などに目が行くばかり。
文字も読めずのどかな旅日記だと思っていた。

このたびのことで急遽文書(もんじょ)に精通した古老に読んで頂いた。
道中の俳句や病人の診察までは良かったが、後段に突然京都の騒乱が記されていてびっくりした。

蘭学医の玄作は開国論者だったと考えられ、蛮社の獄(1839年)で入牢6年後に脱獄した医師高野長英の6年に及ぶ逃亡に際し、
幇助の嫌疑で江戸奉行所の使者に厳しい調べを受けている。
また信州の温泉場で薩長の動きや佐久間象山の暗殺などの情報を得て地元へ報告していた。
昔の人はよく歩き、日記などから玄作もよく歩いた人だろうと想像される。

歩いて得た知識や情報は貴重だったに違いない。

生徒さんたちに江戸時代に書かれ、コヨリで閉じたふわふわの日記に触って貰い、
小山作之助の母が玄作の娘だったことなどにも触れ、拙い話だったが真剣に聞いて頂いた。

開府400年の高田へ時間旅行 高田の値打ち。 

2014年10月16日(木曜日)

本日午後の休診日、気がかりな人を午前に往診して午後少々の用事の後高田へ行った。

今年高田は開府400年に当たり多くの行事が進行している。
午後上越総合博物館で開催中の記念特別展「越後の都高田と徳川家康の血族」を見た。

その後日射し傾くころ堀口大學の文学碑「高田に残す」をみて、
高田公園内で岩野勇三のブロンズ10体をみた。

まだ陽が残っていて、長く懸案だった天崇寺で「高田姫と亀姫(寧子様 宝珠院)」の墓所を見た。

1特別展図録 発行:上越市・上越市教育委員会 2014年10月4日
豊富な写真と解説の119ページは労作で2000円。
展示で重文の「唐物肩衝茶入 銘初花」のあっさり感は意外だった。
一方貞松院所蔵・古九谷鉢は実に見事であり、天崇寺所蔵の「持蓮華」の仏のあはれを興味深く見た。

 

2美しい堀口大學の詩碑「高田に残す」
樹下美術館の常設展示陶芸家・齋藤三郎も碑建立世話人の一人。

 

3高田公園内の岩野勇三ブロンズコーナー。
台風の後であるが、園内でここが一番よく手入れされ、落ち着いているように見受けられる。

 

4ブロンズコーナーの「おまんた」
小田嶽夫の「高陽草子」によく似た岩野氏のカットがある。

 

5この辺りの風情には旅情を感じる。

 

6寺町天崇寺にある高田姫とその息女で初代高松宮妃となった亀姫(寧子妃)の墓がある貴重な廟所。
特に亀姫(寧子妃 宝珠院)の墓は地方に於ける宮家御陵として極めて貴重なようだ。
(明治後期であろうか、墓跡再発見と公表についてやはり小田嶽夫「高陽草子」に詳しい。

午後の高田巡りはほんのちょっぴりで、足早な秋の陽と競争だった。
町で人を惹きつけるのはやはり「歴史」と「清々しい場所」ではないだろうか。

いつもながら、高田の町の風情は中心部でなく、本町通り両端に位置する古い地区の景観に旅情を感じる。
公園とそこの桜と蓮の値打ちは言うまでも無く、
あとは長く言われている事だが、何処で茶を飲み何を土産に買うかが宿題かもしれない。

高田は金満でない美しい町の魅力を秘めていると思う。

消えた台風 秋ばらは昭和美人のイメージ。

2014年10月14日(火曜日)

西日本に大きな水害をもたらした台風19号。当地新潟県上越地方の沿岸はさほど被害もなく済んだ。
台風は急に勢力を弱めたのか風雨は過酷なものではなく助かった。

雲低い灰色の雲が足早に流れた午後。

秋バラ傷まずに済んだバラ。

秋のバラはどこか懐かしく、思いを秘めるようであり、小ぶりで品良く、しゃんとしている。
年のせいでしょう、田中絹代、八千草薫、乙羽信子さんらのイメージが浮かびます。
(昨年も似たようなことを書いたかもしれません)

先輩ご夫婦と食事。

2014年10月13日(月曜日)

昨夜高校の先輩ご夫婦と某所で食事をした後、お宅へ伺った。

奥様のお父さんが私の高祖父・杉田玄作の江戸時代の上京日記と小山作之助が曾祖父杉田貞蔵にあてた新年の挨拶状を読んでくださり、それが昨晩届いた。

古い書き物お好きなお父様は91才でお元気。
本や書状が届くとすぐ読み始めるほど読書がお好きということで、本当に貴重な方だ。
お礼に小田嶽夫の「高陽草子」をお届けして頂くよう携行した。

マスカットベリーAお宅で頂いた風趣の葡萄、日本のワイン葡萄の父 川上善兵衛の労作、マスカットベリーA。

ヨーグルトとイチジクのコンポートイチジクとヨーグルトのコンポート。

二つのウイスキー朝の連ドラにちなんだ美味しいウイスキーを頂いた。
17竹鶴、21響、、、さして飲めない私も夢中になった。

食後の口に馴染む食べ物と麗しい二種のウイスキーは美味しかった。
読んで頂いた古い書き付けは後に掲載したいと思います。

SPコンサートSPレコードコンサートのお申し込みは現在42人様になりました。
あと20席ほどは大丈夫だと思いますのでどうぞお申し込み下さい。

 

 

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