再び柿崎海岸を歩く 海の曲三つ。

2025年11月7日(金曜日)

数日珍しく晴れ間が続きました。昨日のことで恐縮ですが再び柿崎海岸を歩きました。テトラが少なく岩も無ければ何も無い砂浜の海岸です。

もう何十年も歩くのはここだけ。時折釣り人がワッといる日がありますがこのところ静かです。
柿崎川に近い所に中高年配の釣り人が二人、棹を置いてくつろいでいました。

釣るのを諦めたように話し込む脇をそっと通り過ぎました。何を話していたのでしょうか、古い友だちのように見受けました。良い感じでしたので内緒でシャッターを切らせてもらいました。

本日はこれだけですので「海」に関係する好きな曲を三つ掲載しました。


「スリーピー・ラグーン(眠れる珊瑚礁)」

高校時代から好きだったハリー・ジェームスの代表曲。大学時代の後半にフルバンドで来日し新宿厚生年金ホールへ聴きに行きました。イントロのあとのソロが始まると涙が出ました。

 


歌劇「真珠採り」から
「耳に残るは君の歌声」。

亡き真保先生が樹下美術館でプラシド・ドミンゴのこのレコードを掛けて下さいました。タンゴでは聞いていたのですが、原曲の歌曲を聴いてとても感動しました。


シャンソン「ラ・メール(海)」
真保先生はシャンソンもお好きでした。

私が高校時代の父はクラシックのほかにシャンソンのレコードを聴いていました。「ラ・メール」もあり父の居ないときにこの曲を聴きました。歌っていたのは作曲者のシャルル・トレネです。転調を繰り返す曲は聴いていて楽しいのですがピアノでなぞるのに手こずりました。

MLB,準優勝は無いが分配金  昨日の悪天

2025年11月4日(火曜日)

前回11月2日の当欄でドジャース優勝の記事を書きました。確かに2位つまり準優勝にはトロフィーもフラッグもありません。しかし調べると12球団で争うポストシーズンには全収益から一定の割合で個人あてに分配金が配られるとありました。

ちなみに2022年で優勝チームは一人7228万円、準優勝はそれより3000万円ほど少なく、シリーズ早々敗退で100万円少々が配らたようです。現金分配という点でアメリカらしい配慮だなあと思いました。

ちなみに同年日本シリーズ優勝の場合一人300万円でアメリカの20分の1という額。両者の差は球場の大きさ、高い入場料、長期のシリーズ期間などから生まれるようでした。

本日はよく晴れて温かかったのですが、昨日は夜通し降り、朝方には気温が下がってアラレに変わりました。以下は昨日の模様です。

近くのアンダーパス。
ソロソロと通らなければなりません。

同じく雑木林。
朝降ったアラレが残っている。

一両日で紅葉が始まりました。

数日は晴れ間がありそうですが、週末にかけて崩れる予報です。いよいよ冬へと繋ぐ当地らしい晩秋の候となりました。

心臓によくなかったワールドシリーズ決勝戦 不思議な山本投手。

2025年11月2日(日曜日)

2021年7月、思いも掛けない心筋梗塞を発症し10分前後意識を失い救急搬送された。重症の不整脈、急性の左心室不全で脈が触れなくなるなど危うかったが病院到着と治療開始が早かったお陰で救命された。

以後心臓への負担とリハを意識した生活を続けている。旅行やゴルフ、公園や海岸などの徒歩はリハになる。他方過食、アルコールとカフェイン摂取は直接的な心臓負担になるため控えた。
有酸素運動主体の旅行やゴルフでは1万歩以上歩いても動悸はないが、過食およびアルコールやカフェインなど直接的な体内摂取では数分でドキドキし始めるので特に気を付けている。
※カフェインはコーヒー、紅茶、煎茶、抹茶に含まれ主なものにはノンカフェイン飲料があり利用している。ただ抹茶には無いようなのでごく少量を口に含むだけで済ませる。

さてMLBポストシーズンはワールドシリーズに入ると、テレビや動画観戦で動悸を感じるようになった。さすがに相手も強く18回!を含む2回の延長戦や完膚なき敗戦を含めドジャースには綱渡りが続いた。

このたびの三勝三敗からのアウェイに於ける対ブルージェイズ最終戦は最も心臓に悪かった。勝ちはしたが最後まで負けているような雰囲気が続いたが、美技や貴重なホームランで同点から延長戦に、そこから一点勝ち越しの状況を作った。
その一点が危うくなる11回裏のピンチを遊撃手ベッツの流れるようなプレーで併殺、一瞬のうちに決着した。ワンプレーが失いそうな戦いを突然勝利に変える。スポーツ競技には信じ難い「運」が潜む。しかし相手にはどれほど辛辣だったことだろう。

負けたブルージェイズの選手が三三五五ベンチに残り輝かしい表彰式を見ていた。明日のために敗者と勝者の現実を心深く刻みつけているように思われた。そもそもポストシーズンには準優勝表彰などというものが無く、負ければそれまで、アメリカらしい割り切り方だと思った。

やはり神様山本様だった。
(いずれもNHKの放送画面から)

7戦のうち2勝を飾り、最終戦は前日96球の投球に続いて登場し延長をまたいで投げた山本由伸投手がシリーズMVPに輝いた。
勝利への貢献では昨日美技のベテランロハス選手と相棒スミス捕手の本塁打は大きい。

やはり神様山本様だった。長身の選手(特に投手)に混じり小柄に見える山本選手が優れた結果を残すことが不思議だった。何か特別な生活やトレーニングをしているのだろうか。新たな投手モデルになるような気がした。

再三の美技、ベテランの守備 果物を描いてみたい。

2025年11月2日(日曜日)

後が無くなったドジャース。ワールドシリーズ第6戦は山本投手が先発好投し、中継ぎ、クローズの投手が頑張って勝利。シリーズを三勝三敗のタイに持ち込んだ。

打撃では大谷、ベッツ、スミス捕手、エドマンも打った。

試合で特に光ったのは二塁を守ったベテラン、ロハス選手(背番号72)ではなかったか。同選手は佐々木投手入団に際し自分がつけていた背番号を佐々木に譲った人。普段いかつい雰囲気に似合わず特に日本人選手たちへの暖かな様子が垣間見られて嬉しい。

本日は再三堅実で見事なプレーを見せドジャースをの危機を救った。特に9回裏、ランナー2,3塁のダブルプレーは好打者ヒメネスのレフト前フライをキケ・ヘルナンデス(背番号8)の好プレーを活かしダブルプレーに取って試合を決めた。

 

向こうの選手の感情表現は私達と違って生々しく直接的。見ていていっそう気持が伝わる。

ところで果物を色々頂戴しています。

赤く大きなザクロを見て
久し振りに絵を描きたい気持が
湧いてきた。

柿も。

いよいよ明日の1戦でメジャーチャンピオンが決まる。日曜なのでじっくりNHKを見ることが出来る。

本日は連休とインフルエンザワクチン接種が重なり当院にしては相当忙しかった。

ようやくタイに持ち込んだドジャース。心労し批判にも晒されたであろう監督は頬がこけているのがはっきりみとめられ、ストレスの大きさが伝わる。

泣いても笑っても明日決まる。そもそも誰が先発するのだろう。

晴天の柿崎海岸 新柿線のコハクチョウと親子散歩 いよいよ「神様山本様」と「運」のドジャース。

2025年10月30日(木曜日)

前々から晴れる予報の本日10月30日、柿崎海岸を歩いた。

向こうに釣り人が一人、
こっちに私ひとり。
帰りにどちらかともなく少し話した。

波の忘れもの、
30㎝ばかりのきれいなボール。

 

拾ったシーグラスを並べて
ままごと。

ハマゴウの実。
柑橘系?除虫菊?山椒?爽やかな良い匂い。

帰路、新柿線の白鳥(コハクチョウ)の群れ。

 

親子あるいは兄弟。

 

突然首を上げ緊張が走る。

何か来たようだ。みな向こうを向いているので私を警戒したのではなさそう。

親子散歩でした。
安全とみて再びリラックスする鳥も。

さて、ホームで2連敗のドジャース。避ける人(ドジャース)は避けきれずに2連敗。6時間もの飛行機移動もあるが疲労は相手も同じか。だがどちらかというと長時間移動は普段からカナダが本拠地のブルージェイズは慣れているかもしれない。
勝ったせいもあろうが、ブルージェイズから疲労感というものがさほど伝わらなかった。

いよいよ神様山本様の登場、次戦は大丈夫だと思うが、ドジャースには「神様」と「運」が必要になってきた。

18回に及ぶワールドシリーズ 観客のストレッチタイム 両球団の呼称。

2025年10月28日(火曜日)

本日のワールドシリーズ(ドジャース対ブルージェイズ)第三戦は大変なことになった。接戦の末5対5で延長戦になったは良いが、毎回決着が付かず18回裏ドジャースの本塁打でようやく終わった。

試合時間6時間39分。外来を診ながら9時過ぎから顔を出し入れしてテレビを観たが、終わったのが午後3時40分過ぎ、開催地は深夜であろう。

試合は30球団もあるメジャーリーグの決勝シリーズのこと、きわどい均衡が続く延長戦は一つのアウト、一人の打者、一人の投手の1球で状況はめまぐるしく変った。それを18回まで続けた監督、選手、さては観客の疲労はどんなだったろう。

4打数4安打2本塁打、4つの申告敬遠を含む5四球で9度も出塁した大谷選手は勿論凄い。しかし両軍で19人の投手を費やしたあげく、明後日先発予定の投手がブルペンに姿を現すなど異様な総力戦に身震いさせられた。

そんな壮絶な野球で球場に流れた2回の「Take Me to the Ball Game」の歌は何とものどかで健やかだった。

 

 


球場内で歌われる様子。

この歌は、観戦一休みの7回に「セブンス・イニング・ストレッチ」として立ち上がって歌われる。観戦中の小休憩、背すじ伸ばしの歌としてとても楽しい。今日は18回もの延長戦になったため途中14回始めに再度この時間が設けられていた。
テレビで初めて耳にしたのはイチローがマリナーズにいたころだった。本日、延長途中、両チームに果物が差し入れられたようだ。

ところで相手チームの「ブルージェイズ」とは北米に広くいる青い鳥の名ということ。

「ブルージェイ(アオカケス)」
ナショナルジオグラフィーのHPから引用。

ブルージェイズの帽子マーク。
赤い部分はカナダの象徴植物、
カエデ。

いっぽう「ドジャース」はかって球場がニューヨークのブルックリンにあった時代、街の名物である路面電車を避けながら歩く人々の様子を表して「ブルックリン ドジャース」が名付けられた。球団がロスアンジェルスに移動後もそのまま「ドジャース」と呼ばれている。
※避ける:dodge(ドッジ) 避ける人々dodgers(ドジャース) 、ボールを避ける遊び:ドッジボール。

今季初めて見た白鳥の群 雀も沢山いた。

2025年10月26日(日曜日)

午後から静かに雨が降った日曜日は朝6;30に電話が鳴り在宅の方の看取りがあった。十分な介護のすえの看取りには一種清々しさがあった。

コハクチョウが来ていることを10日ほど前から耳にしていたので田圃を走ってみた。雨の中、頸城区ほくほく線沿いに群がいて少々遅い時間だったがレンズを向けた。
寒くなるいっぽうの空の下、今年も冬鳥がやってくる。どんな鳥とどんな風に出会うのだろう。

150~160羽ほどの群だった。

次は吉川区長峰で賑やかな雀の群に出会った。

普段あまり好きではないセイタカアワダチソウだがこの時ばかりは明るくとてもきれにだった。

 

これから来る厳しい冬を
みんなで頑張ってください。

本日のワールドシリーズはドジャースがブルージェイズに勝って1勝1敗のタイにした。前半以後山本投手がテンポ良く投げて完投しキャッチャーもホームラン。ホーム球場に戻っていよいよ実力発揮か。

本日の良寛さん講演会 本日ワールドシリーズ第一戦。

2025年10月25日(土曜日)

本日土曜日午後、「佐渡島の金山と良寛の母の愛」の講演会が無事行われました。全国良寛会会長・小島正芳氏のお話は汲めども尽きぬ興味深い内容で、魚沼や県央、さらに当館にご縁ある横浜の方も参加くださり盛会でした。

学生時代を過ごされた先生ご自身と上越市との結びつきから始まり、良寛と父母の系譜と佐渡の縁が語られ、佐渡がふる里の母「おのぶ」とのこと、そして生涯のエピソードが語られました。

まことに個人的な感想ですが、私には母とは真に不思議な存在で、“父は取り替えが出来ても母は出来ない、というようなイメージがあるのです。たとえどんな母であっても如何ともしがたい直接的な縁を感じてしまうのです。

名家の長男として父とともに苦労を重ねた末に出家。西国から巡り来た高僧に付き従って遙か岡山県で仏門に入ろうとする良寛。見送った母との別れの場面の詩「出家の歌」には胸打たれます。

たらちねの 母にわかれを つげたれば 今はこの世の なごりとや 思ひましけむ 涙ぐみ 手に手をとりて わがおもを つくづくと見し おもかげは なお目の前にあるごとし

母の心のむつまじき そのむつまじき みこころを はふらすまじと 思ひつぞ つねあはれみの こころもし うき世のひとに むかひつれ
※はふらすまじと:捨てるまいと、忘れまいとの意味でしょうか。

別れに際して涙しながらじっと自分の顔をみていた母の面影は今でも目の前にあるようだ、と歌っています。

母とのことではないのですが、遠い地で20数年前、末期の膵臓癌が見つかった妹を病院に見舞いました。進行によって何も取らずに終わった手術後、ガランとした病室で妹が「自分が何故ここにいるのか分からない」と言いました。
その時何か言おうとしたものの言葉が出ず、先に涙が出て止まらなくなり、ただ手を握り続けたことを思い出しました。

妹とは悲しかっただけでしたが、西国へと旅立つ長男との別れに、母が示した「むつまじさ」は今のそれとは少し意味が異なり、「愛」と呼ぶようなものだったのでしょうか。その後の良寛の人生の中で守るべきただ一つの態度を伝えたのか、と思いました。

さて話変わって本日のワールドシリーズ第一戦でドジャーズは完敗でした。
試合前のある状況を観て、今日は駄目かもしれないと嫌な予感がしました。
ベンチの選手たちに「行け行け」や「のりのり」の様子が見られたからです。悪いことにスタッフの一人と思われる人が大声で選手たちを煽って回るのも気になりました。

雄叫びは勝ったら上げればいいのですが、始めに上げるものでは無いように思われるのです。つまり試合を前に気分が上っ調子ではないのかと心配でした。比べて相手ベンチには秘めた闘志が漂うのを感じましたのでなおさらです。
まだまだ7戦のうちの一敗なので全く分かりませんが、逆に胸を借りる挑戦者の気持に切り替えれば大丈夫と、本当に勝手ながら思いました。

菓子工房「キャラメル」さんとのコラボ 庭のホトトギスとリンドウ 吟醸酒「雪の五合庵」

2025年10月23日(木曜日)

昨日22日水曜日、樹下美術館でケーキ作りを実演しながらお茶を楽しむお菓子工房「キャラメル」さんとのコラボレーションを催しました。午前午後の3部の催しに大勢さんにお越し頂き楽しいひと時を過ごして頂きました。

前回に引き続きチームワーク良く腕を振るって頂いたキャラメルさんのオーナー夫妻と熱心なスタッフさんに感謝です。

「モンブラン」
栗は三和区の栗農園からでした。

情熱的な「ブリュレ」

 

皆さまの笑顔に感謝。

さてそろそろ晩秋、数日晴れ間にも恵まれましたが寒くなってきました。酷暑の夏以後花が少なかった庭の各所に数種のホトトギスが満開、トクサの場所にはリンドウが盛りとなりました。

 

花たちもあの厳しい夏をよく越えてくれました。

東京のお客様から届いた吟醸「雪の五合庵」。
村上市の大洋酒造製。

うっすら雪をかぶったの五合庵のラベル。聖僧、良寛さんが長く宿とした国上山(くがみやま)国上寺(こくじょうじ)の庵を冠したお酒でした。タレカツのご飯を食べていると妙に飲みたくなり、普段心臓のために飲まないのですが青い切り子グラスに“半分だけ”頂きました。

こんなに美味しいのですから世にお酒好きがいっぱいいるのが分かりますし、酔い心地まであるため“ついついの飲み過ぎ”に注意が必要なのも頷けます。

長年五合庵に住んだ良寛さんのお話「佐渡金山と良寛の母の愛」の講演会が今週末25日(土)午後2時から開催されます。良寛と母の愛、そして佐渡とは、どんな物語なのでしょう。全国良寛会会長・小島正芳先生のお話が楽しみです。

長生きのお陰色々。

2025年10月20日(月曜日)

一昨日の投稿でタイトルを忘れて掲載してしまいました。もともと忘れものが多かった私ですが、年のせいもあるのでしょう、遂にタイトル無しの投稿が出で申し分けありませんでした。

ところで昨日妙高市の松が峰カントリークラブで同業のゴルフがありました。雨の予報が曇り時々雨程度になり、当日は殆どカサも挿さずに済む空になりました。

アマチュアゴルフには80才以上のために最も前から打つゴールドティーを使っても良いという温情があります。囲碁、将棋にも強さに応じてハンディをつけて対戦出来ますがスポーツでそれがあるゴルフは本当に貴重です。

ちなみに当日80才以上の方が三人いました。それ以下の方たちは「いいなあ」と仰いますので私達は「年を取るのとどちらがいいですか」などと言うのです。こんなことを言い合いながら日頃のお世話を感謝しあうなど和気藹々と過ごしました。

12人の参加でしたがお陰様で95で回り3位、他にドラコン賞(決めたホールで最も遠くへ飛ばした人の賞)ももらいました。折角もらった有り難いハンディを大切にして続けたいと思った次第です。

帰路クラブハウスから駐車場の眺め。
雄大な妙高山は雲の中でした。

以下の品は去る9月27日、当地域で行われた敬老会のお祝い品です。当日二人とも欠席で、遅くなりましたが本日妻が役所に行ってもらった来ました。

地元生産者さんのお米が二合、
地元の蔵本の清酒「かたふね」
それにインスタント味噌汁です。

私は敬老会に出たことがありませんがこんなお土産があるなら楽しかろうなと思いました。役所の方々には心から感謝です。
ゴルフ、敬老会の祝い品、大谷選手、庭の世話、美術館や医療を通した皆さまとの交わりなど、やはり長生きをして良かったと思うこの頃です。

本日は寒い日でした。間もなく本当にもうすぐ白鳥が飛来することでしょう。近くでギッ、ギッとモズの高鳴きが聞こえました。

ポストシーズンが後半戦 大谷選手のもの凄い活躍。

2025年10月18日(土曜日)

メジャーリーグのポストシーズン。本日大谷翔平のドジャースはヴリュワーズを下し、ナショナルリーグチャンピオンになった。
アメリカンリーグはマリナーズ対ブルージェイズが行われマリナーズが6対2で勝ち、あと1勝で同リーグチャンピオンになる。マリナーズが勝てば初めてのワールドシリーズ進出ということ。
かってイチロー選手や城島選手など12人もの日本人選手が在籍したマリナーズが勝ちドジャースとワールドシリーズを争うならどんなに素晴らしいことだろう。


朝NHKを観られなければ
このなどを観る。
これらを観ている患者さんも大勢いる。

本日の大谷選手は投打で物凄いことになった。チーム自身も随所に美技が光り最終回を再度佐々木選手がまとめた。特に大谷選手の3本目の本塁打にアナウンサーは「もう形容する言葉が見つかりません」と叫んだ。大谷の投打の活躍は同僚をも唖然とさせる神がかりというべきものだった。

ところでYouTubeの随所に試合の解説動画を観ること出来る。感心するのは解説者(主としてレジェンドたち)の表現だ。
「野球という物語」「芸術的な投球」「歴史を刻む彫刻家」etc。翻訳が良いのか、単なる饒舌ではなく言葉の味わいが深いので聴いてるだけで勉強になる。“10月になると野球は特別なスポーツになる”という言葉も印象的だった。

ワールドシリーズは是非ともマリナーズに出てきて欲しい。そうすればどちらが勝っても嬉しく、それだけゲームはスリルに満ちることだろう。

富山市から同窓の後輩 美術館の秋の庭 ドジャースの頑張り 日本人ファーストと言うけれど。

2025年10月15日(水曜日)

本日水曜日は休館日だったが学生時代の一年後輩のA先生が富山市から親族の方々と来館された。休館日の美術館を開けてお迎えした。1学年100人の大学で私達は同じテニス部に所属していた。

懐かしい昔話や仲間の消息も興味深かったが、来館の皆さん揃って絵画や焼き物、茶道や食器などに興味を持っておられたのと、先生の故郷富山県、特に美術館などの話が沢山聴けて幸せだった。
富山県は山河豊かで街もすっきり、見どころが多く魚も美味しい。何度か訊ねているが是非再訪したいとあらてめて思った。

美術館で咲き始めた秋の花「ホトトギス」
間もなく庭の随所で満開になります。

さて何度も記載しましたメジャーリーグのポストシーズン。現在ドジャースは地区シリーズの最終戦をブリューワーズと戦い2連勝中。大谷選手はいま打撃不振だが投手陣が盤石化し打撃は下位打線まで切れ目なく好調。

対ブリューワーズ2戦目。
貴重な完投勝利をした山本由伸投手。

メジャーリーグの完投勝利は珍しく、8年振りの快挙ということだった。先頭打者ホームラン以外、全く危なげなくあれよあれよという間の完投。小柄な投手がスピード命と言われるメジャーリーグで抜群の「コントロール」をもってマウンドとチームを守った。

ブリューワーズとのリーグチャンピオンシリーズ戦はあと2勝で最後の大舞台ワールドシリーズへと進める。
時の運は公平に相手チームにも巡ろう。慎重に進めてワールドチャンピオンを目指して健闘してほしい。

さて日本人ファーストと叫ぶばかりの政治を横目に、二人のノーベル賞受賞、観光、文化、スポーツなど多岐にわたり民間が日々汗してそれを体現している。威勢の良さの割りに何の役にも立ち得ていない政界の権力争いは恥ずかしいばかりでまことに残念だ。

全ての人間に備わる唯一の美徳は「良心」と言われ、それは人間の真の力の源であろう。
政治はもっとそのことを認識し国民の幸福のために持たされている力をちゃんと発揮してもらいたい。

11日の茶会の掛け軸「秋夜弄月」の現象に知覚と意識? 米山水源カントリークラブで大潟ゴルフ同好会のコンペ。

2025年10月13日(月曜日)

去る5日に続いて11日(土曜日)、以下の会記のように秋の樹下茶会(薄茶)を行いました。ちょうど予定数どおりのご参加を頂き和やいだ会になり、お集まりの皆さまには厚く御礼申し上げます。

本日はこの度の掛け軸「秋夜弄月」について当館での経緯と良寛研究家・小島正芳先生の貴重な解説を参考に意味などを探る冒険を試みたいと思います。

良寛筆「秋夜弄月」

この軸は亡き父の寝室の床の間に長く掛かっていました。分からないながら上品な書だと感じていましたが、署名がありません。お茶を始めた昭和60年代の頃もしかしたら良寛かもと思いました。
2020年秋、読みも分からず伝良寛として拙茶室に掛けたところ全国良寛会会長・小島正芳先生を知る方がご覧になり写真を先生に送って下さり、ご意見を訊ねて頂いたことがありました。

先生のお返事は「良寛禅師の五合庵時代の真蹟。良寛禅師50歳ころのもの。名品である。良寛の漢詩「秋夜弄月(しゅうやろうげつ)」の最初の部分を揮毫したもの。新出の遺墨である。-以下省略ーというお返事でした。
訳として

月は四季それぞれに眺められるが、月を賞でるにはまことに秋の今がよい。秋の山は高くそびえ、秋の川は清らか、果てしない晴れた空に鏡のように丸い月が渡っていく。しかし月の光は照らしているのではなく、知覚の対象となる所もそうである。この月の光と知覚されるものを共に忘れるのはまた非である。

内容は

「碧巌録」の「光の境を照らすに非ず境も亦存するに非ず」の言葉を月を見ながら反芻していると覆われる。「一」に徹することの大切さを説いた詩。哲学的な詩で難解なところがあるが良寛さんは「月」に悟りの象を見ていた。

とありました。

「美しい月の存在」、「それを知覚する自分」。双方は自己の「意識」によってのみ存在すると言っているように思われるのです。
詳しくありませんが事象に引き算を続け残ったエッセンス(原理・真理・美)に迫ろうとする禅の方法で言えば、この詩で最後に残るのが「意識(存在)」のようです。
では逆算して意識(存在)を磨けば知覚に反映され月の光など事象(外界)はより真実さ(美しさ)を増す、という公案が成立するやに思われるのですが、如何でしょうか。

なお「碧巌録」は中国の仏教書(禅の語録)として宗代にまとめられたもので、禅文学の価値も大きいとされる(Wikipediaより抜粋)ようです。

以下前回お出しした鈴木秀昭さんの色絵金銀彩天空茶碗と新登場の棗(なつめ)です。

右は坂一男作「独楽蒔絵棗」。

 

香合は倶利(ぐり)香合です。
中国のものと考えられます。

さて翌12日日曜日は米山水源カントリークラブで大潟ゴルフ同好会のコンペに参加しました。この会には本当に久し振りの参加でした。顔見知りの方が少なくなっていましたが、皆さんと仲良くプレーが出来て幸せでした。

9ホールのカート道からエノキの紅葉。
黄色の落ち葉がきれいでした。

58-51の成績でしたがパットとドライバーのヒントが見つかり、収穫がありました。もう60年以上やっているのに今ごろになって新たなヒントが見つかったなどと言っているのですから、本当にヒントなのか疑わしいものです。

今月25日(土曜日)午後2時から当館で
全国良寛会会長・小島正芳先生の公演会
「佐渡島の金山と良寛の母と愛」があります。

現在40数名の参加者でもう少し余裕があります。
宜しければ以下でお申し込みください。

美術館窓口あるいはお電話☎025-530-4155でどうぞ。

突然終了したドジャースのポストシーズン地区シリーズ。

2025年10月10日(金曜日)

本日およそ曇り空で夕刻は肌寒く17℃と知らされた。いよいよ布団も秋仕度になりストーブが脳裡を横切った。

連日の案件、MLBのポストシーズンはドジャースが地区シリーズでフィリーズを3勝1敗で制し、リーグチャンピオンシップシリーズへ駒を進めた。
フィリーズとの最後戦は延長となり8回には佐々木朗希が登板。3イニングを投げ、フィリーズの強打者を抑えた。最後は11回裏の攻撃、2アウト満塁の場面で相手チームに痛恨のミスが出てサヨナラ勝ちした。

次はナショナルリーグ優勝決定シリーズではブリュワーズ対カブスの勝者と対戦する。

本日の診療で連日メジャーリーグを観ていると言う方と話弾んだ。トーナメント表を作り朝から観ているのを奥さんが怪訝な顔して眺めているという。特にポストシーズンが面白いと仰った。

アナウンサーは
「Ballgame is over! Oh my goodness!」
と叫んだ。

余りに突然な幕切れに選手たちは「What’s a game! 何というゲームだ」、「That was insane あり得ない」、「I’m tired 疲れたよ」と口々に述べていた。
一度観るとクセになるポストシーズン。昨年はこんなに興味が無かったので不思議だ。

このところ良いニュースがある。存在まで危ぶまれていたガザに対するイスラエルの和平計画第1段階の合意が成立したという。また国内では7基ある柏崎刈羽原発の2基の廃炉が決定されたと報じられた。
そもそも風力および太陽光エネルギーの問題を指摘しながら膨大な地域の避難計画まで必要な核エネルギー施設を簡単に容認出来るのだろうか。柏崎市に隣接する当地で末席ながら医療に従事し美術館を営む者として問題は卑近であり敏感にならざるを得ない。

旬となったカマスの塩焼き。
近所の海彦さんから沢山頂きスタッフと分けた。

明日は今秋2回目の茶会。五行棚で中置きの点前だが前回のように無事に出来ればと案じている。

秋はちゃんと来ている 土曜日のお茶会 残念なドジャース。

2025年10月9日(木曜日)

比較的温かくしかし長袖シャツが丁度良かった日。
本日は美術館がある城野腰の方からアケビや栗を頂き、美術館の甘柿ももいだ。
あの長々と続いた猛暑の夏には「季節は4つでなく、夏と冬の2つだけになった」という話をよく聞いた。この数年特にそれは話題になった。

しかし今日の果物を観たり空を見いていると「秋」はまだちゃんとあるという気持になる。また地域の随所で作品展や文化的な企画が行われているのを知ると「秋」」を感じてほっとする。

 

アケビでコーヒーを飲んでみた。
優しい甘みは思ったより合ったが
やはり種が大変。

話変わってポストシーズンのドジャース。一部懸念されたように本日フィリーズ相手にコテンパンにやられた。ホーム球場であるにも拘わらず良いところ無しの完敗。途中勝敗が決まったとみた多くの観客は球場を後にしたという。監督、選手にお灸をすえるらしい。

一定の選手への敬意や気遣いなどを優先させるかに見える監督の采配が、惨めな結果につながったとする意見は分かるような気がする。
このところ沈黙する大谷選手の打撃はかってWBCで観たイチロー選手の状況に似ている。それに照らせば再び大谷選手のバットが火を噴くのは間もなくかと期待したい。

さて明後日11日土曜日午後は当館の茶会です。花入れ、香合、茶器、それにお茶碗の一部が前回5日と変わりますがどうかお楽しみください。
午後1時半と3時の二席ですがもうお一人ずつ席が空いているようですので宜しければお電話などでお問い合わせください。
樹下美術館 ☎025-530-4155です。

2025年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

▲ このページのTOPへ