団体さんのお陰で16席のカフェが24席に。

2017年8月6日(日曜日)

本日午後、上越市の美術愛好家の方々27名様が来館されま
した。
上越市のフカミ美術さんが主催された鑑賞イベントで、新潟県
立近代美術館で加山又造展
をご覧になり昼食の後お寄り下
さいました。

展示を説明させて頂き、ご覧のあとお茶とケーキを楽しまれま
した。

 

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ところで小さな樹下美術館の小ぶりなカフェは16席しかありま
せん。
そこで自宅から8人掛けのテーブルと椅子を美術館に搬入し、
絵画ホールに設置、サービスを試みることにしました。
(他に陶芸室のベンチと小テーブルもフル出動でした)

 

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絵画ホールのテーブル&椅子。
テーブルの色はホワイトです。

その昔、倉石隆家を初めて訪問した折、奥様が
「絵はカフェにでも掛けて下されたば」と仰ったことがありま
した。
そのようなしつらえを考えなかったわけではありませんが、実
現は無理だろうと思っていました。

しかし本日セットしてみますと真っ白な長テーブルと黒椅子
が、想像以上に倉石絵画との間で相性良く映りました。
絵を観る人のスペースを背後に確保し、椅子に座る方には
絵画に囲まれてお茶を飲むという新たなクオリティーが生ま
れるように感じました。
実際本日、お茶の時間になりましたら、皆さん用意したテーブ
ルにいとも自然に座られました。

実は今期の5ヶ月で前年よりも300名様近く来館者数が増加
しています。
いつもは展示場、カフェとも大概静かですが、時にはカフェで
相席をお願いしたり、空きをお待ち頂いたり、止む無くお帰り頂
いたことにも遭遇していました。

この先陶芸ホールの庭側に新たに泣く泣く窓を開け、そこに三
席ほど増席をする工事をしようと決めていた所でした。
しかし本日の試みからそれを止め、このまま椅子&テーブルを
置くことを皆で決めました。
(建物を傷つけない事と工事費が浮くのは有り難いことでした)

10周年は記念の会だけでなく、このたびのことで新たな機軸
として「カフェと混然一体となっている小さな個人美術館」という
方向が生まれるやに感じました。
その時、展示場内のテーブルではやや静かにお過ごし頂くこと
になるかもしれませんし、ご協力をお願い出来ればと期待致し
ています。

本日は団体様のお陰で、16席のカフェが形だけでも24席まで
可能になり、館内の雰囲気に変化を生じた記念の日となりました。

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