今年の絵画展示は「倉石隆 油彩と挿絵小品」。

2019年3月2日(土曜日)

2019年の絵画展示「倉石隆 油彩&挿絵小品」のご紹介です。

油彩は上越市立小林古径記念美術館のご協力によって、同館が収蔵する倉石隆の貴重な作品の展示が実現しました。

 

 

展示期間:3月15日~9月10日。
この間数点の油彩を二ヶ月毎に入れ替えます。

1回目の期間は3月15日~5月14日。
小林古径記念美術館の「月の光」「粉雪が舞う」「人間の風景」の三点を絵画ホール中央に、その左右に樹下美術館収蔵の挿絵原画作品を展示します。

以下は第1回目の油彩三点です。

 「月の光」 115,0×90,9㎝ 1950年
©上越市立小林古径記念美術館

 

「粉雪が舞う」 146,5×98,6㎝(縦×横) 1985年
©上越市立小林古径記念美術館

 

「人間の風景」 162,1×130,3㎝ 1988年
©上越市立小林古径記念美術館

 

倉石隆(1916年ー1998年 上越市本町生まれ)は1943年に自由美術協会に入会、1964年に主体美術協会の設立に参加し生涯その会員でした。
この度の油彩3点は自由美術協会時代の「月の光」および主体美術時代の「粉雪が舞う」、そして1987年に脳梗塞で倒れた後左手で描いた「人間の風景」で、主要な時代を代表する作風がご覧になれます。

次は樹下美術館の収蔵品から、かって新潟日報新聞に連載された文芸欄「コント」に添えられた倉石隆の挿絵原画です。展示予定の6点から一部を掲載しました。今後9月10日まで3回に分けて、各6,7点ずつの展示を予定しています。

 


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タイトル不詳

 


別れのヘアピン

いずれもスクラッチボードに刻まれ、長辺が最大で10㎝の小さな作品です。
込められたこまやかな感情や表情、あるいはファンタジーをお楽しみ下さい。

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