空・海・気象
宵闇の虹 惜しまれるほくほく線特急「はくたか」。
夕食を始めてふと見ると松の上の方が夕陽に照り映えている。
悪いけど行ってくる、と妻に告げてほくほく線を撮りに急いだ。
西の空は真っ赤で、良い時間は限られている。
すると途中通過の大潟区岩野の中谷内の池でうっすら架かる虹を見た。
虹がみえるでしょうか。間もなくほんのちょっぴり雨が当たってきました。
こんな遅い時間、ちょっぴりの雨に人知れず架かった虹。
神秘的また少々感傷的な気持ちになりました。
この日目指したポイントに先客さんがカメラを構えていた。
はくたかが往復した後、そのサラリーマンの方と立ち話をした。
間もなく夏至で夕陽のはくたかを撮る時間は限られてくる。
そもそも来年の今頃はもう姿が無い。
まして特急の灯が田面に写るのはもうすぐ終わる。
そう思うと居ても立ってもいられず、直江津から撮影に来たと。
私よりかなり若く私よりずっと電車に詳しい。
はくたかは時速160キロものスピードでここを走る。
遮壁もなく高架の特急が丸見えなのも非常に貴重だ。
確かに開業新幹線に「はくたか」の名は残る。
しかし夕焼けを背景に水田を疾走する姿を撮ることは、出来ないのではないか。
ほくほく線「はくたか」は本当に勿体ない。
随分世話にもなった。
私も同じです。
まん丸に抜かれた雲。
北海道を除いて全国が梅雨入りしたと報じられている。
しかし本日当地では一時ほんのわずかの雨が降った程度だった。
昨日に続いて今日も色々な形の雲を見ることが出来た。
爽やかに晴れた日の雲はのんびり感のあるのどかなものが多い。
しかるに 前線が関係するような不安定な気象のそれは一種おどろおどろしかったり、
あるいはドラマティックな様相を呈して興味深い。
気象が空に作り出す雲の造形はスケールが大きく意外性があり見飽きない。
特に朝夕は斜光により陰影と色彩が強まり、立体的で見応えある。
朝が苦手な小生はもっぱら夕にかかる在宅回りが終わるころから、
一日を懐かしみつつ雲に目をやる。。
久し振りに雲が良かった夕刻。
雨の予報も出ていたが降らず済み、風を伴った涼しい一日。
夕刻にかけて久し振りに雲が一段とくっきりと見え、目と脳を和らげた。
電線と夕焼け 汽船を見送る草。
昨日よりも色濃い夕空だった本日6月3日。
テレビは暑いと言ったが、夕刻は涼しくなり車が示した外気温は30度に届かなかった。
畑の人達は口々に雨が欲しいと仰っている。
庭のためにも降ってほしいところ。
本日地元の記者さんたちとお会いして 一昨日のマジックアワー。
本日午後、昼休みの時間を利用して遊心堂さんの会場で地元の記者さんたちとお会いしました。
上越タイムスのT氏、上越よみうりのMさん、JHKのNさんでした。
場内を見ながらお話をし、またテーブルにも座りました。
私が花を描く訳、描き方の要点、要する時間、これまでの作品展のことなど色々聞かれました。
懐かしいT氏、熱心なMさん、マイクを向けられたNさん、熱く好意的な取材を有り難うございました。
新潟日報さんは初日の取材ということ、どうか宜しくお願い致します。
昨日展示作業を終了した作品達は、明後日の初日を私以上に緊張して静かに待つ風でした。
何かと忙しかった一昨日の日曜日、以下は妻と外食した日没後の直江津地域のマジックアワーです。
上下浜に花を置いた。
返す返すも痛ましい上下浜の海難。
昨夕花を作ってもらい現場を訪ねた。
いつも車を止めるまさにその場所。
ここで夕陽を見ながら妻と車中でお弁当も食べた。
その場所で5人もの命が失われ、目の前に献花が並んでいる、、、。
花に混じってお菓子やジュースが沢山置いてあった。
しゃがんで手を合わせたがやはり涙が落ちる。
ここが好きな人は少なくない。
良い季節ばかりでなく真冬でもだれかが車を止めている。
みな心いためていることだろう。
夕暮れはうすべに色の雲をまとった半月が昇っていた。
尊い魂を慰める風だった。
痛ましい上下浜の海難事故 上越にも救助ヘリを 金属バスケットですくい上げては。
昨日、大好きな近隣の上下浜の海で痛ましい事故が起った。
午後美術館で庭仕事をした帰り道、すぐ先の空にヘリコプターが飛んでいた。
一機だけではなく、旋回もするので何か事故?高速道路かもしれないと思って家に入った。
すると夕刻の全国ニュースのトップが、こともあろうに上下浜で子ども3人大人2人が亡くなる事故を伝えた。
丘にホテルが建つ美しい景観の海で、余りに痛ましい出来事だった。
一昨日は一日中いやな感じで風が吹いた。
おそらく昨日の海は余波でかなりのうねりが生じていたにちがいない。
子どもは渚が好きだ。
次々と寄せる波は動物のようでもあり、近寄っては逃げる遊びの相手になる。
海辺で育った自分もよく遊んだ。
昨日の子供達も楽しかったことだろう。
それが突然巨大なうねりに襲われたのだ。
寄せ波が子どもを倒し、引き波で一気に沖へとさらったと考えられる。
一帯の砂はざくざくしたツブ状で、足が深く入り容易に流動する。
強い波の中、沖に向かって立つと、寄せ波は足のかかとをえぐり、引き波はつま先を掘る。
突然大きなうねりが来た場合、寄せ波で逃げてもバランスを崩しやすい。
足を取られたうえ坂を下る強い引き波が、次のうねりへと子ども達を飲み込んだのだろう。
横にうねる海岸の引き波は凹みの部分に左右から波が合流して川のような強い流れになる。
波はおよそ一定の大きさで打ち寄せるが、急に大きなうねりが来る時がある。
今回大波の原因は何だったのだろう。
この時期突風が考えられないこともないが、すぐには大波にならない。
私が知る一つの原因は、沖合を通過する比較的大きな船の引き波だ。
これは何度か高いうねりとして繰り返し岸に到達する。
異常に高いうねりは色が濃くボリュームがあり、見ていれば近づくのが分かる。
周囲が気づいて叫んだが、子ども達に聞こえなかったのか。
あまつさえ助けに向かった2人の大人までも飲み込まれた。
一定の波の日は大人も子どももライフジャケットしかないのか。
救助では救助(消防防災)へりがが間に合えば、隊員がロープで下りてかかえ上げるのが一般的だろう。
しかし波が大きいなど不安定な状況では手間取るのも想像できる。
衰弱している遭難者が手を伸ばしたり抱きつくのも容易でないかもしれない。
万一そのようなことであれば非常に残念なことだ。
今後の海難では、丈夫な金属バスケットですくい上げる方法を考慮できないだろうか。
さらに海岸線が300キロメートルもある新潟県のドクターヘリの基地が当地域から100キロ離れた新潟市だけ、
というのも散漫に思われる。
上越地域に一機分設置できればどれほど意義あることだろう。
テトラも無く、道路から近いこの場所は季節ごとに長野や群馬の方達の車が多かった。
亡くなられた人達はここを愛していたにちがいない。
自分も大好きな場所だったので、余りに痛ましく涙を禁じ得ない。
亡くなられた方々とご家族のことを思うと言葉も無い。
心から哀悼の意を表します。
倉石隆氏の新たな絵の掲載は次回に致します。
寒かったが良い日曜日だった。
3~4℃の寒風の日中、午前はみぞれも混じりました。妻が美術館の当番で昼食は例によってカフェのホットサンドを食べてコーヒー。
手前味噌になりますが何度食べてもこの昼食は美味しいのです。
間もなく熱心に展示をご覧になっていた親子さんがカフェに下りてこられた。
ケーキやカップに可愛いの連発でしたが、一番可愛かったのは皆様。節ブログを見たと仰った。
後からお聞きすると館内の2ヶ所のノートにコメントも残されたということ。有り難うございました、またいらしてください。
ようやく椿と辛夷の極小油彩(10×10×3,5㎝の3Dキャンバス)が仕上がってきた。
描いている間にイラスト風になりました。
5月の作品展に向けて、これが合計50数ヶの予定なので大変です。
夕食は犀潟の大雅飯店で美味しい五目ソバと餃子を食べて、その後13日(日曜日)の「いのちの電話チャリティー茶会」のためにお点前の稽古をした。
有沢製作所の4畳半台目という小間の炉点前は少し複雑。後日また練習をしなければならない。
夕刻やや寒さ和らぎ7℃まで上がりました。
悪天候の日に10数人のお客様、樹下美術館では嬉しいのです。
明日は晴れという予報ですね。
久し振りの飛行機雲。
夕刻の空にくっきり二本の飛行機雲。この雲は冬に少ないのか、あるいは冬空をあまり見上げないためか、久し振りな気がした。
一昨年の3月お彼岸ころ、新潟空港から何十年ぶりという飛行機に乗って九州へ行った。
前年8月に母が亡くなり、その遺影をリュックに入れ、実家の佐賀県を中心に3泊4日の旅だった。
懐かしくも遠い母の生地、九州の春は五感に沁みた。
そしてジェット機の興奮も忘れがたい。
以来、特に夕暮れ時の飛行機雲を見ると旅情がよぎり旅をしたくなる。
明日は暖かな晴れが報じられている。
三月「寒さの倍返し」 北陸園芸。
このところ寒さが続き、本日、仕事場の上越市大潟区は一時吹雪となった。
雪が少なかった当地は三月に入り、かえって雪交じりの寒い日が続いている。
「寒さ倍返し」とスタッフに言うと、古いという表情で笑われた。
悪天候の午前、当院の駐車場に車両が入って電線工事があった。
二階の窓越しに写真を撮った。大正時代のゆがんだガラスでより厳冬の感じになった。
午後から高田は北陸園芸さんに寄った。ひんやりした空気の中で花が生き生きとしている。
その後ホームセンター・ムサシで展示品説明のキャプションを入れるケースを買った。
先日訪ねた県立近代美術館の展示でヒントを得て試してみることにした。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 夏らしくなってきました。
- 36度にも届く暑さ アゲハと庭と薄茶で落ち着く。
- 保育園時代の記憶その1、巡幸列車のお迎え。
- 私の幼少 自他の個性が気になる。
- 糸魚川のゴルフ お孫さんの宿題から始まった花。
- 小津安二郎監督映画「麦秋」を観て。
- 開館の日 世界にまだまだある欠陥。
- 小津安二郎監督映画「晩春」を観て。
- 「名探偵ポアロ」のアール・デコ。
- フカミ美術主催、須坂市のお茶会へ。
- 5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。
- BSNテレビ「なじラテ」さんの取材。
- 路傍の花たちの競争、今年目に付くマンテマ 6月は良い季節。
- 小林古径記念美術館での呈茶 蘇った小山作之助のひ孫、故中島幸子さんのヴァイオリン。
- 明日の呈茶と講話に備えて。
- 田植えに麦秋。
- 付近はニセアカシアの花盛り 写真集「昭和のこども」、「筑豊のこどもたち」
- 頂き物を食べる。
- 山海の幸。
- 旅行の最終日5月6日は酒田市の土門拳記念館、昭和時代の人物写真。
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