静かに始まった新元号年 四つ目の神器。

2019年5月1日(水曜日)

本日から元号が変わった。
ニュースでは賑やかな慶祝風景が流されていたが、当地は霧雨が降り続き、少なくても周囲は静かに過ぎた。
物事は初めに大騒ぎせず、静かに始める方が良いことが起きるような気がする。

そんな日の朝、紹介状を一通書いた。
それを入れる封書に平成の元号が印刷されていた。一瞬31と書きそうになり、あわてて年号に抹消線を入れ、上に令和と書き、「元」と記した。

 

 

 

拙歌)
頸城野をいざ耕さむ人影は音も無く降る霧雨のなか

一連のご退位と即位において、天皇と上皇両陛下のお言葉で「憲法」と「平和」が繰り返し語られた。
平和の希求を可能にする唯一つの道は憲法の遵守として私に伝わった。
つまりお二人は揃って象徴の具現として、平和憲法に添うことを明確にされたのではないかと感じた。

これは政治的お考えでも感情でもない、天皇家が先の戦争から三代に亘り生引き継がれた確固たるDNAではないのだろうか。
ご一家が、過去として済ますことの出来ない戦争で負われた人道上の深い傷と責任の証左。
DNAがあまりに強靱ゆえ、あたかも四つ目の神器として映るようになった。

私の高田高等学校時代の校長は新皇后のお爺様だった。
一地方の者ですが、心より天皇、皇后両陛下のご健勝をお祈り申し上げます。

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