樹下だより

樹下美術館でも紅葉が見頃になっている 明日は高齢者講習。

2020年11月10日(火曜日)

本日もかなりの風に吹かれた。
様々形の雲が風に煽られて、駆け足で来ては慌てて移動していく。そのたびに陽が射したり、曇ったり降ったり。気象はめまぐるしい。

本日昼の庭は、いっとき刺した陽を受けて短時間鮮やかな色に映えた。

黄色に染まった向こうの木はイタヤカエデ。
カフェの正面にあってこれからますます美しい黄色に染まる。
この紅葉を見ると、ああ秋だなとしんみりする。

明日は好天が期待できるらしい。
免許証の高齢者講習がある日でもある。座学60分、実車60分が予定されている。9月に済ませた認知症検査は95/100点だった(ちなみに前々回は100点でした←自慢です)。
仕事がら運転がまだ必要なので、安全に続けたいと願っています。

風の日、白鳥(コハクチョウ)の初見 夕刻のカフェ。

2020年11月8日(日曜日)

昨日小島正芳先生の講演会が無事に終わり、ほっとした本日日曜日。
午前は書類書き、午後飛来しているという白鳥を探しに新柿線を走ってみた。走る間もなく長沢付近の田にマガンとともに3,40羽の群がいた。

 

 

水鳥たちは時々羽ばたきをする。
こんな時白鳥はとても大きく見え、よくも空を飛べるものだと感心する。

 

一羽が風で羽がまくり上げられたようになった。
こんな姿の白鳥を初めてみた。

 

 

強風によって中々元に戻らないようであり、
右側の一羽が声を出して何か言っていた。
この後両翼を広げて元に戻った。

 

そのうち左側の一群が賑やかに鳴きだした。

 

白鳥によく見られる鳴き合わせであろう。

 

コウコウと翼を広げ羽ばたきながら鳴く。

 

そのまた左の一群も鳴き初めた。
仲間や家族の無事を確認し合っている雰囲気がある。
しかし一種興奮した様子でもあり、時に中から逃げ出す者もいる。本当はどんな意味があるのかさっぱり分からない。

さて風によって落ち葉激しい美術館。紅葉はケヤキからカエデに移り始めた。閉館間近の夕刻に寄ったが、落ち葉の庭は独特のしみじみした季節感がある。モミジの落葉を楽しみにしたい。

間もなく本格的なミゾレが窓を叩くに違い無い。

夕刻、若いご夫婦が三人の可愛い女の子さんを挟んで、カフェのカウンターに並ばれた。幸福そうなシーンに心温められた。

小島正芳先生の講演会が盛会裡に終わった。

2020年11月7日(土曜日)

本日午前曇っていた空が午後から愚図つきがちなお天気となった。
そんな午後、新潟市から全国良寛会会長・小島正芳先生をお迎えして「齋藤三郎と良寛さん」の講演会があった。
40人のお客様をお迎えし、館内の気流確保と椅子ディスタンスの配慮、およびお客様検温と全員マスク着用で始めた。

講演は書道を学んだ髙田の新潟大学附属芸能科の思い出、受講した齋藤三郎との出会い、自然と一体化する良寛と三郎の共通したエッセンスが、ご持参された齋藤作品を示しながら説明された。

良寛ご専門の先生が、焼き物や三郎の系譜について非常に詳しいことに驚かされた。
齋藤作品について民芸の素地、白磁の温かみ、辰砂への愛情、ドクダミへの挑戦から椿への流れ、それぞれの器への繊細な心づかいなど詳細に語られ、それらから三郎が在野を貫き、民衆とともに生きた良寛の姿と重なることをお示しされた。

終わって、来年もまた是非ここでお話ください、とお願いした。
どんな内容が良いでしょうか、と先生。
「先生に全てお任せいたします」とお答えすると、「それが一番嬉しいです」と仰った。

本日は、学者特有の厳しさと、良寛と同じ論語の「思い邪(よこしま)無し」を貫かれる清々しい先生と半日ご一緒した。希なご縁を続けさせて頂き、来年もまたお話が聴けるよう心から願っています。

小島先生、ご来場の皆様、本日は誠に有り難うございました。

小島正芳先生の講演会が近付いた 昨日文化の日の良寛の里行き。

2020年11月4日(水曜日)

当館で月1回最終日曜日に催していたお茶会。
コロナ禍の中、7月から始めましたが、10月で無事4回終え今月が最終月となりました。

ある月の会で床の間に掛けた伝良寛とされる漢詩をご覧になったお客様の機転から、全国良寛会会長・小島正芳先生とご縁が出来、その後のやり取りによって本書は、良寛五合庵時代初期の真蹟であることが判りました。

小島先生は新潟大学時代、髙田の芸能科で齋藤三郎の講義を受けて以来、氏に心酔されコレクションもされておられます。このたびのご縁により、来たる11月7日に「齋藤三郎と良寛さん」の講演をして頂くことになりました。
良寛を敬愛し、よくその話をしていたという齋藤三郎。長年におよぶ第一線の良寛研究者、小島先生。 当日どのような話を聴けるのか、とても楽しみです。

ところで、昨日文化の日のこと。
すっかり寝過ごしたと慌てて茶の間に出ると、今日は祝日と妻から告げられ、地獄で仏の心地がした。
この日は終日季節風が吹き荒れ、夜は雨も加わり、いよいよ今どきの空模様が続いた。

何も予定を決めてなかった祝日、午前は柿崎海岸を歩き、昼は本を読み軽い食事をした。その後思い立ち長岡市島崎の「良寛の里わしま」へ車を走らせた。
お目当ては良寛の里美術館。かって25年ほど前に初めて訪ねて以来何度か足を運んだ。
田園に囲まれた一帯の丘陵地は良寛の仮寓地国上山や最晩年の地島崎に近く、如何にも良寛の里の風情が漂う。

 

良寛の代表作やゆかり深い親族や親交者の作品が
静かなたたずまいの中で澄んだ気品を漂わせている。
(当然ながら展示室は撮影出来ません)

秋の足は速い。この地への訪問の目的はもう一つ、旧和島村篭田の「椿の森」熊野神社に寄ることだった。当地は古くは水運の要地で、境内の見事な椿林によって「椿の森」と呼ばれていたらしい。

良寛の姪が神社の神官家に嫁いでいて、良寛はたびたび家を訪ねている。
祭では白塗りをして踊ったと伝えられている。
椿の森入り口近くに設置された「幾千の和」
過日柏崎市のドナルドキーンセンターで写真を見た実物。
今井翔太・今井駿哉兄弟作によるトレーラーに描かれた壁画。
社殿と良寛、貞心尼の座像に椿が散らされている。

 

暮れかかる一帯の風景。

良寛さんには、子供たちとの野遊びなどに関した詩文やのどかなエピソードが多数残っている。ただ上掲のような風景を見ると、1日の乞食托鉢を終え、暮れるなか一人山へ家路を急ぐ禅師の姿がぼんやり浮かぶ。

昔から私にはこの眼で見てみたい人が二人いる。会いたいのではなく、一人歩いているのを遠くから見てみたいのである。
二人のうちの一人はキリスト、もう一人は良寛だった。
実際には会えないのは分かっているので勝手にイメージするしかない。
粗末ななりをして一人夕暮れを歩く姿を、ぼんやりした光が包んでいる、そんな様子が浮かぶのである。
もう一人、これは実際に会って話を聞きたい人が居て、1818年生まれの高祖父・玄作爺さんです。
どんな顔をしていたの?父母はどんな人でしたか?どうやって医者になったの?本当に高野長英を匿ったの?本当にドンドの池の洗濯女を妻にしたの?旅した当時の京都は?信州でどんな人達と合っていたの?

出来ればこの眼で見てみたい、あるいは会って見たい人。
皆さんはどんな人でしょうか。

以下はわずかですが、所蔵する良寛様関連の本です。

 上下の写真のそれぞれ一番上に、小島先生の近著を載せました。

中に齋藤三郎の兄・齋藤泰全和尚の著「良寛の生涯」(編者齋藤謹也 昭和63年洞門教材社発行)があります。
多くは読んでいた頃から2,30年ほど経ちました。この機会を得て、再読すべき年になったと思っています。

●コロナ禍で講演会の参加数を減らしましたため、申し込みが予定いっぱいになりました。
小島先生にはお聴きしたいお話が沢山ありますので、来年もと念願しています。
実現出来た時は皆様にもどうか宜しくお願い申し上げます。

庭が赤くなってきた リュウノウギク レッド・ガーランドの「Rain」。

2020年10月26日(月曜日)

よく雨が降った月曜日。
さほどの寒さではないが、美術館の庭も少しずつ赤味を帯びてきました。

 

夏の間、長く咲いたカシワバアジサイは早めに紅葉を始めます。
北アメリカ東部原産といわれる木は、紅葉もどこか洋風な感じを受けます。

 

真っ盛りのリュウノウギク。
2007年の開館の数年前に植え、その後沢山増えました。
もとはと言えば東京の伯母が富士山麓の別荘の庭から送ってくれました。
60年も前の話ですが、別荘の土地は伯父のゴルフの賞品だったそうです。
時代とはいえトンデモな話として当時聞きました。
鈴を振ったように綺麗な声の持ち主だった伯母。
生前何かとお世話になりました。

 

雨に濡れている本日裏手の庭テーブルと椅子。

 


レッド・ガーランドのピアノトリオで「Rain」。
この人のジャズには温かみが感じられます。
学生時代はじめ若い頃に沢山聴きました。
鐘の残響のような響きを持つ和音や、コロコロしたメロディは彼独特の演奏スタイルです。

10月名残の茶会 虹の上下浜。

2020年10月25日(日曜日)

7月から始めた月末茶会の10月が終わりました。
午後から2回に亘り10 名様にお座り頂きました。
午前中かなり激しく降った雨も上がり、室内三カ所の窓を20㎝ほど開け、進行も簡略を心がけた次第です。
お点前の私は勿論、皆様は飲食以外はマスクをされ、本当に変わった時代になったと思いました。

 

床の軸は9月と同じ、立花大亀師の円相。今月も吉田隆介さんの花入れを用いました。
洗練されたモダンな意匠が茶室に映えます。
10月は風炉の名残り月、それに沿って花も庭の物を沢山入れました。

丸を一筆で描いた円相は禅における書画の様式の一つです。世界の表象や悟りの境地を現すとされ、決まった解釈を避け、見る人に任されると言われます。私は和やかなお席のために、と話してみました。描かれた丸の具合がとても良いのです、

 

風炉先屏風は齋藤三郎筆の父あて消息。
10月は寒さに配慮し、火がお客様に近づくよう風炉釜を長板に置き、
客側にあった水指を左に除ける「中置き」の設えです。

風炉はつい最近、道具を片付けられた方から頂戴したおっとりした道安風炉です。下さったH様、本当に有り難うございました、大切に致します。
水指は二代陶齋、齋藤尚明氏作の辰砂面取り水指の再登場でした。上品な細身の器に暖かな辰砂の色が印象的でした。

 

お菓子は上越市は髙田、竹内泰祥堂さんの「神鈴」です。
鈴の様子が大変可愛く、美味しいと評判でした。

 

路地にお客様の姿が見えると緊張します。

お茶の先生や生徒さん。着物を着たかった、という方。茶席は初めてという方。いつもながら皆様には思い思いに寄って頂きました。粗忽な亭主ですが、お付き合い下さり感謝でいっぱいでした。

 

終わって夕刻になると急に時雨が混じり、風も強まり今どきらしい荒れた空になりました。
虹が現れる予感がしました。
虹を撮るのに電車か海か水田かを迷いましたが、上下浜に向かいました。

 

 

虹は思った以上に美しく、マリンホテルとも相性よく掛かりました。
時刻は午後4時半近くです。

 

覚悟はいいか、とばかり荒れる空と海。

 

むしろ歓迎、と言うように次々とやって来たカモメ。

めまぐるしく変化した気象の一日。皆様と暖かく交わることが出来て良い日でした。
こまやかに水屋を助けて頂いたT先生、いつもながら誠に有り難うございました。

美術館のすぐそばでノブドウが綺麗です。

2020年10月24日(土曜日)

去る10月17日、妙高山の初雪の日の当欄でノブドウの写真を1枚掲載しました。
それがこの数日日増しに色濃くなりました。
これまで何度かノブドウの掲載をしました、
2018年11月1日、 2017年10月4日

しかし今年ほど沢山しかも鮮やかに色づいているのは初めてです。
今年はどこでもこんな風でしょうか。

以下は本日雨中の美術館裏にあるベンチの左手で見た実です。

 

 

 

 

 


様々な色がありますが、紫色がニュアンスとして共通しているようです。
よくもこんなに綺麗な色を作れるものだと感心します。

 

かってノブドウを描いたことがありました。

2000年作で、これまで何度か出した絵です。
これでも精一杯豪華に描いたつもりでした。

 

平成3年、日本橋三越で求めた根本曠子作野ぶどう切貝棗(きりがいなつめ)。
お茶を習い始めて5年目のころでした。
秋に何度も使い、これからもお出しするつもりです。

明日は月末日曜日の茶会の日です。雨降りが続いていますが、日中は止むようです。

森のトマト畑を10部追加しました。

2020年10月22日(木曜日)

先月16日に手作り拙絵本「森のトマト畑」を8冊追加して受付に出したことを書かせて頂きました。
ぽつぽつと出ていったのですが、先週お二人の方が一人でに2冊3冊とお求め下さって無くなりました。

一ヶ月で8冊は思ったより早く、感謝しています。昨夜10部出来ましたので、宜しければお手に取ってご覧さい。

24ページ、カラー口絵8枚の文字通り手作り絵本「森のトマト畑」。

内容の
前半
後半
です。

次回より扉を1枚追加して体裁を整え、1冊750円(50円値上げです)にさせて下さい。
運営費の足しになります。どうか宜しくお願い致します。

寒かった日の見聞 皆様に感謝。 

2020年10月17日(土曜日)

本日は朝から寒い一日だった。
午前の仕事を終えて美術館に向かう道で、妙高山山頂に雪が見えた。

雪は谷すじに溜まり、ちょっぴりであり冠雪というより初雪のイメージ。
しかし例年より相当早く降った模様で、今冬の寒さが案じられる。

 

美術館裏から撮った山頂。

 

 

午後3時ころ、買い物帰りの妙高山。
ホームセンターで芝生の肥料や百合の球根と咲いているフジバカマを買った。
フジバカマも蝶が寄る花なのでブッドレアのそばに植えたい。

以下午後から目にしたものです。

裏のベンチ脇で沢山実をつけているノブドウ。
ある種のハチが卵を産み付け、その実だけがこのように色づくらしい。

夕刻に尊敬するコレクターのA氏が見えた。
お持ちになったスプーンは、先ほど手に入れたばかりのイタリアのアンティーク。100年ほど前のもので、コーヒー豆の計量スプーン。
良い感じに使われ、各部のカーブとバランスが何とも言えず美しい。
如何にもイタリアという感じでしょ、と言うニコニコ顔のA氏。センスの良さにはいつも感心させられ、美学の専門家と言ってもいい人。
仕事帰りの俳句のA氏も加わって、しばらく四方山を話した。

 

コレクターズアイテムとしてスプーンは奥が深そうだ。

閉館後西方の空低く僅か雲の切れ目が見られ、綺麗な夕焼けの予感。
近くの水田へと出向いてみると、いっとき紫色の世界が現れた。

 

東の米山は変わった形の雲が浮かび、童話のシーンのようだった。

 

西の妙高連山と雲も紫色。

 

帰路の潟川。

 

本日夕食のメザシ。
このほかに玄米ご飯にサラダとおでん風の煮物が出た。
軽い朝昼とメザシ&野菜中心の夕食にして45日、
54,7キロの体重が2,5キロは減った。
減り加減が早いため、夕食のおかずを少し増やした。

ちなみに朝・昼はヨーグルトとサラダに紅茶が基本。多目に動く日は8枚切りトーストを1枚加える。
このような食事は一般に勧められないかもしれませんが、味覚が鋭くなり、ゴルフが良くなり食後の眠気も無い。年の多い私には合っていると感じている次第です。

 

仕事場の夕食どき、外でドンドンと音がした。鵜の浜温泉の花火が見えてカメラを向けた。

本日夕刻近く、柏崎の方達がお見えになり、熱心に展示をご覧頂いた。その後カップが楽しみと仰りカフェでゆっくりして頂いた。
午前に来られた方が「森のトマト畑」を二冊お買いになったと聞き、有り難く思った。

さまざまにスマホを楽しまれた若い女性お二人の様子は、スマホが上手く使えない私には羨ましい光景でした。
多く留守をしましたが、皆様ご来館有り難うございました。
明日は暖かくなるということです。

常時玄関扉を6.70㎝ほど、カフェの窓を20㎝ほどを、晴れていれば天井の排煙孔を開けていますが、新しい二基のエアコンのお蔭で館内はほどほどに暖かく、助かっています。

空と周囲の秋 富山からのお客様。

2020年10月16日(金曜日)

晴れ渡った昼の空に、うろこ雲やすじ雲が見られると次第に曇りがちとなった本日。
裏の農道脇に桃色のミソソバと真っ黄色のセイタカアワダチソウが沢山咲いていた。
今まさに秋真っ盛りで、これから段々と寒さに向かい、平地でも紅葉が見られてくる。

 

波状のスジを描いたうろこ雲をセイタカアワダチソウが見上げている。

 

白い孔雀の羽根を想像した雲。 高い雲は氷の粒の集まりらしい。
右上で輝いているのは太陽です。

 

裏の農道の細い水路に沿ってミゾソバがいっぱい。

 

ミソソバにセイタカアワダチソウが混じる。セイタカアワダチソウも小さなうちは可愛い。

富山から見えたご夫婦は、ホームページにあったカップでお茶を飲みたくて来ました、と仰った。

 

奥さんのカップはオールドノリタケで、花の取っ手(フラワーハンドル)が付いている。

ご主人は英国ロイヤルドルトン社のアールデコ調を選ばれた。
このカップは男性に好まれるようです。

いずれも1920~30年代の状態の良いアンティーク食器です。

遠くから有り難うございました。
富山と聞いて昨年5月に訪ねたことを思い出しました。また出かけたくなりました。

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