正月の西国旅行 一日目京都。
昨年正月は隣県長野の別所温泉の一泊旅行をした。安楽寺の国宝三重の塔は静寂の中、夜半に降った僅かな雪で各層の縁が白く染まり、それは美しかった。
今年はせっかくだから温かい地方へということで、京都、倉敷、高松に一泊ずつして西へ向かい、4日午後最後に備中玉島へ赴き、江戸時代に若き良寛さんが修行した円通寺を訪ね、何とか無事な正月旅行を終えた。
一日目の午後京都で知った能登半島地震。終始気をもみながらの旅だったが、間もなく82才を迎える旅行記念として本欄上に拙い足跡を残すことにしました。
京都の宿は駅に繋がったホテルで移動には便利だった。
早速のめあてを訪ねる
「泉涌寺(せんにゅうじ)」の長い参道。
同寺は数ケ寺の塔頭を有する皇室の菩提寺。
初めに左手前の「戒光寺」
寺院の正月花はいずれも見事だった。
大きさと美しさに圧倒された
「戒光寺」の「丈六釈迦如来立像」
運慶・湛慶親子の作とされる。
戒光寺を出て長い参道を歩くと深閑とした山あいに「御寺 泉涌寺(みてら せんにゅうじ)」の大きな伽藍が現れる。
宗代の「楊貴妃観音菩薩」
異国情緒の表情と宝冠。
(絵はがきより)
泉涌寺の水源である「泉湧水屋形」。
左手に清少納言の歌碑があった。
歌「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも、よに逢坂の関はゆるさじ」は百人一首に。
泉涌寺を出て歩くと右側に「即成寺(そくじょうじ)」。境内裏手に那須与一の大きな墳墓があった。
数日後、高松往復の海上で源平合戦の那須与一にまつわる屋島が繰り返し見え隠れし、旅情を誘われた。
即成寺の高札を観ているときに頭がくらくらとして、何か発作が起きたと思った。間もなく東京の長男から電話があり、能登地震を知らされた。
京都は泉涌寺とその塔頭二ケ寺を回った。
雪はこの程度にしてもらいたい。
正月のこと 地震と旅行。
拙ブログの読者の方々、ただいま帰りました。
実は正月1日午前、かねて計画していた3泊の旅行にでかけ、本日4日夜、先ほど11時に帰って来ました。
地震を初めて知ったのは京都でした。到着後に訪ねた寺院から出て間もなく、東京の長男から「地震大丈夫?」という電話でした。私達が上越にいるものと思って掛けてきて、私の反応は「地震て何?」でした。
電話の直前、寺院から表に出て、あらためて高札を読んでいると急に頭がふらふらとなり、2年前に心臓発作を起こした時に最初に襲われた症状に似た感覚がしていたのです。当日のことが脳裡をよぎり強い不安を覚えましたが、これが京都に波及した地震の揺れだったのです。
長男からの第一報を聞き、上越に戻ることも考えましたが、宿に帰ってテレビで観た被害と遮断された交通からとても帰れるものでは無いことを知りました。また家の近くの甥が見回ってくれた大潟区の仕事場と頸城区の美術館の状況が深刻ではないことが分かり旅を続けることにしました。
お陰様で京都、倉敷、高松と泊まり、本日備中玉島の円通寺を訪ねたのを最後に帰宅したという次第です。
夜遅く帰宅、散らばった本やCDを片付けるとお腹が空き、今ほど夜食を食べながらとりあえず本日分を記載しているところです。
1日と3日の記事は出かける前に予定投稿をしましたので、特に3日の「ノンアルに酔う」は地震と無関係なもので、ご不審をお掛けしてしまいました。
申し分けありませんが、本日は遅くなりましたのでこれでお終いにいたします。
後日旅の事などご報告出来ればと考えています。
中心被災地の皆さまには心からお見舞い申し上げます。
二次的な生命と健康被害は今後さらに深刻さを増す事が想像されます。支援として自分に何ができるかあらためて考えたいと思っています。
一日1万歩は歩いた旅でしたが、妻共々元気に帰った事を報告させてください。
今年もこれに懲りず、どうか宜しくお願い申し上げます。
ノンアルで酔う。
年末年始はお酒の季節です。過日のこと、初めての方を交えた食事の席で少々変わった事が起りました。
総勢5人の夕食会、普段アルコールを口にしませんので私一人メニューのノンアルにあった巨峰の葡萄ジュースを頼みました。初めてお会いする人もいて緊張も楽しみもあり、巨峰ジュースもとても美味しかったのです。
時経るに従い一同和気藹々となりました。若き日のこと、趣味、文化芸術など話が弾みます。ところがどうでしょう、座が興じるにつれ私の胸は高鳴り、顔が火照るのを感じましす。
たまにはこんなことがあったかも、と思いながら、あるいは皆さんのアルコールが漂い、なにかしら私にも効いているのでしょうか、酔い心地のような気分を覚えるのでした。
「私、赤くなってない」と傍らの妻に訊きました。
「あら、真っ赤よ」と妻は言い、皆さんも口々に「赤くなっている」と言いました。
ほっぺたを触ると熱く感じます。これはノンアルでは無いと確信し、お店の人にグラスを渡し、確かめてと言いました。
ややあってその方が来ました。
「済みません、注文されたジュースの隣のアルコール入りをお持ちしてしまいました、本当に申し分けありません」
と言って別のグラスを持参されました。
同じ赤色でしたが、ずっと薄い色になっていました。
だがそれも冷たくシンプルでとても美味しく、今度は安心とばかりゴクゴクと飲みました。
こんなことがあるんだね、と話が盛り上がり、宵を薄めるため水も沢山飲みました。時間が経つと顔のほてりが薄らぎ気分は次第に元に戻りました。
楽しい食事が終わると帰宅です。店の方は、私達の責任ですからと仰り、車を二台用意し店の人が代行運転をして家に送り届けて下さって一件落着となりました。
以上ですが、私はアルコール検知器のように正直に反応すること、葡萄ジュースはアルコールが入るととても美味しくなることが良く分かりました。
ところで今どきの若い人や外国人の中には食事でアルコールを飲まず、水にする人が時々います。外食なら妻はビールなどを少し飲みますので、飲まない私は喜んで行き帰りの運転手をします。
但し記念の祝賀会などの宴席では、水だけだとどうしても居心地が悪く、落ち着きません。
宴会は酔ってのんぼのものですから、しらふだと時間とともに興ざめし、相手の方にも申し分けなく恐縮至極の気持を否めません。初対面の方にはなおさらです。
そもそも私はADHDといってアルコール分解酵素がほとんど無い体質です。アルコールが強く悪く作用するのです。その結果食道癌発生率が通常の70~150倍も高いのです。そのためでしょう、6,7年前に食道に前癌状態の小さな異常が発見され経過観察となりました。また21年の心筋梗塞ではビールを飲んでいる最中に動悸とともに失神して倒れました。
それでは宴会はどうすれば良いのでしょう。一つは、親しい人たちや仲間の会ではノンアルを飲む。もう一つ、知らない人が混じる会、特に祝賀会・宴会は欠席することです。もう年ですから十分ですということも理由として通りはしないかと思っています。
ちなみに、
「少しいかがですか」
「済みません、車で来ましたので」
「いいじゃないですか、代行を頼めば」
ここで体のことなど持ち出せば興ざめですし、ただ「申し分けありません」としか言いようがないのです。
宴会で飲まないのも困りますが、飲まなければ楽しくないのは困りませんか。
新たな年になって。
2024年になりました。
正直者や弱い立場の者が報われる世の中に近づきますように。
このことは政治と社会の第一の課題として、何度でも何度でも繰り返し取り組まれるべき問題ではないでしょうか。何度でも 何度でも 何度でも。
“個々人の幸せこそが国を愛し国を強くする底力となるのではないでしょうか”
今年を振り返る。
本日大晦日。ますます月日は早くなりますが、どうしようもありません。それについては深く考えず、ぼかかしながら身を任せるのでいいのではないでしょうか。そのなかで何か新しめいたことや、人の情けに出会うことがあれば喜ぶ、そんな毎日と一年でした。
本日はざっと一年を振り返りました。
美術館の催事としまして、3月15日「齋藤三郎の壺点」「倉石隆のお嬢さん展」から開館し、途中から上越市小林古径記念美術館で「齋藤三郎生誕110年展」があり、当館から30点近く出品しました。そのこともあって陶芸ホールでは「洋食器展」、「館長の写真展」、「館長の絵画展」、「篠崎正喜展」、「絵付け陶芸三人展」を次々に開催しました。
めまぐるしかった企画展。消耗もしましたが結果として無事開催させて頂きました。お世話になった皆さま、ご来場の方々には心から御礼申し上げます。
そのほか何かと忙しい年でした。
3月、「裏千家今日庵新潟支部総会」
総会後茶会の有沢先生のお席
この日何か表彰を受けた。
9月、髙田文化協会60周年記念祝賀会
特別講演された堀口すみれ子に花束
齋藤尚明作陶50周年記念祝賀会で
今年は何度か記念の会があり挨拶などをさせられました。81才になり賞味期限が過ぎた証しにほかなりません。
当館の催事では10月の篠崎正喜さんによる「生成AIと美術」の講演会を致しました。篠崎さんらしい独自の感性とトレンドに対する的確な指摘は大変に有益でした。
個人的には
正月に別所温泉の一泊旅行で始まりました。初めて訪ねる信州塩田平は清々しい場所でした。
5月に随分久し振りに軽井沢で友人と、春秋の2回タッフのご主人とルフをしました。8月は患者さんの倅さんが出たこんにゃく座の二人芝居を観て、婚約者を連れた甥っ子と食事、10月は上京し六義園と護国寺を訪ね東京芸術劇場で同郷の先人汐澤安彦氏指揮の白金フィルを聴き、大潟区でチェコ在住の吉川区出身ピアニスト市村幸恵さんとチェコフィルのコンマス・バイオリニストとオーボエ奏者のアンサンブルを聴き、10月にある医師の開業20年コンサートを聴きました。今年春・夏に木村茶道美術館でお茶を飲み、そちらのスタッフさんからも当館へ訪ねて頂きました。
鳥では冬の田で沢山ハクガンを撮り、柿崎のシロチドリに接し、くびき憩いの森でなんとかエナガを撮り、先日は今年初ハクガンの大きな群と出会い幸運でした。
医療では軽症化し5類になったコロナの例数は減らず、一方インフルエンザが紛らわしく混じった。在宅と施設で6人の看取りもあり夜間や深夜に出かけた。お一人は不在にしたため他の先生のお世話になり本当に申し分けなく思っています。
買い物では初めて百均とユニクロに行きとても新鮮でした。
知人友人に闘病する人が何人かいます。懸命な取り組みによって良好な状態ですが、心から応援をしています。
一年間お世話になったお客様患者様、当院、当館のスタッフ、心から感謝申し上げます。
沢山お世話になった上越市立小林古径記念美術館館長さんとスタッフの皆さまに深く御礼申し上げます。
どうか良い年をお迎え下さい。
びっしりの電線雀、変わった発信器を付けたコハクチョウ、突然現れたハクガンの大群。
昨日木曜日は仕事休みの日。午前から午後のいっとき、年賀状を仕上げ、手紙を1本書き、読書(海辺のカフカの再読開始)をしました。年賀状は以前医師会の仕事をしていた頃に350枚もあったのが減り続けて今年は180枚でした。
気持ち良く晴れた昨日、白鳥を探しに車を走らせました。目的地の前に気になった場所へ寄り道をしました。田んぼに4,50羽のコハクチョウの群が二つ見られました。
車を止めた所の電線に今どき珍しくビッシリ雀が並んでいました。長く数を減らし続ける雀がこんなにいるのは非常に珍しく、昔のようでありほっとしました。
コハクチョウを撮りながらふと見たモニターの個体の首にバンドと変わった物体が付いている事が分かりました。足環なら分かりますが、カメラ?のようにも見えます。何でしょうか、初めて見ました。
バンドが回り、拡大すると
41という数字が書かれていました。
初めて見た機器に最初はカメラかと思いました。ふる里シベリア(ロシア)の機関による飛翔先や経路などの生態調査でしょうがカメラなら満一軍事目的かもと心配しました。
調べてみるとやはりロシアの調査機関がつけている太陽電池による位置情報の発信器らしいことが分かりました。
白鳥は首の発信器を嫌っているように見えました。調査研究とはいえ度を越えた過重な負荷が掛かっていないでしょうか。見ていて可哀想に思いました。
そうこうしていると、突然遠くから盛大な鳴き声とともに雁の群がやってきました。午後3時すぎですので朝日池に帰っても良い時刻ですが、大挙して反対のこちらに向かってきます。
大編隊を組んで高らかに鳴きながらやって来ます。通過するかと思われたのが、頭上で何度も旋回を始めました。
近くに来た雁は白く、ハクガンではありませんか。年明けてから、もしかしたら来ないかも、と思っていたのが突然現れたました。しかも私自身見たことが無いほど大きな群です。
ああまさか、まさか、予期せぬ鳥が予期せぬ時に、しかも大挙して目の前にやってきた。なんという幸運だろう、胸は高鳴りレンズから目を離すことが出来なかった。
本日はここでびっしりの電線雀、変わった首輪発信器をつけた二羽のコハクチョウ、予期せぬハクガンの大群に出会った。何か罰でも当たらなければ良いがと、用心しながら帰ってきた。
それにしてもハクガンは何時飛来したのだろう、ほかにも群は来ているのだろうか。
何十年も前、愛鳥家たちはたった一羽で飛来したハクガンに大騒ぎした。それが今日大きな群となって現れるまでなった。関係する国々の研究者の長い保護活動の成果にちがいない。
日本を、この地を忘れずに飛来することがとても嬉しい。
雪と白鳥たち。
12月21日から降った雪は人間の交通とともにコハクチョウたちにも影響を与えた。雪は地面ばかりでなく湖面にも積もる。そのため白鳥がねぐらとしている朝日池は1週間ほど雪に被われ水面を見る事が出来なかった。
こんな場合彼らは近隣に散らばり髙田のお掘、とくに南堀などへもねぐらを移す。南堀は関川からの水流があるらしくよほどでないと積雪しない。そのため2021年の豪雪時は相当数が移動し難を逃れていた。
本日の上越タイムスに南堀の白鳥が掲載された。写真の提供者は知人のHさんだった。毎年彼女は南堀の白鳥を楽しみにして観察されている。鳥は雪の状況によって朝日池を往き来するのか、掘を定住としているのか。いずれにしても住宅が近いお堀の白鳥は、より優雅に見える事だろう。
さて本日午後は今年最後のA特養の回診。常に重篤な方あるいは問題を生じている人がいる。そのうちのお一人について医師会にお願いして胸部と腹部のX線撮影をしてもらった。医師会検査センターでは施設や在宅へポータブル撮影機を搬入して撮ってくれる。
回診の後、診療時間まで新柿線を走り白鳥を探した。柿崎に入った所にかなりの数の群がいた。一面の雪だった田んぼはこの所の雨と気温上昇でかなり融雪しているので白鳥には食餌しやすくなっていることだろう。
夕刻には医師会から撮影されたX線写真のディスクが届き、心配した所見は無く胸を撫で下ろした。
以下拙夕食料理です。
一先ず峠を越えた雪 土井先生のチキン ホワイトクリスマス。
一昨日当欄でドカ雪ぶりを記したが、どうやらその日がピークだったようだ。予報ではしばらくの間、さほどの寒波(降り)はなさそうだ。
当地は昨夜から雨風交じりとなった。風も雨も雪を減らすので50センチ前後あった積雪は半分近くになった。
以下は本日一時陽が射した近隣です。
土井善晴さん風のチキン。
妻は簡単で美味しい土井先生ファン。
ホワイトクリスマス。
昔の若者にはクリスマスソングと言えばこれくらいしか無かった。その後のクリスマスソングは具体的でややこしく、あまりholyな感じを受けない(爺まる出しでした)。
昨夜からの本降りはドカ雪?
夜半から本降りになった雪は上越地方一帯に降り、当地でも4,50センチの積雪になった。日中止むこと無く降り続く様は恐怖感があり、今夜の降り方次第では災害級となるドカ雪の気配となった。
午後所用があり美術館を往復したが、国道以外の枝道は一定の幅はあってもひどく凸凹しておりハンドルを取られて怖い。また国道に出る細い市道を進んだ車が国道脇に積まれた除雪塊に阻まれて動けず、ドライバーさんがスコップを振るって脱出を試みていた。とても可哀想だったがいつ自分がそんな目に遭うかも知れない。
そんなことから本日二件の在宅訪問の予定をご本人に変わり無いことを確かめて延期させてもらった。
ところで本日昼、所用があり上越市髙田の脳外科医に電話をしたところ、午後から10件の訪問や往診の予定があるという。20年も前なら在宅医療の取り組み熱が高く、私にも月に5、60人の対象者さんがいて、雪の日も大勢回っていた。
今日施設入所と病院医療に移行される在宅患者さんが増えたが、今まだ訪問日に10件もの用件を引き受け実施される医師の熱意に畏敬を覚えた。
本日昼駐車場の妻の車。
以下久し振りの本日の夕食写真です。
肉うどん。
鶏肉と白菜の煮込み。
夜になり風が吹いてきた。風はイヤだが吹くほど積雪は減る。予報では明日も雪が続くと言われている。出てきた風が積雪を妨げてくれれば良いが。
4,5年前ならこの程度の雪に怖れをなすことは無かった。それが何かと怖じ気づいてしまうのは年のせいであろう。
今年二つめの初店舗 痛みの少ない注射。
この年になって今年初めて入った店舗が二つある。一つは「百均」でもう一つは本日の「ユニクロ」だった。
いずれも大変よく耳にする店だが、もう私には縁が無いものと思っていた。しかるに百均は4月に美術館用の文房具、6月は拙写真展のためのミニイーゼルの用事だった。
望み通りの品があるか心配したが、あるある。そのうえ2回ともとても安くて驚いた。店内は明るく、家族連れや若い男女で賑わっていた。
そして本日のユニクロ。黒と白のスラックスを買いに行ったのだが、種類サイズなど品揃えが親切で選びやすく、サイフにも優しい価格だった。これまで必要に迫られてしか買わなかった服装品だが、館内は爽やかで買いものを楽しむ場所でもあるかと思った。
本日ユニクロの駐車場の雪。
明日21日木曜日は強い寒波の予報。そのため敢えて本日外出した人が多かったのでは。診療所にもそのような人が少なからず来られた。
そのうちの一人、3才の女の子さんはインフルエンザのワクチンだった。ワクチンでよく泣き騒ぐ年令だが、このお子さんは落ち着いた目をして構え、表情ひとつ変えずに終えた。「我慢強い」というよりむやみに騒がない「賢い子だなあ」と思った。
注射の痛みでいえば、そもそも針はごく小さいため射す痛みはさほどでもない。痛みは薬液を押す時に生じるが、ごくゆっくり注入すると痛みは軽減(時にはほとんどない)する。
薬液0,5ccだと8から10秒かける。この場合、痛くてもすぐ終わるのが良いか、時間をかけても痛みが少ない方が良いのかは問題だ。だが子どもさんにはもう一回することが多いので、2回目の恐怖心を和らげる意味でも前者が良いのではと思っている。
直前に「優しくしましょう」とか「そっとやるからね」と言うが、大人にも言うことがある。
念のためですが、上記の方法は普通一定の痛みを伴う皮下注によるインフルエンザワクチンの場合です。
明日の雪は果たしてどんなでしょうか。
初雪となって 今日の冬鳥。
昨日髙田で6㎝の初雪、当地域にもちょっぴり降った。アラレならすでに何度も降っているが「雪」だったことが大事で、これで冬になったと知らさせる。
美術館周辺の雪は昼には跡形も無く消えてしまい、冬将軍が覗き見をした程度だった。
以下写真は頸城区下柳町付近の白鳥とマガンです。
私の狭い観察範囲では賓客ハクガンの姿はまだ無い。例年積雪してからやって来ていたが、そろそろ現れるのだろうか。
この先明後日から相当の寒波に見舞われ、10年に一度レベルという予報があった。当地は少ない方だがドカ雪は別。およそ三ヶ月間、上越地方の生活に雪は深く関わってくる。ハクガンはまだか、などと言ってると笑われかねない。
日中美術館あと片付け 夕刻齋藤尚明さん作陶満50周年記念祝賀会。
昨日日中は今年度最後の展示「倉石隆のお嬢さん展」と「絵付け陶芸三人展」の後片付けとミーティングをした。
片付けに専念するスタッフとともに作品たちにもご苦労様でした、とねぎらいたいと思う。
昨日赤々と実をつけていた
ヤブコウジ。
昨夕髙田はデュオセレッソで「齋藤尚明 作陶満50周年記念祝賀会」があった。早めのつもりだったが、受付は長蛇の列。師走のこの時期200人に達しようという参加者というから大変な会である。
私のテーブルで齋藤尚明ご夫妻、発起人の渡辺隆氏ほか市長はじめ齋藤氏親子二代に亘る関係者の方々と同席だった。アルコールを口にしないのは自分だけという肩身の狭さに加え、記念品目録贈呈と祝意挨拶のプレッシャーを負っていた。
挨拶では、尚明氏幼少の折、父三郎氏とお子たちと甥姪のご一行が訪ねてこられ、母の餃子で満腹したこと。過日東京、神奈川の三人さん来越の時、師団長官舎で食事した際、何品目かに出た器が尚明氏作椿の美しい蓋物でみなで感激し、幸福な食事になったことを述べ、今後も長く作陶し私達を幸せにして、と述べた。
お隣の岩の原葡萄園の遠藤社長は甲子園球児ということでびっくり。過酷だった今夏、根が深く入る葡萄の特性で無事夏を越えたことなどお聞きし、石州流茶道をされる市長とは茶の話をした。
終わった会場。
齋藤尚明氏の人脈と支援者の多さにとても驚いた。このような機会からさらに人の輪が広がっていくのだろう。
私達のテーブルと幹事諸氏が居残って同会場の一角で簡素な反省会を行い帰路に就いた。
今年最終日の小さな赤ちゃん 女子高生の「特定の時」 エターナリ-。
本日は今年度最終日の樹下美術館。小さくとも一応公共的な施設なので色々な人に来て頂くのは勿論ですが、名残を惜しむ方々にお出で頂き有り難うございました。
予定している旅行の参考にと美術館の本を、あるいは靴下まで頂き、心から御礼申し上げます。
文化施設やカフェとしてこの一年どれだけお役に立てたか自信は無く、反省ばかり沢山ある年でした。
また夏のあの暑さには本当に参りました。お客様が減り庭は弱り、ひどい暑さの中しんとした美術館に耳を澄ますだけでした。それでも秋は一応姿を整えてやってきましたのでほっとしました。
ところで本日午後展示室に若いお母さんがいらして、コートの中に赤ちゃんを抱っこされていました。ご挨拶してコートを覗きますと、何と小さな、まだ何ヶ月目かの赤ちゃんがいて、閉じていた目をぱっちり明けニッコリ笑ったのです。天使!これでいい、今年はこの赤ちゃんを見れたので十分だと思いました。
それともう一人、小さい時のワクチンであれほど泣きわめいていた女の子が、高校の制服を着て本日咳でみえました。“普段たいした事がないのですが、走ったり、寒いところへ出るような「特定の時」にかなり咳き込みます”と言うではありませんか。
“ああ、あのNちゃんが「特定の時」なんて難しい言葉を使うようになったんだ、すごいね”と言ってしまいました。
ダイナ・ショア「エターナリ-(永久に)」
これもチャップリン作曲ですね。
皆さま、一年間本当にお世話になりました。樹下美術館が皆さまに愛されていることをあらためて知った一年でした。来年は18年目です。文字通りみなで初心に返り、皆さまに甘えることなく常に新鮮な場所であるよう頑張りたいと思います。
来年2024年は3月15日(金曜日)開館です。毎年書いていますが、あっという間にその日が来るのでしょう。
冬休みの間もブログは続けますので、お暇をみてまたお寄り下さい。
あらためて「皆さま本年も有り難うございました」。
そろそろ来年、80過ぎてのミニ同級会。
本日木曜の休診日。日中降らず、寒さはまあまあ、風もなく過ごしやすかった。
午前雑用をして昼に美術館へ顔を出した。ほど良く来館者さんに恵まれ喜んでいます。
来年のカレンダーを持参されたSさん、ありがとうございました。今年はアントニオ・ガウディの書いた諸数字から採り、来年はマティスなのですね。カフェ入り口の壁に良い雰囲気が続くことになりとても感謝しています。
「友情」と「愛情」を大切に生きたマティス。「幸福」とともに我々が有し目指すべきものでありながら、近頃では、たとえ先のことであっても「愛情」や「幸福」と聞くと冷笑する人がいる。人間、なかんずく先祖の長い苦闘と希望を否定するようなものでまことに情け無い。
さて今夕は何度か本欄に登場した中高時代の同級生U君夫妻と食事した。同級会などはもう止めようという年になって、初めてする食事会。いつまで続くか分からないが、もう少し人を増やしてやろうという話にもなった。
奥様ともどもU君は良い人で、県の教育畑で高いポジションにいたので力を秘めているに違い無い。だが実際は伏流水のように磨かれていて気が楽なのだ。
以下はぐるっと回った今夜の髙田駅のイルミネーションです。
いつものように私は終始ノンアル。そんなことなど気にせず3時間近く和やかに失敗談を話した。先は短いが、何となくまだ残りがあると思えたことが嬉しい。
訴えと反応。
樹下美術館は2007年6月10日に開館しましたので今年は17年目でした。
ところで現在ブログを書いていますが、当初は「樹下だより」として、ホームページにイベントやふとしたことを載せ、月に1,2回掲載していました。しかし「一年ほど過ぎると内容がブログに近いということで「日頃草子」と名付けてカテゴリーを独立させました。
出来れば毎日の更新ですが、初めからそれは無理と考え、三日以上は空けない程度の気持で、何とか今日も続けている次第です。
途中2018年だったでしょうか、タイトルの「草子」が偉そうな感じで気になってきましたので「樹下のひととき」に変えました。
その時色々考えた中から「樹下の一時」、「樹下のひと時」などに絞りましたが字面の柔らかみがいまいちで、髙田のブロガー丸山智慧子さんにメールで相談し、「ひととき」を勧められ、即座に決めた経緯がありました。
話変わりますが、何度か登場している現在展示中の鈴木秀昭さん作「色絵金銀彩天空茶碗」です。この茶碗に何人かの方が感想を述べられ、12月4日の当欄で「尾形光琳の紅梅白梅図屏風の雰囲気」や「エゴンシーレを思わせる」などの感想があり、それを聴いた私は「宇宙琳派」と言わせてもらいました。
ところがほかに「クリムトのよう」と言った人がいて、先日来館された良寛研究家・小島正芳さんは「加山又造を思わせる」と仰いました。いずれも「なるほど」と感心しました。
五つのたとえをもらっている
「色絵金銀彩天空茶碗」
この件に関して時間がある私は宇宙琳派からついに「天空琳派」へ変えさせてもらいました。
さて斯く色々な方に意見や感想を聞くのは楽しくかつ有意義なことで、思えば難題山積だった不肖上越医師会長時代のこと、いよいよ解決や実行に行き詰まると会議を開きました。何度も何度もです。すると理事や委員から良い意見や方法が突然のように飛び出し、解決の突破口になったことをを少なからず経験しました。
三人寄れば文殊の知恵ではないですが、忙しい皆さまに集まってもらうのですから、予め真剣に考え課題を整理し心から訴えることは常に必要でした。
上記の茶碗の感想は会議ではありませんが、良く出来た作品には静かに訴える力があり、ご覧になった方は思わず反応されることがあることを知りました。
以下は1936年製作のチャーリーチャップリン主演映画「Smile」のテーマ音楽で、後年の演奏です。
チャップリン本人の作曲ですから
本当に驚きです。
映画の「Smile」は歌無しでしたが、1950年代に歌が作られナット・キングコールが歌い、後年マイケル・ジャクソンがダイアナ妃の追悼音楽会で歌ったようです。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 夏らしくなってきました。
- 36度にも届く暑さ アゲハと庭と薄茶で落ち着く。
- 保育園時代の記憶その1、巡幸列車のお迎え。
- 私の幼少 自他の個性が気になる。
- 糸魚川のゴルフ お孫さんの宿題から始まった花。
- 小津安二郎監督映画「麦秋」を観て。
- 開館の日 世界にまだまだある欠陥。
- 小津安二郎監督映画「晩春」を観て。
- 「名探偵ポアロ」のアール・デコ。
- フカミ美術主催、須坂市のお茶会へ。
- 5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。
- BSNテレビ「なじラテ」さんの取材。
- 路傍の花たちの競争、今年目に付くマンテマ 6月は良い季節。
- 小林古径記念美術館での呈茶 蘇った小山作之助のひ孫、故中島幸子さんのヴァイオリン。
- 明日の呈茶と講話に備えて。
- 田植えに麦秋。
- 付近はニセアカシアの花盛り 写真集「昭和のこども」、「筑豊のこどもたち」
- 頂き物を食べる。
- 山海の幸。
- 旅行の最終日5月6日は酒田市の土門拳記念館、昭和時代の人物写真。
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