樹下だより

樹を植える。

2012年10月30日(火曜日)

少しでも人が集まる場所には緑が欲しい。まして当館は樹下の冠を戴いている。

 

それがこの夏、隣地の大きなクルミが2年続きのアメシロの大食害に遭い、秋はもとからあった立派な松が松喰いに罹った。いずれも切らざるを得なかった。
一昨年当たりから当地のアメシロと松枯れは8号線沿いと高速道路の米山山系まで目立って来ている。

 

①2011年10月
昨年10月。見慣れた手前の大きな松と左奥のクルミ。

 

②2012年10月
今年10月。二本の樹が無くなりとても寂しい。

 

あまりの寂しい眺めに、急遽植栽をすることにした。出来れば自分たちの手で植えたい。
10日ほど前にホームセンターでモミジと椿、それにヒメシャラを求めた。店の方針で大きいモミジだけ業者さんがクレーンを用いて植えた。

 

③
後は先週末からの私たちの作業。土と肥料を用意し、芝を切って鉢(穴)を掘る。

 

④
椿を入れ土と肥料を盛り、水で締めて芝を乗せる。

 

⑤
本日の昼休み、前もってスタッフご夫婦が開けてくれた鉢にヒメシャラを植えた。

 

⑥
何とか終わった。ほど良い変化を付けるため、樹の配置は互いに不等辺三角形を心がけると読んだことがある。今回これが精一杯。どうか無事に育って。

 

スタッフと作業が出来て幸せだった。

雨空の茜 横浜からリピートして頂いた。

2012年10月7日(日曜日)

 雨模様の一日。夕刻の雨雲が変化を見せ、最後は水平線上に細い茜を見せて暮れた。

 

暮れゆく空
古いディズニー映画のコーラスが聞こえそうな夕暮れ。

 

水平の茜
雲と空と海、そして直江津の防波堤灯台。グレイと赤はお洒落で、アンドレ・ブラジリエの風景画を思わせる光景だった。明日からしばらく晴れるらしい。

 

さて先日横浜からお見えのご夫婦が、奥様のお姉様を誘って、本日三人で再び来館された。どうしてもここへ連れてきたかったという。素敵な姉妹だったと、スタッフから聞いた。憧れの横浜からのリピート、いつか見た夢のようです。

9月22日(秋分の日)は、仙台の妹の墓 そして弟宅へ。

2012年9月23日(日曜日)

何度かノートに書いた弟が南三陸町の山中で酪農を営んでいる。もう20年も経つのに訪ねたことがない。

 

このたび秋分の日の連休を利用して訪ねた。まず仙台で8年前に亡くなった妹の墓参りをして、妹の連れ合いからくりこま高原駅へ送ってもらった。そこでレンタカーを借りて南三陸町へ向かった。

 

ムラサキシジミ墓地に佇んでいたムラサキシジミ(×)→ヤマトシジミ(25日訂正)。

手前から二番目の墓に妹が眠る。可愛い墓には大好きだった栗駒山と山荷葉(さんかよう)の模様が彫られている。
参るのは三度目だが、当家代々の墓よりもここへくるのが好きだ。

初めて訪ねた弟の家。父が愛用した黒い棚と弟が作った椅子。

夕食満を持して出された弟お手製の美味しい料理とあっちゃん(奥さん)手づくりのパン。

泊まった寝室にも自作椅子。
造作は得手ではないが、木が作らせると本に書いている。

写真家だった一つ違いの弟が営んだ独自の酪農は過酷だったことだろう。このへんで少し心身を休めるのもいい、と思った。

ブルーオーキッドとプティフィナンシェ。

2012年9月21日(金曜日)

涼しい曇りがちの一日。夜になって一層気温が下がり23度しかない。5日前の37,6度が幻のようだ。

 

ところで私は患者さんから新鮮な野菜を沢山頂戴している。美味しいので夏は野菜太りといえる趣になる。

 

頂戴ものが関係するお付き合いでいうと、自分は多分地味な方だ。一方妻は忙しいのに知人友人たちと何かとまめにお付き合いをする。その結果妻のお裾分けに預かったり、世間話を聞かせてもらうというのが私の立場になった。

 

このたびは、妻の知人からWAKOの「秋のプティフィナンシェ」を頂いた。来春、樹下美術館のカフェでデビューする予定のカップ&ソーサーを出して頂戴した。

 

ブルーオーキッドとプチフィナンシェマイセンの「ブルーオーキッド」とWAKOの「秋のプティフィナンシェ」。
和やかな取り合わせだった。

 

9月に来年のこととは早いかもしれませんが、ヨーロッパのブルー食器も魅力的ですね。 

愛らしいフィナンシェは、大変美味しかったです。

 

 秋の音楽会バナー

鑑賞会のバナー

新潟市から茶道・石州流の皆様 そして陶齋の千字文(せんじもん)。

2012年9月8日(土曜日)

本日午前、美術館から以下のような電話がありました。

新潟市から茶道・石州流の皆様6人が来館されている。質問があって、陶齋の作品・色絵柿文鉢に書いてある文字の意味を教えて欲しいということ。
作品の見込み(内側)にある「秋収冬蔵(しゅうしゅうとうぞう)」のことでした。

秋収冬藏正面上から左まわりに秋・収・冬・蔵と書かれている色絵柿文鉢。

四文字の意味は、秋に収穫し冬に備える、と解釈されます。

同じように絵に文字が模様として配されている作品・色絵椿文鉢が展示されております。文字は「露結為霜(ろけついそう)」です。

霜結為露
正面上から左まわりに露・結・為・霜と書かれている色絵椿文鉢。

意味として 露が結ばれて霜柱となる、と解釈されます。

さて上掲の二つの四文字はいずれも中国の南朝時代の漢詩集「千字文」にある言葉です。
千文字は6世紀、梁の武帝が基礎的な漢字習得の教材(読本)として、文官の周興嗣に命じて作らせたものとされています。

体裁は、四字からなる250の短句を連ね、人知や森羅万象を全て異なる千字の長詩として完結させたものとなっています。
日本にも正倉院の御物として早くから伝えられ、あるいは最澄も唐からもち帰った言われています。

 

秋収冬蔵と露結為霜はともに6番目と10番目に次の様な対句の形で出てきます。

“寒來暑往 秋收冬藏“

“雲騰致雨 露結為霜”

 

教養の人、齋藤三郎(陶齋)は絵とともに書も能くし、千字文も詳しかったと聞いています。

遠くからお越し頂きご質問くださった石州流の皆様、まことに有り難うございました。

11月の作品鑑賞会のお知らせ。

2012年8月25日(土曜日)

昨日お書きした事ですが、今年11月の作品鑑賞会につきまして簡単ですが以下のようにお知らせを作りました。

 

11月の鑑賞会のお知らせ

恥ずかしながら館長が作家や作品についてお話ししながらご案内したいと思います。

 

お茶をお飲みにならない方の会費は400円です。

11月の毎週火曜日、午後1時半からの開催です。お一人の場合でも喜んで致します

 

 

 

本日五泉市からの皆様 そして11月に作品鑑賞会(館長が説明致します)。 

2012年8月24日(金曜日)

本日の樹下美術館は五泉市から15名のお客様がバスでお見えになりました。同市のギャラリー「泉地」のオーナーさんとお客様ご一行です。

 

館長の説明をということで、往診を早めに済ませてお話させて頂きました。高く関心を示して頂き、嬉しく思いました。またオーナーさんはじめ何人かの方はリピートとお聞きし、感謝を禁じ得ませんでした。

 

 ギャラリー泉地さん
ギャラリー「泉地」さん(ウエブサイトから)

 

さて、日頃当館の作家のこと、作品について、あるいは収集のエピソードなどお話してみたいことはいっぱいあります。

 

本日の帰り道、今まで館長としてこれらをお話する機会が乏しかったことを振り返りました。

 

そこで今年11月の毎週火曜日午後に、以下の要領で来館者様とご一緒に作品を見て、ご説明させて頂くことにいたしました。通常火曜日は定休日(夏休み期間と春の連休を除いて)ですが、当イベントの時間帯だけ開館させて頂きます。

 

  樹下美術館 展示作品鑑賞会 館長とともに】 

 

●日時11月6日(火曜日)、13日(火曜日)、20日(火曜日)、27日(火曜日)

    -いずれも午後1時半、樹下美術館に集合して-

 

●内容:作者と作品についての説明やエピソードの紹介(40分ほど)

 

●会費:1000円(作品鑑賞後、コーヒーまた紅茶とケーキ、あるいはお抹茶とお菓子つき)

 

●定員:一回15名様まで(お一人の時でもご説明いたします)

 

●お申し込み:樹下美術館へ予めお電話下さい。

 

●電話・樹下美術館:025-530-4155

皆様の「お声」 夏の庭 合歓(ネム)の雲。

2012年7月22日(日曜日)

1今日の樹下美術館の庭
華やかな庭から涼しくおおらかな夏の庭へ、今日の樹下美術館の窓外。

 

予報よりも恵まれ、午後から晴れ間も見えた日曜日でした。

 

樹下美術館のホームページにある「お声」のコンテンツを更新させていただきました。今年3月開館から6月末日まで、館内のノートにお書き頂いた来館者様のお声です。

 

一昨年の同期は61名の方が、昨年は86名、そして今年は104名の方が記載してくださいました。

 

今年も、「また来ました」[また来たい」「どなたかを誘った]、というコメントが沢山見られ有り難いと思っております。

 

樹下美術館は二人の作家の小さな常設展示館です。それゆえ年ごとにダブる作品が多くなりますが、趣向(見方)を工夫して展示しております。

 

人物画の倉石隆、植物の絵付け陶器の陶齋、ともにリピートに耐える作家に恵まれた事を今更ながら感謝している次第です。人物も植物も、描かれた「命のみなもと」「命のありよう」が、私たちの感受性と繋がり合うのかしれません。

 

2今日の合歓花
仕事場の合歓(ネム)が雲のようになって満開です。例のコムクドリたちは、一種不思議とともにこの樹の洞(うろ)から無事に巣立ったようです。

 

鳥のことは、いずれ写真と共に当ノートに書かせて頂ければと思っております。

美術館を自由に楽しんで 5時間の滞在も。

2012年7月11日(水曜日)

樹下美術館のお客様の過され方はとても様々です。

 

本日、長岡からのお客様は午前10時にいらっしゃいました。庭、展示物、お茶、図書、トーストを楽しまれ、再び庭を歩かれデッキにお座りになる。それからもう一度展示をご覧になりカフェに戻られて、ゆっくりされたそうです。
午後3時のお帰りの際には、シーグラスのアクセサリ、チェロのCDと絵はがきのお買い物もして頂きました。

庭だけご覧の方、展示物だけの方、仕事帰りに一杯のお茶の方、本持参の方。お一人、ご家族、お友達、、、。そして5時間近く滞在された方まで、美術館がさまざまにご利用頂けていることを心から幸せに思っております。

美術館とはなんぞや、という議論があるようです。しかし樹下美術館には何の定義もありません、おもむくままにお過ごしいただければ十分嬉しく存じます。

 

庭
皆様にはいつも感謝いたしております。

樹下美術館6月最後の日、胸がすくようなコンサート。

2012年7月1日(日曜日)

昨日昼、大きな楽器ケースを携えた竹花さんと蓮見さんを直江津駅へお迎えに出た。音楽が服を着ているような魅力的なお二人だ。

 

到着されて間もなく始まったリハーサルは、緊張と期待のもう一つの音楽会。

 

そして本番。バッハ、モンティ、ピアソラ、チック・コリア、サンタナ、さらに豊かなオリジナル、アンコールはカザルスの愛奏曲「鳥の歌」にポール・アンカ!

プログラムは6月最後の日の空気を多彩に振るわせ、心を揺さぶった。

 

1空と雲
雲が気ままに遊んでいた日。

 

2熱演
熱演。

 

3楽しいトーク
間の良い楽しいトーク。

 

竹花加奈子さんのチェロと蓮見昭夫さんのギター。それぞれスペインとドイツでの活動が長かったお二人の音楽には、胸が空くような大きさがあった。

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