樹下だより
タフな作品たちが憩う。
樹下美術館の今年の開館は12月25日(木曜日)までですので、21日を残すだけになりました。
夕刻、お客様が去った館内には今年精一杯支えてくれた作品たちが疲れも見せず、佇んでいました。
開館以来カフェの右に掛かる篠崎正喜氏の大きな「午睡」
館内のペンダントライトのもと、気持ちよさそうです。
精魂込められた美術作品は、時空を越えて魅力を放ち極めてタフなものだ、と感じました。
雨のトワイライト 美しい光。
次々にやってくる週末。
自分の一日はちょっとした一本の映画よりも早く過ぎているようだ。
昨日本日ともよく雨が降ったが非常に温かった。
インフルエンザのワクチン接種は終盤に入ったが、一方で著しい寒暖差からか長引く風邪が絶えない。
そんな折り、早くもインフルエンザによって学級閉鎖となったという高校生が見えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午後、仕事場のカーポートの屋根でナニワイバラが腰ほどの高さにまで繁茂しているので、
屋根に上がり、大きく伸びる沢山のシュートを伐採した。
トゲの海に入るようであり、切った枝を引っ張り出すのは容易でなかった。
バラの手入れのあと、美術館にこられた知人ご夫婦とお茶を飲んだ。
悪口のカケラ一つ言わないお二人との話は爽やかで、時の経つのを忘れた。
暗くなって雨が激しく窓を打った。
真珠をばらまいたような雨粒のガラス窓に室内のペンダントライトが写る
窓外の庭、ガラスに付いたしずく、ガラスに写る室内のライト、ガラスに写る室内の額に写ったライト、
4つもの場?が一度に見える不思議な時間だった。
閉館のあとほくほく線高架橋へ。暗くてだめだと思いながら下りはくたか19号を撮ってみました。
左下の光は雨に濡れた農道。
ああ「銀河ステーション!」のアナウンスが聞こえてこないかなあ。
明日日曜日の日中は晴れる模様。間もなく今年の閉館、皆様のお越しを心待ち致してます。
飽かず降るモミジ 「枯葉」/「雨に歩けば」。
晴れ間は無かったが雨風強からず、いく分寒さがゆるめだった一日。
一昨日書かせて頂いたカフェ右手のモミジの落葉が続いていて葉の量も増えた。
風が穏やかだったせいで樹の下を中心にふんわりと散っている。
本日落ち葉は、手前(北側)に伸びて散っていた。
向こうは高田妙高方面なので風はわずかに南寄りだったのでしょうか。
You Tubeからレイコニフ シンガーズの「枯葉」/「雨に歩けば」
懐かしいレイコニフシンガーズ。これと同じ曲がカフェの音楽に入っています。
「枯葉」と「雨に歩けば」が交互にあるいは絡み合って流れます。
秋が冬にバトンを渡す季節になりました、本日ご来館の皆様有り難うございました。
本日で長かった旧歴9月が終わる 晩秋の田を被う蜘蛛の糸。
旧歴の話で恐縮ですが、本日11月21日が閏(うるう)九月の末日、長い秋がようやく終わります。
九月がふた月続き、十三夜の名月が二度あった閏9月は1843年以来171年ぶりということでした。
次にこの年が来るのは95年後の2109年だそうで、奇妙な時間感覚に包まれます。
このことで言いますと、以前上京日記で書きました小生の高祖父・玄作(1818-1874年)は25才の時に閏9月を経験したと考えられます。
「ああようやく9月が終わる、長かったなー」などと言ったかもしれません。
その後の閏九月は171年経った今年で、偶々不肖小生が迎えました。
玄作爺さんが〝どんな人間が次の閏9月を迎えるのだろう〟と考えたとしますと、私などで良かったのか心配です。
では私の子孫のどんな子が95年後次の閏九月を迎えるのでしょう。
少なくとも2~3代先までかかるかもしれません。
はたしてそれまで私の子孫と名乗る者が繋がっているかどうか。
その前に日本が無事立国しているかが問題、などということだけは無しにして頂きたいのです。
さて以下は昨日の当館のモミジです(まだ紅葉が目立つ木を残して雪囲いが始まりました)。
今年の当館の紅葉は例年よりもきれいだったようです。
ところで昨日頸城区で白鳥を見た田んぼは、一面細かい蜘蛛の糸のようなもので覆われていました。
このような景観を初めて見たのですが、やはり糸は蜘蛛のものらしいのです。
ある蜘蛛は晩秋の小春日和や春先の良い日に、空中に糸を飛ばす生活史があるそうです。
飛ばした糸が風に乗ると自らもそれと一緒に運ばれ、遠くで新たな生活をするということのようのです。
目にした糸はこのことと関係があるように思われました。
風が弱いためく舞い上がらずに田んぼを被っているのかもしれません。
農家の方や昆虫に詳しい人にもう少し聞いてみたいところです。
本日の田んぼと蜘蛛の糸。
ひこばえがあり、水がひたっている一部の田んぼで見られるようでした。
この糸は弱くて、産卵する赤とんぼが触れも平気でした。
晩秋の風物詩とし、糸がが飛ぶのを「雪迎え」と言う地方がある模様です。
岩の原葡萄園棚橋社長とのひと時 齋藤三郎と親方・鳥井信治郎。
午後、岩の原葡萄園の社長・棚橋博史さんが来館されました。
今年、坂田敏社長の後を受けて赴任され大忙しの最中でした。
氏は2010年7月、サントリーホールディングスの当時副社長・鳥井信吾さんと共に当館を訪ねてこられ、
さらに高田における岩の原ワインの会で何度かお会いしていました。
本日あらためてご挨拶と仰り、とても恐縮しました。
ご一緒の時間は楽しく、氏の優れた経営者と学者の感覚、さらに夢ある少年の心が伝わるお茶でした。
サントリーさんと樹下美術館の縁は、第二次大戦前における齋藤三郎とサントリー創業者・鳥井信治郎との関係から始まっています。
富本憲吉の元から独立していた三郎は信治郎氏が宝塚の雲雀ケ丘に開いていた壽山窯に昭和15年に迎えられ、同17年まで活動しました。
戦後、鳥井家と三郎の縁は続き、サントリーが経営参画していた上越市岩の原葡萄園の名ワイン「深雪花」のラベルは三郎の絵画から選ばれました。
鳥井信治郎は今年の人気朝ドラ「マッサン」で大阪船場の鴨居商店の熱い才覚の人、親方・鴨井欣次郎として登場しています。
壽山窯時代20代なかばの三郎は、晩年にかかるその欣次郎(信治郎)に認められたことになります。
文化事業に厚いサントリーと創業者。
二人の間にどんな会話があったのか、想うだにわくわくしますし、あらためて三郎(陶齋)を飾れることを誇りに思います。
・鳥井信治郎(1879-1962年)
・齋藤三郎(1913-1981年)
戦前、阪急百貨店における作品展「壽山荘同人 陶器 絵画 作品展」の案内。
同案内に壽山荘同人として紹介されている7人の作家(多くは器に絵付けをした日本画家)。
紹介の最後に齋藤三郎があり、
「斯界の大家富本憲吉氏につき作陶法を修められ、毎年の国展に出品れれる方。壽山窯現在の責任者でゐられます」と書かれています。
案内文によりますと、齋藤三郎作品、画家たちが絵付けした器、およびその方達の絵画が展示された模様です。
川上善兵衛と岩の原への思い、気に入っている高田、母校のこと、京都や山崎や琵琶湖のこと、ボルドーのことなど話尽きませんでした。
貴重なお時間、誠に有り難うございました。どうか長く長く当地でご活躍ください。
ほくほく線特急「はくたか」 思い出は美しく。
昨日日曜日、くもり時々晴れ間があった日。
貴重な蓄音機プレーヤーをお貸し下さったA氏ご夫婦が見えてくださっていた。
樹下美術館を心から支援くださる方達が少しずつ増えていて力強く感じられて本当に有り難い。
昼食のあと久し振りにほくほく線の高架へ行ってはくたかを撮った。
あと4ヶ月の眺め、今後1,2回ははくたかに乗る予定があるがぜひ成就したい。
本日曇り空を背景に颯爽と現れた「はくたか」。
間もなくお別れとなる列車。それが「美しくて良かった」と思っている。
ところで来年3月北陸新幹線開業以後、ほくほく線には超快速列車が走行すると発表された。
「はくたか」に代わって直江津-越後湯沢を1時間で結ぶという。
「上京に際して北陸新幹線にするか、ほくほく線+上越新幹線か」はやや悩ましい問題。
私のような直江津以北の頸北地域に住む者でも、車で上越妙高駅まで行くと北陸新幹線には乗り換えなしのメリットがある。
但し問題は雪の季節であろう。
一泊(日帰りでも)して帰ったら、駐車場の車が雪に埋まっていないか、が心配の種なのです。
(タワー駐車、地下駐車などあれば少し安心なのですが)
冬場の上京は、やはりほくほく線超快速(愛称未定)→上越新幹線が無難なのか、、、。
さてその超快速列車の愛称が募集されていて、私もいくつか応募してみたいと思っている所です。
盛会のSPコンサート 上越あなどるなかれ。
初めてでも有り、随分宣伝させて頂いていた「SPレコードコンサート」が盛会のうちに終わりました。
ご来場の一部の方には隣のホールで聴いて頂かざるを得ませんでした。
さてハイフェッツのスラブ舞曲を聴き、コルトーのショパンのノクターンを聴きました。
それから10数才の美空ひばりの越後獅子を聞き、14才の江利チエミのテネシーワルツを聴きました。
これらがみな最高の蓄音機から最高の状態で流れたのです。
プログラム後半のとんがり帽子、みかんの花咲く丘では、
ハミングが始まり、鼻すする声さえ聞こえました。
「南国土佐・・・」で、後ろで踊りおどる人もいたのです。
音楽の臨場感、その本質において蓄音機はCDを凌駕するのではないか、と心底思いました。
「いやー、音楽は一つですね。3大B(バッハ、ベートーベン、ブラームス)しかないと思っていたのが完全に間違いだったことを知りました」
とある方が仰いました。
なるほど本当にやってよかったなー、と思うのです。
若いお客様も見えて今夜ここだけの話になりますが、上越あなどるなかられ!日本もまだまだ捨てたもんじゃない!と、勝手に主催者の手前味噌的妄想を広げた次第です。
実はこの会を1年に1回、来年も今頃と漠然と考えていました。しかし本日蓄音機を提供された友人はもっとやりましょう、と言いました。来年4月、桜のころ、そしてそ れ以後もまた開きたいと思っています。
本日はご来場の皆様、スタッフの皆様、蓄音機とレコードの厚い協力を頂きましたSさん、本当に有り難うございました。
SPコンサートのラフプログラムが出来て。
15日(土曜日)の手回し蓄音機による「SPレコードコンサート」がもうすぐになりました。
本日午後、ご協力頂いている同僚とおよそ以下の様な選曲をしました。
● G線上のアリア(バッハ) ミッシャ・エルマン(V)
● スラブ舞曲(ドヴォルジャーク) ヤッシャ・ハイフェッツ(V)
● タンブラン・シノア(クライスラー) フリッツ・クライスラー(V)
● ノクターン Op9-2(ショパン) アルフレッド・コルトー(P)
● ロマンス-キプロスの女王ロザムンテ-(シューベルト) エレナ・ゲルハルト(Ms)
● 星は光りぬ -トスカ- (プッチーニ) エンリコ・カルーソー(Tn))
● ヴォルガの舟歌(ロシア民謡) フィヨードル・シャリアピン(Ba)
● トッカータ ト長調 アダージョ(バッハ) パブロ・カザルス(Vc)
・・・・・ 休憩 ・・・・・
●Boppenpooh Song ルイ・アームストロング
●スター・ダスト アーティ・ショー楽団
●霧のロンドンブリッジ ジョー・スタッフォード(歌)
●青いカナリア ダイナ・ショア(歌)
●テネシー・ワルツ 江利チエミ(歌)
●越後獅子の歌 美空ひばり(歌)
●南国土佐を後にして ペギー葉山(歌)
●とんがり帽子 川田正子(歌)
●みかんの花咲く丘 川田正子(歌)
蓄音機が二台揃いました。
右の蓄音機は全館に響くほどの音量があり、左は静かに聴く時間に合います。
お陰様で現在、定数を超えて65人のお申し込みを頂きました。
せっかくの機会と思い、70席をご用意することに致しました。
ご希望の方は樹下美術館へお電話ください。
☎025-530-4155
とても楽しみな蓄音機による「SPレコードコンサート」
来る15日の手回しの蓄音機でSPレコードを聴く会が近づきました。
本日友人のAさん宅から保険付きで専門家によって搬入された蓄音機が樹下美術館の陶芸ホールに入りました。
フタをした高さが90㎝はあるコンソールタイプの立派な機械です。
館内で掛けたSPレコードの音の素晴らしさは驚嘆すべきものでした。
ホールと蓄音機の相性は極めて良いものと思われます。
驚くべき音量、しかもノイズは逓減され、上質な音が館内に響き渡ったのです。
クラシック、ジャズ、ラテン、ポピュラー、童謡、歌謡曲。
電気を一切使わないボックスから歴史上の名演奏家たちの熱演が再現されました。
よく言われることですが、ボックス内で実際人間が演奏しているような手応えと迫力があるのです。
まさにSPレコードの魔法というべきでしょう。
来年、第二回目の予定も一応ありますが、実際に行われるかどうか分かりません。
大変貴重な機会と思われます。現在すでに定数60席に達していますが、もう少々の席が可能です。
どうか楽しみにご参加ください。
お申し込みは電話025-530-4155でどうぞ。
Sさんの送別会 思い出の歌手好きな歌手。
本日当館のスタッフで卒業されるSさんの送別会があり、ご本人を入れて9人が集まりました。
本人が挨拶をして一人ずつ送る言葉を述べ、
それから関根学園の駅伝の話が出てスキー小唄が歌われ、
途中誰かのコンタクトが外れるアクシデントなどもありました。
最後はお気に入りの歌手の話が賑やかでした。
話題になった人達から2人をYoutubeをお借りして掲載しましす。
玉置浩二
布施明
並んで井上陽水、こぶくろ、ライオネル・リッチー、因幡晃、小椋佳などが上がりました。
何人か知らない人がいますが、布施明は思い出の歌手です。
いつしか貴重な時間は過ぎ、お世話になったSさんの活躍をお祈りして一本締めをしました。
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- 2026年倉石隆は「少女を囲んで展」。
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- 「つどいの郷」嘱託おさめの日。
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- 今年の陶芸展示は「現代茶碗展」です。
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